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修行の旅
第45話 エルフの襲撃
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「あれ?エリナの話だとこの森はエルフが作ったんだよね?もしかしてエリナとマリアさんもこの森に住んでるの?」
「いやいや、あたしとマリア様はここよりも南方にある「ヨツバ大森林」に住んでます。でも、魔樹がいるという事はこの森にもエルフも住んでいるはずですよ。魔樹を管理する存在がいないと色々と大変な事になりますからね」
「じゃあ、もしかして俺の短剣を弾いたのは……」
エリナの話を聞いてナイは自分に矢を射た人物はこの森に暮らすエルフではないかと考えた時、二人の間の地面に何処からか飛んできた短剣が突き刺さる。
「うわっ!?」
「誰っすか!?」
「グルルルッ!!」
短剣が飛んできた方向にナイ達は顔を向けると、姿を現したのは金髪の青年だった。一見すると女性と見間違うほどに顔立ちが整っており、エリナやマリアと同様に細長い耳を生やしているので「エルフ」だとナイは見抜く。
「そこの女!!お前はエルフだな?この森に何の用だ?」
「……エルフ?」
「人間は黙っていろ!!俺はそっちの女に聞いているんだ!!」
ナイに対して青年は敵意を露わにして睨みつけ、彼の手元には弓矢が握りしめられていた。それを見てナイは自分が魔樹に捕まりそうになったとき、矢で狙ってきた相手が青年だと知る。その証拠に青年が投げつけた短剣はナイが森で落とした物で間違いなかった。
「この短剣……そうか、さっき俺に矢を撃ったのはあんたの仕業だな?」
「黙れと言ったはずだ!!下等種族の分際で気安く話しかけるな!!」
「下等種族って……」
「うへぇっ……今時、種族差別なんて流行らないっすよ」
エルフの青年は人間であるナイをあからさまに見下し、そんな彼の態度に同じ種族であるはずのエリナは呆れた表情を浮かべる。エルフの中には他種族を見下す輩もいるとはナイも聞いたことがあるが、どうやらこの森に暮らすエルフは人間を下等な存在として認識しているらしい。
ちなみに同じエルフでもエリナとマリアは人間に対して見下すような真似はせず、人間だからといってクロウやナイを馬鹿にした事はない。しかし、青年は同族のエリナが人間であるナイと親し気に接する姿に苛立つ。
「そこの女!!人間を庇うようなら例え同族だろうと容赦せんぞ!!」
「何ですかそれ?あたし達が何かしたっていうんですか?」
「惚けるな!!先ほどの光景は見ていたぞ!!貴様は魔樹の餌を横取りしたな!!」
「餌って……まさか、俺達の事?」
「ウォンッ?」
青年はナイとビャクを指差し、どうやら彼は魔樹に二人が拘束される場面を見ていたらしく、それを助けたエリナに激高していた。
「そいつらを逃したせいで魔樹は荒れ狂っている!!それを抑えるためにはそいつらを餌として引き渡すしかない!!お前もエルフならば邪魔をするな!!」
「そんなのお断りっす。兄貴もビャクちゃんもあたしの友達ですから、魔樹の餌になんてさせません」
「ば、馬鹿なっ!?そいつらは人間と魔獣だぞ!!それを庇うというつもりか!?」
エリナはナイとビャクを庇うように立つと、青年は信じられない表情を浮かべた。話を聞いていたナイは青年が自分達が魔樹に襲われた時、見殺しにしようとしていた事を知る。
(こいつ、俺とビャクを魔樹に殺させようとしてたのか……なんて奴だ)
危うく魔樹の餌になりかけた身としてはナイが青年に怒りを抱くのも無理はなく、彼に文句を告げようとした時、青年は手に持っていた弓矢を構えた。
「動くなっ!!それ以上に近づけば撃つぞ!!」
「ちょ、ちょっと!?別に兄貴達を餌にしなくても他に方法があるでしょう!?」
「余所者は口を出すな!!この森に入り込んだ時点でそいつらの運命は決まっている!!この場で殺して魔樹の餌にしてやろう!!」
「この野郎……いい加減にしろ!!」
弓を構えた青年に対してナイは右手を構えると、指先に黒渦を展開して石弾を撃ち込む。狙いは青年の肉体ではなく弓その物であり、弾丸の如く加速した石礫が弓に的中した瞬間に青年は仰け反る。
「ぐあっ!?」
「あ、兄貴!?まずいっすよ!!」
「大丈夫、身体には当ててないから」
「フンッ(←鼻息を鳴らす)」
石礫が弓に当たった衝撃で青年は倒れ込み、彼が手にしていた弓は砕け散る。それを見て青年は顔面蒼白となり、壊れた弓の破片を手にして震え出す。それを見てナイは少しやり過ぎたかと心配するが、本気で命を狙って来た相手に手加減する余裕はなかった。
青年は悔し気な表情を浮かべて弓の残骸を拾い上げ、今度は顔色を真っ赤に染めてナイを睨みつける。大切な弓を壊されたせいで怒りの頂点に達した青年はナイに両手を重ねた状態で構えた。
「貴様ぁっ!!たかが人間の分際でよくも僕の弓を……絶対に許さんぞ!!」
「兄貴!?危ないっす!!」
「うわっ!?」
「ウォンッ!?」
青年の両の掌に緑色に輝く紋様が浮き上がり、それを見たナイ達は風属性の魔術痕だと気が付く。青年が魔法を使おうとしているといち早く気付いたエリナはナイを突き飛ばすと、青年は両手から風属性の魔法を繰り出す。
「スラッシュ!!」
「うわっ!?」
「ひいっ!?」
「キャインッ!?」
魔術痕から放たれたのは三日月状の風の刃であり、地面を抉りながらナイ達の元へ迫る。エリナが事前に突き飛ばしてくれたお陰で当たる事はなかったが、風の刃は正面に存在した樹木に衝突すると真っ二つに切り裂く。
(なんて切れ味だ!?あんなの当たったら大怪我どころじゃ済まないぞ!!)
まるで「かまいたち」を想像させる切れ味の魔法にナイは冷や汗を流し、もしもエリナが突き飛ばしていなければ肉体は切り裂かれて死んでいた。青年は本気でナイを殺すつもりで魔法を繰り出す。
「死ねっ!!スラッシュ!!」
「うわっ!?」
「兄貴、危ない!?」
「ウォンッ!!」
青年が再び「風刃」を繰り出すと、反射的にナイは攻撃が届く前に走って避けようとした。だが、それを見越して青年は掌を移動させる。
「馬鹿めっ!!」
「なっ!?」
どうやら魔法の軌道を変える事もできるらしく、青年の掌の構える位置に目掛けて風刃は移動を行う。下手に避けようとしたせいでナイは窮地に立たされるが、ビャクが疾風の如く駆け抜けてナイに体当たりを行う。
「ウォンッ!!」
「はぐぅっ!?」
ビャクが飛び込んでくれたお陰で風刃が当たる寸前に回避に成功し、二人とも地面に転がり込む。
「いてててっ……あ、ありがとう」
「クゥンッ……」
「兄貴!!油断したら駄目っす!!また来ますよ!!」
「おのれぇっ!!さっさと死ねっ!!」
二度も魔法を避けられた青年は顔を真っ赤に染めて再び魔法を繰り出そうとした。だが、それに対してナイは倒れたまま右手を伸ばすと、先ほどのように石弾を撃ち込む。
「いい加減にしろ!!」
「ぐはぁあああっ!?」
魔法を発動させる前に青年の頭に石弾がめり込み、白目を剥いて地面に倒れ込む。流石に殺すのは可哀想だと思って威力は最小限に抑えたつもりだが、青年を気絶に追い込むには十分な威力だった。
最初からこうすればよかったと思いながらもナイは立ち上がると、気絶した青年の元へ向かう。エリナとビャクも彼の後に続き、気絶している青年を見下ろしながら話し合う。
「こいつ、どうする?」
「う~ん……どうしましょうか」
「クゥ~ンッ」
命を狙って来た相手とはいえ、このまま見逃せば魔樹の餌食になりかねない。だからといって下手に連れて帰れば目を覚ました時にまた命が狙われるかもしれず、悩んだ末にナイはある方法を思いつく。
「あ、そうだ……こいつにも魔樹の餌にされた人間の恐怖を味わってもらおうか」
「え?どういう意味っすか?」
「ウォンッ?」
ナイの言葉にエリナとビャクは首を傾げるが、そんな二人にナイは笑みを浮かべながら異空間からとある物を取り出す――
「いやいや、あたしとマリア様はここよりも南方にある「ヨツバ大森林」に住んでます。でも、魔樹がいるという事はこの森にもエルフも住んでいるはずですよ。魔樹を管理する存在がいないと色々と大変な事になりますからね」
「じゃあ、もしかして俺の短剣を弾いたのは……」
エリナの話を聞いてナイは自分に矢を射た人物はこの森に暮らすエルフではないかと考えた時、二人の間の地面に何処からか飛んできた短剣が突き刺さる。
「うわっ!?」
「誰っすか!?」
「グルルルッ!!」
短剣が飛んできた方向にナイ達は顔を向けると、姿を現したのは金髪の青年だった。一見すると女性と見間違うほどに顔立ちが整っており、エリナやマリアと同様に細長い耳を生やしているので「エルフ」だとナイは見抜く。
「そこの女!!お前はエルフだな?この森に何の用だ?」
「……エルフ?」
「人間は黙っていろ!!俺はそっちの女に聞いているんだ!!」
ナイに対して青年は敵意を露わにして睨みつけ、彼の手元には弓矢が握りしめられていた。それを見てナイは自分が魔樹に捕まりそうになったとき、矢で狙ってきた相手が青年だと知る。その証拠に青年が投げつけた短剣はナイが森で落とした物で間違いなかった。
「この短剣……そうか、さっき俺に矢を撃ったのはあんたの仕業だな?」
「黙れと言ったはずだ!!下等種族の分際で気安く話しかけるな!!」
「下等種族って……」
「うへぇっ……今時、種族差別なんて流行らないっすよ」
エルフの青年は人間であるナイをあからさまに見下し、そんな彼の態度に同じ種族であるはずのエリナは呆れた表情を浮かべる。エルフの中には他種族を見下す輩もいるとはナイも聞いたことがあるが、どうやらこの森に暮らすエルフは人間を下等な存在として認識しているらしい。
ちなみに同じエルフでもエリナとマリアは人間に対して見下すような真似はせず、人間だからといってクロウやナイを馬鹿にした事はない。しかし、青年は同族のエリナが人間であるナイと親し気に接する姿に苛立つ。
「そこの女!!人間を庇うようなら例え同族だろうと容赦せんぞ!!」
「何ですかそれ?あたし達が何かしたっていうんですか?」
「惚けるな!!先ほどの光景は見ていたぞ!!貴様は魔樹の餌を横取りしたな!!」
「餌って……まさか、俺達の事?」
「ウォンッ?」
青年はナイとビャクを指差し、どうやら彼は魔樹に二人が拘束される場面を見ていたらしく、それを助けたエリナに激高していた。
「そいつらを逃したせいで魔樹は荒れ狂っている!!それを抑えるためにはそいつらを餌として引き渡すしかない!!お前もエルフならば邪魔をするな!!」
「そんなのお断りっす。兄貴もビャクちゃんもあたしの友達ですから、魔樹の餌になんてさせません」
「ば、馬鹿なっ!?そいつらは人間と魔獣だぞ!!それを庇うというつもりか!?」
エリナはナイとビャクを庇うように立つと、青年は信じられない表情を浮かべた。話を聞いていたナイは青年が自分達が魔樹に襲われた時、見殺しにしようとしていた事を知る。
(こいつ、俺とビャクを魔樹に殺させようとしてたのか……なんて奴だ)
危うく魔樹の餌になりかけた身としてはナイが青年に怒りを抱くのも無理はなく、彼に文句を告げようとした時、青年は手に持っていた弓矢を構えた。
「動くなっ!!それ以上に近づけば撃つぞ!!」
「ちょ、ちょっと!?別に兄貴達を餌にしなくても他に方法があるでしょう!?」
「余所者は口を出すな!!この森に入り込んだ時点でそいつらの運命は決まっている!!この場で殺して魔樹の餌にしてやろう!!」
「この野郎……いい加減にしろ!!」
弓を構えた青年に対してナイは右手を構えると、指先に黒渦を展開して石弾を撃ち込む。狙いは青年の肉体ではなく弓その物であり、弾丸の如く加速した石礫が弓に的中した瞬間に青年は仰け反る。
「ぐあっ!?」
「あ、兄貴!?まずいっすよ!!」
「大丈夫、身体には当ててないから」
「フンッ(←鼻息を鳴らす)」
石礫が弓に当たった衝撃で青年は倒れ込み、彼が手にしていた弓は砕け散る。それを見て青年は顔面蒼白となり、壊れた弓の破片を手にして震え出す。それを見てナイは少しやり過ぎたかと心配するが、本気で命を狙って来た相手に手加減する余裕はなかった。
青年は悔し気な表情を浮かべて弓の残骸を拾い上げ、今度は顔色を真っ赤に染めてナイを睨みつける。大切な弓を壊されたせいで怒りの頂点に達した青年はナイに両手を重ねた状態で構えた。
「貴様ぁっ!!たかが人間の分際でよくも僕の弓を……絶対に許さんぞ!!」
「兄貴!?危ないっす!!」
「うわっ!?」
「ウォンッ!?」
青年の両の掌に緑色に輝く紋様が浮き上がり、それを見たナイ達は風属性の魔術痕だと気が付く。青年が魔法を使おうとしているといち早く気付いたエリナはナイを突き飛ばすと、青年は両手から風属性の魔法を繰り出す。
「スラッシュ!!」
「うわっ!?」
「ひいっ!?」
「キャインッ!?」
魔術痕から放たれたのは三日月状の風の刃であり、地面を抉りながらナイ達の元へ迫る。エリナが事前に突き飛ばしてくれたお陰で当たる事はなかったが、風の刃は正面に存在した樹木に衝突すると真っ二つに切り裂く。
(なんて切れ味だ!?あんなの当たったら大怪我どころじゃ済まないぞ!!)
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「死ねっ!!スラッシュ!!」
「うわっ!?」
「兄貴、危ない!?」
「ウォンッ!!」
青年が再び「風刃」を繰り出すと、反射的にナイは攻撃が届く前に走って避けようとした。だが、それを見越して青年は掌を移動させる。
「馬鹿めっ!!」
「なっ!?」
どうやら魔法の軌道を変える事もできるらしく、青年の掌の構える位置に目掛けて風刃は移動を行う。下手に避けようとしたせいでナイは窮地に立たされるが、ビャクが疾風の如く駆け抜けてナイに体当たりを行う。
「ウォンッ!!」
「はぐぅっ!?」
ビャクが飛び込んでくれたお陰で風刃が当たる寸前に回避に成功し、二人とも地面に転がり込む。
「いてててっ……あ、ありがとう」
「クゥンッ……」
「兄貴!!油断したら駄目っす!!また来ますよ!!」
「おのれぇっ!!さっさと死ねっ!!」
二度も魔法を避けられた青年は顔を真っ赤に染めて再び魔法を繰り出そうとした。だが、それに対してナイは倒れたまま右手を伸ばすと、先ほどのように石弾を撃ち込む。
「いい加減にしろ!!」
「ぐはぁあああっ!?」
魔法を発動させる前に青年の頭に石弾がめり込み、白目を剥いて地面に倒れ込む。流石に殺すのは可哀想だと思って威力は最小限に抑えたつもりだが、青年を気絶に追い込むには十分な威力だった。
最初からこうすればよかったと思いながらもナイは立ち上がると、気絶した青年の元へ向かう。エリナとビャクも彼の後に続き、気絶している青年を見下ろしながら話し合う。
「こいつ、どうする?」
「う~ん……どうしましょうか」
「クゥ~ンッ」
命を狙って来た相手とはいえ、このまま見逃せば魔樹の餌食になりかねない。だからといって下手に連れて帰れば目を覚ました時にまた命が狙われるかもしれず、悩んだ末にナイはある方法を思いつく。
「あ、そうだ……こいつにも魔樹の餌にされた人間の恐怖を味わってもらおうか」
「え?どういう意味っすか?」
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ナイの言葉にエリナとビャクは首を傾げるが、そんな二人にナイは笑みを浮かべながら異空間からとある物を取り出す――
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