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廃墟編
最終話 勝利と崩壊の足音
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「ぷはぁっ!!死ぬかと思ったよ!!」
「こうして傷口に塗る方がいいの?」
「あ~そこそこいい感じです。いやん、どこまで触ってるんですか」
回復薬を栄養ドリンクのように飲んで回復するバルに対し、まるでマッサージのようにレアに回復薬を擦りこませるリリス、二人は完全回復するとカトレアがどうなったのかを問い質す。
「そう言えばカトレアの奴はどうしたんだい!?まさか取り逃がしたのか!?」
「それともレアさんがやっつけたんですか?」
「えっと……火竜に喰われちゃった」
「「はあっ!?」」
カトレアが火竜に喰われたことをレアが報告するとリリス達は驚愕するが、事実なだけに他に話し様がない。カトレアをこの手で殺すと決意していたバルは呆れて力が抜けてしまう。
「自分が従えていた火竜に喰われて死んだって……何とも情けない奴だね、同情すらしてくるよ」
「火竜はどうなったんですか?」
「石像を見たら驚いて逃げちゃった。多分、もう大丈夫だとは思うけど……」
火竜は女神の石像を見た瞬間に逃げ帰り、そもそも火竜は本来は火山に生息する種である。支配者が消えた以上は人間の土地に留まる理由はなくなり、火竜は元々の住処に引き返したと思われた。
カトレアは死亡して火竜が去った以上、この街を脅かす脅威は完全に消え去った。そしてカトレアに支配されていた者達も今頃は火竜と同様に正気を取り戻しているはずであり、完全に平和を取り戻した。
「これで私達の完全勝利ですね!!」
「そうだな……できればあの女はこの手で仕留めたかったけど、仕方ないね」
「すいません、他に方法がなくて……」
「なんであんたが謝るんだい。あんたがいなかったら今頃はこの街は滅びていたんだよ。気にする必要なんてないさ」
バルはカトレアを討ち取れなかったのは残念だが、結果的に言えばレアのお陰で街の人々を救い出し、火竜を撃退してカトレアを始末することに成功した。今の時点ではレアは勇者として召喚された人間達よりも大活躍していた。
「あ、見つけた!!あそこにいたぞ!!」
「お~い!!勇者様無事ですか!?」
「あの男の子が勇者様なのか!?俺達を救っていただきありがとうございます!!」
「うわわっ!?な、何々!?」
「どうやら他の人たちも正気に戻ったようですね」
「ほら、行ってきな英雄!!」
遅れて駆けつけてきた街の人々がレアの元に集まり、彼に惜しみない拍手を行う。レアはそんな彼等の姿に照れくさく思い、この世界に来て初めて嬉しいと思った――
――それから一週間後、帝国では火竜を撃退して街を救ったという英雄の噂が広がる。その英雄の正体は帝国が異界から召喚した人間であり、しかもダマラン大臣の転移魔法で辺境の地に追放されてしまった。それなのに彼は魔人族に壊滅的な被害を受けた街に赴き、危険を冒して魔人族を撃退したという噂が一気に広がった。
この噂の出所は当然ながらセカンの街の人々であり、彼等は帝国の非道と街が救ったのが異界人のレアだと包み隠さず伝える。そのせいで噂の真偽を確かめるために帝都には大勢の人間が毎日押し寄せていた。
「皇帝陛下!!異界人を召喚したという話は本当なのですか!?」
「追放したという噂は誠なんですか!?伝承では異界人に危害を加えれば災いを呼び寄せると聞いております!!」
「ダマラン大臣を出せ!!」
「み、皆さん落ち着いて下さい!!どうかお引き取りを!!」
民衆の中には過去に世界を救った異界人を信仰する人間も多く、異界人を勝手に追放したことに怒りや不安を抱く者も多かった。言い訳をしようにも実際に仕出かしたことなので言い返す事もできず、ダマランも一向に回復する気配もないので彼を出すわけにはいかない。
「陛下!!このままでは民衆の信頼を失ってしまいます!!いったいどうすれば……」
「くそっ……どうしてこんなことになってしまったのだ!!ダマランのクズめ、奴さえこんな真似をしなければ!!」
皇帝はダマランに責任を押し付けようとするが、当の本人は意識不明の重体で表に出すこともできない。この数日の間に状況は一変し、皇帝は一気に老け込んだ。
「他の勇者の様子はどうだ!?」
「今のところは噂は聞き入れていない様子ですが、この状況で外に出すのは非常にまずいかと……彼等も消えてしまった異界人を心配しております」
「くそっ……一刻も早く、あの時の少年を連れ戻せ!!噂になったということはまだ帝国内に居るのは確実なのだろう!?」
「そ、それはそうなのですが……噂の出所の街には既に去ったようなのです」
「何だと!?では何処に消えた?」
「そ、それが……帝国は信用ならないとのことで他国に渡られるとかどうとか」
「な、何ぃいいっ!?」
他国に向かわれたら手出しはできず、何としても皇帝はレアを連れ戻すように命じた。
「全ての街の警備兵を派遣してでも捕まえろ!!絶対にあの少年を取り戻せ!!」
「は、はい!!」
こうして皇帝はなりふり構わずにレアの捕縛に動き出す。しかし、彼にはもう帝国が崩壊する足音が聞こえていた――
――同時刻、レアは街を離れてリリスと共に帝国領を旅していた。二人の目的地は帝都であり、正体を隠して旅を行う。
「リリス、どうして俺が他国に向かうなんて嘘の噂を街の人たちに頼んで流したの?」
「攪乱ですよ。帝国の辺境の地に飛ばされたレアさんが行ける場所なんて限られえてますからね。もしも他国に出向くなんて噂を流したら私が皇帝なら必ず止めようとします。今頃、セカンの街に大量の兵士を送りつけているかもしれません」
「それでどうなるの?」
「兵士を送りつけるということはその分に他の街の警備が疎かになるということです。まさか他国に出向いたはずの勇者が帝国内をのんきに旅しているなんて誰も思わないでしょう?だから今のうちに帝都に向かえば警備の目を掻い潜れるはずです」
「あ、なるほど……」
「レアさんが元の世界に戻るためには帝国の召喚魔法に頼るしかありません。ですけど、ただ戻ってもいいように利用されるだけです。それなら帝都にいる他の異界人の方々と再会して協力しましょう。異界人の方々が力を合わせればいくら皇帝でも横暴な真似はできませんからね」
「リリスは本当に頼りになるね……どうして俺に協力してくれるの?」
「私はレアさんに命を救ってもらいましたし、恩返しですよ。あとレアさんと一緒なら色々な乗り物を運転できそうですからね」
「そっちが本命だろ……じゃあ、とりあえず行こうか」
「では発進しますよ!!」
リリスが乗り込んだ「バイク」にレアも後ろに乗り込み、二人は帝都へ向けて旅立つ――
※これにて終わりとさせていただきます。元々は別の終わり方だったんですが、作者としてはこちらの方が納得がいく終わり方なので満足してます。
「こうして傷口に塗る方がいいの?」
「あ~そこそこいい感じです。いやん、どこまで触ってるんですか」
回復薬を栄養ドリンクのように飲んで回復するバルに対し、まるでマッサージのようにレアに回復薬を擦りこませるリリス、二人は完全回復するとカトレアがどうなったのかを問い質す。
「そう言えばカトレアの奴はどうしたんだい!?まさか取り逃がしたのか!?」
「それともレアさんがやっつけたんですか?」
「えっと……火竜に喰われちゃった」
「「はあっ!?」」
カトレアが火竜に喰われたことをレアが報告するとリリス達は驚愕するが、事実なだけに他に話し様がない。カトレアをこの手で殺すと決意していたバルは呆れて力が抜けてしまう。
「自分が従えていた火竜に喰われて死んだって……何とも情けない奴だね、同情すらしてくるよ」
「火竜はどうなったんですか?」
「石像を見たら驚いて逃げちゃった。多分、もう大丈夫だとは思うけど……」
火竜は女神の石像を見た瞬間に逃げ帰り、そもそも火竜は本来は火山に生息する種である。支配者が消えた以上は人間の土地に留まる理由はなくなり、火竜は元々の住処に引き返したと思われた。
カトレアは死亡して火竜が去った以上、この街を脅かす脅威は完全に消え去った。そしてカトレアに支配されていた者達も今頃は火竜と同様に正気を取り戻しているはずであり、完全に平和を取り戻した。
「これで私達の完全勝利ですね!!」
「そうだな……できればあの女はこの手で仕留めたかったけど、仕方ないね」
「すいません、他に方法がなくて……」
「なんであんたが謝るんだい。あんたがいなかったら今頃はこの街は滅びていたんだよ。気にする必要なんてないさ」
バルはカトレアを討ち取れなかったのは残念だが、結果的に言えばレアのお陰で街の人々を救い出し、火竜を撃退してカトレアを始末することに成功した。今の時点ではレアは勇者として召喚された人間達よりも大活躍していた。
「あ、見つけた!!あそこにいたぞ!!」
「お~い!!勇者様無事ですか!?」
「あの男の子が勇者様なのか!?俺達を救っていただきありがとうございます!!」
「うわわっ!?な、何々!?」
「どうやら他の人たちも正気に戻ったようですね」
「ほら、行ってきな英雄!!」
遅れて駆けつけてきた街の人々がレアの元に集まり、彼に惜しみない拍手を行う。レアはそんな彼等の姿に照れくさく思い、この世界に来て初めて嬉しいと思った――
――それから一週間後、帝国では火竜を撃退して街を救ったという英雄の噂が広がる。その英雄の正体は帝国が異界から召喚した人間であり、しかもダマラン大臣の転移魔法で辺境の地に追放されてしまった。それなのに彼は魔人族に壊滅的な被害を受けた街に赴き、危険を冒して魔人族を撃退したという噂が一気に広がった。
この噂の出所は当然ながらセカンの街の人々であり、彼等は帝国の非道と街が救ったのが異界人のレアだと包み隠さず伝える。そのせいで噂の真偽を確かめるために帝都には大勢の人間が毎日押し寄せていた。
「皇帝陛下!!異界人を召喚したという話は本当なのですか!?」
「追放したという噂は誠なんですか!?伝承では異界人に危害を加えれば災いを呼び寄せると聞いております!!」
「ダマラン大臣を出せ!!」
「み、皆さん落ち着いて下さい!!どうかお引き取りを!!」
民衆の中には過去に世界を救った異界人を信仰する人間も多く、異界人を勝手に追放したことに怒りや不安を抱く者も多かった。言い訳をしようにも実際に仕出かしたことなので言い返す事もできず、ダマランも一向に回復する気配もないので彼を出すわけにはいかない。
「陛下!!このままでは民衆の信頼を失ってしまいます!!いったいどうすれば……」
「くそっ……どうしてこんなことになってしまったのだ!!ダマランのクズめ、奴さえこんな真似をしなければ!!」
皇帝はダマランに責任を押し付けようとするが、当の本人は意識不明の重体で表に出すこともできない。この数日の間に状況は一変し、皇帝は一気に老け込んだ。
「他の勇者の様子はどうだ!?」
「今のところは噂は聞き入れていない様子ですが、この状況で外に出すのは非常にまずいかと……彼等も消えてしまった異界人を心配しております」
「くそっ……一刻も早く、あの時の少年を連れ戻せ!!噂になったということはまだ帝国内に居るのは確実なのだろう!?」
「そ、それはそうなのですが……噂の出所の街には既に去ったようなのです」
「何だと!?では何処に消えた?」
「そ、それが……帝国は信用ならないとのことで他国に渡られるとかどうとか」
「な、何ぃいいっ!?」
他国に向かわれたら手出しはできず、何としても皇帝はレアを連れ戻すように命じた。
「全ての街の警備兵を派遣してでも捕まえろ!!絶対にあの少年を取り戻せ!!」
「は、はい!!」
こうして皇帝はなりふり構わずにレアの捕縛に動き出す。しかし、彼にはもう帝国が崩壊する足音が聞こえていた――
――同時刻、レアは街を離れてリリスと共に帝国領を旅していた。二人の目的地は帝都であり、正体を隠して旅を行う。
「リリス、どうして俺が他国に向かうなんて嘘の噂を街の人たちに頼んで流したの?」
「攪乱ですよ。帝国の辺境の地に飛ばされたレアさんが行ける場所なんて限られえてますからね。もしも他国に出向くなんて噂を流したら私が皇帝なら必ず止めようとします。今頃、セカンの街に大量の兵士を送りつけているかもしれません」
「それでどうなるの?」
「兵士を送りつけるということはその分に他の街の警備が疎かになるということです。まさか他国に出向いたはずの勇者が帝国内をのんきに旅しているなんて誰も思わないでしょう?だから今のうちに帝都に向かえば警備の目を掻い潜れるはずです」
「あ、なるほど……」
「レアさんが元の世界に戻るためには帝国の召喚魔法に頼るしかありません。ですけど、ただ戻ってもいいように利用されるだけです。それなら帝都にいる他の異界人の方々と再会して協力しましょう。異界人の方々が力を合わせればいくら皇帝でも横暴な真似はできませんからね」
「リリスは本当に頼りになるね……どうして俺に協力してくれるの?」
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「そっちが本命だろ……じゃあ、とりあえず行こうか」
「では発進しますよ!!」
リリスが乗り込んだ「バイク」にレアも後ろに乗り込み、二人は帝都へ向けて旅立つ――
※これにて終わりとさせていただきます。元々は別の終わり方だったんですが、作者としてはこちらの方が納得がいく終わり方なので満足してます。
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