23 / 42
廃墟編
命中の技能
しおりを挟む
――ウォオオオンッ!!
馬車の背後には何時の間にか額に角を生やした狼の群れが追跡しており、徐々に距離を縮めていた。それを見たレアは驚いてリリスに尋ねる。
「な、何だこいつ!?」
「一角狼ですよ!!よりにもよって最悪な奴が来ましたっ!!」
「一角……狼?」
初めて見た狼のような姿をした魔物にレアは戸惑うが、既に群れの一番先頭を走っている一角狼は馬車の真後ろまで迫っており、慌ててレアは拳銃を構える。狙いを定めて撃つ前にリリスに魔物の特徴を伺う。
「こいつらはゴブリンよりやばいの!?」
「やばいですよ!!だから逃げてるんじゃないですかっ!?」
「反響石を取り付けたばっかりなのに現れたけど、本当にそれ効果あるの!?」
「反響石が効果を発揮するのは基本的に通常種にだけなんです!!一角兎は狼型の魔物の上位種なので効かないんですよ!!」
「くそっ、そういうことか……!!」
廃墟街に生息するゴブリンに解析を発動した際、名前の横に「通常種」という文章が表示されていたことをレアは思い出す。リリスの説明を聞いて教会にゴブリンが押し寄せて来なかった理由が判明し、同時に上位種や亜種には反響石が通じないことも知る。
会話を行っている間にも馬車の後方から一角狼が近付いており、先頭の個体が馬車に目掛けて飛び掛かろうとした。それに対してレアは冷静に対処する。
「ガアッ!!」
「帰れっ!!」
「ギャンッ!?」
馬車の中に入り込もうとした狼にレアは荷物の中から鍋を取り出して殴り飛ばす。思いもよらぬ反撃を受けた一角狼は車外に吹き飛び、即座にレアは拳銃を抜いて馬車を追いかける他の狼に狙いを定めて撃つ。
「このっ!!近寄るな!!」
「わあっ!?な、何ですか今の音!?」
「「ヒヒンッ!?」」
「うわわっ!?い、いいから馬車の運転に集中して!!」
拳銃の発砲音にリリスは驚き、その際に走らせている馬達が動揺して馬車が揺れる。危うく落ちそうになったレアはどうにか踏み止まり、リリスに注意しながら拳銃で狼を狙い撃とうとする。だが、動き回る相手を狙い撃つのは非常に難しく、しかも揺れる車体の上での発砲なので上手く当てられない。
「くそっ、全然当たらない!!」
「わ、私は運転しているので見えないんですけど、何をしてるんですかっ!?」
「いいから運転に集中してろって!!」
馬車に接近する一角狼に向けてレアは発砲を繰り返し、こんな時のために用意しておいた大量の弾丸を利用して打ち込む。何発にかに一発は一角狼に的中し、走行中に打たれた狼達が次々と倒れる。
「ギャンッ!?」
「ガウッ!?」
「ギャインッ!?」
「最後の奴だけ可愛い鳴き声だったな……うわっ!?」
拳銃を発砲している途中で車体が大きく揺れ動き、レアは体勢を崩して床に倒れ込んでしまう。何事かとリリスに振り返ると、彼女は慌てふためく馬達を必死に操作しようとしていた。
「ヒィンッ!?」
「わわわっ!!ちょ、落ち着いてください!!どうどうっ!!」
「どうしたっ!?」
「そ、その武器のせいですよ!!音がでかすぎて馬が怯えるんですっ!!これ以上それを使われると転倒しますよっ!?」
「マジかよ……」
馬車を引く馬が拳銃の発砲音に反応したらしく、二頭の馬が混乱して制御が効かなくなる。どうにかリリスは落ち着かせようとしているが、これ以上に拳銃を使用すると本当に転倒する恐れがあり、仕方なくレアは拳銃を胸元のポケットに戻して別の方法を考える。
「このままだとまずいですよ。追いつかれたら終わりです!!」
「言われなくても分かってるよ!!けど、どうすれば……待てよ?」
「何か作戦を思いついたんですか!?」
レアはリリスと遭遇する前にホブゴブリンとゴブリンメイジを倒したことを思い出し、即座にステータス画面を開く。案の定というべきかレベルがいつの間にか「18」に上昇していた。それを確認したレアは今ならば新しい技能を習得できることに気が付く。
事前に目星をつけていた技能は「剣術」と「命中」であり、当然ながら現在の状況で役立つのは「命中」だった。この技能を習得すれば的を外すことはなう、確実に一角狼を狙い撃てる。しかし、これ以上に拳銃を発砲すると馬が音に驚いて馬車が転倒する恐れもあった。
(普通の銃じゃ駄目だ!!この状況で役立つ銃と言えば……あれしかない!!)
地球から召喚された際に持って来た道具の中でレアは一番最初に文字変換の能力を試した「学生手帳」を取り出す。少し惜しいが他に四文字の道具は持ち合わせておらず、解析を発動して文字を書き替える。
『学生手帳――異世界に存在する学校の学生用の生徒手帳 状態:普通』
「これを……こうだっ!!」
『ライフル――消音機能が搭載されたスナイパーライフル 状態:普通』
「上手く行けっ!!」
文字変換の能力を発動させた瞬間、レアの手元に存在した学生手帳が光り輝き、やがて拳銃よりも大きな銃器が誕生する。デザインはレアが現実世界で遊んでいたFPSのゲームでよく利用していた「狙撃銃」と非常に酷似していた。
「えっと……どう使うんだろう?映画やゲームだとこんな風にしていたような……」
「あの、何をしてるんですか!?こっちは運転に集中しているんで本当に何も見えないんですけどっ!!」
「ああ、話し掛けないでよ!!集中してるんだから……これでいいのかな?」
初めて扱う銃器なので使い方を調べるのに苦労したが、どうにか使用法を見出したレアは銃を構え、スコープを通して狙いを定める。
「喰らえっ!!」
――ギャンッ!?
狙撃銃の引金を引いた瞬間、馬車から10メートル以上も離れていた一角狼が吹き飛び、頭部を撃ち抜かれた狼が悲鳴を上げて地面に倒れ込む。後方から続いていた複数の狼も先頭を走っていた個体の肉体に足を引っかけて転倒してしまう。
「よっしゃっ!!」
「え?何が起きたんですか?」
「いいからそのまま走ってて……次っ!!」
消音機能が搭載された狙撃銃は発砲音を限りなく抑えており、そのお陰で馬達が発砲音で混乱する事もなく、レアは次々と馬車を追跡する一角狼達を撃ち抜く。スコープ越しの発砲とはいえ、的確に狼を狙い撃ちできるのは先ほど覚えた「命中」の技能のお陰だと思われた。
最初の内は執拗に追いかけていた狼達も次々と仲間たちが倒される事に危機感を抱いたらしく、合計で5体目の仲間が倒れた時点で完全に諦めてしまったのか立ち止まる。
――ウォオオオンッ……!!
悲し気な一角狼の咆哮が響き渡り、無事にレア達は草原を駆け抜けて一角狼の追跡を逃れる事に成功した。
馬車の背後には何時の間にか額に角を生やした狼の群れが追跡しており、徐々に距離を縮めていた。それを見たレアは驚いてリリスに尋ねる。
「な、何だこいつ!?」
「一角狼ですよ!!よりにもよって最悪な奴が来ましたっ!!」
「一角……狼?」
初めて見た狼のような姿をした魔物にレアは戸惑うが、既に群れの一番先頭を走っている一角狼は馬車の真後ろまで迫っており、慌ててレアは拳銃を構える。狙いを定めて撃つ前にリリスに魔物の特徴を伺う。
「こいつらはゴブリンよりやばいの!?」
「やばいですよ!!だから逃げてるんじゃないですかっ!?」
「反響石を取り付けたばっかりなのに現れたけど、本当にそれ効果あるの!?」
「反響石が効果を発揮するのは基本的に通常種にだけなんです!!一角兎は狼型の魔物の上位種なので効かないんですよ!!」
「くそっ、そういうことか……!!」
廃墟街に生息するゴブリンに解析を発動した際、名前の横に「通常種」という文章が表示されていたことをレアは思い出す。リリスの説明を聞いて教会にゴブリンが押し寄せて来なかった理由が判明し、同時に上位種や亜種には反響石が通じないことも知る。
会話を行っている間にも馬車の後方から一角狼が近付いており、先頭の個体が馬車に目掛けて飛び掛かろうとした。それに対してレアは冷静に対処する。
「ガアッ!!」
「帰れっ!!」
「ギャンッ!?」
馬車の中に入り込もうとした狼にレアは荷物の中から鍋を取り出して殴り飛ばす。思いもよらぬ反撃を受けた一角狼は車外に吹き飛び、即座にレアは拳銃を抜いて馬車を追いかける他の狼に狙いを定めて撃つ。
「このっ!!近寄るな!!」
「わあっ!?な、何ですか今の音!?」
「「ヒヒンッ!?」」
「うわわっ!?い、いいから馬車の運転に集中して!!」
拳銃の発砲音にリリスは驚き、その際に走らせている馬達が動揺して馬車が揺れる。危うく落ちそうになったレアはどうにか踏み止まり、リリスに注意しながら拳銃で狼を狙い撃とうとする。だが、動き回る相手を狙い撃つのは非常に難しく、しかも揺れる車体の上での発砲なので上手く当てられない。
「くそっ、全然当たらない!!」
「わ、私は運転しているので見えないんですけど、何をしてるんですかっ!?」
「いいから運転に集中してろって!!」
馬車に接近する一角狼に向けてレアは発砲を繰り返し、こんな時のために用意しておいた大量の弾丸を利用して打ち込む。何発にかに一発は一角狼に的中し、走行中に打たれた狼達が次々と倒れる。
「ギャンッ!?」
「ガウッ!?」
「ギャインッ!?」
「最後の奴だけ可愛い鳴き声だったな……うわっ!?」
拳銃を発砲している途中で車体が大きく揺れ動き、レアは体勢を崩して床に倒れ込んでしまう。何事かとリリスに振り返ると、彼女は慌てふためく馬達を必死に操作しようとしていた。
「ヒィンッ!?」
「わわわっ!!ちょ、落ち着いてください!!どうどうっ!!」
「どうしたっ!?」
「そ、その武器のせいですよ!!音がでかすぎて馬が怯えるんですっ!!これ以上それを使われると転倒しますよっ!?」
「マジかよ……」
馬車を引く馬が拳銃の発砲音に反応したらしく、二頭の馬が混乱して制御が効かなくなる。どうにかリリスは落ち着かせようとしているが、これ以上に拳銃を使用すると本当に転倒する恐れがあり、仕方なくレアは拳銃を胸元のポケットに戻して別の方法を考える。
「このままだとまずいですよ。追いつかれたら終わりです!!」
「言われなくても分かってるよ!!けど、どうすれば……待てよ?」
「何か作戦を思いついたんですか!?」
レアはリリスと遭遇する前にホブゴブリンとゴブリンメイジを倒したことを思い出し、即座にステータス画面を開く。案の定というべきかレベルがいつの間にか「18」に上昇していた。それを確認したレアは今ならば新しい技能を習得できることに気が付く。
事前に目星をつけていた技能は「剣術」と「命中」であり、当然ながら現在の状況で役立つのは「命中」だった。この技能を習得すれば的を外すことはなう、確実に一角狼を狙い撃てる。しかし、これ以上に拳銃を発砲すると馬が音に驚いて馬車が転倒する恐れもあった。
(普通の銃じゃ駄目だ!!この状況で役立つ銃と言えば……あれしかない!!)
地球から召喚された際に持って来た道具の中でレアは一番最初に文字変換の能力を試した「学生手帳」を取り出す。少し惜しいが他に四文字の道具は持ち合わせておらず、解析を発動して文字を書き替える。
『学生手帳――異世界に存在する学校の学生用の生徒手帳 状態:普通』
「これを……こうだっ!!」
『ライフル――消音機能が搭載されたスナイパーライフル 状態:普通』
「上手く行けっ!!」
文字変換の能力を発動させた瞬間、レアの手元に存在した学生手帳が光り輝き、やがて拳銃よりも大きな銃器が誕生する。デザインはレアが現実世界で遊んでいたFPSのゲームでよく利用していた「狙撃銃」と非常に酷似していた。
「えっと……どう使うんだろう?映画やゲームだとこんな風にしていたような……」
「あの、何をしてるんですか!?こっちは運転に集中しているんで本当に何も見えないんですけどっ!!」
「ああ、話し掛けないでよ!!集中してるんだから……これでいいのかな?」
初めて扱う銃器なので使い方を調べるのに苦労したが、どうにか使用法を見出したレアは銃を構え、スコープを通して狙いを定める。
「喰らえっ!!」
――ギャンッ!?
狙撃銃の引金を引いた瞬間、馬車から10メートル以上も離れていた一角狼が吹き飛び、頭部を撃ち抜かれた狼が悲鳴を上げて地面に倒れ込む。後方から続いていた複数の狼も先頭を走っていた個体の肉体に足を引っかけて転倒してしまう。
「よっしゃっ!!」
「え?何が起きたんですか?」
「いいからそのまま走ってて……次っ!!」
消音機能が搭載された狙撃銃は発砲音を限りなく抑えており、そのお陰で馬達が発砲音で混乱する事もなく、レアは次々と馬車を追跡する一角狼達を撃ち抜く。スコープ越しの発砲とはいえ、的確に狼を狙い撃ちできるのは先ほど覚えた「命中」の技能のお陰だと思われた。
最初の内は執拗に追いかけていた狼達も次々と仲間たちが倒される事に危機感を抱いたらしく、合計で5体目の仲間が倒れた時点で完全に諦めてしまったのか立ち止まる。
――ウォオオオンッ……!!
悲し気な一角狼の咆哮が響き渡り、無事にレア達は草原を駆け抜けて一角狼の追跡を逃れる事に成功した。
1
お気に入りに追加
2,174
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる