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17章:女神の薬師はダンジョンへ
205.一週間前……ギルド会議室にて(下)
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その夜、私は悶々とした思いを抱えてベッドに潜り込んだ。
狭くて固いベッドの横にいるぽちを片手で撫でながら、今日言われた事を考える。
暗殺者。
そんな物騒なものが放たれるなんて、思いも寄らなかった。
とことん、貴族とは相性が悪いよね。はあ。
しかも暗殺者は凶悪犯だという。
マスター曰く、村を焼かれたらたまらないってことで、村で匿って貰う事は出来ないというし。
じゃあ、何処で待ち構えたらいいのか……。
悶々としながら寝入ったら、夢の中で女神様に会った。
それは夏の名残を残す九月の庭。
彼女は、私の記憶から再生したという師匠のお店のハーブガーデンを手入れしている。
洗いざらしの白いシャツとカジュアルめの黒いパンツ、足下は白のデッキシューズ。夢の中の女神様は二度目にお会いしても師匠らしい飾らない装いをしている。
柔らかな日差しの中、如雨露で水をやる彼女の表情は穏やかだ。
「いらっしゃい、美鈴さん。どうやらお悩みのようね」
そう言って笑う季節の花とハーブに囲まれた彼女に、いつも懐かしい気分を覚える。
誰かに話したかったからかな? 女神様が夢に現れたのは。
二人で庭の手入れを終えると、師匠の喫茶店で、私はお茶を淹れながら女神様に相談する。
「何だか、貴族の女性に命を狙われているようで……」
私は簡単に今の状況を話した。
村潰しと言われる男に狙われていること。
その男は、ぽちを奪う為に私を殺そうとしていること。村を離れ、その男と対峙し、捕縛することをマスターに望まれている。
などを。
話ながらも、丁寧にお茶の準備をしていると、ハーブの香りにか少しずつ気持ちがほぐれていく。
焦ってる時ほど、いつもの通りに動いた方が冷静になるんだね。
美しいティーカップに、精神を落ち着けるようにラベンダーを中心としたハーブティーを注ぐ。
ぽちを撫で、頷きながら話しを聞いていた女神様は、ラベンダーの香りを楽しみながらティーカップを傾けた後、あっさりと解決策をくれた。
「村から遠いところで、ですか……なら、丁度いい所があるでしょう」
「丁度いい所?」
お菓子をお皿に盛り付ける私は、その言葉に首を傾げた。
暗殺者を迎え撃つのに丁度いい所なんて、プロロッカの側にあったっけ。
「貴女の森があるでしょう。あそこは、人が近づかないうちに大変強力なモンスターを抱えるようになっていますからね。相手が上級冒険者だとしても、容易には突破出来ないようになっている筈です」
そう、女神様はあっさり言うけれど。
「でも……今は折角、人の手も入らないで、動物達も平和に暮らしている訳じゃないですか。私の勝手で森に人を入れたりしていいものでしょうか」
私としては……そう、何て言うか。
あの森は、あのままのんびりとしていてくれるのが嬉しいんだよね。
お茶請けに差し出したクッキーを一枚食べきった女神様は、お茶を一口飲んでから、そんな私の思いをばっさりと断ち切った。
「それを言うならば、人だって自然の一部ですよ。今までは信仰という名の人の願いで森は閉ざされていましたが、本来は開かれていた筈の場所です。別に問題はないでしょう」
「あ……」
そうか、今森を閉ざしているのは私の都合か。
私は少し恥ずかしくなった。
「そこで間違えて欲しくないのだけれど……別に、美鈴さんの都合で森を閉ざすのも、悪ではないのですよ」
私がしょんぼりと首をうなだれると、女神様は苦笑する。
「え?」
「例えば、空に浮かぶあの島は、古き一族に支配されているでしょう。彼らは彼らの都合でそこに住まう者を選別しますが、別にその事を悪く言う者は居ないでしょう」
