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13章:薬師の試験と王都での日々
154.楽しいお買い物と捗るお勉強
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道の途中で、折角なので文具屋さんというか、文具とファンシーなグッズを併売する雑貨屋さんに寄って貰った。
そこは若者向けの雑貨屋さんっぽいところで、アンティークな外観だけど、中の棚とかディスプレイはスチールラックに仕切りは木目調ではあるけど、スチールに柄布貼ったような何かという……。
何だか、前世を思わせる機能的な感じのお店だった。
時間的に開けたばかりらしいので、中はガラガラ。
棚を整理していた店員さんが「あ」 と口を開けた後軽く会釈してカウンターに入っていく。あ、お仕事中済みませんね。
私は早速棚を確認。
魔法学校の生徒用か、可愛らしい柄布貼りの表紙の付いたノートがあったので、まずはそれを数冊。
それから、手のひらぐらいの小さめサイズのと、A6サイズぐらいのメモ用紙をどっさりと買う。
魔法袋がなかったら両手が塞がるぐらいの量だけど、でも地上では売ってないから仕方ないよね。
ここで買わないと、いつ手に入るのか分からないんだもの。
すぐに試験はやって来るし、試験結果がいつ出るのかは分からないけど、でも多分王都には一ヶ月ぐらいしか留まらないでしょう。
で、オババ様は姉弟問題を抱えてて、アレックスさんは旧友との交流が忙しいと思うんだ。
となると……まあ、観光出来るかも謎な訳で。
何でって、それは、うん。
我ながら最近ついてないっていうか、トラブルがね、多すぎて……一人動いてたらばったり暴漢と出会いましたとか、笑えない状況になったら嫌じゃないの。
ははは、本当にありそうで笑えない……はあ。
なので、折角護衛官さんが付いてる今の内に、お買い物をしておこうと思うんだ。
棚に並ぶノートやメモ類は、どれも薄くて丈夫な植物紙。
ツルツルした表面を撫でて思わずにんまりする。うーん、久しぶりの感触だ。
ノートは上質紙だけど、メモはちょっと再生紙っぽい色味があるやつ。
でも、書ければ問題ないのよ、うん。
それと、二本の万年筆を買った。
試験の時に使う用のシンプルな黒い万年筆と、普段使いのピンクと白のマーブル模様の可愛いやつ。
形は前世のものと違うものの、いわゆる吸い上げ式、コンバーターっぽいやつだから、インクは持ってるので大丈夫だろう。説明書は付けて貰って。あ、それと吸い取り紙も買おうかな……インクの乾いてないとこに手を置いてズッて擦っちゃうと泣けるんだよねぇ。
それにペンケースでしょ、万年筆のお手入れ道具……。
あ、このバラの蓋がついたガラスのインク壺、可愛いなぁ。透明だからお花が入れたインクの色に染まるんだ。
あ、このインク凄い綺麗な緑だ……注意書きとか重要なとこに線を引いたりするのに便利よね、買っておこ。赤もあると便利だよね。ってことは色ペン用の軸も必要か……うーん。
お、この布ケース、柄がすごく可愛いね。カロリーネさんとヒセラさんには今回私服の件でまたお世話になったし、お揃いで買って行ってもいいかもなぁ。おっと、シルケ様も立派なホテルへの紹介状を貰ってたよね。そっちのお礼も……うーん、よし。そっちはこのシルクっぽいハンカチにしておこう。どれも贈答品として包んで貰って。
しかし、柄が可愛い布が多い……。お高いんだろうけど、手作り女子達に、小物分ぐらい布を調達したいなぁ。雑貨屋さんに聞けば、手芸屋さんを教えて貰えるかな。
私は小一時間ほどウロウロと雑貨屋さんを見て回る。
紙とかかさばるので、二度ほどカウンターに取り置いて貰って。
ああ、久しぶりの満足なお買い物が出来たよ。うん。
両手に一杯の買い物をカウンターに乗せると、予想通りに魔法学校の方ですか? ってカウンターの人に聞かれた。
違います、ただの上級冒険者で薬師見習いです。……あれ、ひょっとして王都ではこっちの方が珍しいのか。
ともかく、色々と勉強道具を揃えて気分の良くなった私は、笑顔を浮かべて薬師ギルドに向かう。
立派なドアを押し開け……るのは護衛さんがやってくれて、私は塵ひとつない綺麗なロビーを抜けると、受付へと歩いていく。
ちなみに、本日のオババ様は、連日の弟さんの追求にやられたのか、ふて寝を決めるそうだ。
『これがお前の薬師ギルドの仮カードだ。煩いのに急いで作らせたから、それを受付でお見せ』
と言われ、ベッドに寝転んだままのオババ様からカードを押し付けられたので、受付にその仮カードとやらを出す。
樹脂製っぽいペラペラのそれを見て、受付嬢は心得たような態度でにっこりと笑うと、私を七番調合室へと案内した。
昇降機で二階に上がって、と。
七番の番号が付いた扉を開け、作業台に折り畳み椅子を広げて座ると、お勉強開始。
毎日ブラッシングしてるとはいえ、ぽちを薬を作る場所に連れ込むのは多分問題ありだよなぁ、と思ったのでまた扉の前で番をして貰ってる。連日構えないでごめんね、今日も帰ったら一杯撫でてあげないと。
私の部屋なら気にしないんだけどねぇ。やっぱり、色んな人が使うところではマナーとしてまずいでしょう。
早速コンバーターで万年筆にインクを吸い上げ、真新しいノートを開くと過去問をどんどん解いていく。
するすると上質紙にインクが滑ってくのが楽しい。うーん、久々の感触だ。
重要なとこは緑で注意書き、赤で忘れちゃいけない単語を書いて……。
いやあ、つい一年前ぐらいまでは大学生してたのに、何だろうね。久々にお勉強してる気がするよ。
薬師はって? オババ様に付いて学んでるけど、ほらオババ様って現場第一主義というか。助手として働きながら技術は見て盗めの人だもん。習ってるとかそういう感覚はあんまりなかったし……。あと、ハーブが関わると、私の場合勉強っていうよりも先に楽しさを感じちゃってさ。
筆記具がいいと、勉強が捗る。
過去問って言っても、実はテストの設問は毎回二十問ぐらいしかないようだし、内容も頻繁に被るしで、過去十年間とはいえ、すぐに解けてしまうのよね。
構成は最初の五問が一般教養や時事ネタ、次の五問は初級ポーション関係の基本のハーブにまつわる問題。次の五問は応用、で、最後の五問が発展した内容と、文章問題。
毎回、教養部分と発展問題のニ、三問ぐらい変わるのと、最後の文章問題がネックなだけで、他はするするいっちゃうんだ。
よし、最後まで解けたから頭からもう一回……。
お昼になると、お腹が空いたので用意していたお弁当を開ける。
と言っても、以前女神の森でアレックスさんやぽちとピクニックごっこをしようと企んだ時に雑貨屋で買った、バスケットっぽい蔓草編みの籠に、焼きたてパンとサラダにお肉の薄切りを詰めて貰っただけの何かなんだけど。
水の出る魔道具で手を洗ってから、これをサンドイッチに仕立ててと。
「護衛の方も食べません?」
扉前で休めの姿勢で警戒に立つ護衛さんに聞いてみると。
「いえ……わたくしは仕事中ですので」
案の定断られてしまった。うーん、いい人っぽいし仲良くなりたいんだけどなぁ……。
「ええと、お名前を聞いても?」
「わたくしの名前ですか、ヤスメインと申します」
扉の前に佇む彼女は、そう実直に答えてくれた。
は、話が続かない……。
私はくじけそうになりながらも、何とか言葉を繋ぐ。
「わ、私はベルと申します。その、今日は護衛をして頂きましてありがとうございます」
「ご丁寧にご挨拶を有難うございます」
「…………」
「…………」
ええー。こういうタイプの人って難しいよー。
そこは若者向けの雑貨屋さんっぽいところで、アンティークな外観だけど、中の棚とかディスプレイはスチールラックに仕切りは木目調ではあるけど、スチールに柄布貼ったような何かという……。
何だか、前世を思わせる機能的な感じのお店だった。
時間的に開けたばかりらしいので、中はガラガラ。
棚を整理していた店員さんが「あ」 と口を開けた後軽く会釈してカウンターに入っていく。あ、お仕事中済みませんね。
私は早速棚を確認。
魔法学校の生徒用か、可愛らしい柄布貼りの表紙の付いたノートがあったので、まずはそれを数冊。
それから、手のひらぐらいの小さめサイズのと、A6サイズぐらいのメモ用紙をどっさりと買う。
魔法袋がなかったら両手が塞がるぐらいの量だけど、でも地上では売ってないから仕方ないよね。
ここで買わないと、いつ手に入るのか分からないんだもの。
すぐに試験はやって来るし、試験結果がいつ出るのかは分からないけど、でも多分王都には一ヶ月ぐらいしか留まらないでしょう。
で、オババ様は姉弟問題を抱えてて、アレックスさんは旧友との交流が忙しいと思うんだ。
となると……まあ、観光出来るかも謎な訳で。
何でって、それは、うん。
我ながら最近ついてないっていうか、トラブルがね、多すぎて……一人動いてたらばったり暴漢と出会いましたとか、笑えない状況になったら嫌じゃないの。
ははは、本当にありそうで笑えない……はあ。
なので、折角護衛官さんが付いてる今の内に、お買い物をしておこうと思うんだ。
棚に並ぶノートやメモ類は、どれも薄くて丈夫な植物紙。
ツルツルした表面を撫でて思わずにんまりする。うーん、久しぶりの感触だ。
ノートは上質紙だけど、メモはちょっと再生紙っぽい色味があるやつ。
でも、書ければ問題ないのよ、うん。
それと、二本の万年筆を買った。
試験の時に使う用のシンプルな黒い万年筆と、普段使いのピンクと白のマーブル模様の可愛いやつ。
形は前世のものと違うものの、いわゆる吸い上げ式、コンバーターっぽいやつだから、インクは持ってるので大丈夫だろう。説明書は付けて貰って。あ、それと吸い取り紙も買おうかな……インクの乾いてないとこに手を置いてズッて擦っちゃうと泣けるんだよねぇ。
それにペンケースでしょ、万年筆のお手入れ道具……。
あ、このバラの蓋がついたガラスのインク壺、可愛いなぁ。透明だからお花が入れたインクの色に染まるんだ。
あ、このインク凄い綺麗な緑だ……注意書きとか重要なとこに線を引いたりするのに便利よね、買っておこ。赤もあると便利だよね。ってことは色ペン用の軸も必要か……うーん。
お、この布ケース、柄がすごく可愛いね。カロリーネさんとヒセラさんには今回私服の件でまたお世話になったし、お揃いで買って行ってもいいかもなぁ。おっと、シルケ様も立派なホテルへの紹介状を貰ってたよね。そっちのお礼も……うーん、よし。そっちはこのシルクっぽいハンカチにしておこう。どれも贈答品として包んで貰って。
しかし、柄が可愛い布が多い……。お高いんだろうけど、手作り女子達に、小物分ぐらい布を調達したいなぁ。雑貨屋さんに聞けば、手芸屋さんを教えて貰えるかな。
私は小一時間ほどウロウロと雑貨屋さんを見て回る。
紙とかかさばるので、二度ほどカウンターに取り置いて貰って。
ああ、久しぶりの満足なお買い物が出来たよ。うん。
両手に一杯の買い物をカウンターに乗せると、予想通りに魔法学校の方ですか? ってカウンターの人に聞かれた。
違います、ただの上級冒険者で薬師見習いです。……あれ、ひょっとして王都ではこっちの方が珍しいのか。
ともかく、色々と勉強道具を揃えて気分の良くなった私は、笑顔を浮かべて薬師ギルドに向かう。
立派なドアを押し開け……るのは護衛さんがやってくれて、私は塵ひとつない綺麗なロビーを抜けると、受付へと歩いていく。
ちなみに、本日のオババ様は、連日の弟さんの追求にやられたのか、ふて寝を決めるそうだ。
『これがお前の薬師ギルドの仮カードだ。煩いのに急いで作らせたから、それを受付でお見せ』
と言われ、ベッドに寝転んだままのオババ様からカードを押し付けられたので、受付にその仮カードとやらを出す。
樹脂製っぽいペラペラのそれを見て、受付嬢は心得たような態度でにっこりと笑うと、私を七番調合室へと案内した。
昇降機で二階に上がって、と。
七番の番号が付いた扉を開け、作業台に折り畳み椅子を広げて座ると、お勉強開始。
毎日ブラッシングしてるとはいえ、ぽちを薬を作る場所に連れ込むのは多分問題ありだよなぁ、と思ったのでまた扉の前で番をして貰ってる。連日構えないでごめんね、今日も帰ったら一杯撫でてあげないと。
私の部屋なら気にしないんだけどねぇ。やっぱり、色んな人が使うところではマナーとしてまずいでしょう。
早速コンバーターで万年筆にインクを吸い上げ、真新しいノートを開くと過去問をどんどん解いていく。
するすると上質紙にインクが滑ってくのが楽しい。うーん、久々の感触だ。
重要なとこは緑で注意書き、赤で忘れちゃいけない単語を書いて……。
いやあ、つい一年前ぐらいまでは大学生してたのに、何だろうね。久々にお勉強してる気がするよ。
薬師はって? オババ様に付いて学んでるけど、ほらオババ様って現場第一主義というか。助手として働きながら技術は見て盗めの人だもん。習ってるとかそういう感覚はあんまりなかったし……。あと、ハーブが関わると、私の場合勉強っていうよりも先に楽しさを感じちゃってさ。
筆記具がいいと、勉強が捗る。
過去問って言っても、実はテストの設問は毎回二十問ぐらいしかないようだし、内容も頻繁に被るしで、過去十年間とはいえ、すぐに解けてしまうのよね。
構成は最初の五問が一般教養や時事ネタ、次の五問は初級ポーション関係の基本のハーブにまつわる問題。次の五問は応用、で、最後の五問が発展した内容と、文章問題。
毎回、教養部分と発展問題のニ、三問ぐらい変わるのと、最後の文章問題がネックなだけで、他はするするいっちゃうんだ。
よし、最後まで解けたから頭からもう一回……。
お昼になると、お腹が空いたので用意していたお弁当を開ける。
と言っても、以前女神の森でアレックスさんやぽちとピクニックごっこをしようと企んだ時に雑貨屋で買った、バスケットっぽい蔓草編みの籠に、焼きたてパンとサラダにお肉の薄切りを詰めて貰っただけの何かなんだけど。
水の出る魔道具で手を洗ってから、これをサンドイッチに仕立ててと。
「護衛の方も食べません?」
扉前で休めの姿勢で警戒に立つ護衛さんに聞いてみると。
「いえ……わたくしは仕事中ですので」
案の定断られてしまった。うーん、いい人っぽいし仲良くなりたいんだけどなぁ……。
「ええと、お名前を聞いても?」
「わたくしの名前ですか、ヤスメインと申します」
扉の前に佇む彼女は、そう実直に答えてくれた。
は、話が続かない……。
私はくじけそうになりながらも、何とか言葉を繋ぐ。
「わ、私はベルと申します。その、今日は護衛をして頂きましてありがとうございます」
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