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【8】触れてほしくなる*
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「はあ……っ」
直くんが大きく息を漏らした。
その反動で思わず太ももの間で動いている直くんの屹立を手のひらで包むように弄った。
「うっ……」
直くんが眉をしかめて息を吐く。
いつもなら――そこに触れることは許されないのに、直くんは私の手のひらに押し付けるようにそれを動かし始めた。スウェット越しでも分かるはち切れそうな硬さ。形も質量もはっきりと感じられて、戸惑いながら撫で続ける。
だんだん、直くんの動きも私の手も速度を増していく。
「………っ、出るっ……」
直くんは少し体を硬直させながら、私に跨る体勢で滾りを放出した。
スウェットとトランクスの中は、生暖かい湿気を帯びていて、その質感は私の手のひらまで伝わった。
初めて見る直くんの射精と、切なげな表情。直くんは肩で息をしながらベッドから出た。
「着替えないとやばいかも」
「そ、そうだよね……」
直くんのズボンの中は大変なことになっているはずだ。
寡黙で冷静な直くんだけど、少しだけ焦りの色が見える。
「今日は帰るわ。また来るから」
「う、うん……」
この日は今までしていた遊びと比べ物にならない生々しさがあった。
服を着たままなのに、すごくエッチだった。手のひらに残るいやらしい匂い。
こんなに興奮して寝られるのかな。
ショーツの中に手を入れて確かめたら、恥ずかしいぐらい濡らしていて、驚いてすぐ手を離した。
シャワーを浴びたいけど、今浴びたらお母さんに怪しまれてしまう……。
もう一度手を伸ばして、濡らした部分を確かめてみる。
際どい遊びをしているわりには、自分で慰めたことはないし、やり方もわからない。
誰かに……直くんにこんなところを触られる日が来るのかな。
そうなるにはまだ少し怖い。
直くんが大きく息を漏らした。
その反動で思わず太ももの間で動いている直くんの屹立を手のひらで包むように弄った。
「うっ……」
直くんが眉をしかめて息を吐く。
いつもなら――そこに触れることは許されないのに、直くんは私の手のひらに押し付けるようにそれを動かし始めた。スウェット越しでも分かるはち切れそうな硬さ。形も質量もはっきりと感じられて、戸惑いながら撫で続ける。
だんだん、直くんの動きも私の手も速度を増していく。
「………っ、出るっ……」
直くんは少し体を硬直させながら、私に跨る体勢で滾りを放出した。
スウェットとトランクスの中は、生暖かい湿気を帯びていて、その質感は私の手のひらまで伝わった。
初めて見る直くんの射精と、切なげな表情。直くんは肩で息をしながらベッドから出た。
「着替えないとやばいかも」
「そ、そうだよね……」
直くんのズボンの中は大変なことになっているはずだ。
寡黙で冷静な直くんだけど、少しだけ焦りの色が見える。
「今日は帰るわ。また来るから」
「う、うん……」
この日は今までしていた遊びと比べ物にならない生々しさがあった。
服を着たままなのに、すごくエッチだった。手のひらに残るいやらしい匂い。
こんなに興奮して寝られるのかな。
ショーツの中に手を入れて確かめたら、恥ずかしいぐらい濡らしていて、驚いてすぐ手を離した。
シャワーを浴びたいけど、今浴びたらお母さんに怪しまれてしまう……。
もう一度手を伸ばして、濡らした部分を確かめてみる。
際どい遊びをしているわりには、自分で慰めたことはないし、やり方もわからない。
誰かに……直くんにこんなところを触られる日が来るのかな。
そうなるにはまだ少し怖い。
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