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エルフの師弟
第38話 師との別れ
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「師匠が助けてくれないなら俺一人でも行くよ!!」
「ま、待つんだ!!村に来た盗賊は……」
「お前は黙っていろ!!」
ダテムネが止めようとしたが、それを制してクロウはナイの前に立つ。
「ナイ……儂の言う事が聞けんというのか?」
「聞かない、俺は村を助けに行きたいんだ!!」
「儂は許さんぞ!!お前を見捨てた人間を助けに行くなど……」
「もういい!!師匠の分からず屋!!あんぽんたん!!」
「あ、兄貴!?」
話の途中でナイは馬車を下りると、両足に魔力を込めて黒輪を形成する。それを見てクロウは杖を構えるが、それを見たマリアが彼の肩に手を置く。
「止めなさい、大人げないわよ」
「マリア、邪魔をするな!!」
「あなたの方こそ自分が何をしようとしているのか分かっているの?自分の弟子に魔法を撃ちこむつもり?」
「そ、それは……」
意外なことにマリアがクロウを止めてくれたお陰でナイは準備を整え、黒輪を加速させてその場を離れる。クロウは去っていくナイを大声で呼び止めようとした。
「待て!!ナイ、戻ってくるんだ!!」
「行かせてあげなさい。師として弟子の気持ちを汲み取らないでどうするの?」
「兄貴……」
「ナ、ナイ君……」
後ろから声が聞こえてもナイは決して振り返らず、山を下りるために黒輪を加速させた――
――しばらくの間は山道を下りていたが、後方から聞き覚えのある鳴き声を耳にしてナイは振り返ると、自分の後を追いかけるビャクに気が付く。
「ウォンッ!!」
「ビャク!?どうしてお前まで……」
黒輪で加速したナイと並走し、自分も付いて行くとばかりに速度を緩めない。ナイは彼の行動に嬉しく思い、共に村へ向かう事にした。
「分かったよ。一緒に行こう相棒!!」
「ウォオオンッ!!」
山道をビャクと共に駆け下りながらナイは遂に山の麓まで辿り着く。山に訪れてから四年、ナイは外の世界へ遂に戻ってきた。まずは村に向かって一直線に移動を行う。
村に戻るためには山を二つほど乗り越えなければならず、黒輪を利用して山道を駆け上がる。黒輪は坂道だろうと問題なく駆け上がれるが、その代わりに発動中は魔力を常に消費する欠点がある。しかし、移動の際中にナイは黒輪の使い道を改善していく。
(黒輪は渦が小さいほど回転力を高められるけど、逆に大きくすれば速度を落として小回りが利かせられる。それにいざという時は……)
黒輪の出力を調整しながらナイは坂道を登り切って一つ目の山の頂上に到着すると、後から付いてきたビャクに確認を行う。
「ビャク、大丈夫か?」
「ハフハフッ……」
流石のビャクも山を越えるのはきついらしく、大分疲れている様子だった。ナイも相当な魔力を消費したが、思っていたよりも余裕はあった。毎日の訓練を欠かさなかったお陰で四年前と比べてもナイの魔力量は伸びていた。
(この調子ならすぐに山を越えられそうだ。でも、下り道だと一気に速度が増す。動物が出てきたら気を付けないとな……)
ナイは坂道を見下ろし、ここから先の移動は細心の注意を払わねばならない。自分の右手に視線を向け、いざという時のために準備を行う。
「ビャク、もう平気か?」
「ウォンッ!!」
「よし、流石だな……行くぞ!!」
白狼種の回復力は動物の比ではなく、少し休んだだけでビャクは体力を完全回復させ、一緒に坂道を駆け下りる。しかし、あまりに速く移動すると障害物と衝突する危険性があるため、常に周囲の警戒は怠らない。
山の中腹まで辿り着くと、坂道を下りる途中で右側の茂みから猪が出現した。それを見たナイは咄嗟に右手を構えて甲の部分に黒渦を展開し、速度を落とさぬまま突っ込む。
「ビャク!!跳び越えろ!!」
「ウォンッ!!」
「フゴォッ!?」
後から追いかけて来るビャクに指示を出しながらナイは右腕を構えると、坂道を駆け下りて来るナイを見て猪は驚愕するが、そんな猪に目掛けてナイは右腕を振り払う。
進路方向に存在した猪に対してナイは右手で形成した黒渦を利用し、高速回転させた黒渦を押し当てて方向転換を行う。猪の横を素通りするとビャクもその後に続いて猪を跳び越える。
「フゴォッ!?」
「ごめんね、急いでるから!!」
「ウォンッ!!」
黒渦を押し当てられた猪は戸惑うが、この時に猪に振り返ってナイは謝罪を行うのと同時に確認を行う。右手に発現した黒渦のお陰でどうにか衝突は免れたが、ある事実に気が付く。
(相当な勢いで回転させてたけど、怪我は無しか……やっぱり黒渦は傷つける事はできないみたいだな)
黒渦を高速回転させた状態で生物に押し当てたとしても、相手の体勢を崩すのがやっとで敵を倒す事はできない事を再確認する。ミノタウロスとの戦闘でも拳を反らす事はできたが、拳自体は怪我は負っていなかった。だから盗賊との戦闘に陥った際、黒渦を利用して傷つけることはできない。
(まあいいや、ただの人間が相手なら石礫だけで十分か)
これまで戦ってきた魔物とは違い、人間が相手だとしたらナイは「石礫」だけで十分に対処できると考えていた。石弾や岩砲などの技は殺傷能力が高過ぎるので魔物以外には使えない。
(よし、もっと早く行くぞ!!)
黒輪を加速させ、障害物と衝突しそうな時は右手に黒渦を形成して対処を行う。そして遂にナイは山々を乗り越えると、草原地帯へ辿り着く。あと少しで村に到着するという所で、流石に魔力を使いすぎて限界を迎える。
「はあっ、はあっ……さ、流石に疲れた」
「ハフハフッ……」
ビャクも走り続けて疲れたらしく、山を下りた途端にナイと共に地面に横たわる。飲み物と食料を異空間から取り出して休憩を挟む。
「ほら、お前も食えよ。しっかり食べて戦いに備えるんだぞ」
「ガツガツッ……」
ナイは水筒を取り出して水を飲むと、ビャクには干し肉を与える。異空間に保管していた食料と水を全て喰らいつくす勢いで食べると、体力が戻った二人は立ち上がった。
「よし、行くぞ!!」
「ウォンッ……」
「って、食いすぎだろ!!遅くなってるぞ!?」
ビャクは食べ過ぎたせいか足が遅くなり、それを見てナイは仕方なく抱き上げて連れて行こうとした。だが、ナイも急に力が抜けて膝を着く。
「あ、あれ?何でこんな時に……」
「ウォンッ?」
体力はしっかりと回復したはずだが、緊張感が抜けたせいか疲労が一気に襲い掛かる。両足が震えてまともに立てず、今更になってナイは不安に襲われる。
(そうか、俺は怖がってるんだな……)
村を救うためにクロウの元を飛び出したが、自分の仕出かした行為を冷静に理解する。これまでにナイはクロウと喧嘩した事は一度もなかったわけではないが、今回ばかりは仲直りできる自信はない。
もしかしたらクロウに破門を言い付けられるかもしれず、下手をしたら山から追い出されるかもしれない。叔父から逃げたナイにとってはクロウしか頼りはおらず、そのクロウから見捨てられたらどうしようと考える。
(師匠に嫌われたかな……いや、いつまでも師匠に頼りっぱなしじゃ駄目だ)
昔のナイならば不安に押し潰されたかもしれない。しかし、数々の苦難を乗り越えて成長したナイはいつまでもクロウに甘えるのではなく、自分の力で生きていく事を決意する。
「もうすぐ村だ……行くぞ、相棒!!」
「ウォンッ!!」
気を取り直したナイは身体の震えが止まり、食休みを終えて元気を取り戻したビャクと共に草原を駆け抜ける。しかし、二人は気付いていなかった。彼等の様子を伺う人物が居た事を――
「ま、待つんだ!!村に来た盗賊は……」
「お前は黙っていろ!!」
ダテムネが止めようとしたが、それを制してクロウはナイの前に立つ。
「ナイ……儂の言う事が聞けんというのか?」
「聞かない、俺は村を助けに行きたいんだ!!」
「儂は許さんぞ!!お前を見捨てた人間を助けに行くなど……」
「もういい!!師匠の分からず屋!!あんぽんたん!!」
「あ、兄貴!?」
話の途中でナイは馬車を下りると、両足に魔力を込めて黒輪を形成する。それを見てクロウは杖を構えるが、それを見たマリアが彼の肩に手を置く。
「止めなさい、大人げないわよ」
「マリア、邪魔をするな!!」
「あなたの方こそ自分が何をしようとしているのか分かっているの?自分の弟子に魔法を撃ちこむつもり?」
「そ、それは……」
意外なことにマリアがクロウを止めてくれたお陰でナイは準備を整え、黒輪を加速させてその場を離れる。クロウは去っていくナイを大声で呼び止めようとした。
「待て!!ナイ、戻ってくるんだ!!」
「行かせてあげなさい。師として弟子の気持ちを汲み取らないでどうするの?」
「兄貴……」
「ナ、ナイ君……」
後ろから声が聞こえてもナイは決して振り返らず、山を下りるために黒輪を加速させた――
――しばらくの間は山道を下りていたが、後方から聞き覚えのある鳴き声を耳にしてナイは振り返ると、自分の後を追いかけるビャクに気が付く。
「ウォンッ!!」
「ビャク!?どうしてお前まで……」
黒輪で加速したナイと並走し、自分も付いて行くとばかりに速度を緩めない。ナイは彼の行動に嬉しく思い、共に村へ向かう事にした。
「分かったよ。一緒に行こう相棒!!」
「ウォオオンッ!!」
山道をビャクと共に駆け下りながらナイは遂に山の麓まで辿り着く。山に訪れてから四年、ナイは外の世界へ遂に戻ってきた。まずは村に向かって一直線に移動を行う。
村に戻るためには山を二つほど乗り越えなければならず、黒輪を利用して山道を駆け上がる。黒輪は坂道だろうと問題なく駆け上がれるが、その代わりに発動中は魔力を常に消費する欠点がある。しかし、移動の際中にナイは黒輪の使い道を改善していく。
(黒輪は渦が小さいほど回転力を高められるけど、逆に大きくすれば速度を落として小回りが利かせられる。それにいざという時は……)
黒輪の出力を調整しながらナイは坂道を登り切って一つ目の山の頂上に到着すると、後から付いてきたビャクに確認を行う。
「ビャク、大丈夫か?」
「ハフハフッ……」
流石のビャクも山を越えるのはきついらしく、大分疲れている様子だった。ナイも相当な魔力を消費したが、思っていたよりも余裕はあった。毎日の訓練を欠かさなかったお陰で四年前と比べてもナイの魔力量は伸びていた。
(この調子ならすぐに山を越えられそうだ。でも、下り道だと一気に速度が増す。動物が出てきたら気を付けないとな……)
ナイは坂道を見下ろし、ここから先の移動は細心の注意を払わねばならない。自分の右手に視線を向け、いざという時のために準備を行う。
「ビャク、もう平気か?」
「ウォンッ!!」
「よし、流石だな……行くぞ!!」
白狼種の回復力は動物の比ではなく、少し休んだだけでビャクは体力を完全回復させ、一緒に坂道を駆け下りる。しかし、あまりに速く移動すると障害物と衝突する危険性があるため、常に周囲の警戒は怠らない。
山の中腹まで辿り着くと、坂道を下りる途中で右側の茂みから猪が出現した。それを見たナイは咄嗟に右手を構えて甲の部分に黒渦を展開し、速度を落とさぬまま突っ込む。
「ビャク!!跳び越えろ!!」
「ウォンッ!!」
「フゴォッ!?」
後から追いかけて来るビャクに指示を出しながらナイは右腕を構えると、坂道を駆け下りて来るナイを見て猪は驚愕するが、そんな猪に目掛けてナイは右腕を振り払う。
進路方向に存在した猪に対してナイは右手で形成した黒渦を利用し、高速回転させた黒渦を押し当てて方向転換を行う。猪の横を素通りするとビャクもその後に続いて猪を跳び越える。
「フゴォッ!?」
「ごめんね、急いでるから!!」
「ウォンッ!!」
黒渦を押し当てられた猪は戸惑うが、この時に猪に振り返ってナイは謝罪を行うのと同時に確認を行う。右手に発現した黒渦のお陰でどうにか衝突は免れたが、ある事実に気が付く。
(相当な勢いで回転させてたけど、怪我は無しか……やっぱり黒渦は傷つける事はできないみたいだな)
黒渦を高速回転させた状態で生物に押し当てたとしても、相手の体勢を崩すのがやっとで敵を倒す事はできない事を再確認する。ミノタウロスとの戦闘でも拳を反らす事はできたが、拳自体は怪我は負っていなかった。だから盗賊との戦闘に陥った際、黒渦を利用して傷つけることはできない。
(まあいいや、ただの人間が相手なら石礫だけで十分か)
これまで戦ってきた魔物とは違い、人間が相手だとしたらナイは「石礫」だけで十分に対処できると考えていた。石弾や岩砲などの技は殺傷能力が高過ぎるので魔物以外には使えない。
(よし、もっと早く行くぞ!!)
黒輪を加速させ、障害物と衝突しそうな時は右手に黒渦を形成して対処を行う。そして遂にナイは山々を乗り越えると、草原地帯へ辿り着く。あと少しで村に到着するという所で、流石に魔力を使いすぎて限界を迎える。
「はあっ、はあっ……さ、流石に疲れた」
「ハフハフッ……」
ビャクも走り続けて疲れたらしく、山を下りた途端にナイと共に地面に横たわる。飲み物と食料を異空間から取り出して休憩を挟む。
「ほら、お前も食えよ。しっかり食べて戦いに備えるんだぞ」
「ガツガツッ……」
ナイは水筒を取り出して水を飲むと、ビャクには干し肉を与える。異空間に保管していた食料と水を全て喰らいつくす勢いで食べると、体力が戻った二人は立ち上がった。
「よし、行くぞ!!」
「ウォンッ……」
「って、食いすぎだろ!!遅くなってるぞ!?」
ビャクは食べ過ぎたせいか足が遅くなり、それを見てナイは仕方なく抱き上げて連れて行こうとした。だが、ナイも急に力が抜けて膝を着く。
「あ、あれ?何でこんな時に……」
「ウォンッ?」
体力はしっかりと回復したはずだが、緊張感が抜けたせいか疲労が一気に襲い掛かる。両足が震えてまともに立てず、今更になってナイは不安に襲われる。
(そうか、俺は怖がってるんだな……)
村を救うためにクロウの元を飛び出したが、自分の仕出かした行為を冷静に理解する。これまでにナイはクロウと喧嘩した事は一度もなかったわけではないが、今回ばかりは仲直りできる自信はない。
もしかしたらクロウに破門を言い付けられるかもしれず、下手をしたら山から追い出されるかもしれない。叔父から逃げたナイにとってはクロウしか頼りはおらず、そのクロウから見捨てられたらどうしようと考える。
(師匠に嫌われたかな……いや、いつまでも師匠に頼りっぱなしじゃ駄目だ)
昔のナイならば不安に押し潰されたかもしれない。しかし、数々の苦難を乗り越えて成長したナイはいつまでもクロウに甘えるのではなく、自分の力で生きていく事を決意する。
「もうすぐ村だ……行くぞ、相棒!!」
「ウォンッ!!」
気を取り直したナイは身体の震えが止まり、食休みを終えて元気を取り戻したビャクと共に草原を駆け抜ける。しかし、二人は気付いていなかった。彼等の様子を伺う人物が居た事を――
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