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外の世界へ
第18話 初めての街
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「これで橋を通れますね。さっきのが戻ってくる前に行きましょう」
「ええ、そうですね。しかし、あんな化物がこんな街に近い場所に現れたとは……すぐに街の兵士と冒険者に報告しなければいけませんな」
「ですけど、信じてくれますかね?ミノタウロスが現れたなんて言っても……」
ミノタウロスは本来は王国には生息しない魔物であり、街の人間に注意したとしても証拠がなければ信じられない可能性があった。だが、スライムが急にナオの頭から飛び降りると地面に落ちていた物を拾い上げる。
「ぷるぷるっ」
「あ、これって……ミノタウロスの角!?」
「それだ!!それがあればきっと信じてくれるぞ!!」
「でも、角だけで分かるんですか?」
「ナオさん、魔物の角は動物の角とは違って魔力を帯びているんです。だから専門家に見せれば本物だと気付くはずです」
「へえっ……知りませんでした」
魔物の生やす牙や角は魔力を帯びており、本体から切り離されても消える事はない。これらを加工する事で特別な武器や防具を作れるらしく、ミノタウロスのような強い魔物の角ならば専門家が一目見ただけで本物だと分かるらしい。
角を受け取ったナオ達は馬車に戻ろうとすると、何故かスライムがナオの後に続く。ミノタウロスという脅威が居なくなった以上はスライムが橋を封鎖する理由はないのだが、ナオの事が気に入ったのかと勝手に付いて来てしまう。
「ぷるぷるっ♪」
「うわっ、急に頭に乗っかるなよ……お前も一緒に行きたいのか?」
「ははは、どうやらスライムに気に入られたようですな。スライムは水場がある所なら何処でも住めるのでペットとしても人気がありますが、旅の邪魔にならないなら連れて行ったらどうですか?」
「う~ん……まあ、いいか」
「ぷるんっ!!」
魔物の中でも比較的に大人しく、人間には危害を加えない存在として認識されているため、街中にスライムを持ちこんでも問題はない。一人旅も気ままで楽だが、寂しさを紛らわせてくれるのでナオはスライムを連れて行く事にした。
スライムはナオの持参した鞄の中に入り込み、用事がない時は鞄の中で昼寝を行う。そんなスライムの頭を撫でながらナオは街に向けて出発を再開した馬車の中で考え込む。
(結構遠くまで来たな。そういえば俺、村からこんなに離れたのは初めてだ……)
森で暮らしていた期間を除けばナオは村の外に出るのは初めてであり、他の街に訪れた事もない。街がどのような場所なのかと期待する一方、マリアが暮らす森からどんどんと遠ざかっていく事に寂しさを覚える。
(先生……また必ず戻ってきますから)
マリアと再会できる日はいつ来るかは分からないが、少なくともナオは自分が一人前の魔術師になったと自覚するまでは会うつもりはない。一日も早く立派な魔術師になるために旅を通して色々な知識を身に着け、経験を積む事が重要だと信じた――
――それから一刻も立たないうちに馬車は街へと到着した。ナオの想像以上に街を取り囲む城壁は分厚くて大きく、通貨する際に検問を受ける必要があった。この際に見張り役の兵士に街の近くでミノタウロスを目撃した事を報告し、その証拠に持ち帰った角を見せると非常に驚かされた。
「おい!!これは本物なのか!?」
「は、はい……間違いありません!!これほどの強い魔力はミノタウロス以外にはあり得ません!!」
兵士の一人が水晶玉を持ちこみ、角に近付けると水晶玉が光り輝く。こちらの水晶玉は魔力を帯びた物体が近付くと輝く仕組みであり、ナオ達が持ちこんだ角がミノタウロスの物であると証明された。
「何という事だ……やはり先日の事故から生き延びていたのか」
「事故?どういう意味ですか?」
「いや、実は街の近くで横転した馬車が一台発見された。その馬車を確認した所、どうやら魔物を閉じ込めていたと思われる檻が壊されていたんだ。檻の傍には魔物が食い荒らしたと思われる食料と、人間の死骸が転がっていた」
「うっ……それってもしかして」
「ああ、君達が発見したミノタウロスの仕業だろう」
「何だって!?じゃあ、あの化物は誰かが持ちこんだのか!?」
「なんという事を……危険種指定されている魔物の捕縛など重罪だというのに!!」
ナオが暮らす「ヒトノ王国」の法律では危険種に認定されている魔物の捕縛は重罪であり、もしも罪を犯せば数十年の懲役が死刑が宣告される。魔物がもしも逃げ出せば生態系を狂わせる危険があり、特にミノタウロスのような凶悪な魔物の場合は尚更だった。
「馬車の持ち主だと思われる人物は既に殺されていたが、恐らくは我が国の人間ではない。きっと、他国から連れ込んだ魔物を秘密に売買していた悪徳商人だろう」
「非合法で魔物を連れ込んできたというわけか……商人の風上にもおけぬ」
「しかし、貴方達はよく無事だったのですね。どうやってミノタウロスから角を奪ってきたのですか?」
「ああ、それは……」
「い、いや!!それは偶々橋の近くで拾っただけです!!」
ミノタウロスの角の入手経路を尋ねられそうになったナオは慌てて誤魔化し、彼の話を聞いてドルトンと御者は驚く。ナオが古代魔法でミノタウロスを撃退したと報告されたら目立ってしまい、それはナオにとっては都合が悪かった。
(これ以上に目立つのは避けないと……)
自分が魔術師である事を他の人間には隠しておくようにナオは注意されており、ドルトン達の場合は仕方ないが、街の兵士にまで知られたら一気に正体が知られる可能性があった。そんなナオの気持ちを察したのかドルトンも話を合わせてくれた。
「その子の言う通り、この角はミノタウロスが目撃した場所で見つけました。どうやら折れた角を持ち歩いていたようですが、寝ぼけて落としてしまったのでしょう」
「そ、そうなんですか?では、ミノタウロスの角は本当に落ちていただけか……」
「隊長!!ここは冒険者の力を借りるしかありません!!あの凶悪なミノタウロスを相手に我々だけで太刀打ちできるかどうか……」
「うむ……そうだな。ではこの角は我々が預からせてもらいます。ご協力感謝します!!」
「いえいえ、どうか一日も早くミノタウロスを始末してくだされ」
兵士にミノタウロスの角を渡すとナオ達は街中へ入った。どうにか誤魔化せた事にナオは安堵する一方、あのミノタウロスの事が気掛かりだった。
(流石に街に入ればもう大丈夫だよな?)
外にいる間はミノタウロスにいつ襲われるか分からずに馬車にいる間も警戒していたが、高いz城壁に囲まれた街の中に入った途端に気が楽になった。ここにいる限りはミノタウロスに襲われる心配はなく、初めての街を堪能しようと考えた。だが、しばらくした後にナオは街の中だからといって危険な目に巻き込まれないわけではない事を思い知らされる。
「ええ、そうですね。しかし、あんな化物がこんな街に近い場所に現れたとは……すぐに街の兵士と冒険者に報告しなければいけませんな」
「ですけど、信じてくれますかね?ミノタウロスが現れたなんて言っても……」
ミノタウロスは本来は王国には生息しない魔物であり、街の人間に注意したとしても証拠がなければ信じられない可能性があった。だが、スライムが急にナオの頭から飛び降りると地面に落ちていた物を拾い上げる。
「ぷるぷるっ」
「あ、これって……ミノタウロスの角!?」
「それだ!!それがあればきっと信じてくれるぞ!!」
「でも、角だけで分かるんですか?」
「ナオさん、魔物の角は動物の角とは違って魔力を帯びているんです。だから専門家に見せれば本物だと気付くはずです」
「へえっ……知りませんでした」
魔物の生やす牙や角は魔力を帯びており、本体から切り離されても消える事はない。これらを加工する事で特別な武器や防具を作れるらしく、ミノタウロスのような強い魔物の角ならば専門家が一目見ただけで本物だと分かるらしい。
角を受け取ったナオ達は馬車に戻ろうとすると、何故かスライムがナオの後に続く。ミノタウロスという脅威が居なくなった以上はスライムが橋を封鎖する理由はないのだが、ナオの事が気に入ったのかと勝手に付いて来てしまう。
「ぷるぷるっ♪」
「うわっ、急に頭に乗っかるなよ……お前も一緒に行きたいのか?」
「ははは、どうやらスライムに気に入られたようですな。スライムは水場がある所なら何処でも住めるのでペットとしても人気がありますが、旅の邪魔にならないなら連れて行ったらどうですか?」
「う~ん……まあ、いいか」
「ぷるんっ!!」
魔物の中でも比較的に大人しく、人間には危害を加えない存在として認識されているため、街中にスライムを持ちこんでも問題はない。一人旅も気ままで楽だが、寂しさを紛らわせてくれるのでナオはスライムを連れて行く事にした。
スライムはナオの持参した鞄の中に入り込み、用事がない時は鞄の中で昼寝を行う。そんなスライムの頭を撫でながらナオは街に向けて出発を再開した馬車の中で考え込む。
(結構遠くまで来たな。そういえば俺、村からこんなに離れたのは初めてだ……)
森で暮らしていた期間を除けばナオは村の外に出るのは初めてであり、他の街に訪れた事もない。街がどのような場所なのかと期待する一方、マリアが暮らす森からどんどんと遠ざかっていく事に寂しさを覚える。
(先生……また必ず戻ってきますから)
マリアと再会できる日はいつ来るかは分からないが、少なくともナオは自分が一人前の魔術師になったと自覚するまでは会うつもりはない。一日も早く立派な魔術師になるために旅を通して色々な知識を身に着け、経験を積む事が重要だと信じた――
――それから一刻も立たないうちに馬車は街へと到着した。ナオの想像以上に街を取り囲む城壁は分厚くて大きく、通貨する際に検問を受ける必要があった。この際に見張り役の兵士に街の近くでミノタウロスを目撃した事を報告し、その証拠に持ち帰った角を見せると非常に驚かされた。
「おい!!これは本物なのか!?」
「は、はい……間違いありません!!これほどの強い魔力はミノタウロス以外にはあり得ません!!」
兵士の一人が水晶玉を持ちこみ、角に近付けると水晶玉が光り輝く。こちらの水晶玉は魔力を帯びた物体が近付くと輝く仕組みであり、ナオ達が持ちこんだ角がミノタウロスの物であると証明された。
「何という事だ……やはり先日の事故から生き延びていたのか」
「事故?どういう意味ですか?」
「いや、実は街の近くで横転した馬車が一台発見された。その馬車を確認した所、どうやら魔物を閉じ込めていたと思われる檻が壊されていたんだ。檻の傍には魔物が食い荒らしたと思われる食料と、人間の死骸が転がっていた」
「うっ……それってもしかして」
「ああ、君達が発見したミノタウロスの仕業だろう」
「何だって!?じゃあ、あの化物は誰かが持ちこんだのか!?」
「なんという事を……危険種指定されている魔物の捕縛など重罪だというのに!!」
ナオが暮らす「ヒトノ王国」の法律では危険種に認定されている魔物の捕縛は重罪であり、もしも罪を犯せば数十年の懲役が死刑が宣告される。魔物がもしも逃げ出せば生態系を狂わせる危険があり、特にミノタウロスのような凶悪な魔物の場合は尚更だった。
「馬車の持ち主だと思われる人物は既に殺されていたが、恐らくは我が国の人間ではない。きっと、他国から連れ込んだ魔物を秘密に売買していた悪徳商人だろう」
「非合法で魔物を連れ込んできたというわけか……商人の風上にもおけぬ」
「しかし、貴方達はよく無事だったのですね。どうやってミノタウロスから角を奪ってきたのですか?」
「ああ、それは……」
「い、いや!!それは偶々橋の近くで拾っただけです!!」
ミノタウロスの角の入手経路を尋ねられそうになったナオは慌てて誤魔化し、彼の話を聞いてドルトンと御者は驚く。ナオが古代魔法でミノタウロスを撃退したと報告されたら目立ってしまい、それはナオにとっては都合が悪かった。
(これ以上に目立つのは避けないと……)
自分が魔術師である事を他の人間には隠しておくようにナオは注意されており、ドルトン達の場合は仕方ないが、街の兵士にまで知られたら一気に正体が知られる可能性があった。そんなナオの気持ちを察したのかドルトンも話を合わせてくれた。
「その子の言う通り、この角はミノタウロスが目撃した場所で見つけました。どうやら折れた角を持ち歩いていたようですが、寝ぼけて落としてしまったのでしょう」
「そ、そうなんですか?では、ミノタウロスの角は本当に落ちていただけか……」
「隊長!!ここは冒険者の力を借りるしかありません!!あの凶悪なミノタウロスを相手に我々だけで太刀打ちできるかどうか……」
「うむ……そうだな。ではこの角は我々が預からせてもらいます。ご協力感謝します!!」
「いえいえ、どうか一日も早くミノタウロスを始末してくだされ」
兵士にミノタウロスの角を渡すとナオ達は街中へ入った。どうにか誤魔化せた事にナオは安堵する一方、あのミノタウロスの事が気掛かりだった。
(流石に街に入ればもう大丈夫だよな?)
外にいる間はミノタウロスにいつ襲われるか分からずに馬車にいる間も警戒していたが、高いz城壁に囲まれた街の中に入った途端に気が楽になった。ここにいる限りはミノタウロスに襲われる心配はなく、初めての街を堪能しようと考えた。だが、しばらくした後にナオは街の中だからといって危険な目に巻き込まれないわけではない事を思い知らされる。
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