229 / 1,110
王都での騒動
第226話 反魔の盾の所有権
しおりを挟む
「あの……ゴルド、さんがどうして騎士を辞めたんですか?」
「いや、それは……記録によると騎士ゴルドは表向きは戦場で負った怪我で復帰は難しくなり、騎士の位を返納して王都を去ったとだけ残っている」
「表向き?」
「……実際の所は辺境の地方に訪れた時、とある娘に惚れて結婚を申し込んだら、その娘はいつ死ぬかも分からない様な人間と結婚できないと言われ、軍人を辞めなければ結婚しないと言われたゴルドは騎士の位を返納して辺境の地に残ったと伝わっている」
「つまり、女のために騎士の位も英雄の称号も捨てて結婚したわけかい」
「ええっ!?」
リンの言葉にテンは若干呆れた表情を浮かべるが、その話を聞かされたナイの方がもっと驚く。だが、ある意味ではゴマンの先祖らしいと思え、一度決めた事は何が何でも諦めずに実行する辺りはゴマンと共通点がある。
ゴマンも父親から反対されても子供の頃から冒険者になる事を志し、何時の日か冒険者になるためにナイと訓練していた。結局はその願いは叶わなかったが、もしも今も彼が生きていたら冒険者になる事は諦めなかっただろう。
「ゴルドの子孫が辺境の地で村を築いたという話は聞いていたが、その子孫はもういなくなったのは残念だが……ここで問題なのがこの盾の事だ」
「えっ……」
「この盾は元々は王国の所有物だが、騎士ゴルドに譲渡した物。ならばその所有権はゴルドの子孫にあるが……君はゴルドの子孫ではなく、そしてゴルドの子孫はもういない」
「それは……」
リンの言葉にナイは否定できず、確かにこの盾の本来の所有者はゴマンであり、ナイは彼から生前に借り受けた代物に過ぎない。だからこそナイがこの盾の所有者ではない事は否定できなかった。
「君がゴルドの子孫であればこの盾は返すべきだと思っていたが、君がゴルドの子孫ではなく、単純にこの盾を借り受けていたとしたら……この盾は君に渡す事はできない」
「えっ、どうしてですか!?その盾はナイさんの親友の……」
「この盾は計り知れない価値がある。そして盾の所有者がいなくなった以上、元々はこの盾を管理していた王国が引き取るのが筋だろう」
「おいおい、ならあんたはこいつから親友の形見を引き取るつもりかい?」
反魔の盾をナイに引き渡す事は出来ないと告げるリンに対して流石にヒイロもテンも口を挟むが、リンはあくまでも盾の所有者がいなくなった以上、この盾の所有権があるのは盾を元々管理していた王国の物である事を伝える。
「テン指導官、この盾は王国が所有していた物。そして盾を譲り受けたゴルドはもう亡くなり、彼の子孫もいないとすれば王国に返却するのが道理です」
「それは……」
リンの言葉にテンも咄嗟に言い返す事はできず、反魔の盾の所有権を持つゴルドの子孫はもういない。それならば盾を元々管理していた王国が引き取るのが道理だとリンは説くが、流石にナイも納得するわけにはいかない。
「待ってください、確かにその盾は俺の物じゃないかもしれません。けど、所有者がいなくなったからといって王国の物になるのはおかしいと思います」
「何!?貴様、王国の民の癖に国に異議を申し立てるか!!」
「お辞めなさい、オウソウ!!」
ナイの言葉にオウソウは腰の長剣に手を伸ばすが、それをドリスが抑える。だが、今のナイの発言は確かに国に対して不満を告げた事に変わりはない。
仮にも王国の民であるナイが王国に異議を申し立てる事は問題があり、国の秩序を守る立場の騎士達からすれば聞き捨てならない。しかし、ナイの方もこのまま黙って親友の形見を引き取られるわけにはいかなかった。
「いくら国が盾を元々管理していたといっても、その盾は騎士ゴルドに譲渡された時点で所有権は破棄したんですよね?他の人に渡した物を、管理する人間がいなくなったからといって所有権が戻るなんて理屈があるんですか?」
「むっ……だが、それを言ったら君にこの盾を所有する権利もないだろう」
「確かにその通りかもしれません。ですけど、その盾の所有権が王国の物じゃありません。例え死んでもそれはゴルドの一族の物です……なら、その盾は村にあるゴマンの墓に供えるべきだと思います」
自分が反魔の盾を持つ事が許されないのであればナイはせめてゴマンの元に返してやりたいと思い、このまま国に彼の盾が引き取られるのを黙ってみているわけにはいかなかった。そのナイの言葉にリンも意表を突かれ、他の者達も呆気に取られる。
「……つまり、君はこの盾は死んだ友人の物として墓に供えたいというのか?」
「その通りです」
「馬鹿な……そんな事をして何の意味がある!?この盾にどれほどの価値があると思っている」
「価値?価値ってどういう意味ですか?この盾はゴマンの物なんですよ。なら、彼の墓に供えるのが当たり前じゃないですか?」
「いや、それは……」
オウソウの言葉にナイは堂々と言い返すと、彼の方も言い返す事が出来ず、結局はナイはリンたちが反魔の盾に拘るのは伝説の騎士の所有物であるからに過ぎないと思っていた。
「いや、それは……記録によると騎士ゴルドは表向きは戦場で負った怪我で復帰は難しくなり、騎士の位を返納して王都を去ったとだけ残っている」
「表向き?」
「……実際の所は辺境の地方に訪れた時、とある娘に惚れて結婚を申し込んだら、その娘はいつ死ぬかも分からない様な人間と結婚できないと言われ、軍人を辞めなければ結婚しないと言われたゴルドは騎士の位を返納して辺境の地に残ったと伝わっている」
「つまり、女のために騎士の位も英雄の称号も捨てて結婚したわけかい」
「ええっ!?」
リンの言葉にテンは若干呆れた表情を浮かべるが、その話を聞かされたナイの方がもっと驚く。だが、ある意味ではゴマンの先祖らしいと思え、一度決めた事は何が何でも諦めずに実行する辺りはゴマンと共通点がある。
ゴマンも父親から反対されても子供の頃から冒険者になる事を志し、何時の日か冒険者になるためにナイと訓練していた。結局はその願いは叶わなかったが、もしも今も彼が生きていたら冒険者になる事は諦めなかっただろう。
「ゴルドの子孫が辺境の地で村を築いたという話は聞いていたが、その子孫はもういなくなったのは残念だが……ここで問題なのがこの盾の事だ」
「えっ……」
「この盾は元々は王国の所有物だが、騎士ゴルドに譲渡した物。ならばその所有権はゴルドの子孫にあるが……君はゴルドの子孫ではなく、そしてゴルドの子孫はもういない」
「それは……」
リンの言葉にナイは否定できず、確かにこの盾の本来の所有者はゴマンであり、ナイは彼から生前に借り受けた代物に過ぎない。だからこそナイがこの盾の所有者ではない事は否定できなかった。
「君がゴルドの子孫であればこの盾は返すべきだと思っていたが、君がゴルドの子孫ではなく、単純にこの盾を借り受けていたとしたら……この盾は君に渡す事はできない」
「えっ、どうしてですか!?その盾はナイさんの親友の……」
「この盾は計り知れない価値がある。そして盾の所有者がいなくなった以上、元々はこの盾を管理していた王国が引き取るのが筋だろう」
「おいおい、ならあんたはこいつから親友の形見を引き取るつもりかい?」
反魔の盾をナイに引き渡す事は出来ないと告げるリンに対して流石にヒイロもテンも口を挟むが、リンはあくまでも盾の所有者がいなくなった以上、この盾の所有権があるのは盾を元々管理していた王国の物である事を伝える。
「テン指導官、この盾は王国が所有していた物。そして盾を譲り受けたゴルドはもう亡くなり、彼の子孫もいないとすれば王国に返却するのが道理です」
「それは……」
リンの言葉にテンも咄嗟に言い返す事はできず、反魔の盾の所有権を持つゴルドの子孫はもういない。それならば盾を元々管理していた王国が引き取るのが道理だとリンは説くが、流石にナイも納得するわけにはいかない。
「待ってください、確かにその盾は俺の物じゃないかもしれません。けど、所有者がいなくなったからといって王国の物になるのはおかしいと思います」
「何!?貴様、王国の民の癖に国に異議を申し立てるか!!」
「お辞めなさい、オウソウ!!」
ナイの言葉にオウソウは腰の長剣に手を伸ばすが、それをドリスが抑える。だが、今のナイの発言は確かに国に対して不満を告げた事に変わりはない。
仮にも王国の民であるナイが王国に異議を申し立てる事は問題があり、国の秩序を守る立場の騎士達からすれば聞き捨てならない。しかし、ナイの方もこのまま黙って親友の形見を引き取られるわけにはいかなかった。
「いくら国が盾を元々管理していたといっても、その盾は騎士ゴルドに譲渡された時点で所有権は破棄したんですよね?他の人に渡した物を、管理する人間がいなくなったからといって所有権が戻るなんて理屈があるんですか?」
「むっ……だが、それを言ったら君にこの盾を所有する権利もないだろう」
「確かにその通りかもしれません。ですけど、その盾の所有権が王国の物じゃありません。例え死んでもそれはゴルドの一族の物です……なら、その盾は村にあるゴマンの墓に供えるべきだと思います」
自分が反魔の盾を持つ事が許されないのであればナイはせめてゴマンの元に返してやりたいと思い、このまま国に彼の盾が引き取られるのを黙ってみているわけにはいかなかった。そのナイの言葉にリンも意表を突かれ、他の者達も呆気に取られる。
「……つまり、君はこの盾は死んだ友人の物として墓に供えたいというのか?」
「その通りです」
「馬鹿な……そんな事をして何の意味がある!?この盾にどれほどの価値があると思っている」
「価値?価値ってどういう意味ですか?この盾はゴマンの物なんですよ。なら、彼の墓に供えるのが当たり前じゃないですか?」
「いや、それは……」
オウソウの言葉にナイは堂々と言い返すと、彼の方も言い返す事が出来ず、結局はナイはリンたちが反魔の盾に拘るのは伝説の騎士の所有物であるからに過ぎないと思っていた。
10
お気に入りに追加
68
あなたにおすすめの小説
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる