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旋斧の秘密
第297話 現時点のステータス
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―――ナイ―――
種族:人間
状態:普通
年齢:14才
レベル:1
SP《スキルポイント》:100
―――異能―――
貧弱――日付が変更する事にレベルがリセットされる
―――技能―――
・頑丈――肉体の耐久性が上昇する
・受身――外部から受けた衝撃を緩和する
・迎撃――敵対する相手が攻撃を仕掛けた際、迅速な攻撃動作で反攻に転じる
・観察眼――観察能力を高め、周囲の状況を詳しく把握できる
・暗視――暗闇の中でも周囲の状況を把握できる
・索敵――潜伏している敵の位置を捉える事ができる
・隠密――気配を限りなく消し去り、存在感を薄くさせる技術が向上する
・無音歩行――足音を鳴らさずに移動する技術を身に付ける
・気配感知――敵意を抱く生物の気配を感知できるようになる
・採取――採取の際、良質な素材が多く手に入りやすくなる
・栽培――植物を育成する際、通常よりも成長速度が早まり、植物の持つ効果も高まる
・調理――大抵の食材を調理する事ができる
・解体――死骸から素材を剥ぎ取る技術が向上する
・調合――調合の成功率が格段に上昇する
・腕力強化――腕力が強化される
・怪力――肉体の限界近くまで力を発揮する事ができる
・剛力――限界を越えた腕力を一時期的に発揮できる
・脚力強化――脚力を強化される
・跳躍――跳躍力が強化される
・自然回復――自然回復力が高め、病気や怪我が治りやすくなる
・毒耐性――毒に対する耐性を得られる
・投擲――投擲を行う際、標的に的中させられる
・経験値増加――敵を倒す、あるいは経験石を破壊した時に入手する経験値の増加
――――――――――
表示されたステータスを見てマジクは目を見開き、その一方でナイの方も久々に確認した自分のステータスを見てSPが相当に蓄積されている事を知る。
技能を多数覚えてからはナイのレベルは上がりにくくなったが、ここ最近はガーゴイル(亜種と通常種)、ミノタウロス、ゴブリンメイジなどの強敵を倒してきたのでSPもかなり溜まっていた。
「こ、これは……信じられん、何という技能の数じゃ」
「え?そんなに驚く事ですか?」
「当たり前ではないか!!これほどの技能を覚えている人間など見た事がない!!」
マジクの反応にナイは驚くが、彼によるとナイのようにここまで多数の技能を覚えている人間など見た事がないという。当然だがマジク自身もここまでの技能は覚えていない。
「いいか、ナイ。お主は知らんようだから説明しておくがな、人が覚えることが出来る技能など頑張ったとしてもせいぜい5~6個が限界なのだ。その意味が分かるか?」
「えっと……あ、そうか。SPを消費して覚えるにはレベルを上げないと駄目だから……」
「うむ、常人の場合はレベルを10ごとに上昇させなければ新しい技能は覚える事はできん。だが、レベルというのは高くなればなるほど上がりにくくなる」
ナイは忘れていたがレベルは上昇すれば次のレベルに上げるために必要な経験値が増加する。ナイの場合は日付が変更する度にレベル1に戻るのでこの制限はあまり意味をなさないが、常人の場合は違う。
普通の人間はナイと違ってレベルを下げる方法がないため、高レベルになる程にレベルを上げにくい。しかもレベルを上げる方法は経験値を得るしかないため、魔物を倒すか経験石を破壊するしかない。
基本的には魔物退治の専門家である冒険者であったとしても平均レベルは30~40程度であり、王都の冒険者でもレベル50を超える人間は10人程度である。レベル60~70まで上げた人間は皆無であり、ここまでのレベルに到達すると歴史上の英雄に匹敵する。
マジクやマホのような魔術師は魔法が扱える才能がある反面、普通の人間よりもレベルが上がりにくい。その代わりに強力な砲撃魔法も扱えるため、一概にも彼等が他の職業の者に劣っているとは言えない。
「儂ですらもレベルが50を超えるたのは40代だったというのに……お主の場合は普通の人間が覚えられる技能の5~6倍は既に身に付けている事になる。しかも、まだ新しい技能を覚えられる余地がある」
「そうだったんですか……でも、技能を覚え過ぎてもいい事ばかりじゃないと思います」
「ほう、それはどういう意味じゃ?」
「技能を長期間使ってないと上手く発動できないんですよ」
ナイが覚えている技能の中には「受身」「頑丈」「暗視」「毒耐性」「自然回復」などの特殊な技能は除き、他の技能は定期的に使用しなければ上手く発動できない。最近は植物を育てることも無くなったので栽培の技能も機能しないかもしれない。
あくまでも技能とは技術の才能でしかなく、いくら才能に恵まれていようと長期間使用しなければ鈍ってしまう。但し、練習を地道に繰り返せばまた扱えるようになるため、覚えておいて損はしない。
それに剛力などの普段から多用する技能の場合、効果が上昇する傾向も見受けられた。かつてナイは剛力を覚えたばかりの頃と比べても明らかに筋力の強化の上昇率が高まっていた。
種族:人間
状態:普通
年齢:14才
レベル:1
SP《スキルポイント》:100
―――異能―――
貧弱――日付が変更する事にレベルがリセットされる
―――技能―――
・頑丈――肉体の耐久性が上昇する
・受身――外部から受けた衝撃を緩和する
・迎撃――敵対する相手が攻撃を仕掛けた際、迅速な攻撃動作で反攻に転じる
・観察眼――観察能力を高め、周囲の状況を詳しく把握できる
・暗視――暗闇の中でも周囲の状況を把握できる
・索敵――潜伏している敵の位置を捉える事ができる
・隠密――気配を限りなく消し去り、存在感を薄くさせる技術が向上する
・無音歩行――足音を鳴らさずに移動する技術を身に付ける
・気配感知――敵意を抱く生物の気配を感知できるようになる
・採取――採取の際、良質な素材が多く手に入りやすくなる
・栽培――植物を育成する際、通常よりも成長速度が早まり、植物の持つ効果も高まる
・調理――大抵の食材を調理する事ができる
・解体――死骸から素材を剥ぎ取る技術が向上する
・調合――調合の成功率が格段に上昇する
・腕力強化――腕力が強化される
・怪力――肉体の限界近くまで力を発揮する事ができる
・剛力――限界を越えた腕力を一時期的に発揮できる
・脚力強化――脚力を強化される
・跳躍――跳躍力が強化される
・自然回復――自然回復力が高め、病気や怪我が治りやすくなる
・毒耐性――毒に対する耐性を得られる
・投擲――投擲を行う際、標的に的中させられる
・経験値増加――敵を倒す、あるいは経験石を破壊した時に入手する経験値の増加
――――――――――
表示されたステータスを見てマジクは目を見開き、その一方でナイの方も久々に確認した自分のステータスを見てSPが相当に蓄積されている事を知る。
技能を多数覚えてからはナイのレベルは上がりにくくなったが、ここ最近はガーゴイル(亜種と通常種)、ミノタウロス、ゴブリンメイジなどの強敵を倒してきたのでSPもかなり溜まっていた。
「こ、これは……信じられん、何という技能の数じゃ」
「え?そんなに驚く事ですか?」
「当たり前ではないか!!これほどの技能を覚えている人間など見た事がない!!」
マジクの反応にナイは驚くが、彼によるとナイのようにここまで多数の技能を覚えている人間など見た事がないという。当然だがマジク自身もここまでの技能は覚えていない。
「いいか、ナイ。お主は知らんようだから説明しておくがな、人が覚えることが出来る技能など頑張ったとしてもせいぜい5~6個が限界なのだ。その意味が分かるか?」
「えっと……あ、そうか。SPを消費して覚えるにはレベルを上げないと駄目だから……」
「うむ、常人の場合はレベルを10ごとに上昇させなければ新しい技能は覚える事はできん。だが、レベルというのは高くなればなるほど上がりにくくなる」
ナイは忘れていたがレベルは上昇すれば次のレベルに上げるために必要な経験値が増加する。ナイの場合は日付が変更する度にレベル1に戻るのでこの制限はあまり意味をなさないが、常人の場合は違う。
普通の人間はナイと違ってレベルを下げる方法がないため、高レベルになる程にレベルを上げにくい。しかもレベルを上げる方法は経験値を得るしかないため、魔物を倒すか経験石を破壊するしかない。
基本的には魔物退治の専門家である冒険者であったとしても平均レベルは30~40程度であり、王都の冒険者でもレベル50を超える人間は10人程度である。レベル60~70まで上げた人間は皆無であり、ここまでのレベルに到達すると歴史上の英雄に匹敵する。
マジクやマホのような魔術師は魔法が扱える才能がある反面、普通の人間よりもレベルが上がりにくい。その代わりに強力な砲撃魔法も扱えるため、一概にも彼等が他の職業の者に劣っているとは言えない。
「儂ですらもレベルが50を超えるたのは40代だったというのに……お主の場合は普通の人間が覚えられる技能の5~6倍は既に身に付けている事になる。しかも、まだ新しい技能を覚えられる余地がある」
「そうだったんですか……でも、技能を覚え過ぎてもいい事ばかりじゃないと思います」
「ほう、それはどういう意味じゃ?」
「技能を長期間使ってないと上手く発動できないんですよ」
ナイが覚えている技能の中には「受身」「頑丈」「暗視」「毒耐性」「自然回復」などの特殊な技能は除き、他の技能は定期的に使用しなければ上手く発動できない。最近は植物を育てることも無くなったので栽培の技能も機能しないかもしれない。
あくまでも技能とは技術の才能でしかなく、いくら才能に恵まれていようと長期間使用しなければ鈍ってしまう。但し、練習を地道に繰り返せばまた扱えるようになるため、覚えておいて損はしない。
それに剛力などの普段から多用する技能の場合、効果が上昇する傾向も見受けられた。かつてナイは剛力を覚えたばかりの頃と比べても明らかに筋力の強化の上昇率が高まっていた。
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