7 / 68
プロローグ
第7話 ナイの過去
しおりを挟む
――数時間後、夜通し山の中を歩き続けて疲労困憊のナイは山小屋に辿り着いた。既に夜明けを迎えてしまい、山小屋の中でクロウは呑気に食事を終えていた。
「ようやく帰ってきたか。随分と遅かったな……お前の分の朝飯まで食い終わったぞ」
「はあっ、はあっ……」
「言い返す気力もないか……仕方のない奴だ」
山小屋に入った途端に緊張の糸が切れたナイは倒れ込み、そんな彼にクロウは壺に入った水を浴びせる。
「ほれ、さっさと起きろ!!」
「ぷはぁっ!?な、何すんだよ!?」
冷たい水を浴びせられたナイは意識を取り戻すと、クロウは外に出るように促す。一晩中山を歩き続けて体力は限界を迎えていたが、そんな彼にお構いなしにクロウは外へ放り出す。
「儂の言い付けを忘れたのか?夕暮れまでに帰ってこいと言ったはずだ。約束通りに今日からはお前は外で寝ろ!!」
「そ、そんな……」
「男のくせに泣き言を抜かすな!!それでも儂の弟子か!?」
「うっ……分かったよ」
約束した時刻に戻れなかったのは事実であり、ナイを山小屋に入れる事をクロウは許されなかった。彼が小屋から出ていくと、クロウは貸していたペンダントの返却を求める。
「ペンダントは預からせてもらうぞ」
「えっ!?でも、これがないと魔物に……」
「阿呆、そのペンダントはただ光るだけの紛い物だ」
「ええっ!?」
クロウが貸し出したペンダントは「魔除け」の効果などなく、暗闇を照らすだけの道具である事が判明する。だから一角兎やゴブリンの魔物にナイが襲われたのは必然であり、本物の魔除けのペンダントならばどんな魔物でも寄せ付けるはずがない。。ナイは嘘を吐いていたクロウに憤慨する。
「師匠!!いくら何でも嘘はないでしょ!?こいつのせいで俺がどんな目に遭ったか……」
「たわけっ!!このペンダントのお陰でお前は帰ってこれたんだろうがっ!!」
「そ、それは……」
ナイはクロウの言葉に言い返せず、ペンダントの灯りが無ければ暗い夜道を歩く事もままならなかった。クロウはペンダントを受け取ると、本物の魔除けのペンダントを投げ渡す。
「そいつを返してやる。それがあれば今度こそ魔物に襲われる事はないだろう」
「ほ、本当に?」
「ふん、儂が信じられないのならさっさと返せ」
「やだよ!!そもそもこれは爺ちゃんのだよ!!」
「阿保か!!それも元々は儂のだ!!」
クロウに渡したペンダントは元々はナイの祖父が所有していた代物だが、実際の所はクロウがナイの祖父に貸していただけに過ぎない。
改めて受け取ったペンダントをナイは首にかけると、不意に違和感を抱いた。ペンダントから強い魔力を感じ取り、その魔力がクロウが発する魔力と同じ物だと察する。
(今なら分かる……爺ちゃんの魔力の凄さが)
今回の一件でナイは「魔力感知」の技術が磨かれ、自分以外の生物の魔力を感知できるようになった。そして今までは意識してこなかったが、クロウが発する魔力を感じて戦慄する。
ナイの魔力の数十倍の魔力をクロウは発しており、この魔力を感じ取るだけで大抵の魔物は怯えて逃げてしまう。今までクロウが傍にいる時に山の魔物を見かけなかった理由、それはクロウの魔力を恐れた魔物が近付こうとしなかったからだと判明した。
(こんなに凄い魔力を発してたのに俺は全然気付かなかったのか……我ながら信じられないな)
これまでのナイは自分の魔力を感じ取る事しかできず、一緒に暮らしていたクロウがとんでもない魔力を常日頃から発していた事に気づかなかったのにショックを受ける。だが、ナイの様子を見てクロウは笑みを浮かべる。
「ようやく魔力感知の使い道を理解したようだな」
「え?」
「今までのお前は自分が覚えた技術を生かし切れていなかった。大方、自分の魔力だけを感じ取る事しかできなかったんだろう?」
「うっ……そうかも」
クロウに指摘されたナイは何も言い返せず、彼の言う通りに「魔力感知」も「肉体強化」も完璧に使いこなせてはいなかった。魔力感知は自分以外の生物の魔力も感じ取れる事、肉体強化は身体能力を上昇させる方法以外にも、自然治癒力を高める事で怪我を治せる事を初めて知った。
荒療治ではあったがクロウの「試練《テスト》」のお陰でナイは成長した。もしも今回の一件がなければナイは魔力感知も肉体強化の技術の真の使い道を知らずに過ごしていただろう。
「試練は失敗したようだが、色々と学ぶべき物はあっただろう」
「師匠……」
「だが、約束は約束だ。夕暮れまでに戻ってこなかった以上は当分の間は山小屋で寝泊まりする事は許さん。しばらくの間は野宿してろ」
「うへぇっ……」
約束を守れなかった以上はナイを山小屋に残すわけにはいかず、魔除けのペンダントを渡す代わりにクロウは外で過ごすように命じる。しかし、彼は事前に用意していた地図を渡す。
「これもやろう」
「これって……地図?」
「そうだ。山小屋の代わりに寝泊まりできそうな場所を記してある。当分の間はそこで生活しろ」
クロウに渡された地図を見てナイは疑問を抱き、とりあえずは彼の言う通りに従う――
――地図を頼りにナイが辿り着いた場所は、大分前に「魔力感知」の修業を行っていた滝だった。修行していた時は気付かなかったが、滝の裏側には洞窟が存在し、大きな熊でも住めるだけの広さがあった。
「なるほど……滝で入口が隠れているから動物や魔物に見つかる恐れもないか。ここなら安心して休めそうだ」
洞窟の中にはクロウが事前に用意してくれたと思われる毛布やランタンが置かれており、何だかんだでナイのために安全に寝泊まりできる場所を用意してくれたらしい。
一先ずは山小屋から持って帰ってきた自分の荷物を整理し、当分の間はクロウとは離れて生活する事になる。クロウが渡してくれたランタンに火を灯すと、洞窟の中で毛布に包まりながらナイは身体を休める。
「はあっ、ようやく休める……」
山小屋よりも過酷な環境だが、村に居た頃に倉庫で閉じ込められていた時よりはマシだった。叔父に倉庫で閉じ込められた時のナイは碌に食事も水もありつけず、友達に助けてもらわなければ今頃は死んでいたかもしれない。
「村の皆は元気にしてるかな……」
ナイは村を逃げ出した際、世話になった村人達と別れの挨拶は済ましている。祖父が亡くなった後も村の人間は優しくしてくれたが、新しい村長となった叔父が居る限りはナイはもう村に戻れない。
この山に初めてきたばかりの頃、天涯孤独の身となったナイは自暴自棄になっていた。村から逃げ出した後、ナイにはいく当てもなく、祖父の知り合いだった魔術師のクロウを思い出して山に訪れた。彼が自分を助けてくれる保証などなく、もしも見つからなかったら命を絶とうとさえ思っていた。
だが、奇跡的にナイはクロウの山小屋に辿り着いた。何度も山の中で魔物と遭遇して逃げ回ったが、何故か魔物はナイを襲い掛かる事はなかった。後に分かったのだが、祖父の形見として持ち出していたペンダントにはクロウの魔力が込められ、強力な魔除けの効果があったからである。
クロウのペンダントのお陰でナイは彼の元に辿り着き、最初はどうやって話を切り出そうか悩んだが、彼の正体が魔術師である事を祖父から聞いていたため、興味を抱いたナイは魔法を教えてほしいと伝えた。しかし、理由は分からないがクロウの逆鱗に触れたらしく、彼の魔法の力で山の外に追い出されてしまう。
転移魔法で山の外に追い出された後、ナイはクロウの魔法に感動した。生まれて初めて魔法の力を体験し、同時にクロウが本物の魔術師だった事に感動した。だからこそ彼のような魔術師に本気でなりたいと思ったナイは再び山を登って彼の元に向かう。
二度目に山小屋に辿り着いた時、ナイの体力と意識は限界を迎えていた。どうして魔術師になりたいのかというクロウの問いかけに対し、ナイが「何となく」と答えたのは意識が朦朧として適当な返事をしただけだが、正確に言えばクロウと出会った頃のナイは生きる目標が失って自暴自棄になっていた。
――たった一人の家族だった祖父を失い、生まれ育った村から逃げ出したナイには変える場所などなかった。全てを失ったナイは自分の命すらも軽んじ、魔物が巣食う危険な山に足を踏み入れた。クロウと出会う前のナイは自分が死んでも構わないと本気で考えていた。
だが、クロウから「転移魔法」で山の外に飛ばされた時、初めて魔法の力を体験したナイは生きる目標を見つけた。それはクロウのように自分も魔法を使えるようになりたいと思い、もう一度危険を覚悟で山を登った。
「爺ちゃん、皆……俺、絶対に魔術師になってみせるよ」
洞窟の中でナイは必ず魔術師になる事を心の中で誓い、明日に備えて眠りについた――
「ようやく帰ってきたか。随分と遅かったな……お前の分の朝飯まで食い終わったぞ」
「はあっ、はあっ……」
「言い返す気力もないか……仕方のない奴だ」
山小屋に入った途端に緊張の糸が切れたナイは倒れ込み、そんな彼にクロウは壺に入った水を浴びせる。
「ほれ、さっさと起きろ!!」
「ぷはぁっ!?な、何すんだよ!?」
冷たい水を浴びせられたナイは意識を取り戻すと、クロウは外に出るように促す。一晩中山を歩き続けて体力は限界を迎えていたが、そんな彼にお構いなしにクロウは外へ放り出す。
「儂の言い付けを忘れたのか?夕暮れまでに帰ってこいと言ったはずだ。約束通りに今日からはお前は外で寝ろ!!」
「そ、そんな……」
「男のくせに泣き言を抜かすな!!それでも儂の弟子か!?」
「うっ……分かったよ」
約束した時刻に戻れなかったのは事実であり、ナイを山小屋に入れる事をクロウは許されなかった。彼が小屋から出ていくと、クロウは貸していたペンダントの返却を求める。
「ペンダントは預からせてもらうぞ」
「えっ!?でも、これがないと魔物に……」
「阿呆、そのペンダントはただ光るだけの紛い物だ」
「ええっ!?」
クロウが貸し出したペンダントは「魔除け」の効果などなく、暗闇を照らすだけの道具である事が判明する。だから一角兎やゴブリンの魔物にナイが襲われたのは必然であり、本物の魔除けのペンダントならばどんな魔物でも寄せ付けるはずがない。。ナイは嘘を吐いていたクロウに憤慨する。
「師匠!!いくら何でも嘘はないでしょ!?こいつのせいで俺がどんな目に遭ったか……」
「たわけっ!!このペンダントのお陰でお前は帰ってこれたんだろうがっ!!」
「そ、それは……」
ナイはクロウの言葉に言い返せず、ペンダントの灯りが無ければ暗い夜道を歩く事もままならなかった。クロウはペンダントを受け取ると、本物の魔除けのペンダントを投げ渡す。
「そいつを返してやる。それがあれば今度こそ魔物に襲われる事はないだろう」
「ほ、本当に?」
「ふん、儂が信じられないのならさっさと返せ」
「やだよ!!そもそもこれは爺ちゃんのだよ!!」
「阿保か!!それも元々は儂のだ!!」
クロウに渡したペンダントは元々はナイの祖父が所有していた代物だが、実際の所はクロウがナイの祖父に貸していただけに過ぎない。
改めて受け取ったペンダントをナイは首にかけると、不意に違和感を抱いた。ペンダントから強い魔力を感じ取り、その魔力がクロウが発する魔力と同じ物だと察する。
(今なら分かる……爺ちゃんの魔力の凄さが)
今回の一件でナイは「魔力感知」の技術が磨かれ、自分以外の生物の魔力を感知できるようになった。そして今までは意識してこなかったが、クロウが発する魔力を感じて戦慄する。
ナイの魔力の数十倍の魔力をクロウは発しており、この魔力を感じ取るだけで大抵の魔物は怯えて逃げてしまう。今までクロウが傍にいる時に山の魔物を見かけなかった理由、それはクロウの魔力を恐れた魔物が近付こうとしなかったからだと判明した。
(こんなに凄い魔力を発してたのに俺は全然気付かなかったのか……我ながら信じられないな)
これまでのナイは自分の魔力を感じ取る事しかできず、一緒に暮らしていたクロウがとんでもない魔力を常日頃から発していた事に気づかなかったのにショックを受ける。だが、ナイの様子を見てクロウは笑みを浮かべる。
「ようやく魔力感知の使い道を理解したようだな」
「え?」
「今までのお前は自分が覚えた技術を生かし切れていなかった。大方、自分の魔力だけを感じ取る事しかできなかったんだろう?」
「うっ……そうかも」
クロウに指摘されたナイは何も言い返せず、彼の言う通りに「魔力感知」も「肉体強化」も完璧に使いこなせてはいなかった。魔力感知は自分以外の生物の魔力も感じ取れる事、肉体強化は身体能力を上昇させる方法以外にも、自然治癒力を高める事で怪我を治せる事を初めて知った。
荒療治ではあったがクロウの「試練《テスト》」のお陰でナイは成長した。もしも今回の一件がなければナイは魔力感知も肉体強化の技術の真の使い道を知らずに過ごしていただろう。
「試練は失敗したようだが、色々と学ぶべき物はあっただろう」
「師匠……」
「だが、約束は約束だ。夕暮れまでに戻ってこなかった以上は当分の間は山小屋で寝泊まりする事は許さん。しばらくの間は野宿してろ」
「うへぇっ……」
約束を守れなかった以上はナイを山小屋に残すわけにはいかず、魔除けのペンダントを渡す代わりにクロウは外で過ごすように命じる。しかし、彼は事前に用意していた地図を渡す。
「これもやろう」
「これって……地図?」
「そうだ。山小屋の代わりに寝泊まりできそうな場所を記してある。当分の間はそこで生活しろ」
クロウに渡された地図を見てナイは疑問を抱き、とりあえずは彼の言う通りに従う――
――地図を頼りにナイが辿り着いた場所は、大分前に「魔力感知」の修業を行っていた滝だった。修行していた時は気付かなかったが、滝の裏側には洞窟が存在し、大きな熊でも住めるだけの広さがあった。
「なるほど……滝で入口が隠れているから動物や魔物に見つかる恐れもないか。ここなら安心して休めそうだ」
洞窟の中にはクロウが事前に用意してくれたと思われる毛布やランタンが置かれており、何だかんだでナイのために安全に寝泊まりできる場所を用意してくれたらしい。
一先ずは山小屋から持って帰ってきた自分の荷物を整理し、当分の間はクロウとは離れて生活する事になる。クロウが渡してくれたランタンに火を灯すと、洞窟の中で毛布に包まりながらナイは身体を休める。
「はあっ、ようやく休める……」
山小屋よりも過酷な環境だが、村に居た頃に倉庫で閉じ込められていた時よりはマシだった。叔父に倉庫で閉じ込められた時のナイは碌に食事も水もありつけず、友達に助けてもらわなければ今頃は死んでいたかもしれない。
「村の皆は元気にしてるかな……」
ナイは村を逃げ出した際、世話になった村人達と別れの挨拶は済ましている。祖父が亡くなった後も村の人間は優しくしてくれたが、新しい村長となった叔父が居る限りはナイはもう村に戻れない。
この山に初めてきたばかりの頃、天涯孤独の身となったナイは自暴自棄になっていた。村から逃げ出した後、ナイにはいく当てもなく、祖父の知り合いだった魔術師のクロウを思い出して山に訪れた。彼が自分を助けてくれる保証などなく、もしも見つからなかったら命を絶とうとさえ思っていた。
だが、奇跡的にナイはクロウの山小屋に辿り着いた。何度も山の中で魔物と遭遇して逃げ回ったが、何故か魔物はナイを襲い掛かる事はなかった。後に分かったのだが、祖父の形見として持ち出していたペンダントにはクロウの魔力が込められ、強力な魔除けの効果があったからである。
クロウのペンダントのお陰でナイは彼の元に辿り着き、最初はどうやって話を切り出そうか悩んだが、彼の正体が魔術師である事を祖父から聞いていたため、興味を抱いたナイは魔法を教えてほしいと伝えた。しかし、理由は分からないがクロウの逆鱗に触れたらしく、彼の魔法の力で山の外に追い出されてしまう。
転移魔法で山の外に追い出された後、ナイはクロウの魔法に感動した。生まれて初めて魔法の力を体験し、同時にクロウが本物の魔術師だった事に感動した。だからこそ彼のような魔術師に本気でなりたいと思ったナイは再び山を登って彼の元に向かう。
二度目に山小屋に辿り着いた時、ナイの体力と意識は限界を迎えていた。どうして魔術師になりたいのかというクロウの問いかけに対し、ナイが「何となく」と答えたのは意識が朦朧として適当な返事をしただけだが、正確に言えばクロウと出会った頃のナイは生きる目標が失って自暴自棄になっていた。
――たった一人の家族だった祖父を失い、生まれ育った村から逃げ出したナイには変える場所などなかった。全てを失ったナイは自分の命すらも軽んじ、魔物が巣食う危険な山に足を踏み入れた。クロウと出会う前のナイは自分が死んでも構わないと本気で考えていた。
だが、クロウから「転移魔法」で山の外に飛ばされた時、初めて魔法の力を体験したナイは生きる目標を見つけた。それはクロウのように自分も魔法を使えるようになりたいと思い、もう一度危険を覚悟で山を登った。
「爺ちゃん、皆……俺、絶対に魔術師になってみせるよ」
洞窟の中でナイは必ず魔術師になる事を心の中で誓い、明日に備えて眠りについた――
53
お気に入りに追加
187
あなたにおすすめの小説

追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。

誰も要らないなら僕が貰いますが、よろしいでしょうか?
伊東 丘多
ファンタジー
ジャストキルでしか、手に入らないレアな石を取るために冒険します
小さな少年が、独自の方法でスキルアップをして強くなっていく。
そして、田舎の町から王都へ向かいます
登場人物の名前と色
グラン デディーリエ(義母の名字)
8才
若草色の髪 ブルーグリーンの目
アルフ 実父
アダマス 母
エンジュ ミライト
13才 グランの義理姉
桃色の髪 ブルーの瞳
ユーディア ミライト
17才 グランの義理姉
濃い赤紫の髪 ブルーの瞳
コンティ ミライト
7才 グランの義理の弟
フォンシル コンドーラル ベージュ
11才皇太子
ピーター サイマルト
近衛兵 皇太子付き
アダマゼイン 魔王
目が透明
ガーゼル 魔王の側近 女の子
ジャスパー
フロー 食堂宿の人
宝石の名前関係をもじってます。
色とかもあわせて。

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。
彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。
最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。
一種の童話感覚で物語は語られます。
童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。

転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
転生をしたら異世界だったので、のんびりスローライフで過ごしたい。
みみっく
ファンタジー
どうやら事故で死んでしまって、転生をしたらしい……仕事を頑張り、人間関係も上手くやっていたのにあっけなく死んでしまうなら……だったら、のんびりスローライフで過ごしたい!
だけど現状は、幼馴染に巻き込まれて冒険者になる流れになってしまっている……

転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。

ステータス画面がバグったのでとりあえず叩きます!!
カタナヅキ
ファンタジー
ステータ画面は防御魔法?あらゆる攻撃を画面で防ぐ異色の魔術師の物語!!
祖父の遺言で魔女が暮らす森に訪れた少年「ナオ」は一冊の魔導書を渡される。その魔導書はかつて異界から訪れたという人間が書き記した代物であり、ナオは魔導書を読み解くと視界に「ステータス画面」なる物が現れた。だが、何故か画面に表示されている文字は無茶苦茶な羅列で解読ができず、折角覚えた魔法なのに使い道に悩んだナオはある方法を思いつく。
「よし、とりあえず叩いてみよう!!」
ステータス画面を掴んでナオは悪党や魔物を相手に叩き付け、時には攻撃を防ぐ防具として利用する。世界でただ一人の「ステータス画面」の誤った使い方で彼は成り上がる。
※ステータスウィンドウで殴る、防ぐ、空を飛ぶ異色のファンタジー!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる