19 / 69
外の世界へ
第19話 絡まれる
しおりを挟む
「ぷるぷるっ」
「うわっ、鞄から出てきたら駄目だって!!他の人に見られたらどうするんだ!?」
「ははは、大丈夫ですよ。スライムならば人を怯えさせる事もありませんから」
「はあっ……大人しくしてるんだぞ」
「ぷるんっ♪」
鞄に閉じこもるのに飽きたのか勝手にスライムが飛び出し、ナオの頭の上に飛び乗る。見た目よりも軽いので大して負担は掛からないが、他の人間から注目を浴びてしまう。
「ねえねえ、お母さん!!あのお兄ちゃん可愛いの乗っけてるよ!!」
「あらあら、スライムなんて珍しいわね」
「見ていると癒されるわね~」
「ど、どうも……」
ドルトンの言う通りに街の人間はスライムを見ても大して驚かず、むしろ好意的な反応をしてくれた。魔物と言えどもスライムは見た目の愛らしさと人懐っこい性格から危険視されず、むしろ愛玩用の生物として認識されている。
ナオの頭の上が気に入ったのかスライムは離れようとせず、仕方ないので頭に乗せたままナオは街中を見渡す。村とは違い、自分の髪の毛の色を見ても反応する人はいない事に安堵した。
(本当に俺の髪の毛を見ても誰も反応しないな……村では不気味がられていたのに)
村で暮らしていた頃は家族以外の人間からは黒髪を不気味に思われ、他の子供から嫌がらせを受けていた。だが、街の人間はナオの黒髪を見ても特に反応はみせず、それどころか髪の毛を様々な色に染めた人間が多く見られた。
「ここ最近は王国全体に新しい染色剤が広まってから髪の毛を染める人が増加したのですよ。だから髪の毛の色で人を乏しめるような人物はおりません」
「良かった……じゃあ、俺はこれで失礼しますね」
「おや、もう行かれるのですか?せめて助けてくれたお礼がしたいのですが……」
「街まで連れて来てもらっただけで十分ですよ」
結果的にはナオはドルトンを助けた形になるが、そもそもナオの荷車での移動法は色々と無理があった。草原のような平坦な道のりならば問題ないが、山道や坂道では荷車と魔法を利用した移動法は危険が大きく、もしもドルトンの馬車に乗せてもらわなければ街に辿り着くまでの道中で転倒していた可能性もあった。
街に到着するまでの間、ナオはドルトンから色々な話を聞けて村の外の世界の事を知れた。それだけで十分であり、これ以上の礼は不要だった。
「ドルトンさんに会えて良かったです。じゃあ、俺はこれで失礼します」
「そうですか……私は三日ほどこの街の支店に滞在しますので用事がありましたらいつでもいらっしゃってください。この街の地図を渡しておきましょう」
「あ、ありがとうございます」
ドルトンは地図を取り出すと自分の店がある場所を記し、それをナオに手渡した。街の地図を手に入れたのは都合が良く、ついでに宿屋を探す事にした。
(ドルトンさんが道具を買い取ってくれたお陰でお金に余裕はあるし、今夜はちゃんとした宿屋に泊まれるな)
昨日は村で過ごす羽目になったが、今日こそはちゃんとしたベッドに休める事にナオは嬉しく思う。ドルトンと別れたナオは地図を頼りに宿屋がある方向へ向かう。
「地図によると……えっと、ここは何処だろう?」
「ぷるんっ(ここ)」
「あ、ありがとう……って、お前地図まで読めるの!?」
「ぷっるんっ(えっへん)」
現在地を示したスライムにナオは驚かされ、人語も理解できる点から想像以上にスライムは頭の良い生き物だと思い知る。その一方で名前がないのもあれなのでナオは名付けする事にした。
「よし、今日からお前の名前はスラミンだ。何だか不思議としっくりくるな」
「ぷるぷるっ♪」
スラミンと名付けられたスライムは嬉しそうに身体を跳ね上げ、地図を頼りに街中を進む。途中で路地裏を通り過ぎようとした際に急にスラミンが地面に下りた。
「ぷるぷるっ!!」
「うわっ!?急にどうしたんだ?」
「ぷるるんっ!!」
「……こっちに行きたいのか?まさかトイレか?」
「ぷるんっ!!」
「あいてっ!?」
ナオの言葉にスラミンは怒った風に体当たりを仕掛け、彼が何を伝えようとしているのか分からないが、路地裏の奥で何かが居るのは間違いなかった。
(よく分からないけど、とりあえず行ってみるか)
スラミンの誘導に従ってナオは路地裏を進むと、大量の木箱が積まれて路を塞いでいた。その中の一つにスラミンは飛び乗り、蓋を開けとばかりに跳び跳ねる。
「ぷるんっ!!ぷるんっ!!」
「えっと……これを開いてほしいのか?でも、勝手に人様の荷物を見るのは……」
「ぷるっくりんっ!!」
「うぐぅっ!?わ、分かったよ……開けばいいんだろ?」
的確にみぞおちに体当たりを仕掛けてくるスラミンにナオは渋々と従い、木箱の蓋を開く。すると、中に入っていたのは縄で口封じと身体を拘束された青色の髪の毛の女の子が閉じ込められていた。
「むううっ!?」
「うわっ!?だ、誰!?」
「ぷるんっ!!」
閉じ込められていた女の子を見てナオは驚くが、スラミンは彼女の拘束を解けとばかりに頭の上で跳ねる。ナオはすぐに彼女の縄を解いてやると、女の子は木箱から抜け出して安堵する。
「ふうっ……危うく出荷される所だった」
「あ、あの……」
「……助けてくれてありがとう」
「ぷるんっ♪」
少女は自分を救ってくれたナオとスラミンにお礼を告げると、彼女の言葉にスラミンはドヤ顔を浮かべる。どうやらスラミンは少女が木箱に閉じ込められていた事に気づいたらしく、ナオを連れて助けに来たらしい。
スライムは魔物であるために普通の人間よりも気配を感知する能力に長けているらしく、木箱に閉じ込められた少女に勘付いた。ナオはどうして少女が閉じ込められていたのかを尋ねようとしたが、後方から怒鳴り声が響く。
「おい、てめえ!!うちの商品に何をしてやがる!?」
「うわっ!?」
「ぷるるるっ!!」
「……むうっ、もうバレた」
ナオは後方を振り返ると、そこには動物のような耳を頭に生やした男が立っていた。一目見ただけでナオは相手がただの人間ではなく「獣人」と呼ばれる種族だと気が付く。
獣人とは人間と獣の特徴を併せ持つ種族であり、人間よりも運動能力に優れている。ナオ達の前に現れたのは犬や狼のような耳を生やしており、腰のあたりに尻尾も生えていた。
(獣人なんて初めて見た!!けど、なんだかやばい雰囲気だぞ……)
状況的に考えて少女を木箱に閉じ込めたのは路地裏に現れた獣人の男の仕業で間違いなく、恐らくは人さらいだと思われた。少女を木箱に閉じ込めて何をするつもりだったのかは知らないが、ナオは彼女を庇って前に立つ。
「こ、この娘を閉じ込めたのはあんたか!?どうしてこんな酷い真似を!!」
「ちっ……仕方ねえ、見られた以上は死んでもらうぞ」
「気を付けて……そいつは悪党」
少女はナオの後ろに隠れたまま獣人の男を睨みつけ、彼女を誘拐した犯人だと確定した。ナオは相手が犯罪者ならば容赦する必要はないと考え、右手を向けて魔法の準備を行う。しかし、男は急に掌を構えたナオに訝し気な表情を浮かべる。
「何だ?いったい何の真似だ?お手上げですってか!?」
「……ステータス」
「ああっ!?何を言って……ふぎゃっ!?」
「えっ?」
「ぷるんっ!?」
無詠唱で魔法を発動させたナオは縮小化させたステータス画面を獣人の男の画面に衝突させ、強烈な衝撃を受けた男は鼻血を噴き出しながら倒れ込む。それを見た少女とスラミンは驚愕し、二人の目には男が急に倒れたようにしか見えなかった。
「うわっ、鞄から出てきたら駄目だって!!他の人に見られたらどうするんだ!?」
「ははは、大丈夫ですよ。スライムならば人を怯えさせる事もありませんから」
「はあっ……大人しくしてるんだぞ」
「ぷるんっ♪」
鞄に閉じこもるのに飽きたのか勝手にスライムが飛び出し、ナオの頭の上に飛び乗る。見た目よりも軽いので大して負担は掛からないが、他の人間から注目を浴びてしまう。
「ねえねえ、お母さん!!あのお兄ちゃん可愛いの乗っけてるよ!!」
「あらあら、スライムなんて珍しいわね」
「見ていると癒されるわね~」
「ど、どうも……」
ドルトンの言う通りに街の人間はスライムを見ても大して驚かず、むしろ好意的な反応をしてくれた。魔物と言えどもスライムは見た目の愛らしさと人懐っこい性格から危険視されず、むしろ愛玩用の生物として認識されている。
ナオの頭の上が気に入ったのかスライムは離れようとせず、仕方ないので頭に乗せたままナオは街中を見渡す。村とは違い、自分の髪の毛の色を見ても反応する人はいない事に安堵した。
(本当に俺の髪の毛を見ても誰も反応しないな……村では不気味がられていたのに)
村で暮らしていた頃は家族以外の人間からは黒髪を不気味に思われ、他の子供から嫌がらせを受けていた。だが、街の人間はナオの黒髪を見ても特に反応はみせず、それどころか髪の毛を様々な色に染めた人間が多く見られた。
「ここ最近は王国全体に新しい染色剤が広まってから髪の毛を染める人が増加したのですよ。だから髪の毛の色で人を乏しめるような人物はおりません」
「良かった……じゃあ、俺はこれで失礼しますね」
「おや、もう行かれるのですか?せめて助けてくれたお礼がしたいのですが……」
「街まで連れて来てもらっただけで十分ですよ」
結果的にはナオはドルトンを助けた形になるが、そもそもナオの荷車での移動法は色々と無理があった。草原のような平坦な道のりならば問題ないが、山道や坂道では荷車と魔法を利用した移動法は危険が大きく、もしもドルトンの馬車に乗せてもらわなければ街に辿り着くまでの道中で転倒していた可能性もあった。
街に到着するまでの間、ナオはドルトンから色々な話を聞けて村の外の世界の事を知れた。それだけで十分であり、これ以上の礼は不要だった。
「ドルトンさんに会えて良かったです。じゃあ、俺はこれで失礼します」
「そうですか……私は三日ほどこの街の支店に滞在しますので用事がありましたらいつでもいらっしゃってください。この街の地図を渡しておきましょう」
「あ、ありがとうございます」
ドルトンは地図を取り出すと自分の店がある場所を記し、それをナオに手渡した。街の地図を手に入れたのは都合が良く、ついでに宿屋を探す事にした。
(ドルトンさんが道具を買い取ってくれたお陰でお金に余裕はあるし、今夜はちゃんとした宿屋に泊まれるな)
昨日は村で過ごす羽目になったが、今日こそはちゃんとしたベッドに休める事にナオは嬉しく思う。ドルトンと別れたナオは地図を頼りに宿屋がある方向へ向かう。
「地図によると……えっと、ここは何処だろう?」
「ぷるんっ(ここ)」
「あ、ありがとう……って、お前地図まで読めるの!?」
「ぷっるんっ(えっへん)」
現在地を示したスライムにナオは驚かされ、人語も理解できる点から想像以上にスライムは頭の良い生き物だと思い知る。その一方で名前がないのもあれなのでナオは名付けする事にした。
「よし、今日からお前の名前はスラミンだ。何だか不思議としっくりくるな」
「ぷるぷるっ♪」
スラミンと名付けられたスライムは嬉しそうに身体を跳ね上げ、地図を頼りに街中を進む。途中で路地裏を通り過ぎようとした際に急にスラミンが地面に下りた。
「ぷるぷるっ!!」
「うわっ!?急にどうしたんだ?」
「ぷるるんっ!!」
「……こっちに行きたいのか?まさかトイレか?」
「ぷるんっ!!」
「あいてっ!?」
ナオの言葉にスラミンは怒った風に体当たりを仕掛け、彼が何を伝えようとしているのか分からないが、路地裏の奥で何かが居るのは間違いなかった。
(よく分からないけど、とりあえず行ってみるか)
スラミンの誘導に従ってナオは路地裏を進むと、大量の木箱が積まれて路を塞いでいた。その中の一つにスラミンは飛び乗り、蓋を開けとばかりに跳び跳ねる。
「ぷるんっ!!ぷるんっ!!」
「えっと……これを開いてほしいのか?でも、勝手に人様の荷物を見るのは……」
「ぷるっくりんっ!!」
「うぐぅっ!?わ、分かったよ……開けばいいんだろ?」
的確にみぞおちに体当たりを仕掛けてくるスラミンにナオは渋々と従い、木箱の蓋を開く。すると、中に入っていたのは縄で口封じと身体を拘束された青色の髪の毛の女の子が閉じ込められていた。
「むううっ!?」
「うわっ!?だ、誰!?」
「ぷるんっ!!」
閉じ込められていた女の子を見てナオは驚くが、スラミンは彼女の拘束を解けとばかりに頭の上で跳ねる。ナオはすぐに彼女の縄を解いてやると、女の子は木箱から抜け出して安堵する。
「ふうっ……危うく出荷される所だった」
「あ、あの……」
「……助けてくれてありがとう」
「ぷるんっ♪」
少女は自分を救ってくれたナオとスラミンにお礼を告げると、彼女の言葉にスラミンはドヤ顔を浮かべる。どうやらスラミンは少女が木箱に閉じ込められていた事に気づいたらしく、ナオを連れて助けに来たらしい。
スライムは魔物であるために普通の人間よりも気配を感知する能力に長けているらしく、木箱に閉じ込められた少女に勘付いた。ナオはどうして少女が閉じ込められていたのかを尋ねようとしたが、後方から怒鳴り声が響く。
「おい、てめえ!!うちの商品に何をしてやがる!?」
「うわっ!?」
「ぷるるるっ!!」
「……むうっ、もうバレた」
ナオは後方を振り返ると、そこには動物のような耳を頭に生やした男が立っていた。一目見ただけでナオは相手がただの人間ではなく「獣人」と呼ばれる種族だと気が付く。
獣人とは人間と獣の特徴を併せ持つ種族であり、人間よりも運動能力に優れている。ナオ達の前に現れたのは犬や狼のような耳を生やしており、腰のあたりに尻尾も生えていた。
(獣人なんて初めて見た!!けど、なんだかやばい雰囲気だぞ……)
状況的に考えて少女を木箱に閉じ込めたのは路地裏に現れた獣人の男の仕業で間違いなく、恐らくは人さらいだと思われた。少女を木箱に閉じ込めて何をするつもりだったのかは知らないが、ナオは彼女を庇って前に立つ。
「こ、この娘を閉じ込めたのはあんたか!?どうしてこんな酷い真似を!!」
「ちっ……仕方ねえ、見られた以上は死んでもらうぞ」
「気を付けて……そいつは悪党」
少女はナオの後ろに隠れたまま獣人の男を睨みつけ、彼女を誘拐した犯人だと確定した。ナオは相手が犯罪者ならば容赦する必要はないと考え、右手を向けて魔法の準備を行う。しかし、男は急に掌を構えたナオに訝し気な表情を浮かべる。
「何だ?いったい何の真似だ?お手上げですってか!?」
「……ステータス」
「ああっ!?何を言って……ふぎゃっ!?」
「えっ?」
「ぷるんっ!?」
無詠唱で魔法を発動させたナオは縮小化させたステータス画面を獣人の男の画面に衝突させ、強烈な衝撃を受けた男は鼻血を噴き出しながら倒れ込む。それを見た少女とスラミンは驚愕し、二人の目には男が急に倒れたようにしか見えなかった。
46
お気に入りに追加
144
あなたにおすすめの小説
素質ナシの転生者、死にかけたら最弱最強の職業となり魔法使いと旅にでる。~趣味で伝説を追っていたら伝説になってしまいました~
シロ鼬
ファンタジー
才能、素質、これさえあれば金も名誉も手に入る現代。そんな中、足掻く一人の……おっさんがいた。
羽佐間 幸信(はざま ゆきのぶ)38歳――完全完璧(パーフェクト)な凡人。自分の中では得意とする持ち前の要領の良さで頑張るが上には常に上がいる。いくら努力しようとも決してそれらに勝つことはできなかった。
華のない彼は華に憧れ、いつしか伝説とつくもの全てを追うようになり……彼はある日、一つの都市伝説を耳にする。
『深夜、山で一人やまびこをするとどこかに連れていかれる』
山頂に登った彼は一心不乱に叫んだ…………そして酸欠になり足を滑らせ滑落、瀕死の状態となった彼に死が迫る。
――こっちに……を、助けて――
「何か……聞こえる…………伝説は……あったんだ…………俺……いくよ……!」
こうして彼は記憶を持ったまま転生、声の主もわからぬまま何事もなく10歳に成長したある日――
転生メイドは絆されない ~あの子は私が育てます!~
志波 連
ファンタジー
息子と一緒に事故に遭い、母子で異世界に転生してしまったさおり。
自分には前世の記憶があるのに、息子は全く覚えていなかった。
しかも、愛息子はヘブンズ王国の第二王子に転生しているのに、自分はその王子付きのメイドという格差。
身分差故に、自分の息子に敬語で話し、無理な要求にも笑顔で応える日々。
しかし、そのあまりの傍若無人さにお母ちゃんはブチ切れた!
第二王子に厳しい躾を始めた一介のメイドの噂は王家の人々の耳にも入る。
側近たちは不敬だと騒ぐが、国王と王妃、そして第一王子はその奮闘を見守る。
厳しくも愛情あふれるメイドの姿に、第一王子は恋をする。
後継者争いや、反王家貴族の暗躍などを乗り越え、元親子は国の在り方さえ変えていくのだった。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
最強スキルで無双したからって、美女達によってこられても迷惑なだけなのだが……。冥府王は普通目指して今日も無双する
覧都
ファンタジー
男は四人の魔王を倒し力の回復と傷ついた体を治す為に魔法で眠りについた。
三十四年の後、完全回復をした男は、配下の大魔女マリーに眠りの世界から魔法により連れ戻される。
三十四年間ずっと見ていたの夢の中では、ノコと言う名前で貧相で虚弱体質のさえない日本人として生活していた。
目覚めた男はマリーに、このさえない男ノコに姿を変えてもらう。
それはノコに自分の世界で、人生を満喫してもらおうと思ったからだ。
この世界でノコは世界最強のスキルを持っていた。
同時に四人の魔王を倒せるほどのスキル<冥府の王>
このスキルはゾンビやゴーストを自由に使役するスキルであり、世界中をゾンビだらけに出来るスキルだ。
だがノコの目標はゾンビだらけにすることでは無い。
彼女いない歴イコール年齢のノコに普通の彼女を作ることであった。
だがノコに近づいて来るのは、大賢者やお姫様、ドラゴンなどの普通じゃない美女ばかりでした。
果たして普通の彼女など出来るのでしょうか。
普通で平凡な幸せな生活をしたいと思うノコに、そんな平凡な日々がやって来ないという物語です。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる