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16章 女神の森に喫茶店を建てよう。
197.思わぬ人の訪問……ベルは混乱している。
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「マスター殿。あちらで建築屋の皆さんが指示を待っておられますよ。そして、ベルさん。お久しぶりですね」
都会的で優雅な青年は、いつも通りに物語を題材にした刺繍帽子を目深に被って、派手なサッシュを腰に巻いている。鬱蒼とした森を背景としたこの場所に不似合いで、いっそ俗世離れしたような独特の空気を持っていた。
こちらへと優雅に歩いてくる細身の青年の姿に、私は呆然として言葉を漏らす。
「何で貴方が……」
思わず零れた私のつぶやきに、彼は悲しげに眉を下げた。
「私が居ては困りますか?」
「こ、困るっていうか、驚いたっていうか……」
うん。どちらかと言えば、何でこの場所に居るのかって事の方が気になるかな。どうしてここを知ったのか、とか。
何の用事で、なのかは分かってるし。
困惑する私に、目の前に立った彼は言う。
「ベルさん。どうしていきなり村から離れられたのですか? そんなに私の求愛は迷惑でしょうか」
うん、こういう話だよね。
「ええっと、迷惑っていうか……その、どうしてここにいるのかなって疑問が大きいです」
とかしどろもどろに答えてるうちに、彼を連れて来た犯人だろうマスターが、怪しげな設計図を片手に大工の親方さんに指示し始めているんでいるのが見えた。
慌てて声を上げる。
「マスター、ちょっと……大きな建物なんてここには要りませんからね! 私は日常から離れてのんびり出来る、そんな小さな隠れ家的な喫茶店を予定してるんです!」
「はあ? そんなん作って誰が来るんだよ。それより冒険者ギルドを作る方が皆が喜ぶぞ」
「し、失礼なっ! というか、ここは貴方のものじゃありませんっ」
「それを言えば、お前のものでもないだろうに。親方、あの貴族趣味の小娘の事は無視だ。さっさと仕事を済ませるぞ」
「ぐるるるる……」
私の苛立ちに反応してか、ぽちに険しい顔で吠えられてるのに厚顔なことだ。マスターは親方に次々指示を出し始めた。
うわあ、もうマスターったら。
確かに、ここはモンスターがあちこちに居るダンジョン地帯の端っこ。だから、冒険者ギルドの出張所があれば便利なのは分かるけど……。
それじゃ当初の計画の、のんびり静かな郊外のお店っていう計画からずれちゃう。
目標は師匠のお店なのに……私は大きくため息を吐く。
女神の森は、その成立から言えば、女神様の、または女神様を信仰する信徒の憩いの場の筈だ。
人避けが張ってある理由も今なら何となく分かる。
あの、素朴でいて優しい雰囲気の女神様の像を、大事に守りたかったからなんだよね、きっと。
そんな場所を荒らされるのは、ちょっと勘弁願いたい。
そう思って、私がマスターへ抗議に向かおうとすると、今度は遠慮がちに手を引く人がいて、私はその場に繋ぎ止められる。
そちらを見れば、詩人さんが憂い顔で私の手を掴んでいた。
「ベルさん、話を逸らさないで下さい」
「ええっ!? いえあの、それは後でお願い出来ますか? マスターに勝手しないよう注意をしないと……」
すると悲しげな声で詩人さんは言う。
「そんなにも、私と話もしたくないのですか? 私はもう、貴女と話すことすら許されないのでしょうか」
「え……」
詩人さんは本当にずるいと思う。
出会ってからそう長くはないけど、でも、楽しいお話を聞かせてくれたり、王都への旅の間観光に連れて行って貰ったりとお世話になったし、人として嫌いな訳じゃない。
だから、長い睫毛を伏せ、悲しげな顔でそう言われると、振り切って走り去る勇気も出ないんだよね。
「ええと……そうじゃなくて、今は、そういう話をしている場合じゃなくて。私は現場を監督する必要が、ですね」
ああもう、だから恋なんて苦手だ。
恋愛などそもそも縁遠い私は、こういう時にどう流せばいいのか見当がつかない。
何せ、最初の恋愛ですら失敗し、一人で空回りしてただけで終わったぐらいの恋愛音痴。
二十年生きてきて、恋し恋されの間柄を一度も構築したことすらないのだから、恋愛作法なんて全然わからないのだ。
だから、こんな風に見目よい男性に近寄られるだけで勝手に赤くなって、緊張して、いつもの調子を忘れる。
これが例えばシルケ様やヒセラさんなどなら、さらりと笑顔でかわして見せるのだろうけど、私にはその技術がない。
って、そんな事を考えてる場合じゃなくって、本当に今すぐ口を挟みに行かないと、敷地ギリギリの巨大な建物を建てられてしまう。
それは嫌だ。絶対マスターにまた上手く転がされて、庭が作りたきゃもっと敷地を用意しろだの言われて……森の平和を乱されるに違いない。は、早くあっちに行かなきゃいけない。でも手は振り払えないし。
うう、どうしよう、どうやって切り抜けよう。うまい言葉が見つからないよ……。
チラチラとマスターの方を見ていると、そっと頰に手を添えられ、顔の方向を詩人さんの方に固定される。
「あ、あの、手が」
強制的に見上げることになった顔は、いつものように端正なものだ。そこに憂いを含んで、彼は私をじっと見つめている。
片手を取られ、頰に手を添えられ、見つめ合う二人……まるで、少女漫画のようなシチュエーション。
これはいけない、ますます頭の回転が遅くなる。彼の細いけれどしっかりした男性らしい手から、ほのかに体温を感じるから、勝手に心拍数が上がっていくんだよ。
「ベルさんがつれないから、いけないのですよ。どうして私では駄目なのですか? 私は貴女の伴侶となるべく日々求愛し、努力しています。だというのに貴女はこんなにもつれない。今日こそ私ではいけない理由をお聞きしたい」
近い、近すぎる。この距離は絶対無理だよ。正気でなんて話せない。
「は、その手を離して頂ければその、話します、ちゃんと」
はあ、どうあっても離してくれないなら仕方ない。私は腰を据えて話す事にした。
その前に、お茶だ。
まずはこの平常ではない頭と心を落ち着けて。
あと、テーブルを盾に物理的に距離を保たないと、まともに考える事も出来なそうだし。
ということで、アレックスさんが用意してくれたテーブルの横に、石積みして簡易かまどを作り薪を積んで、ぽちに火起こしして貰い、ケトルを火に掛ける。
お水はぽちの出した美味しいお水だ。
「準備手伝ってくれてありがとうね、ぽち」
「わん」
任せといてと尻尾を振る、今日もとてもいい子なぽちをうりうり撫でてから、私は魔法袋の中のハーブを選ぶ。
「心を落ち着かせるとなると……セントジョーンズワートとメリッサを中心に、ラベンダーの香りを効かせてみようかな」
うん、お茶の事考えてたら大分落ち着いてきたかも。やっぱり、慣れない事で緊張したりするのは良くないよね。
お湯が沸いたら、ポットに入れて、ティーコゼを掛けたらいつものおまじない。
「美味しくなりますように」
ハーブティーは、屋外だし割れる心配がない木の器で出そうかな。先日、雑貨屋さんで見つけた植物柄が彫られたやつにしよう。
折りたたみテーブルにカップを用意して、簡単な焼き菓子なんか添えると、レジャー感あるよね、うん。あ、ぽちとアレックスさんの分も用意しないとね。
マスター? あんな勝手な人のことは知らないよ。
そうして用意が出来たら、お話し再開。
あ、一応だけど、アレックスさんには近くに居て貰う事にしたよ。また会話にならなくなっても困るし。
「ええと、では話しを戻しますけれど、何で貴方の告白を受け止めないかと言いますと、ですね」
「はい」
ああ、妙に緊張してきた。ハーブティーを飲んで気持ちを落ち着かせよう。
私は深呼吸するようにラベンダーの爽やかな香りを楽しみ、お茶を一口飲んだ。
都会的で優雅な青年は、いつも通りに物語を題材にした刺繍帽子を目深に被って、派手なサッシュを腰に巻いている。鬱蒼とした森を背景としたこの場所に不似合いで、いっそ俗世離れしたような独特の空気を持っていた。
こちらへと優雅に歩いてくる細身の青年の姿に、私は呆然として言葉を漏らす。
「何で貴方が……」
思わず零れた私のつぶやきに、彼は悲しげに眉を下げた。
「私が居ては困りますか?」
「こ、困るっていうか、驚いたっていうか……」
うん。どちらかと言えば、何でこの場所に居るのかって事の方が気になるかな。どうしてここを知ったのか、とか。
何の用事で、なのかは分かってるし。
困惑する私に、目の前に立った彼は言う。
「ベルさん。どうしていきなり村から離れられたのですか? そんなに私の求愛は迷惑でしょうか」
うん、こういう話だよね。
「ええっと、迷惑っていうか……その、どうしてここにいるのかなって疑問が大きいです」
とかしどろもどろに答えてるうちに、彼を連れて来た犯人だろうマスターが、怪しげな設計図を片手に大工の親方さんに指示し始めているんでいるのが見えた。
慌てて声を上げる。
「マスター、ちょっと……大きな建物なんてここには要りませんからね! 私は日常から離れてのんびり出来る、そんな小さな隠れ家的な喫茶店を予定してるんです!」
「はあ? そんなん作って誰が来るんだよ。それより冒険者ギルドを作る方が皆が喜ぶぞ」
「し、失礼なっ! というか、ここは貴方のものじゃありませんっ」
「それを言えば、お前のものでもないだろうに。親方、あの貴族趣味の小娘の事は無視だ。さっさと仕事を済ませるぞ」
「ぐるるるる……」
私の苛立ちに反応してか、ぽちに険しい顔で吠えられてるのに厚顔なことだ。マスターは親方に次々指示を出し始めた。
うわあ、もうマスターったら。
確かに、ここはモンスターがあちこちに居るダンジョン地帯の端っこ。だから、冒険者ギルドの出張所があれば便利なのは分かるけど……。
それじゃ当初の計画の、のんびり静かな郊外のお店っていう計画からずれちゃう。
目標は師匠のお店なのに……私は大きくため息を吐く。
女神の森は、その成立から言えば、女神様の、または女神様を信仰する信徒の憩いの場の筈だ。
人避けが張ってある理由も今なら何となく分かる。
あの、素朴でいて優しい雰囲気の女神様の像を、大事に守りたかったからなんだよね、きっと。
そんな場所を荒らされるのは、ちょっと勘弁願いたい。
そう思って、私がマスターへ抗議に向かおうとすると、今度は遠慮がちに手を引く人がいて、私はその場に繋ぎ止められる。
そちらを見れば、詩人さんが憂い顔で私の手を掴んでいた。
「ベルさん、話を逸らさないで下さい」
「ええっ!? いえあの、それは後でお願い出来ますか? マスターに勝手しないよう注意をしないと……」
すると悲しげな声で詩人さんは言う。
「そんなにも、私と話もしたくないのですか? 私はもう、貴女と話すことすら許されないのでしょうか」
「え……」
詩人さんは本当にずるいと思う。
出会ってからそう長くはないけど、でも、楽しいお話を聞かせてくれたり、王都への旅の間観光に連れて行って貰ったりとお世話になったし、人として嫌いな訳じゃない。
だから、長い睫毛を伏せ、悲しげな顔でそう言われると、振り切って走り去る勇気も出ないんだよね。
「ええと……そうじゃなくて、今は、そういう話をしている場合じゃなくて。私は現場を監督する必要が、ですね」
ああもう、だから恋なんて苦手だ。
恋愛などそもそも縁遠い私は、こういう時にどう流せばいいのか見当がつかない。
何せ、最初の恋愛ですら失敗し、一人で空回りしてただけで終わったぐらいの恋愛音痴。
二十年生きてきて、恋し恋されの間柄を一度も構築したことすらないのだから、恋愛作法なんて全然わからないのだ。
だから、こんな風に見目よい男性に近寄られるだけで勝手に赤くなって、緊張して、いつもの調子を忘れる。
これが例えばシルケ様やヒセラさんなどなら、さらりと笑顔でかわして見せるのだろうけど、私にはその技術がない。
って、そんな事を考えてる場合じゃなくって、本当に今すぐ口を挟みに行かないと、敷地ギリギリの巨大な建物を建てられてしまう。
それは嫌だ。絶対マスターにまた上手く転がされて、庭が作りたきゃもっと敷地を用意しろだの言われて……森の平和を乱されるに違いない。は、早くあっちに行かなきゃいけない。でも手は振り払えないし。
うう、どうしよう、どうやって切り抜けよう。うまい言葉が見つからないよ……。
チラチラとマスターの方を見ていると、そっと頰に手を添えられ、顔の方向を詩人さんの方に固定される。
「あ、あの、手が」
強制的に見上げることになった顔は、いつものように端正なものだ。そこに憂いを含んで、彼は私をじっと見つめている。
片手を取られ、頰に手を添えられ、見つめ合う二人……まるで、少女漫画のようなシチュエーション。
これはいけない、ますます頭の回転が遅くなる。彼の細いけれどしっかりした男性らしい手から、ほのかに体温を感じるから、勝手に心拍数が上がっていくんだよ。
「ベルさんがつれないから、いけないのですよ。どうして私では駄目なのですか? 私は貴女の伴侶となるべく日々求愛し、努力しています。だというのに貴女はこんなにもつれない。今日こそ私ではいけない理由をお聞きしたい」
近い、近すぎる。この距離は絶対無理だよ。正気でなんて話せない。
「は、その手を離して頂ければその、話します、ちゃんと」
はあ、どうあっても離してくれないなら仕方ない。私は腰を据えて話す事にした。
その前に、お茶だ。
まずはこの平常ではない頭と心を落ち着けて。
あと、テーブルを盾に物理的に距離を保たないと、まともに考える事も出来なそうだし。
ということで、アレックスさんが用意してくれたテーブルの横に、石積みして簡易かまどを作り薪を積んで、ぽちに火起こしして貰い、ケトルを火に掛ける。
お水はぽちの出した美味しいお水だ。
「準備手伝ってくれてありがとうね、ぽち」
「わん」
任せといてと尻尾を振る、今日もとてもいい子なぽちをうりうり撫でてから、私は魔法袋の中のハーブを選ぶ。
「心を落ち着かせるとなると……セントジョーンズワートとメリッサを中心に、ラベンダーの香りを効かせてみようかな」
うん、お茶の事考えてたら大分落ち着いてきたかも。やっぱり、慣れない事で緊張したりするのは良くないよね。
お湯が沸いたら、ポットに入れて、ティーコゼを掛けたらいつものおまじない。
「美味しくなりますように」
ハーブティーは、屋外だし割れる心配がない木の器で出そうかな。先日、雑貨屋さんで見つけた植物柄が彫られたやつにしよう。
折りたたみテーブルにカップを用意して、簡単な焼き菓子なんか添えると、レジャー感あるよね、うん。あ、ぽちとアレックスさんの分も用意しないとね。
マスター? あんな勝手な人のことは知らないよ。
そうして用意が出来たら、お話し再開。
あ、一応だけど、アレックスさんには近くに居て貰う事にしたよ。また会話にならなくなっても困るし。
「ええと、では話しを戻しますけれど、何で貴方の告白を受け止めないかと言いますと、ですね」
「はい」
ああ、妙に緊張してきた。ハーブティーを飲んで気持ちを落ち着かせよう。
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