「それは……でも、彼らは王族ですし」
「王族と呼ばれる者も、昔はこの大地に住んでいたただの人ですよ? 力を持つ者が権力を持ち、それが代々続いただけです。わたくしから見れば、彼らは他と変わりはない」
流石は女神様だ。王族さえも平民と変わりないと言えるとは。
私が唖然としていると、彼女はお菓子を摘まんで、それを上品に食べたあとこう続けた。
「それに、己の所有する土地に入る者を制限する事が悪い事だとすると、動物達が決めた縄張りすら悪い事になってしまうのではないかしら?」
「ええと……そんな理由でいいのでしょうか?」
自分のお茶とお菓子を持って、カウンターの席まで運ぶと女神様の隣に座る。
彼女は笑顔で頷いた。
「いいと思いますよ。誰だって、自分の家や部屋の中に、いきなり見知らぬ誰かが入り込んだら嫌な気分になるものでしょう。貴女の世界にもあったでしょう? 私有地につき、進入禁止と」
そう言われると、確かに悩んでいるのもおかしくなってきた。
何だか肩の力が抜けてくるよ。
「私の森だから、嫌な人は入らせない、でいいんですか……」
女神様はぽちを撫でながら言う。
「ええ。貴女は無闇に今の自然を壊したくないと思っているようですし、制限の方針を変えれば良いのだと思いますよ。例えば、己に害意を持つ者は立ち入り禁止、とか。ああ、今回は凶悪犯を捕まえるのでしたか。なら、幾つか森の魔力を使った古い魔法を教えておきましょう」
そうして二度目の、私と女神様の魔法教室が始まったんだ。
夢から覚めて、次の日の午後。
昨日と同じメンバーで、会議室で再び暗殺者への対抗策を考えることとなった。
そこで私は、早速提案する。
「暗殺者を迎え撃つ場所は、女神の森を利用する事にしませんか」
と。
◆◆◆
「……と、あんまりぼうっとしてると皆が帰ってきちゃうね」
どうしてこの森で暗殺者を迎え撃つに至ったのかを思い返していたら、すっかり夕食の仕込みが止まってた。
夏の名残を残す森は、まだ日暮れまで時間があるけど、それはそれとしてさっさと支度をしよう。
そう思い、慌てて手を動かしはじめたら……。
アレックスさんの笑い声が聞こえた。
「何です、いきなり笑い出したりして」
「あの時は本当に驚いたよなぁ。まさか、この森を使って暗殺者を退治しようと言い出すとは」
アレックスさんはそう言って笑う。
「……だって、この辺りの他のダンジョンでは、低ランクの冒険者を巻き込むかも知れないし、かといって何もない草原で構えるのもどうかと思うじゃないですか」
アレックスさんを軽く睨みながらも、料理を作る手は止めない。
よし、材料は揃った。
私が鍋に材料を全部投入するのを確認して、アレックスさんが材料の入った重い鍋を簡易かまどの上に掛けた。私はぽちに水を入れてくれるよう頼む。
後は、ぽちの出してくれたおいしい水を使って、あくを掬いつつ煮込み、味を調整したら完成だ。
じっと火に掛かった鍋を見つめる私に、アレックスさんは困ったように頭を掻きながら言った。
「いや、それは分かるがな。今回の事でこの森の所有者だと、いよいよバレるだろ。それはベルの思う所ではないんじゃないか、と」
無理をしてるんじゃないかと、アレックスさんが気遣わしげな視線で私を見る。
「それは、そうですけど……村や、村の冒険者達に迷惑を掛けるぐらいなら、それぐらい飲むべきだと思って」
……まあ、案の定、あの話を提案した時、マスターや詩人さんの目の色が変わったけれどね。
でも、持てるものを全部使って、それで周りの目が変わっても仕方ないと思ったんだ。
それで誰も傷つかないのならば、十年ぐらい森で隠遁してもいいんじゃないかと。
「ま、そこまで考えているなら、それでいいさ。森にならオレはいつでも来るし、何なら例の森の喫茶店を繁盛させればいいんだしな」
アレックスさんがそうやって前向きな事を言ってくれたから。
「そうだね、うん、そうしようか」
私は今後の不安を押し込めて、笑ったんだ。
狭くて固いベッドの横にいるぽちを片手で撫でながら、今日言われた事を考える。
暗殺者。
そんな物騒なものが放たれるなんて、思いも寄らなかった。
とことん、貴族とは相性が悪いよね。はあ。
しかも暗殺者は凶悪犯だという。
マスター曰く、村を焼かれたらたまらないってことで、村で匿って貰う事は出来ないというし。
じゃあ、何処で待ち構えたらいいのか……。
悶々としながら寝入ったら、夢の中で女神様に会った。
それは夏の名残を残す九月の庭。
彼女は、私の記憶から再生したという師匠のお店のハーブガーデンを手入れしている。
洗いざらしの白いシャツとカジュアルめの黒いパンツ、足下は白のデッキシューズ。夢の中の女神様は二度目にお会いしても師匠らしい飾らない装いをしている。
柔らかな日差しの中、如雨露で水をやる彼女の表情は穏やかだ。
「いらっしゃい、美鈴さん。どうやらお悩みのようね」
そう言って笑う季節の花とハーブに囲まれた彼女に、いつも懐かしい気分を覚える。
誰かに話したかったからかな? 女神様が夢に現れたのは。
二人で庭の手入れを終えると、師匠の喫茶店で、私はお茶を淹れながら女神様に相談する。
「何だか、貴族の女性に命を狙われているようで……」
私は簡単に今の状況を話した。
村潰しと言われる男に狙われていること。
その男は、ぽちを奪う為に私を殺そうとしていること。村を離れ、その男と対峙し、捕縛することをマスターに望まれている。
などを。
話ながらも、丁寧にお茶の準備をしていると、ハーブの香りにか少しずつ気持ちがほぐれていく。
焦ってる時ほど、いつもの通りに動いた方が冷静になるんだね。
美しいティーカップに、精神を落ち着けるようにラベンダーを中心としたハーブティーを注ぐ。
ぽちを撫で、頷きながら話しを聞いていた女神様は、ラベンダーの香りを楽しみながらティーカップを傾けた後、あっさりと解決策をくれた。
「村から遠いところで、ですか……なら、丁度いい所があるでしょう」
「丁度いい所?」
お菓子をお皿に盛り付ける私は、その言葉に首を傾げた。
暗殺者を迎え撃つのに丁度いい所なんて、プロロッカの側にあったっけ。
「貴女の森があるでしょう。あそこは、人が近づかないうちに大変強力なモンスターを抱えるようになっていますからね。相手が上級冒険者だとしても、容易には突破出来ないようになっている筈です」
そう、女神様はあっさり言うけれど。
「でも……今は折角、人の手も入らないで、動物達も平和に暮らしている訳じゃないですか。私の勝手で森に人を入れたりしていいものでしょうか」
私としては……そう、何て言うか。
あの森は、あのままのんびりとしていてくれるのが嬉しいんだよね。
お茶請けに差し出したクッキーを一枚食べきった女神様は、お茶を一口飲んでから、そんな私の思いをばっさりと断ち切った。
「それを言うならば、人だって自然の一部ですよ。今までは信仰という名の人の願いで森は閉ざされていましたが、本来は開かれていた筈の場所です。別に問題はないでしょう」
「あ……」
そうか、今森を閉ざしているのは私の都合か。
私は少し恥ずかしくなった。
「そこで間違えて欲しくないのだけれど……別に、美鈴さんの都合で森を閉ざすのも、悪ではないのですよ」
私がしょんぼりと首をうなだれると、女神様は苦笑する。
「え?」
「例えば、空に浮かぶあの島は、古き一族に支配されているでしょう。彼らは彼らの都合でそこに住まう者を選別しますが、別にその事を悪く言う者は居ないでしょう」
「それは……でも、彼らは王族ですし」
「王族と呼ばれる者も、昔はこの大地に住んでいたただの人ですよ? 力を持つ者が権力を持ち、それが代々続いただけです。わたくしから見れば、彼らは他と変わりはない」
流石は女神様だ。王族さえも平民と変わりないと言えるとは。
私が唖然としていると、彼女はお菓子を摘まんで、それを上品に食べたあとこう続けた。
「それに、己の所有する土地に入る者を制限する事が悪い事だとすると、動物達が決めた縄張りすら悪い事になってしまうのではないかしら?」
「ええと……そんな理由でいいのでしょうか?」
自分のお茶とお菓子を持って、カウンターの席まで運ぶと女神様の隣に座る。
彼女は笑顔で頷いた。
「いいと思いますよ。誰だって、自分の家や部屋の中に、いきなり見知らぬ誰かが入り込んだら嫌な気分になるものでしょう。貴女の世界にもあったでしょう? 私有地につき、進入禁止と」
そう言われると、確かに悩んでいるのもおかしくなってきた。
何だか肩の力が抜けてくるよ。
「私の森だから、嫌な人は入らせない、でいいんですか……」
女神様はぽちを撫でながら言う。
「ええ。貴女は無闇に今の自然を壊したくないと思っているようですし、制限の方針を変えれば良いのだと思いますよ。例えば、己に害意を持つ者は立ち入り禁止、とか。ああ、今回は凶悪犯を捕まえるのでしたか。なら、幾つか森の魔力を使った古い魔法を教えておきましょう」
そうして二度目の、私と女神様の魔法教室が始まったんだ。
夢から覚めて、次の日の午後。
昨日と同じメンバーで、会議室で再び暗殺者への対抗策を考えることとなった。
そこで私は、早速提案する。
「暗殺者を迎え撃つ場所は、女神の森を利用する事にしませんか」
と。
◆◆◆
「……と、あんまりぼうっとしてると皆が帰ってきちゃうね」
どうしてこの森で暗殺者を迎え撃つに至ったのかを思い返していたら、すっかり夕食の仕込みが止まってた。
夏の名残を残す森は、まだ日暮れまで時間があるけど、それはそれとしてさっさと支度をしよう。
そう思い、慌てて手を動かしはじめたら……。
アレックスさんの笑い声が聞こえた。
「何です、いきなり笑い出したりして」
「あの時は本当に驚いたよなぁ。まさか、この森を使って暗殺者を退治しようと言い出すとは」
アレックスさんはそう言って笑う。
「……だって、この辺りの他のダンジョンでは、低ランクの冒険者を巻き込むかも知れないし、かといって何もない草原で構えるのもどうかと思うじゃないですか」
アレックスさんを軽く睨みながらも、料理を作る手は止めない。
よし、材料は揃った。
私が鍋に材料を全部投入するのを確認して、アレックスさんが材料の入った重い鍋を簡易かまどの上に掛けた。私はぽちに水を入れてくれるよう頼む。
後は、ぽちの出してくれたおいしい水を使って、あくを掬いつつ煮込み、味を調整したら完成だ。
じっと火に掛かった鍋を見つめる私に、アレックスさんは困ったように頭を掻きながら言った。
「いや、それは分かるがな。今回の事でこの森の所有者だと、いよいよバレるだろ。それはベルの思う所ではないんじゃないか、と」
無理をしてるんじゃないかと、アレックスさんが気遣わしげな視線で私を見る。
「それは、そうですけど……村や、村の冒険者達に迷惑を掛けるぐらいなら、それぐらい飲むべきだと思って」
……まあ、案の定、あの話を提案した時、マスターや詩人さんの目の色が変わったけれどね。
でも、持てるものを全部使って、それで周りの目が変わっても仕方ないと思ったんだ。
それで誰も傷つかないのならば、十年ぐらい森で隠遁してもいいんじゃないかと。
「ま、そこまで考えているなら、それでいいさ。森にならオレはいつでも来るし、何なら例の森の喫茶店を繁盛させればいいんだしな」
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※第二章は全体的に説明回が多いです。
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