27 / 39
人間の国
第27話 加護と刻印
しおりを挟む
――人間を下等種族と見下す魔族だが、皮肉にも彼等が最も恐れる存在は「加護」と呼ばれる能力を与えられた人間であった。加護とは魔族を除く人種のみ手に入る力であり、加護を得た者は人を越えた存在、即ち「超人」と化す。
加護には様々な種類があり、その中でも身体能力を強化する加護を持つ者は常識外れの力を得られる。モウカの場合は「剛力の加護」を取得し、この加護は人間の限界を遥かに超えた力を手にする。彼女がその気になれば魔族のミノタウロスやサイクロプスにも張り合える腕力を発揮できた。
但し、加護を得るためには条件が幾つかあり、誰もが加護を与えられるわけではない。そもそも加護とは元から持っている能力を高めるだけの能力でしかなく、モウカの場合は加護を受ける前から優れた筋力を身に着けていたからこそ「剛力の加護」を得られた。
加護の本質とは人間が持つ才能を極限まで高めるだけの能力であり、仮にモウカが剣士ではなく魔術師だとした場合、魔法の力を高める加護を与えられていた可能性が高い。そして加護を受けられるのは天性の才能を持つ人間、つまりは勇者候補生のような人間にしか与えられない。
「あんたら大丈夫かい……って、よく見たら昼間の学生じゃないかい」
「あ~!?学園で私達を置いてけぼりにした人!!」
「モウカさん、でしたよね?」
モウカはナイトとハルカに気付くとばつが悪そうな表情を浮かべ、本来ならば彼女が学園まで出向いて二人の入学手続きの手伝いをする役目を与えられていた。それなのに仕事中に昼寝して職務を果たせなかった事を詫びる。
「悪かったね、あんたらを放っておいて……けどまあ、こうして助けてやったんだからチャラでいいだろ?」
「はあっ……それよりもこいつは魔族ですよね?どうして魔族が王都に?」
「さあね、それはあたしも知りたい所だよ。だけど、ここ最近で王都に辻斬りが現れたんだ。恐らく犯人はこいつだったんだろうね」
「ううっ……怖かったよ」
緊張が解けたのかハルカはへたり込んでしまい、今日だけで色々とあり過ぎた。ナイトも怪我を負っており、そんな二人を見てモウカは頭を掻く。
「本当ならあんたらにも事情聴取したいところだけどね。大分疲れている様子だね」
「ええ、まあ……かなりきついです」
「ナイト君、怪我してるの!?私が治してあげるよ!!」
ナイトがインキュバスにやられた怪我をハルカが回復魔法で治療する間、モウカは自分が真っ二つに切り裂いたインキュバスの死体を確認する。そして背中に髑髏の紋様が刻まれているのを見て眉をひそめた。
「こいつ、魔王の刻印が刻まれてるね」
「こくいん?」
「……魔王が自分の配下に刻む紋様の事だよ」
「へえ、あんたガキの癖によく知ってるね」
インキュバスに刻まれた紋様は元々は彼が仕えていた魔王が刻んだ物であり、刻印を刻まれた魔族は人間の「加護」のように特別な力が芽生える。
――魔王の刻印を刻まれた魔族は魔力が増大し、外見も変化する事が多い。加護の場合は元々持っている力が極限に高められるが、刻印の場合は新しい能力を手に入れる場合が多い。
例えばナイトの師匠であるライラは武闘派で有名な先代魔王から刻印を授かり、彼女はサキュバスでありながら魔族の中でも強靭な肉体を持つサイクロプスやミノタウロスとも張り合える力を得た。
但し、刻印を刻めるのは魔族の中でも魔王と呼ばれる存在だけであり、仮に魔王が死んだ場合は刻印の効力は消えてしまう。また、別の魔王に刻印を刻まれたとしても同じ能力が手に入るとは限らない。他にも追放される魔族は刻印の力を封じられ、他の魔王から刻印を授かる事はできない。そして刻印を刻まれた魔族は魔王に生殺与奪の権利を掴まれている。
刻印が刻まれた魔族は特別な力を与えられる一方、魔王に命を預けた立場となる。仮に魔王が刻印を刻んだ魔族を殺したいと願えば、身体に刻まれた刻印によって命を奪われる。他にも刻印を刻まれた魔族は何処へ逃げようと魔王が居場所を察知できるため、裏切りは許されない。
魔王から追放された魔族が他の魔王に受け入れられない理由は刻印のせいであり、仮に他の魔王に仕えたとしても刻印を上書きする事はできず、過去に仕えた魔王と敵対した場合は簡単に命を奪われる。それどころか刻印を封じられた魔族は真の実力を発揮できず、戦力としても期待はできない。だから既に他の者に刻印を刻まれた魔族を受け入れる魔王など存在しない。
(黒色の髑髏は追放者の証と魔王様は言ってたけど、こいつはやっぱり他の魔王に仕えていたのか)
通常の刻印は本物の髑髏のように白色だが、インキュバスに刻まれた髑髏は真っ黒に染まっていた。色が異なるのは魔王から刻印の力を封じられた証拠だった。ちなみにナイトも一応は魔王に仕える立場だが、人間である彼には刻印を刻む事はできない。理由は不明だが刻印が効力を発揮するのは魔族だけである。
(こいつがもしも刻印の力を封じられていなければ、こんなに簡単に負ける事はなかったかもしれないな)
神に与えられた加護を宿す人間、魔王の刻印が刻まれた魔族、この両者が本気で戦えばどうなるのかナイトにも予想はつかない。昔にナイトはどうして魔族は加護が与えられないのかアイリスに聞いたことがあり、その時に彼女はこのように答えた。
『魔族が加護を得られない理由は神への信仰心がないからですよ』
『信仰心……ですか?』
『私達は人間が信仰する「神」という存在を信じていません。そもそも魔族は信仰という文化がありませんからね』
全ての魔族は「神」という存在を信じておらず、そのせいなのか神に認められた者だけが与えられるという「加護」を得られないというのがアイリスの推察だった。もしかしたら神を信仰する魔族がいたら加護を得られる可能性もあるが、魔族が魔界から地上に進出してから千年近い時が経過したが、誰一人として加護を得られた者はいない。
(魔族の皆は神様を信じていないから加護を与えられない。でも、それなら俺はどうなんだろう?)
ナイトは魔王に仕えているが人間であるため、自分が加護を得られるのか少し気になった。信仰心がない魔王に忠誠を誓う人間にも加護が与えられるかは分からないが、モウカの力を目の当たりにしてナイトは心が震える。
(これだけの力をもしも俺が手に入れれば……もっと魔王様の役に立てる)
魔族を圧倒する実力を見せつけたモウカにナイトは憧れにも似た感情を抱き、彼女のように自分も加護を得られたら強くなるのかと考える――
――その後、ナイト達は休む暇もなく屯所に連れ出されて事情聴取を行う。ナイトとハルカは人間の兵士に化けたインキュバスに騙されて殺されかけたと供述し、特に怪しまれる事もなく解放された。
インキュバスがナイトを狙った本当の理由はライラを誘き寄せるためだが、モウカがインキュバスを始末したためにナイトとライラが接触していた事を知る者はいなくなった。だが、当分の間はナイトは他の魔族と接触する時は周りの人間に見られない様に最善の注意を払う必要があると反省した。
「う~ん、ようやく解放されたね」
「はあっ……結局、夜が明けちゃったよ」
「悪かったね、こんな時間にまで付き合わせて……あんた達には色々と迷惑を掛けたし、お詫びと言ってはなんだけど宿屋まで送り届けてやるよ」
ナイトとハルカが外に出ると、既に馬車が待機していた。勇者学園が指定した宿屋まで二人を送り届けるためにモウカが用意していたらしい。
「ほら、乗りな」
「う~ん、眠いから到着するまで寝ててもいい?」
「ああ、構わないよ。おい、誰か毛布でも持ってきな!!」
「あ、それなら俺が持ってますよ」
眠気が限界を迎えたハルカは馬車の中で横になると、ナイトが鞄から取り出した毛布を被って眠り始める。そんな彼女の姿を見てナイトは考え込み、今ならばモウカと二人切りで話せる好機だった。
「あの、モウカさん……聞きたい事があるんですけど」
「ん?何だい?眠っている嬢ちゃんに悪戯するのを見逃せと言われても困るよ」
「そ、そんなことはしませんよ……」
ハルカを馬車に残してナイトは外に出ると、緊張した面持ちでモウカと向き合う。不思議そうな表情を浮かべるモウカにナイトは頭を下げて頼む。
「俺と……手合わせして下さい!!」
「……は?」
ナイトの発言にモウカは唖然とした――
加護には様々な種類があり、その中でも身体能力を強化する加護を持つ者は常識外れの力を得られる。モウカの場合は「剛力の加護」を取得し、この加護は人間の限界を遥かに超えた力を手にする。彼女がその気になれば魔族のミノタウロスやサイクロプスにも張り合える腕力を発揮できた。
但し、加護を得るためには条件が幾つかあり、誰もが加護を与えられるわけではない。そもそも加護とは元から持っている能力を高めるだけの能力でしかなく、モウカの場合は加護を受ける前から優れた筋力を身に着けていたからこそ「剛力の加護」を得られた。
加護の本質とは人間が持つ才能を極限まで高めるだけの能力であり、仮にモウカが剣士ではなく魔術師だとした場合、魔法の力を高める加護を与えられていた可能性が高い。そして加護を受けられるのは天性の才能を持つ人間、つまりは勇者候補生のような人間にしか与えられない。
「あんたら大丈夫かい……って、よく見たら昼間の学生じゃないかい」
「あ~!?学園で私達を置いてけぼりにした人!!」
「モウカさん、でしたよね?」
モウカはナイトとハルカに気付くとばつが悪そうな表情を浮かべ、本来ならば彼女が学園まで出向いて二人の入学手続きの手伝いをする役目を与えられていた。それなのに仕事中に昼寝して職務を果たせなかった事を詫びる。
「悪かったね、あんたらを放っておいて……けどまあ、こうして助けてやったんだからチャラでいいだろ?」
「はあっ……それよりもこいつは魔族ですよね?どうして魔族が王都に?」
「さあね、それはあたしも知りたい所だよ。だけど、ここ最近で王都に辻斬りが現れたんだ。恐らく犯人はこいつだったんだろうね」
「ううっ……怖かったよ」
緊張が解けたのかハルカはへたり込んでしまい、今日だけで色々とあり過ぎた。ナイトも怪我を負っており、そんな二人を見てモウカは頭を掻く。
「本当ならあんたらにも事情聴取したいところだけどね。大分疲れている様子だね」
「ええ、まあ……かなりきついです」
「ナイト君、怪我してるの!?私が治してあげるよ!!」
ナイトがインキュバスにやられた怪我をハルカが回復魔法で治療する間、モウカは自分が真っ二つに切り裂いたインキュバスの死体を確認する。そして背中に髑髏の紋様が刻まれているのを見て眉をひそめた。
「こいつ、魔王の刻印が刻まれてるね」
「こくいん?」
「……魔王が自分の配下に刻む紋様の事だよ」
「へえ、あんたガキの癖によく知ってるね」
インキュバスに刻まれた紋様は元々は彼が仕えていた魔王が刻んだ物であり、刻印を刻まれた魔族は人間の「加護」のように特別な力が芽生える。
――魔王の刻印を刻まれた魔族は魔力が増大し、外見も変化する事が多い。加護の場合は元々持っている力が極限に高められるが、刻印の場合は新しい能力を手に入れる場合が多い。
例えばナイトの師匠であるライラは武闘派で有名な先代魔王から刻印を授かり、彼女はサキュバスでありながら魔族の中でも強靭な肉体を持つサイクロプスやミノタウロスとも張り合える力を得た。
但し、刻印を刻めるのは魔族の中でも魔王と呼ばれる存在だけであり、仮に魔王が死んだ場合は刻印の効力は消えてしまう。また、別の魔王に刻印を刻まれたとしても同じ能力が手に入るとは限らない。他にも追放される魔族は刻印の力を封じられ、他の魔王から刻印を授かる事はできない。そして刻印を刻まれた魔族は魔王に生殺与奪の権利を掴まれている。
刻印が刻まれた魔族は特別な力を与えられる一方、魔王に命を預けた立場となる。仮に魔王が刻印を刻んだ魔族を殺したいと願えば、身体に刻まれた刻印によって命を奪われる。他にも刻印を刻まれた魔族は何処へ逃げようと魔王が居場所を察知できるため、裏切りは許されない。
魔王から追放された魔族が他の魔王に受け入れられない理由は刻印のせいであり、仮に他の魔王に仕えたとしても刻印を上書きする事はできず、過去に仕えた魔王と敵対した場合は簡単に命を奪われる。それどころか刻印を封じられた魔族は真の実力を発揮できず、戦力としても期待はできない。だから既に他の者に刻印を刻まれた魔族を受け入れる魔王など存在しない。
(黒色の髑髏は追放者の証と魔王様は言ってたけど、こいつはやっぱり他の魔王に仕えていたのか)
通常の刻印は本物の髑髏のように白色だが、インキュバスに刻まれた髑髏は真っ黒に染まっていた。色が異なるのは魔王から刻印の力を封じられた証拠だった。ちなみにナイトも一応は魔王に仕える立場だが、人間である彼には刻印を刻む事はできない。理由は不明だが刻印が効力を発揮するのは魔族だけである。
(こいつがもしも刻印の力を封じられていなければ、こんなに簡単に負ける事はなかったかもしれないな)
神に与えられた加護を宿す人間、魔王の刻印が刻まれた魔族、この両者が本気で戦えばどうなるのかナイトにも予想はつかない。昔にナイトはどうして魔族は加護が与えられないのかアイリスに聞いたことがあり、その時に彼女はこのように答えた。
『魔族が加護を得られない理由は神への信仰心がないからですよ』
『信仰心……ですか?』
『私達は人間が信仰する「神」という存在を信じていません。そもそも魔族は信仰という文化がありませんからね』
全ての魔族は「神」という存在を信じておらず、そのせいなのか神に認められた者だけが与えられるという「加護」を得られないというのがアイリスの推察だった。もしかしたら神を信仰する魔族がいたら加護を得られる可能性もあるが、魔族が魔界から地上に進出してから千年近い時が経過したが、誰一人として加護を得られた者はいない。
(魔族の皆は神様を信じていないから加護を与えられない。でも、それなら俺はどうなんだろう?)
ナイトは魔王に仕えているが人間であるため、自分が加護を得られるのか少し気になった。信仰心がない魔王に忠誠を誓う人間にも加護が与えられるかは分からないが、モウカの力を目の当たりにしてナイトは心が震える。
(これだけの力をもしも俺が手に入れれば……もっと魔王様の役に立てる)
魔族を圧倒する実力を見せつけたモウカにナイトは憧れにも似た感情を抱き、彼女のように自分も加護を得られたら強くなるのかと考える――
――その後、ナイト達は休む暇もなく屯所に連れ出されて事情聴取を行う。ナイトとハルカは人間の兵士に化けたインキュバスに騙されて殺されかけたと供述し、特に怪しまれる事もなく解放された。
インキュバスがナイトを狙った本当の理由はライラを誘き寄せるためだが、モウカがインキュバスを始末したためにナイトとライラが接触していた事を知る者はいなくなった。だが、当分の間はナイトは他の魔族と接触する時は周りの人間に見られない様に最善の注意を払う必要があると反省した。
「う~ん、ようやく解放されたね」
「はあっ……結局、夜が明けちゃったよ」
「悪かったね、こんな時間にまで付き合わせて……あんた達には色々と迷惑を掛けたし、お詫びと言ってはなんだけど宿屋まで送り届けてやるよ」
ナイトとハルカが外に出ると、既に馬車が待機していた。勇者学園が指定した宿屋まで二人を送り届けるためにモウカが用意していたらしい。
「ほら、乗りな」
「う~ん、眠いから到着するまで寝ててもいい?」
「ああ、構わないよ。おい、誰か毛布でも持ってきな!!」
「あ、それなら俺が持ってますよ」
眠気が限界を迎えたハルカは馬車の中で横になると、ナイトが鞄から取り出した毛布を被って眠り始める。そんな彼女の姿を見てナイトは考え込み、今ならばモウカと二人切りで話せる好機だった。
「あの、モウカさん……聞きたい事があるんですけど」
「ん?何だい?眠っている嬢ちゃんに悪戯するのを見逃せと言われても困るよ」
「そ、そんなことはしませんよ……」
ハルカを馬車に残してナイトは外に出ると、緊張した面持ちでモウカと向き合う。不思議そうな表情を浮かべるモウカにナイトは頭を下げて頼む。
「俺と……手合わせして下さい!!」
「……は?」
ナイトの発言にモウカは唖然とした――
10
お気に入りに追加
57
あなたにおすすめの小説
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
平凡なオレは、成長チート【残機無限】を授かってダンジョン最強に! でも美少女なのだがニートの幼馴染みに、将来性目当てで言い寄られて困る……
佐々木直也
ファンタジー
交通事故で死んだオレが授かった特殊能力は──『怠け者でもラクして最強になれる、わずか3つの裏ワザ』だった。
まるで、くっそ怪しい情報商材か何かの煽り文句のようだったが、これがまったくもって本当だった。
特に、自分を無制限に複製できる【残機無限】によって、転生後、オレはとてつもない成長を遂げる。
だがそれを間近で見ていた幼馴染みは、才能の違いを感じてヤル気をなくしたらしく、怠け者で引きこもりで、学校卒業後は間違いなくニートになるであろう性格になってしまった……美少女だというのに。
しかも、将来有望なオレに「わたしを養って?」とその身を差し出してくる有様……!
ということでオレは、そんなニート幼馴染みに頭を悩ませながらも、最強の冒険者として、ダンジョン攻略もしなくちゃならなくて……まるで戦闘しながら子育てをしているような気分になり、なかなかに困った生活を送っています。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
学歴も、才能もない底辺人生を送ってきたアラフォーおっさん。
運悪く暴走車との事故に遭い、命を落とす。
憐れに思った神様から不思議な能力【通販】を授かり、異世界転生を果たす。
異世界で【通販】を用いて衰退した村を建て直す事に成功した僕は、国家の建て直しにも協力していく事になる。
転生したらやられ役の悪役貴族だったので、死なないように頑張っていたらなぜかモテました
平山和人
ファンタジー
事故で死んだはずの俺は、生前やりこんでいたゲーム『エリシオンサーガ』の世界に転生していた。
しかし、転生先は不細工、クズ、無能、と負の三拍子が揃った悪役貴族、ゲルドフ・インペラートルであり、このままでは破滅は避けられない。
だが、前世の記憶とゲームの知識を活かせば、俺は『エリシオンサーガ』の世界で成り上がることができる! そう考えた俺は早速行動を開始する。
まずは強くなるために魔物を倒しまくってレベルを上げまくる。そうしていたら痩せたイケメンになり、なぜか美少女からモテまくることに。
俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉
まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。
貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
生まれる世界を間違えた俺は女神様に異世界召喚されました【リメイク版】
雪乃カナ
ファンタジー
世界が退屈でしかなかった1人の少年〝稗月倖真〟──彼は生まれつきチート級の身体能力と力を持っていた。だが同時に生まれた現代世界ではその力を持て余す退屈な日々を送っていた。
そんなある日いつものように孤児院の自室で起床し「退屈だな」と、呟いたその瞬間、突如現れた〝光の渦〟に吸い込まれてしまう!
気づくと辺りは白く光る見た事の無い部屋に!?
するとそこに女神アルテナが現れて「取り敢えず異世界で魔王を倒してきてもらえませんか♪」と頼まれる。
だが、異世界に着くと前途多難なことばかり、思わず「おい、アルテナ、聞いてないぞ!」と、叫びたくなるような事態も発覚したり──
でも、何はともあれ、女神様に異世界召喚されることになり、生まれた世界では持て余したチート級の力を使い、異世界へと魔王を倒しに行く主人公の、異世界ファンタジー物語!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる