163 / 1,110
王都での騒動
第162話 勘違い
しおりを挟む
「ひいっ……た、頼む!!助けてくれ、命だけは……」
「ふざけるな!!うちの相棒に手を出しておいてこのまま帰すと思ってるの?」
「グルルルッ……!!」
「ひいいっ!?」
ナイの言葉に腕を負傷した盗賊二人は身体を振るえさせ、腰が抜けたのか立ち上がる事さえできない。そんな二人組に対してナイは腕の怪我に視線を向け、仕方がないので怪我だけは先に治してやろうと近づく。
「……腕を出して」
「や、止めろっ!?頼む、命だけは……」
「どうか許してくれぇっ!!」
「うるさいな……何もしないよ、回復魔法で治すだけだって」
「クゥ~ンッ……」
情けなく震え上がる盗賊二人に対してナイは呆れた表情を浮かべ、無理やりにでも怪我をした腕を掴んで治そうかとした時、ここで路地裏の方から何者かが駆けつけてくる足音が鳴り響く。
「こちらから悲鳴が聞こえましたが、何事ですか!?事件ですか!?」
「えっ?」
「ワフッ?」
足音を耳にしたナイとビャクは振り返ると、そこには赤色の髪の毛を少女が飛び出し、一般人ではないのか少女の格好は普通ではなかった。
――少女の外見は年齢は14、15才ぐらいだと思われ、まるで炎を想像させる赤色の髪の毛と瞳が特徴的だった。顔立ちの方も端正で長い髪の毛を三つ編みにして後ろで纏めており、体型の方は一切の無駄な肉がなく、しなやかな下半身をしていた。
少女の格好はこの国の女性の騎士だけが身に付ける事を許される制服を着ており、胸元の部分には赤色の竜が刻まれていた。少女の腰には美しい装飾が施された長剣を装備しており、腕には赤色に光り輝く宝石のブレスレットを身に付けている。
一見するだけで一般人には見えない少女の登場にナイも盗賊達も驚くが、その一方で少女の方は目の前の状況を見て目を見開き、倒れている男二人と怪我をしている二人の男に片腕を伸ばすナイを見て叫ぶ。
「なるほど!!貴女がここ最近、この近辺で人攫いを行っている犯罪者ですね!!」
「えっ!?」
「ウォンッ!?」
少女はナイの方を指差しながら怒鳴りつけ、目つきを鋭くさせる。その一方でナイは少女が何を言っているのかと思ったが、どうやら彼女はナイが倒れている盗賊二人を見てナイが彼等を痛めつけているように見えたのだろう。
「犯罪者は許しません、覚悟して下さい!!この王都を守る騎士として貴方を断罪します!!」
「ちょ、ちょっと待ってよ!!犯罪者はこいつらの方で……」
「ふふん、そんな演技には引っかかりません!!その手に持っている凶器が証拠です!!」
「凶器って……あっ」
ナイは倒れている盗賊から刺剣を引き抜く際、刃に血がこびり付いた状態の刺剣を手にしている事を思い出し、確かに状況的にはナイが腰を抜かしている二人の盗賊を痛めつけているようにも見える。
すぐにナイは誤解である事を告げようとしたが、その前に腰を抜かしている盗賊達は少女を見て顔を見合わせ、すぐに笑みを浮かべて助けを求めた。
「そ、そうです!!俺達は急にこのガキ……いや、こいつに襲われたんです!!」
「そこに倒れている二人を殺したのもこいつなんです!!」
「なっ!?殺人までしていたのですか!?おのれ、許しませんよ!!」
「いや、死んでないって!!盗賊はこいつらの方で……うわっ!?」
「悪党の言葉など聞く耳持ちません!!」
盗賊の言葉を聞いた少女は剣を引き抜くと、彼女の剣の刃が赤色に輝いていた。柄の部分には赤色の宝石が嵌め込まれており、それを見たナイはマホが所持していた杖に装着されていた「魔石」の色違いだと気が付く。
(あれってまさか魔石か!?という事はこの人、魔法を使えるのか!?)
少女の剣に取り付けられている宝石の正体が魔石だと見抜いたナイは焦り、何とか彼女の誤解を解こうとした。だが、少女の方は剣を構えるとナイへ向けて跳躍し、上空から刃を振り下ろす。
「悪党に慈悲はありません!!天誅!!」
「くそっ、ビャクは下がれ!!」
「ウォンッ!?」
ナイは背中の旋斧に手を伸ばすと、少女が振り下ろした剣の刃を受け止める。自分の攻撃を受けたナイに対して少女は驚くが、すぐに彼女は地上へ着地すると、距離を取る。
「変わった武器をお持ちのようですね!!しかし、この魔剣「烈火」の攻撃を受け切れますか!?」
「魔剣……!?」
「喰らいなさい、火炎剣!!」
少女はナイに向けて刃を構えると、彼女は柄に嵌め込まれた宝石に触れた状態で呪文を唱えると、刃に炎が纏う。それを見たナイは以前にアルから聞いた話を思い出す。
かつてアルは魔法金属と呼ばれる特殊な金属で構成された武器が存在する事を話しており、恐らくは少女が手にしている武器も普通の金属ではなく、魔法金属と呼ばれる物で構成されているとナイは悟る。
並の武器ならば炎を纏う時点で刃が過熱し、溶解してもおかしくはない。しかし、少女が手にした剣は刃が溶解するどころか火力が徐々に強まっており、相対するだけでナイは熱気に襲われて汗を流す。
「ふざけるな!!うちの相棒に手を出しておいてこのまま帰すと思ってるの?」
「グルルルッ……!!」
「ひいいっ!?」
ナイの言葉に腕を負傷した盗賊二人は身体を振るえさせ、腰が抜けたのか立ち上がる事さえできない。そんな二人組に対してナイは腕の怪我に視線を向け、仕方がないので怪我だけは先に治してやろうと近づく。
「……腕を出して」
「や、止めろっ!?頼む、命だけは……」
「どうか許してくれぇっ!!」
「うるさいな……何もしないよ、回復魔法で治すだけだって」
「クゥ~ンッ……」
情けなく震え上がる盗賊二人に対してナイは呆れた表情を浮かべ、無理やりにでも怪我をした腕を掴んで治そうかとした時、ここで路地裏の方から何者かが駆けつけてくる足音が鳴り響く。
「こちらから悲鳴が聞こえましたが、何事ですか!?事件ですか!?」
「えっ?」
「ワフッ?」
足音を耳にしたナイとビャクは振り返ると、そこには赤色の髪の毛を少女が飛び出し、一般人ではないのか少女の格好は普通ではなかった。
――少女の外見は年齢は14、15才ぐらいだと思われ、まるで炎を想像させる赤色の髪の毛と瞳が特徴的だった。顔立ちの方も端正で長い髪の毛を三つ編みにして後ろで纏めており、体型の方は一切の無駄な肉がなく、しなやかな下半身をしていた。
少女の格好はこの国の女性の騎士だけが身に付ける事を許される制服を着ており、胸元の部分には赤色の竜が刻まれていた。少女の腰には美しい装飾が施された長剣を装備しており、腕には赤色に光り輝く宝石のブレスレットを身に付けている。
一見するだけで一般人には見えない少女の登場にナイも盗賊達も驚くが、その一方で少女の方は目の前の状況を見て目を見開き、倒れている男二人と怪我をしている二人の男に片腕を伸ばすナイを見て叫ぶ。
「なるほど!!貴女がここ最近、この近辺で人攫いを行っている犯罪者ですね!!」
「えっ!?」
「ウォンッ!?」
少女はナイの方を指差しながら怒鳴りつけ、目つきを鋭くさせる。その一方でナイは少女が何を言っているのかと思ったが、どうやら彼女はナイが倒れている盗賊二人を見てナイが彼等を痛めつけているように見えたのだろう。
「犯罪者は許しません、覚悟して下さい!!この王都を守る騎士として貴方を断罪します!!」
「ちょ、ちょっと待ってよ!!犯罪者はこいつらの方で……」
「ふふん、そんな演技には引っかかりません!!その手に持っている凶器が証拠です!!」
「凶器って……あっ」
ナイは倒れている盗賊から刺剣を引き抜く際、刃に血がこびり付いた状態の刺剣を手にしている事を思い出し、確かに状況的にはナイが腰を抜かしている二人の盗賊を痛めつけているようにも見える。
すぐにナイは誤解である事を告げようとしたが、その前に腰を抜かしている盗賊達は少女を見て顔を見合わせ、すぐに笑みを浮かべて助けを求めた。
「そ、そうです!!俺達は急にこのガキ……いや、こいつに襲われたんです!!」
「そこに倒れている二人を殺したのもこいつなんです!!」
「なっ!?殺人までしていたのですか!?おのれ、許しませんよ!!」
「いや、死んでないって!!盗賊はこいつらの方で……うわっ!?」
「悪党の言葉など聞く耳持ちません!!」
盗賊の言葉を聞いた少女は剣を引き抜くと、彼女の剣の刃が赤色に輝いていた。柄の部分には赤色の宝石が嵌め込まれており、それを見たナイはマホが所持していた杖に装着されていた「魔石」の色違いだと気が付く。
(あれってまさか魔石か!?という事はこの人、魔法を使えるのか!?)
少女の剣に取り付けられている宝石の正体が魔石だと見抜いたナイは焦り、何とか彼女の誤解を解こうとした。だが、少女の方は剣を構えるとナイへ向けて跳躍し、上空から刃を振り下ろす。
「悪党に慈悲はありません!!天誅!!」
「くそっ、ビャクは下がれ!!」
「ウォンッ!?」
ナイは背中の旋斧に手を伸ばすと、少女が振り下ろした剣の刃を受け止める。自分の攻撃を受けたナイに対して少女は驚くが、すぐに彼女は地上へ着地すると、距離を取る。
「変わった武器をお持ちのようですね!!しかし、この魔剣「烈火」の攻撃を受け切れますか!?」
「魔剣……!?」
「喰らいなさい、火炎剣!!」
少女はナイに向けて刃を構えると、彼女は柄に嵌め込まれた宝石に触れた状態で呪文を唱えると、刃に炎が纏う。それを見たナイは以前にアルから聞いた話を思い出す。
かつてアルは魔法金属と呼ばれる特殊な金属で構成された武器が存在する事を話しており、恐らくは少女が手にしている武器も普通の金属ではなく、魔法金属と呼ばれる物で構成されているとナイは悟る。
並の武器ならば炎を纏う時点で刃が過熱し、溶解してもおかしくはない。しかし、少女が手にした剣は刃が溶解するどころか火力が徐々に強まっており、相対するだけでナイは熱気に襲われて汗を流す。
10
お気に入りに追加
94
あなたにおすすめの小説
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
スキル盗んで何が悪い!
大都督
ファンタジー
"スキル"それは誰もが欲しがる物
"スキル"それは人が持つには限られた能力
"スキル"それは一人の青年の運命を変えた力
いつのも日常生活をおくる彼、大空三成(オオゾラミツナリ)彼は毎日仕事をし、終われば帰ってゲームをして遊ぶ。そんな毎日を繰り返していた。
本人はこれからも続く生活だと思っていた。
そう、あのゲームを起動させるまでは……
大人気商品ワールドランド、略してWL。
ゲームを始めると指先一つリアルに再現、ゲーマーである主人公は感激と喜び物語を勧めていく。
しかし、突然目の前に現れた女の子に思わぬ言葉を聞かさせる……
女の子の正体は!? このゲームの目的は!?
これからどうするの主人公!
【スキル盗んで何が悪い!】始まります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる