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魔法の契約
第19話 新たな力
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――枝分かれの術式をクロウに施されてから一週間後、ナイが飼育を任されたビャクは森の中で駆けまわっていた。彼の後方にはゴブリンの群れが迫り、逃げ回るビャクに投石を行う。
「ギィイイッ!!」
「ギギィッ!!」
「ギィアッ!!」
「ウォンッ!?」
逃走中に背中に石が当たったビャクは転んでしまい、その間にゴブリンの群れに追いつかれてしまう。周囲を取り囲まれたビャクは唸り声をあげ、鋭い牙を剥き出しにして威嚇を行う。
「グルルルッ……!!」
「「「ギッギッギッ!!」」」
ビャクを取り囲んだゴブリンの群れは勝利を確信したかのように笑い声をあげ、徐々に接近してくる。しかし、囲んでいたゴブリンの一匹の後頭部に強い衝撃が走った。
「ギャウッ!?」
「ギィッ?」
「ギギィッ?」
仲間の一匹が突然倒れた事に他のゴブリンは戸惑い、地面に倒れたゴブリンは頭から血を流した状態で痙攣していた。それを見たゴブリン達は唖然とするが、今度は別のゴブリンが悲鳴を上げる。
「ギャウッ!?」
「「ギィッ!?」」
倒れたゴブリンの一番近くに立っていたゴブリンも悲鳴を上げて倒れ、こちらも頭から血を流して動かなくなった。そして次々と他のゴブリン達も頭から血を流して倒れていく。
「ギィアッ!?」
「ギャンッ!?」
「ギャインッ!?」
「クゥ~ンッ……」
あっという間にビャクを取り囲んでいたゴブリン達が頭から血を流して倒れ込み、その様子を見てビャクは大人しく座り込む。最後に生き残ったゴブリンは恐怖のあまりに逃げ出す。
生き残ったゴブリンは必死に逃げようとしたが、それを見たビャクは目つきを鋭くさせると、逃げていた時とは比べ物にならない移動速度で追いつき、ゴブリンの首元に目掛けて噛みつく。
「ガアアッ!!」
「ギャアアアッ!?」
最後のゴブリンはビャクの牙によって首の骨をへし折られ、死骸と化したゴブリンをビャクは口から離す。そして顔を見上げて鳴き声を上げた。
「ウォンッ!!」
「……ビャク、よくやった。囮役も上手くなったな」
ビャクの視線の先には木の上に隠れていたナイが存在し、彼は右手を「拳銃」のような形にした状態で構えていた。ゴブリンの群れが急に倒れたのはナイが木の上から新しい攻撃法で「狙撃」したからであり、指先には極小の黒渦が形成されていた。
地上に降り立つとナイはビャクの元に近付き、口元の血を拭ってから頭を撫でる。ビャクは主人に褒められて嬉しそうに尻尾を振り、この一週間で猟犬のように躾けられていた。
(ビャクのお陰で練習相手は事欠かないな……それにしても、まさかこんなに上手くいくとは思わなかったな)
ナイは地面に倒れたゴブリンの群れに視線を向け、改めて自分の右手を見つめる。一週間前にナイはクロウから魔術痕を書き換えてもらい、新しい能力を手に入れた――
――魔術痕を書き換えた事でナイは五本指から同時に「黒渦」を展開できるようになり、五つの魔法を同時に繰り出せるようになった。その代わりに一つ一つの黒渦の規模は縮小化してしまい、クロウによれば魔法の効果は「五分の一」にまで低下するはずだった。
黒渦を指先から展開する場合、今までと比べて黒渦の規模は小さくなってしまったが、肝心の性能に関しては特に変わりはない。それどころか前よりも黒渦から放たれる物体の勢いが増している気さえした。
クロウの話では枝分かれの術式は魔法の数を増やす反面、それぞれの効果が分割されるはずだが、ナイの黒渦は規模が縮小化しただけで他の変化は全くない。これまで通りに黒渦の規模に合わせた物体ならば異空間にも取り込める。
「前は一発だけ撃っても倒せなかったのに……どうなってるんだ?」
「ウォンッ?」
地面に横たわるゴブリンの死骸に視線を向け、ナイの「黒射」で頭に石礫を撃ち込まれて絶命していた。一週間前と比べて魔術痕が変化してから黒射の威力は弱まるどころか逆に強くなっていた。
(師匠が俺に嘘を吐いたとは思えないけど、前よりも早く撃てるようになった気がする)
人差し指を伸ばした状態でナイは黒渦を展開すると、正面に位置する樹木に目掛けて石礫を放つ。黒渦から射出された小石は樹木を貫通する勢いでめり込み、それを見たナイは冷や汗を流す。
「やっぱり勘違いなんかじゃない。黒渦が小さいほど威力が増してるんだ」
「ウォンッ?」
理由は分からないが「黒渦」の規模が小さい程に異空間から射出される物体は勢いを増し、ただの小石でも一角兎やゴブリンなどの魔物なら急所を貫けば一発で倒せる。一週間前は石礫を当ててもせいぜい怯ませる程度の威力しかなかったが、現在は力の弱い魔物なら一撃で殺せるほどの殺傷能力はあった。
本来であれば枝分かれの術式を施した魔術痕は魔法の力が分散され、魔法の数を増やす程に性能が弱体化されるはずである。だが、ナイの場合は数が増えれば増える程に威力が増しており、本人も理由を理解していない。
――ナイはかつてクロウが攻撃魔法を扱う場面を見たことがあり、彼が頻繁に扱うのは火属性の攻撃魔法の「ファイアボール」である。こちらの魔法は自身の魔力を「火球」に変化させて攻撃を行う。ちなみにクロウが放つ火球の威力は岩石を吹き飛ばす程の破壊力を誇る。
もしも仮にクロウが枝分かれの術式を利用した場合、一度に繰り出せる火球の数が増える半面に威力が低下してしまうらしい。だから魔法の数を増やす事が必ずしも有利になるというわけではない。しかし、ナイの収納魔法の場合は根本的に異なる。
あくまでもナイの収納魔法は異空間に繋げるための「空間魔法」であり、闇属性の魔力を渦巻かせる事で異空間に繋がる出入口を作り出すだけに過ぎない。だから魔力が減少したとしても黒渦の規模が縮小化されるだけで性能自体に変化はない。
(こんな小さい黒渦からだと小石ぐらいしか飛ばせないけど、別に大きいのも作れるから問題はないんだよな)
手の甲に刻まれた紋様にだけ意識を集中させれば、今まで通りの規模の黒渦を作り出す事は可能であり、枝分かれの術式を施されてから不便に感じた事は殆どない。ナイは一週間の間に色々と実験を行い、結論から言えば魔法の数を増やしても何も問題はなく、むしろ前よりも「黒射」の威力が上がったお陰で魔物退治も捗っていた。
「何だかよく分からないけど、強くなったのなら別にいいかな?」
「ウォンッ!!」
新しい戦法の実験は終わったのでナイは帰ろうとした。だが、ゴブリンを倒した時に打ち込んだ小石が地面にめり込んでいる事に気が付く。
「ありゃ、しまったな……やっぱり一匹狙いを外していたか。ビャクに迷惑をかけたな」
「ウォンッ」
ビャクがゴブリンの群れを引き寄せ、木の上に隠れたナイが黒射で全てのゴブリンを狙撃して始末する作戦だったが、最後に逃げ出したゴブリンだけは小石を当て損じていた事が発覚する。
外した理由はナイが指先から黒射を放つのに慣れていない証拠である。この一週間で命中精度を上げるために練習を重ねたのだが、初めての実践で緊張していたのか一発だけ外してしまう。
「もうちょっと練習する必要があるな。帰ったら的当ての訓練をやり直さないと……あれ?」
地面にめり込んだ小石を見てナイは違和感を抱く。小石が衝突した箇所に奇妙な跡が残っており、それを見たナイはある事に気が付く。
「これってまさか……そういう事か!?」
「ウォンッ!?」
ナイは四つん這いになって地面にめり込んだ小石を覗き込み、主人の突拍子もない行動にビャクは驚愕した。だが、当のナイはめり込んだ小石を見てある事に気が付く。
(見間違いなんかじゃない……地面が捻じれてる!?)
黒射で撃ち込まれた小石をよく観察すると、まるで小石を中心に地面の砂が捻じれていた。それを見てナイは黒射の威力が上昇した理由を悟り、自分の考えが正しいかどうか確かめるために戻る事にした。
「ビャク!!家に帰るぞ!!」
「ウォンッ!?」
いきなり立ち上がるとナイはビャクに声をかけ、全速力で滝へと向かう。何が何だか分からないがビャクもナイの後を追いかけた――
「ギィイイッ!!」
「ギギィッ!!」
「ギィアッ!!」
「ウォンッ!?」
逃走中に背中に石が当たったビャクは転んでしまい、その間にゴブリンの群れに追いつかれてしまう。周囲を取り囲まれたビャクは唸り声をあげ、鋭い牙を剥き出しにして威嚇を行う。
「グルルルッ……!!」
「「「ギッギッギッ!!」」」
ビャクを取り囲んだゴブリンの群れは勝利を確信したかのように笑い声をあげ、徐々に接近してくる。しかし、囲んでいたゴブリンの一匹の後頭部に強い衝撃が走った。
「ギャウッ!?」
「ギィッ?」
「ギギィッ?」
仲間の一匹が突然倒れた事に他のゴブリンは戸惑い、地面に倒れたゴブリンは頭から血を流した状態で痙攣していた。それを見たゴブリン達は唖然とするが、今度は別のゴブリンが悲鳴を上げる。
「ギャウッ!?」
「「ギィッ!?」」
倒れたゴブリンの一番近くに立っていたゴブリンも悲鳴を上げて倒れ、こちらも頭から血を流して動かなくなった。そして次々と他のゴブリン達も頭から血を流して倒れていく。
「ギィアッ!?」
「ギャンッ!?」
「ギャインッ!?」
「クゥ~ンッ……」
あっという間にビャクを取り囲んでいたゴブリン達が頭から血を流して倒れ込み、その様子を見てビャクは大人しく座り込む。最後に生き残ったゴブリンは恐怖のあまりに逃げ出す。
生き残ったゴブリンは必死に逃げようとしたが、それを見たビャクは目つきを鋭くさせると、逃げていた時とは比べ物にならない移動速度で追いつき、ゴブリンの首元に目掛けて噛みつく。
「ガアアッ!!」
「ギャアアアッ!?」
最後のゴブリンはビャクの牙によって首の骨をへし折られ、死骸と化したゴブリンをビャクは口から離す。そして顔を見上げて鳴き声を上げた。
「ウォンッ!!」
「……ビャク、よくやった。囮役も上手くなったな」
ビャクの視線の先には木の上に隠れていたナイが存在し、彼は右手を「拳銃」のような形にした状態で構えていた。ゴブリンの群れが急に倒れたのはナイが木の上から新しい攻撃法で「狙撃」したからであり、指先には極小の黒渦が形成されていた。
地上に降り立つとナイはビャクの元に近付き、口元の血を拭ってから頭を撫でる。ビャクは主人に褒められて嬉しそうに尻尾を振り、この一週間で猟犬のように躾けられていた。
(ビャクのお陰で練習相手は事欠かないな……それにしても、まさかこんなに上手くいくとは思わなかったな)
ナイは地面に倒れたゴブリンの群れに視線を向け、改めて自分の右手を見つめる。一週間前にナイはクロウから魔術痕を書き換えてもらい、新しい能力を手に入れた――
――魔術痕を書き換えた事でナイは五本指から同時に「黒渦」を展開できるようになり、五つの魔法を同時に繰り出せるようになった。その代わりに一つ一つの黒渦の規模は縮小化してしまい、クロウによれば魔法の効果は「五分の一」にまで低下するはずだった。
黒渦を指先から展開する場合、今までと比べて黒渦の規模は小さくなってしまったが、肝心の性能に関しては特に変わりはない。それどころか前よりも黒渦から放たれる物体の勢いが増している気さえした。
クロウの話では枝分かれの術式は魔法の数を増やす反面、それぞれの効果が分割されるはずだが、ナイの黒渦は規模が縮小化しただけで他の変化は全くない。これまで通りに黒渦の規模に合わせた物体ならば異空間にも取り込める。
「前は一発だけ撃っても倒せなかったのに……どうなってるんだ?」
「ウォンッ?」
地面に横たわるゴブリンの死骸に視線を向け、ナイの「黒射」で頭に石礫を撃ち込まれて絶命していた。一週間前と比べて魔術痕が変化してから黒射の威力は弱まるどころか逆に強くなっていた。
(師匠が俺に嘘を吐いたとは思えないけど、前よりも早く撃てるようになった気がする)
人差し指を伸ばした状態でナイは黒渦を展開すると、正面に位置する樹木に目掛けて石礫を放つ。黒渦から射出された小石は樹木を貫通する勢いでめり込み、それを見たナイは冷や汗を流す。
「やっぱり勘違いなんかじゃない。黒渦が小さいほど威力が増してるんだ」
「ウォンッ?」
理由は分からないが「黒渦」の規模が小さい程に異空間から射出される物体は勢いを増し、ただの小石でも一角兎やゴブリンなどの魔物なら急所を貫けば一発で倒せる。一週間前は石礫を当ててもせいぜい怯ませる程度の威力しかなかったが、現在は力の弱い魔物なら一撃で殺せるほどの殺傷能力はあった。
本来であれば枝分かれの術式を施した魔術痕は魔法の力が分散され、魔法の数を増やす程に性能が弱体化されるはずである。だが、ナイの場合は数が増えれば増える程に威力が増しており、本人も理由を理解していない。
――ナイはかつてクロウが攻撃魔法を扱う場面を見たことがあり、彼が頻繁に扱うのは火属性の攻撃魔法の「ファイアボール」である。こちらの魔法は自身の魔力を「火球」に変化させて攻撃を行う。ちなみにクロウが放つ火球の威力は岩石を吹き飛ばす程の破壊力を誇る。
もしも仮にクロウが枝分かれの術式を利用した場合、一度に繰り出せる火球の数が増える半面に威力が低下してしまうらしい。だから魔法の数を増やす事が必ずしも有利になるというわけではない。しかし、ナイの収納魔法の場合は根本的に異なる。
あくまでもナイの収納魔法は異空間に繋げるための「空間魔法」であり、闇属性の魔力を渦巻かせる事で異空間に繋がる出入口を作り出すだけに過ぎない。だから魔力が減少したとしても黒渦の規模が縮小化されるだけで性能自体に変化はない。
(こんな小さい黒渦からだと小石ぐらいしか飛ばせないけど、別に大きいのも作れるから問題はないんだよな)
手の甲に刻まれた紋様にだけ意識を集中させれば、今まで通りの規模の黒渦を作り出す事は可能であり、枝分かれの術式を施されてから不便に感じた事は殆どない。ナイは一週間の間に色々と実験を行い、結論から言えば魔法の数を増やしても何も問題はなく、むしろ前よりも「黒射」の威力が上がったお陰で魔物退治も捗っていた。
「何だかよく分からないけど、強くなったのなら別にいいかな?」
「ウォンッ!!」
新しい戦法の実験は終わったのでナイは帰ろうとした。だが、ゴブリンを倒した時に打ち込んだ小石が地面にめり込んでいる事に気が付く。
「ありゃ、しまったな……やっぱり一匹狙いを外していたか。ビャクに迷惑をかけたな」
「ウォンッ」
ビャクがゴブリンの群れを引き寄せ、木の上に隠れたナイが黒射で全てのゴブリンを狙撃して始末する作戦だったが、最後に逃げ出したゴブリンだけは小石を当て損じていた事が発覚する。
外した理由はナイが指先から黒射を放つのに慣れていない証拠である。この一週間で命中精度を上げるために練習を重ねたのだが、初めての実践で緊張していたのか一発だけ外してしまう。
「もうちょっと練習する必要があるな。帰ったら的当ての訓練をやり直さないと……あれ?」
地面にめり込んだ小石を見てナイは違和感を抱く。小石が衝突した箇所に奇妙な跡が残っており、それを見たナイはある事に気が付く。
「これってまさか……そういう事か!?」
「ウォンッ!?」
ナイは四つん這いになって地面にめり込んだ小石を覗き込み、主人の突拍子もない行動にビャクは驚愕した。だが、当のナイはめり込んだ小石を見てある事に気が付く。
(見間違いなんかじゃない……地面が捻じれてる!?)
黒射で撃ち込まれた小石をよく観察すると、まるで小石を中心に地面の砂が捻じれていた。それを見てナイは黒射の威力が上昇した理由を悟り、自分の考えが正しいかどうか確かめるために戻る事にした。
「ビャク!!家に帰るぞ!!」
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いきなり立ち上がるとナイはビャクに声をかけ、全速力で滝へと向かう。何が何だか分からないがビャクもナイの後を追いかけた――
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