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第42話 魔力の精密動作
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――イチノへ訪れてから一か月が経過すると、リンは以前に増して魔力操作の技術が向上していた。一か月前の自分と比べ、着実に技術が磨かれている事を実感したリンは試しに街の外へ出向く。
街の近くに流れている川に辿り着くと、リンは手頃な大きさの岩の前に立つ。彼は岩に拳を伸ばし、ぎりぎり届かない位置まで下がる。その様子を少し離れた場所でウルは見つめる。
「ふうっ……」
岩の大きさはリンの身長ぐらいはあり、この程度の岩ならば一か月前にも壊す事はできた。しかし、今回のリンは殴って破壊するのが目的ではなく、魔力操作の技術を最大限に生かした攻撃を仕掛けるつもりだった。
「今ならできるはずだ……はああっ!!」
身体強化を発動させてリンは拳を振りかざし、岩に目掛けて突き出す。しかし、彼が立っている位置からでは岩にぎりぎり拳が届かず、その代わりに拳を突き出した瞬間にリンは右腕に魔鎧を発動させた。
これまでのリンならば魔鎧を纏った拳で岩を殴りつけて破壊していた。しかし、今回は右腕に魔力の鎧を纏うだけではなく、魔力を変形させて武器の形へと変えていく。彼の右腕に光の槍が形成されて岩を貫く。
「光槍《ランス》!!」
「ウォンッ!?」
右腕に纏った魔力が槍の形へと変化した事により、拳が届かない位置にあった岩さえも貫く。右腕から繰り出された光槍は鋼鉄以上の強度を誇り、岩を貫いて穴を生み出した。
「……ほ、本当にできた」
リンは自分の右腕に作り出した光槍が岩を貫いた事に驚き、まさか本当に成功するとは思わなかった。リンは右腕を引き抜くと、作り出した光槍に触れて笑みを浮かべる。
(少し前ならこんな事はできなかった……修行の成果が出ているんだ)
この一か月の間にリンは魔力操作の技術が格段に上がっており、そのお陰で魔鎧の形状を自由に変形し、さらには強度も上がっていた。魔鎧の強度をあげるためには魔力の密度を上げる事が必要となり、魔力の方もリンは着実に一か月前よりも増えていた。
これまでリンは魔鎧を利用した戦法は殴りつけるだけしかできないと思っていたが、先ほどのように腕の魔力を変形させれば槍などの武器に変えて攻撃する事もできる。そして今のリンならば岩をも貫く威力の槍を生み出す事ができた。
「これなら魔物との戦いでも十分に役に立つな」
新しく編み出した技にリンは満足し、岩をも貫く威力の技ならば魔物との戦闘でも大いに役立つ事が期待された――
――街へ戻るとリンは屋敷へと戻り、本日分の仕事を行う事にした。彼は回復薬の製作のために植木鉢に植え込んだ薬草に掌を翳し、魔力を送り込んで成長を促す。
「よし、これぐらいで十分だな」
「クゥ~ンッ」
リンは二つの植木鉢を並べると、両手を伸ばして植木鉢に植え込んだ二つの薬草を同時に育てる。最初の頃は両手で薬草を育てていたリンだったが、慣れてくると二つの薬草を育てるようになった。
意識を集中しながらリンは薬草に魔力を送り込み、この際に間違っても魔力を送り込み過ぎないように気をつける。魔力を送り過ぎると薬草は成長するどころか逆に弱ってしまう事が発覚し、魔力を与えすぎては駄目な事を最近知る。
(魔力を送り過ぎて薬草が枯れた時は驚いたな……)
魔力を単純に送れば送る程に薬草が成長するわけでもなく、あまりに大量の魔力を送り過ぎると薬草は枯れてしまう。限界以上に魔力を吸収した薬草は蓄積した魔力に耐え切れずに死んでしまう。
(これぐらいかな)
薬草を限界まで成長させると、リンは植木鉢から引き抜いて調合を行う。最近にリンが作り出す回復薬はマリアの製作していた回復薬とも遜色なく、そのお陰でカイの機嫌が良かった。
リンが作り出す回復薬は人気も高く、できる事ならばカイはリンにこのまま商会で働いて欲しいと頼んできたが、リンはそれを断った。彼の目的は一流の魔力使いになるためであり、そのためにリンは旅を続ける必要があった。
(そろそろ次の街へ行こうかな……)
今の生活はリンにとっては快適だが、彼の目的は旅をする事で自分自身を磨き、マリアとの約束を果たすためである。死ぬ前にリンは魔法使いにも負けない立派な魔力使いになると約束したため、彼は薬師として生きていくつもりはない。
「ウル、そろそろここを出て行く事になるかもしれないけど大丈夫?」
「ウォンッ!!」
リンの言葉を聞いてウルは元気良く返事を行い、彼としてはここでの生活は楽だが不満もあった。ウルは屋敷に居る間は大人しくしなければならず、餌には困らないが彼としては自分で獲物を狩って食べたいと思っていた。
白狼種であるウルは与えられる餌よりも自らの力で勝ち取った獲物を食べる事を好み、リンが旅に出る事を聞いて喜ぶ。しかし、リンも今すぐに出て行くつもりはなく、世話になった人たちに恩返しがしたいと思っていた。
(ここから出て行く前にやるべき事は……やっぱり、ハルカの事だな)
旅に出る前にリンの気掛かりはハルカだった。彼女と一緒に修行をして気付いたのだが、実はハルカは本人も気づいていない秘密があった――
※短めですが今日はここまでです。次回はハルカの視点の話になります。
街の近くに流れている川に辿り着くと、リンは手頃な大きさの岩の前に立つ。彼は岩に拳を伸ばし、ぎりぎり届かない位置まで下がる。その様子を少し離れた場所でウルは見つめる。
「ふうっ……」
岩の大きさはリンの身長ぐらいはあり、この程度の岩ならば一か月前にも壊す事はできた。しかし、今回のリンは殴って破壊するのが目的ではなく、魔力操作の技術を最大限に生かした攻撃を仕掛けるつもりだった。
「今ならできるはずだ……はああっ!!」
身体強化を発動させてリンは拳を振りかざし、岩に目掛けて突き出す。しかし、彼が立っている位置からでは岩にぎりぎり拳が届かず、その代わりに拳を突き出した瞬間にリンは右腕に魔鎧を発動させた。
これまでのリンならば魔鎧を纏った拳で岩を殴りつけて破壊していた。しかし、今回は右腕に魔力の鎧を纏うだけではなく、魔力を変形させて武器の形へと変えていく。彼の右腕に光の槍が形成されて岩を貫く。
「光槍《ランス》!!」
「ウォンッ!?」
右腕に纏った魔力が槍の形へと変化した事により、拳が届かない位置にあった岩さえも貫く。右腕から繰り出された光槍は鋼鉄以上の強度を誇り、岩を貫いて穴を生み出した。
「……ほ、本当にできた」
リンは自分の右腕に作り出した光槍が岩を貫いた事に驚き、まさか本当に成功するとは思わなかった。リンは右腕を引き抜くと、作り出した光槍に触れて笑みを浮かべる。
(少し前ならこんな事はできなかった……修行の成果が出ているんだ)
この一か月の間にリンは魔力操作の技術が格段に上がっており、そのお陰で魔鎧の形状を自由に変形し、さらには強度も上がっていた。魔鎧の強度をあげるためには魔力の密度を上げる事が必要となり、魔力の方もリンは着実に一か月前よりも増えていた。
これまでリンは魔鎧を利用した戦法は殴りつけるだけしかできないと思っていたが、先ほどのように腕の魔力を変形させれば槍などの武器に変えて攻撃する事もできる。そして今のリンならば岩をも貫く威力の槍を生み出す事ができた。
「これなら魔物との戦いでも十分に役に立つな」
新しく編み出した技にリンは満足し、岩をも貫く威力の技ならば魔物との戦闘でも大いに役立つ事が期待された――
――街へ戻るとリンは屋敷へと戻り、本日分の仕事を行う事にした。彼は回復薬の製作のために植木鉢に植え込んだ薬草に掌を翳し、魔力を送り込んで成長を促す。
「よし、これぐらいで十分だな」
「クゥ~ンッ」
リンは二つの植木鉢を並べると、両手を伸ばして植木鉢に植え込んだ二つの薬草を同時に育てる。最初の頃は両手で薬草を育てていたリンだったが、慣れてくると二つの薬草を育てるようになった。
意識を集中しながらリンは薬草に魔力を送り込み、この際に間違っても魔力を送り込み過ぎないように気をつける。魔力を送り過ぎると薬草は成長するどころか逆に弱ってしまう事が発覚し、魔力を与えすぎては駄目な事を最近知る。
(魔力を送り過ぎて薬草が枯れた時は驚いたな……)
魔力を単純に送れば送る程に薬草が成長するわけでもなく、あまりに大量の魔力を送り過ぎると薬草は枯れてしまう。限界以上に魔力を吸収した薬草は蓄積した魔力に耐え切れずに死んでしまう。
(これぐらいかな)
薬草を限界まで成長させると、リンは植木鉢から引き抜いて調合を行う。最近にリンが作り出す回復薬はマリアの製作していた回復薬とも遜色なく、そのお陰でカイの機嫌が良かった。
リンが作り出す回復薬は人気も高く、できる事ならばカイはリンにこのまま商会で働いて欲しいと頼んできたが、リンはそれを断った。彼の目的は一流の魔力使いになるためであり、そのためにリンは旅を続ける必要があった。
(そろそろ次の街へ行こうかな……)
今の生活はリンにとっては快適だが、彼の目的は旅をする事で自分自身を磨き、マリアとの約束を果たすためである。死ぬ前にリンは魔法使いにも負けない立派な魔力使いになると約束したため、彼は薬師として生きていくつもりはない。
「ウル、そろそろここを出て行く事になるかもしれないけど大丈夫?」
「ウォンッ!!」
リンの言葉を聞いてウルは元気良く返事を行い、彼としてはここでの生活は楽だが不満もあった。ウルは屋敷に居る間は大人しくしなければならず、餌には困らないが彼としては自分で獲物を狩って食べたいと思っていた。
白狼種であるウルは与えられる餌よりも自らの力で勝ち取った獲物を食べる事を好み、リンが旅に出る事を聞いて喜ぶ。しかし、リンも今すぐに出て行くつもりはなく、世話になった人たちに恩返しがしたいと思っていた。
(ここから出て行く前にやるべき事は……やっぱり、ハルカの事だな)
旅に出る前にリンの気掛かりはハルカだった。彼女と一緒に修行をして気付いたのだが、実はハルカは本人も気づいていない秘密があった――
※短めですが今日はここまでです。次回はハルカの視点の話になります。
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