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廃墟編
ゴブリン
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――ゴブリン――
種族:ゴブリン(通常種)
性別:雄
状態:飢餓
能力:悪食――口にした物を全て栄養として取り込む
――――――――
ステータス画面を確認して魔物の正体は「ゴブリン」と呼ばれる生物だと判明し、レアはダマランの時のように相手の能力値までは表示されない事に気付き、魔物にはレベルが表示されないことも発覚した。その代わりにダマランのステータスには表示されていなかった「能力」という項目が新しく追加されていることも知る。
「ギギィッ!!」
「うわっ!?ち、近寄るなっ!!」
ゴブリンが両手を伸ばしてレアに掴みかかろうとするが、寸前で彼は後方に退避する。城の兵士と比べれば動きは遅く、傍に落ちていた椅子を拾い上げてゴブリンに叩きつける。
「このっ!!」
「ギィッ!?」
椅子の脚を勢いよく叩きつけると、ゴブリンの頭部に当たった椅子は粉々に砕けて地面に散らばる。何年も放置されていたせいで老朽化していたらしく、武器としては使い物にならなかった。それでも隙を作ることに成功したのでレアは視界に表示されたままのゴブリンのステータスを改竄する。
「くたばれっ!!」
「グギィッ!?」
状態の項目の「健康」を「死亡」に変換させた瞬間、唐突にゴブリンは倒れこむ。まるで心臓発作でも起こしたかのように即死し、苦悶の表情を浮かべたまま動かなくなった。その光景を見てレアの心臓は高鳴る。
「し、死んだ……のか?」
自分がした事とはいえ、初めて魔物を殺したことに身体が震える。そしてステータス画面の状態を改竄すれば文字通りの状態になることも判明した。先にダマランのレベルを改竄した時から気付いていたが、レアの文字変換の能力はとんでもない代物だった。
地面に倒れたゴブリンが完全に死んでいるのを確かめると、レアを見ていられずにその場を離れる。ゴブリンに襲われた時点でこの廃墟の街が魔物が巣食う危険地帯の可能性が高まり、一刻も早く安全な場所に避難する必要があった。
「あんな化物がいる世界なのか……くそ、なんとか能力値を上げておかないとやばいぞ」
他の勇者は初期から能力値が高いのに対して一般人のレアは最低数値であり、どうにか能力値を伸ばす方法がないのかと考えながらステータス画面を開くと何時の間にかレベルが上昇している事に気付く。
「あれ?なんでレベルが10になってるんだ?特に何もしてないのに……いや、もしかしてさっきのゴブリンを倒したからか?」
ステータス画面に表示されているレベルが上がったことに気付いたレアはゲームのように魔物を倒すとレベルが上がることを知る。しかもレアの場合はステータスを改竄しただけで直接的に手を出したわけでもないのにレベルが上がっていた。
「俺の能力で死亡させたから倒したこと扱いされてるのかな……いや、今は呑気に考え込んでいる場合じゃないな」
考え事をしている間に他の魔物に見つかる恐れがあるため、今は自分が生き残ることだけに集中する。そして最初にやるべきことは決まっていた。
「とりあえずレベルは上がったから能力値も伸びているはずだ。それを上手く改竄すれば今よりも強くなれるはず」
自身のステータス画面を開いてレアは文字変換の能力を発動させ、二桁に上がっているはずの自分の能力値を確認した。
――霧崎レア――
職業:無し
性別:男性
レベル:10
SP:7
――能力値――
体力:10
筋力:10
魔力:10
――――――――
予想通りにレベルが上昇したことで能力値も上がっていたが、残念ながら「1」しか上がっていない。話を聞く限りでは大地達はレベル1の状態で100を超える数値だったらしいが、レアは彼等の召喚に巻き込まれた一般人であるが故かレベルが上昇しても能力値は大きく伸びない。
バルトの話では城の兵士でも体力は100はあるらしく、勇者として召喚された大地達はレベル1の状態でも兵士と同程度か少し上の能力値を誇る。一方でレアはこの世界の一般人にも劣る能力値であり、この調子でレベルを上げたとしても大幅な成長は見込めない。
「こうなったら能力値を文字変換で伸ばすしかないか……」
レアの文字変換の能力は一度変更した文字は二度と書き換えることができないため、ここで能力値の数値を変換すれば今後は二度と改竄できなくなる。それでも生き残るためには最低限の力は必要のため、意を決してレアは「体力」と「筋力」の数値を最高数値に変換させた。
――霧崎レア――
職業:無し
性別:男性
レベル:10
SP:7
――能力値――
体力:99
筋力:99
魔力:10
――――――――
魔力に関しては謎の部分も多く、そもそもレア自身が魔法を覚えていないので何の役に立つのか分からないために改竄は行わない。その代わりに体力と筋力を限界まで伸ばすと、ステータス画面が更新されてレアの身体に電流が流れ込むような衝撃が走る。
「あぐっ!?な、何だっ……!?」
画面が更新された途端にレアは全身が筋肉痛になったかのように動けなくなった。あまりの痛みに耐え切れずにレアは地面に横たわると、身体中の血管が浮き上がって心臓の鼓動が高鳴る。
「ど、どうなってるんだ……!?」
レアの脳裏にレベルを変化させられたことで衰弱したダマランの姿が思い浮かび、ステータスを改竄したことで肉体に影響が生まれたのではないかと考察する。レベルを上げた時は大した痛みは感じられなかったが、能力値を一気に上昇させ過ぎたせいで肉体が変化を起こしたのかもしれない。
(や、やばい!?このままだと死ぬかも……そうだ!!)
全身の激痛に耐えながらレアはステータス画面を操作し、これまで獲得したSPを消費して痛みを抑えるのに役立ちそうな技能がないのか確かめるために「未収得技能一覧」の画面を展開した。痛みを堪えながらレアは必死に指を動かし、画面内に表示された無数の技能を調べていく。そして二つの技能を見つけた。
『苦痛耐性――肉体の苦痛に対する耐性を得られる』
『超回復――肉体の回復能力が強化される』
技能の内容を確認するとレアは迷いなく習得した。その直後にステータス画面が更新され、全身の激痛が徐々に和らぎ始め、数十秒も経過すると動けるまでに身体も回復した。
「いててて……死ぬかと思った」
新しい技能をを習得したお陰なのか肉体の苦痛は大分無くなったが、少しでも動こうとするとたちまち痛みに襲われる。完全に回復するまでは無理に動かず、座り込んで大人しく待つしかなかった。周囲の警戒を怠らずにレアはSPの確認を行う。
――霧崎レア――
職業:無し
性別:男性
レベル:10
SP:0
――能力値――
体力:99
筋力:99
魔力:10
――技能――
翻訳――この世界の言語・文章を日本語に変換し、全て理解できる
脱出――肉体が拘束された状態から抜け出す
解析――対象が生物ならばステータス画面、物体の場合は詳細を確認できる
苦痛耐性――肉体の苦痛に対する耐性を得られる
超回復――肉体の回復能力が強化される
――異能――
文字変換――あらゆる文字を変換できる。文字の追加、削除は行えない
――――――――
新たに更新されたステータス画面を確認してレアが真っ先に驚いたのはSPの項目が「0」になっていたことだった。
「うわ、SPが全部なくなってる!?そういえば解析を覚えた時から消費SPが増えていた様な……そうか、新しい技能を習得する度にSPの消費量も増える仕組みなのか」
新たな技能を習得する度にSPの消費量が「1」追加され、これまでに四つの技能を覚えたレアはSPを使い切ってしまった。恐らくは次の技能に習得するのに必要なSPの消費量は「6」と思われ、レベルを16まで上げるまでは新しい技能を覚えることはできなくなった。
種族:ゴブリン(通常種)
性別:雄
状態:飢餓
能力:悪食――口にした物を全て栄養として取り込む
――――――――
ステータス画面を確認して魔物の正体は「ゴブリン」と呼ばれる生物だと判明し、レアはダマランの時のように相手の能力値までは表示されない事に気付き、魔物にはレベルが表示されないことも発覚した。その代わりにダマランのステータスには表示されていなかった「能力」という項目が新しく追加されていることも知る。
「ギギィッ!!」
「うわっ!?ち、近寄るなっ!!」
ゴブリンが両手を伸ばしてレアに掴みかかろうとするが、寸前で彼は後方に退避する。城の兵士と比べれば動きは遅く、傍に落ちていた椅子を拾い上げてゴブリンに叩きつける。
「このっ!!」
「ギィッ!?」
椅子の脚を勢いよく叩きつけると、ゴブリンの頭部に当たった椅子は粉々に砕けて地面に散らばる。何年も放置されていたせいで老朽化していたらしく、武器としては使い物にならなかった。それでも隙を作ることに成功したのでレアは視界に表示されたままのゴブリンのステータスを改竄する。
「くたばれっ!!」
「グギィッ!?」
状態の項目の「健康」を「死亡」に変換させた瞬間、唐突にゴブリンは倒れこむ。まるで心臓発作でも起こしたかのように即死し、苦悶の表情を浮かべたまま動かなくなった。その光景を見てレアの心臓は高鳴る。
「し、死んだ……のか?」
自分がした事とはいえ、初めて魔物を殺したことに身体が震える。そしてステータス画面の状態を改竄すれば文字通りの状態になることも判明した。先にダマランのレベルを改竄した時から気付いていたが、レアの文字変換の能力はとんでもない代物だった。
地面に倒れたゴブリンが完全に死んでいるのを確かめると、レアを見ていられずにその場を離れる。ゴブリンに襲われた時点でこの廃墟の街が魔物が巣食う危険地帯の可能性が高まり、一刻も早く安全な場所に避難する必要があった。
「あんな化物がいる世界なのか……くそ、なんとか能力値を上げておかないとやばいぞ」
他の勇者は初期から能力値が高いのに対して一般人のレアは最低数値であり、どうにか能力値を伸ばす方法がないのかと考えながらステータス画面を開くと何時の間にかレベルが上昇している事に気付く。
「あれ?なんでレベルが10になってるんだ?特に何もしてないのに……いや、もしかしてさっきのゴブリンを倒したからか?」
ステータス画面に表示されているレベルが上がったことに気付いたレアはゲームのように魔物を倒すとレベルが上がることを知る。しかもレアの場合はステータスを改竄しただけで直接的に手を出したわけでもないのにレベルが上がっていた。
「俺の能力で死亡させたから倒したこと扱いされてるのかな……いや、今は呑気に考え込んでいる場合じゃないな」
考え事をしている間に他の魔物に見つかる恐れがあるため、今は自分が生き残ることだけに集中する。そして最初にやるべきことは決まっていた。
「とりあえずレベルは上がったから能力値も伸びているはずだ。それを上手く改竄すれば今よりも強くなれるはず」
自身のステータス画面を開いてレアは文字変換の能力を発動させ、二桁に上がっているはずの自分の能力値を確認した。
――霧崎レア――
職業:無し
性別:男性
レベル:10
SP:7
――能力値――
体力:10
筋力:10
魔力:10
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予想通りにレベルが上昇したことで能力値も上がっていたが、残念ながら「1」しか上がっていない。話を聞く限りでは大地達はレベル1の状態で100を超える数値だったらしいが、レアは彼等の召喚に巻き込まれた一般人であるが故かレベルが上昇しても能力値は大きく伸びない。
バルトの話では城の兵士でも体力は100はあるらしく、勇者として召喚された大地達はレベル1の状態でも兵士と同程度か少し上の能力値を誇る。一方でレアはこの世界の一般人にも劣る能力値であり、この調子でレベルを上げたとしても大幅な成長は見込めない。
「こうなったら能力値を文字変換で伸ばすしかないか……」
レアの文字変換の能力は一度変更した文字は二度と書き換えることができないため、ここで能力値の数値を変換すれば今後は二度と改竄できなくなる。それでも生き残るためには最低限の力は必要のため、意を決してレアは「体力」と「筋力」の数値を最高数値に変換させた。
――霧崎レア――
職業:無し
性別:男性
レベル:10
SP:7
――能力値――
体力:99
筋力:99
魔力:10
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魔力に関しては謎の部分も多く、そもそもレア自身が魔法を覚えていないので何の役に立つのか分からないために改竄は行わない。その代わりに体力と筋力を限界まで伸ばすと、ステータス画面が更新されてレアの身体に電流が流れ込むような衝撃が走る。
「あぐっ!?な、何だっ……!?」
画面が更新された途端にレアは全身が筋肉痛になったかのように動けなくなった。あまりの痛みに耐え切れずにレアは地面に横たわると、身体中の血管が浮き上がって心臓の鼓動が高鳴る。
「ど、どうなってるんだ……!?」
レアの脳裏にレベルを変化させられたことで衰弱したダマランの姿が思い浮かび、ステータスを改竄したことで肉体に影響が生まれたのではないかと考察する。レベルを上げた時は大した痛みは感じられなかったが、能力値を一気に上昇させ過ぎたせいで肉体が変化を起こしたのかもしれない。
(や、やばい!?このままだと死ぬかも……そうだ!!)
全身の激痛に耐えながらレアはステータス画面を操作し、これまで獲得したSPを消費して痛みを抑えるのに役立ちそうな技能がないのか確かめるために「未収得技能一覧」の画面を展開した。痛みを堪えながらレアは必死に指を動かし、画面内に表示された無数の技能を調べていく。そして二つの技能を見つけた。
『苦痛耐性――肉体の苦痛に対する耐性を得られる』
『超回復――肉体の回復能力が強化される』
技能の内容を確認するとレアは迷いなく習得した。その直後にステータス画面が更新され、全身の激痛が徐々に和らぎ始め、数十秒も経過すると動けるまでに身体も回復した。
「いててて……死ぬかと思った」
新しい技能をを習得したお陰なのか肉体の苦痛は大分無くなったが、少しでも動こうとするとたちまち痛みに襲われる。完全に回復するまでは無理に動かず、座り込んで大人しく待つしかなかった。周囲の警戒を怠らずにレアはSPの確認を行う。
――霧崎レア――
職業:無し
性別:男性
レベル:10
SP:0
――能力値――
体力:99
筋力:99
魔力:10
――技能――
翻訳――この世界の言語・文章を日本語に変換し、全て理解できる
脱出――肉体が拘束された状態から抜け出す
解析――対象が生物ならばステータス画面、物体の場合は詳細を確認できる
苦痛耐性――肉体の苦痛に対する耐性を得られる
超回復――肉体の回復能力が強化される
――異能――
文字変換――あらゆる文字を変換できる。文字の追加、削除は行えない
――――――――
新たに更新されたステータス画面を確認してレアが真っ先に驚いたのはSPの項目が「0」になっていたことだった。
「うわ、SPが全部なくなってる!?そういえば解析を覚えた時から消費SPが増えていた様な……そうか、新しい技能を習得する度にSPの消費量も増える仕組みなのか」
新たな技能を習得する度にSPの消費量が「1」追加され、これまでに四つの技能を覚えたレアはSPを使い切ってしまった。恐らくは次の技能に習得するのに必要なSPの消費量は「6」と思われ、レベルを16まで上げるまでは新しい技能を覚えることはできなくなった。
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