上 下
3 / 13

異世界で俺TUEEEやるはずが魔物におかされちゃってる件。

しおりを挟む
「いって~!なんだよここ!?」
気がつくと俺はまるでファンタジー系アニメのような風景が一面に広がる世界に一人ポツンと捨て置かれていた。
おかしいだろ、さっきまで俺家で漫画読んでただけなのに...。
いや、それより今大事なのはここどこだ?
「お目覚めですか?」
背後から突然声がかかる。振り返るとそこにはこれまたファンタジーな格好をした美人が一人佇んでいた。
「え~っと……あなたは?」
とりあえず当たり障りのない質問で様子を見ることにする。
「申し遅れました、私はこの世界『アヴァント・ヘイム』を管理する女神エシュタルと申します」
女神と名乗る女性は深々とお辞儀をする。しかし俺としては彼女の名前より気になることがあった。それは……
「この世界を管理?」
そう、今この女神様はこの世界と言った。と言うことはこの場所は現実世界ではないということなのか?
「はい、ここは『アヴァント・ヘイム』という名の世界でございます」
俺が抱いた疑問に女神エシュタルと名乗る女性が答える。
「そして私はあなたのような異邦人をこの世界に呼び寄せる女神の役をやらせていただいています」
どうやら俺は異邦人らしい。え~っとつまりどういうこと?ここって異世界なの?ん?
すると、エシュタルは突然、俺の胸に抱きつき、すがるような眼差しで
「お願いです。勇者様!この世界を救ってください!」
と懇願してきた。
いや、そんなこと急に言われても、俺なんにもできないんだが!?
魔王を倒せとか言われても俺体育の通知表万年1だからな!?
「ちょ、ちょっと待ってください!!そんなこと言われても」
「大丈夫ですよ。勇者様。転生者様はこの世界に呼び出されるときに天から<才能>というものを与えられ、魔力が並みの100倍以上も増幅されているのです。」
「え...。」
それって、俺TUEEEEできるってことか?
「そしてこの世界にはステータスというものが存在します。」
すると突然、目の前にゲームでよくみるステータス画面が現れた。
名前:真神悠馬(しんじんゆうま)
性別:男
種族:人族<異世界人>
年齢:18歳
レベル:1/100
才能:〔限界突破〕〔無限収納〕〔超回復〕〔言語理解〕〔全属性耐性・小〕〔超幸運〕〔詠唱破棄〕
HP:SSS/SSS
(999999/999999)
MP:SSS/SSS
(999999/999999)
攻撃力:AA+

うわー!なんか超見たことあるやつ!!
目を輝かせて自分ステータスを眺めている俺を見て、女神は微笑むと
「それでは悠馬様、よろしくお願い致しますね。魔物はあちらの洞窟に潜んでおります。」
と言い残し、その瞬間霧のように跡形もなく消えてしまった。
「いったい何だったんだ...?」
一人取り残された俺は、とりあえず自分のステータスを確認する。
「〔限界突破〕……すべての生物を凌駕したステータスに底上げする……か。」
今思えば俺の人生は何一つ苦労することなく生きてきた。勉強だってろくにやらず、部活も適当、恋愛経験ゼロの童貞野郎だ。
でもこのまま一生を終えたくないという気持ちは今でもある。なら俺がやることは一つだ。
俺は洞窟の方を向き一言言った。
「やってやろうじゃないか!!」
俺はその薄気味悪い洞窟へ駆け出した。

「うわー、真っ暗。」
洞窟の中は暗く、かなりおどろおどろしい。
びびってるわけではないけれど、寒さのせいか手が震えてしまう。
だいたい、このステータスもどのように発動するか分かっていない。
さっきこっそり技名をそれっぽく言ってみても何も起こらずちょっとはずかしかった...。
だいたいスライムみたいな雑魚キャラすらいる気配はないし、お腹はすいたし、引き返すかと思った瞬間、
「...っ!?」
何かぬめりとした縄のようなものが手足をがっちりと拘束してきた。しまった!やばい!
「やめろ!」
と叫んでももちろん言うことを聞くはずもない。するとその気持ち悪い生物は悠馬の服を胸の真ん中からいとも容易く引き裂いた。「くっ……!」
羞恥と恐怖で声がでない。これって俗に言う触手ってやつですか?俺、異世界に来て初っぱなからこんなのに犯されるんですか!?そんなの嫌ですよ!誰か助けてー!! と心の中で叫び声をあげた瞬間、その触手のようなものは悠馬の乳首をすっぽり覆い隠すように吸い付くと、表面の突起でそこを蹂躙し始めた。
「んあっ!?やだっ!?」
くすぐったいような、気持ち悪いような感覚に襲われる。息がうまくできなくなり口を開けて呼吸を整えようともがいていたその時
「...!?っ」
触手は悠馬の喉奥に侵入し、体液のような甘ったるい液体を放出した。
「は……!やめっ!」
その液体をのんでしまった瞬間、体が熱くなり、全身が痺れたような感覚に襲われる。そしてその触手のような生物はどんどん面積を広げ悠馬の下半身に絡み付いてきた。
「や……やめて……。」
しかし体は限界を迎えており、抵抗することができない。その生物はついに悠馬のソレに触れると激しく上下にこすりはじめた。
「あぅっ……!」
味わったことのないような快感に思わず声が漏れる。ヤバイ!イっちゃう!と悠馬が絶頂を迎えようとしたその瞬間、その生物は悠馬のソレの根本をぎゅっとしめつけ射精を止めた。
快楽の波に飲まれそうになっていた悠馬は、寸前でおあずけを食らってしまった。
しかし、その生物は止まることなく次の行動に出る。それは……
お尻の穴をいじり始めたのだ。最初は細い触手が一本入ってきただけだけど、徐々に数をまし最終的には無数の触手がはいってくるようになった。もちろんその間も、悠馬はずっと寸止めされている。
射精寸前でとめられたソレはぱんぱんに腫れあがり、激しく上下に動かされるたび、びくびくと痙攣している。
その生物がお尻から触手を引き抜いたのはそれから何十分後のことだっただろう……。そしてその生物は悠馬のお尻の穴にさっきよりも太い触手をいれてきた。
今まで感じたことのない質量に少し顔をしかめる悠馬だったが次の瞬間その生物が一気に根元まで挿入した瞬間、それすらも快楽へと変わってしまう。
そして悠馬のソレは触手によって激しくしごかれていく。
もう限界だった。
「もっ……イかせて!イかせてください!!お願いします!!」
その生物はその言葉を聞くと今までよりもより一層激しく、手を動かし始めた。もちろんお尻の触手も忘れずに……。
「あぅ!」と少し高い声を発すると同時に悠馬の中に何か熱いものが注がれていくのを感じた。それと同時に今まで寸止めされていた分が一気に爆発し、白い液体があたりに飛び散った。
「はぁ……はぁ……。」
異世界に来て初めての快感に、悠馬は必死に息を整える。
そして次の瞬間、再び触手が体に絡みつき始めた。それも一本や二本ではない、何万本もの触手だ。
悠馬はそれから二時間その洞窟から出られることはなかったという……。
「あぅ……あぅ……。」と体をびくびくと痙攣させながらいやらしい声をあげる悠馬をみてエシュタルは微笑んでいた。あの洞窟には男性を快楽へ誘う魔物を何種類も配置した。
「あんたも物好きねえ。」
と、他の女神が悠馬の恥態が写し出されているスクリーンのようなものを眺めてそうあきれたように呟いた。
「だってすぐ騙されてこんなことになっちゃうなんてかわいいでしょ?最近ハマってるのよ。適当にかわいい子召喚して使い魔に開発させるの。今回の子は一寸陥落早すぎたから残念だけどね。」
そういうとエシュタルは満足そうに微笑んだ。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

エレベーターで一緒になった男の子がやけにモジモジしているので

こじらせた処女
BL
 大学生になり、一人暮らしを始めた荒井は、今日も今日とて買い物を済ませて、下宿先のエレベーターを待っていた。そこに偶然居合わせた中学生になりたての男の子。やけにソワソワしていて、我慢しているというのは明白だった。  とてつもなく短いエレベーターの移動時間に繰り広げられる、激しいおしっこダンス。果たして彼は間に合うのだろうか…

ストレスを感じすぎた社畜くんが、急におもらししちゃう話

こじらせた処女
BL
社会人になってから一年が経った健斗(けんと)は、住んでいた部屋が火事で焼けてしまい、大家に突然退去命令を出されてしまう。家具やら引越し費用やらを捻出できず、大学の同期であった祐樹(ゆうき)の家に転がり込むこととなった。 家賃は折半。しかし毎日終電ギリギリまで仕事がある健斗は洗濯も炊事も祐樹に任せっきりになりがちだった。罪悪感に駆られるも、疲弊しきってボロボロの体では家事をすることができない日々。社会人として自立できていない焦燥感、日々の疲れ。体にも心にも余裕がなくなった健斗はある日おねしょをしてしまう。手伝おうとした祐樹に当たり散らしてしまい、喧嘩になってしまい、それが張り詰めていた糸を切るきっかけになったのか、その日の夜、帰宅した健斗は玄関から動けなくなってしまい…?

無理やりお仕置きされちゃうsubの話(短編集)

みたらし団子
BL
Dom/subユニバース ★が多くなるほどえろ重視の作品になっていきます。 ぼちぼち更新

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

【R18】執着ドS彼氏のお仕置がトラウマ級

海林檎
BL
※嫌われていると思ったら歪すぎる愛情だったのスピンオフ的なショート小話です。 ただただ分からせドS調教のエロがギッチリ腸に詰めすぎて嘔吐するくらいには収まっているかと多分。 背格好が似ている男性を見つけて「こう言う格好も似合いそう」だと思っていた受けを見て「何他の男を見てんだ」と、キレた攻めがお仕置するお話www #濁点喘ぎ#電気責め#拘束#M字開脚#監禁#調教#アク目#飲ザー#小スカ#連続絶頂#アヘ顔#ドS彼氏#執着彼氏#舌っ足らず言葉#結腸責め#尿道・膀胱責め#快楽堕ち#愛はあります

バイト先のお客さんに電車で痴漢され続けてたDDの話

ルシーアンナ
BL
イケメンなのに痴漢常習な攻めと、戸惑いながらも無抵抗な受け。 大学生×大学生

♡ド田舎×エロショタ×汗だくセックス夏休み♡

霧乃ふー  短編
BL
夏休み。 親戚のいるド田舎に行くことになった俺はそこで美しい少年、結に出会った。 俺は夏休みの間、結の艶かしい肢体を犯して続けた。 そんな夏休みの淫靡な日々♡

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

処理中です...