331 / 367
獣人王国編
第329話 再び火山へ
しおりを挟む
「……リル殿、既に火竜は討伐しているのだから本当に火竜と戦う必要はないのでござるか?」
「ああ、それは間違いない。私達は昨日の時点で火竜の討伐を果たしている。残された火竜はまだ子供でしかもレイナ君に従っているから争う必要はない」
「まあ、他に火竜の生き残りが存在したらやばいですけどね」
他の者に気づかれないようにハンゾウはリルに話しかけると、既に火竜の脅威は先日の時点で除去した事を告げる。先日にレイナ達は火竜を打ち倒しているため、この火山にはもう火竜は生息していないはずだった。
但し、リーリスの言う通りにレイナ達が遭遇していないだけで他に火竜が生息している可能性もあり得た。しかし、前回の時に現れたのは火竜の親子だけで戦闘の最中は他の火竜の存在は確認されていない。
「しかし、子供の火竜が存在したという事は親の方も父親と母親の2匹が存在するのではないでござるか?」
「火竜は単為生殖で子供を生み出せるんですよ。それに縄張り意識も強いですからね、仮に同種であろうと肉親以外の存在が縄張りに近付こうとしたら絶対に許しません」
「おお、という事は本当に火竜と戦う必要はないのでござるな?」
リーリスの言葉にハンゾウは安心した表情を浮かべるが、その言葉に対してリルは首を振った。確かにハンゾウの言う通り、先日に倒した火竜がこの火山を縄張りにしていたのならば他の火竜が存在する可能性は低い。しかし、だからといって絶対に安全とは言い切れない。
「いや……そうとも言い切れない。リーリスの呼んだ資料によるとこの大迷宮では魔物が絶滅する事はあり得ない。どれだけ倒そうと必ず別の場所で魔物が誕生する仕組みになっている……私達は確かに火竜を倒したが、既に新たな火竜が復活を果たしている可能性も少なからず存在するらしい」
「なんとっ!?」
「まあ、本当にあくまでも可能性の話ですけどね。それに仮に火竜が復活していたとしてもこちらにはレイナさんがいます。今回は最初から火竜を倒してくださいね」
「大丈夫、任せて」
前回の時は火竜の強襲で戦闘に陥ったが、本来ならばどんな相手だろうとレイナの「解析」と「文字変換」の能力を使えば倒せない相手はいない。仮に火竜が復活を果たしていてもレイナならば即座に相手を即死させる事も出来た。
今回は先日の時よりも大人数のため、レイナも躊躇せずに火竜が現れた時は即座に倒す事を決意する。そして遂に捜索隊は火山へ向けて歩み、火口近くに存在する洞穴へと向かう。
「ふうっ……それにしても暑いですね、今回はシロとクロを連れてこなくて正解かもしれません」
「え?どうして?」
「シロとクロは元々は寒い地方で生まれた種だから、暑すぎる場所に連れて行くと体調不良を起こす。だから第三階層の時も同行させなかった」
「あ、そうだったんだ」
「しかし……本当に暑いな、前に来た時よりも明らかに気温がおかしいぞ」
「ぷるんっ(干からびそう)」
シロとクロは今回の遠征に連れてこなかったのは団員を一人でも多く同行させるためだったが、火山の近くに転移できたのはレイナ達にとっては幸運だと言えた。前回の時は森の中で大量の魔物に追い掛け回されたが、今回は最初から火山の近くに転移できたので幸運に恵まれた。
しかし、前回の時と違って第四階層の気温は明らかに上昇していた。全員の汗が止まらず、定期的に水分補給を行わなければ移動するのも困難な程に厳しい。
「暑い……暑すぎる!!」
「まさか、この火山噴火寸前じゃないだろうな……」
「このままだと干からびて死にそうだ……」
「泣き言をいうな!!あんな子供が頑張ってるんだぞ、それでもお前たちは誇り高き白狼騎士団の騎士か!?」
「きゅろろろっ♪」
登山の最中に弱音を吐く団員達に対してチイはサンを指差すと、彼女は鼻歌混じりで楽々とした表情で先頭を歩き、全く汗を掻いていなかった。元々はサンドワームと呼ばれる魔物であるサンはどうやら暑さに耐性があるらしく、他の人間と比べて平気そうな様子だった。
チイの言葉を聞いて子供にも劣ると思われたくない団員達は黙り込み、それ以降は弱音を吐く事もなく黙々と登っていく。やがて全員が汗で衣服が湿ってきた頃、遂にレイナ達は火竜と戦闘を繰り広げた場所へと辿り着く。
「やっとここまで来たか……だが、やはり火竜の死骸は消えているな」
「もう既に吸収されたようですね、残念です」
レイナ達が苦労して倒した火竜の死骸は跡形もなく消え去り、もう一片の肉塊どころか血の痕さえも残っていない。その様子を確認したレイナは本当に死骸を放置すると大迷宮に取り込まれることを理解した。
火竜の素材を回収する余裕がなかったとはいえ、リル達は残念そうに火竜の死骸が存在した場所に移動し、周囲を探索する。だが、その時にレイナはある事に気づき、不自然な程に岩石が散らばっている事に気づく。
「ああ、それは間違いない。私達は昨日の時点で火竜の討伐を果たしている。残された火竜はまだ子供でしかもレイナ君に従っているから争う必要はない」
「まあ、他に火竜の生き残りが存在したらやばいですけどね」
他の者に気づかれないようにハンゾウはリルに話しかけると、既に火竜の脅威は先日の時点で除去した事を告げる。先日にレイナ達は火竜を打ち倒しているため、この火山にはもう火竜は生息していないはずだった。
但し、リーリスの言う通りにレイナ達が遭遇していないだけで他に火竜が生息している可能性もあり得た。しかし、前回の時に現れたのは火竜の親子だけで戦闘の最中は他の火竜の存在は確認されていない。
「しかし、子供の火竜が存在したという事は親の方も父親と母親の2匹が存在するのではないでござるか?」
「火竜は単為生殖で子供を生み出せるんですよ。それに縄張り意識も強いですからね、仮に同種であろうと肉親以外の存在が縄張りに近付こうとしたら絶対に許しません」
「おお、という事は本当に火竜と戦う必要はないのでござるな?」
リーリスの言葉にハンゾウは安心した表情を浮かべるが、その言葉に対してリルは首を振った。確かにハンゾウの言う通り、先日に倒した火竜がこの火山を縄張りにしていたのならば他の火竜が存在する可能性は低い。しかし、だからといって絶対に安全とは言い切れない。
「いや……そうとも言い切れない。リーリスの呼んだ資料によるとこの大迷宮では魔物が絶滅する事はあり得ない。どれだけ倒そうと必ず別の場所で魔物が誕生する仕組みになっている……私達は確かに火竜を倒したが、既に新たな火竜が復活を果たしている可能性も少なからず存在するらしい」
「なんとっ!?」
「まあ、本当にあくまでも可能性の話ですけどね。それに仮に火竜が復活していたとしてもこちらにはレイナさんがいます。今回は最初から火竜を倒してくださいね」
「大丈夫、任せて」
前回の時は火竜の強襲で戦闘に陥ったが、本来ならばどんな相手だろうとレイナの「解析」と「文字変換」の能力を使えば倒せない相手はいない。仮に火竜が復活を果たしていてもレイナならば即座に相手を即死させる事も出来た。
今回は先日の時よりも大人数のため、レイナも躊躇せずに火竜が現れた時は即座に倒す事を決意する。そして遂に捜索隊は火山へ向けて歩み、火口近くに存在する洞穴へと向かう。
「ふうっ……それにしても暑いですね、今回はシロとクロを連れてこなくて正解かもしれません」
「え?どうして?」
「シロとクロは元々は寒い地方で生まれた種だから、暑すぎる場所に連れて行くと体調不良を起こす。だから第三階層の時も同行させなかった」
「あ、そうだったんだ」
「しかし……本当に暑いな、前に来た時よりも明らかに気温がおかしいぞ」
「ぷるんっ(干からびそう)」
シロとクロは今回の遠征に連れてこなかったのは団員を一人でも多く同行させるためだったが、火山の近くに転移できたのはレイナ達にとっては幸運だと言えた。前回の時は森の中で大量の魔物に追い掛け回されたが、今回は最初から火山の近くに転移できたので幸運に恵まれた。
しかし、前回の時と違って第四階層の気温は明らかに上昇していた。全員の汗が止まらず、定期的に水分補給を行わなければ移動するのも困難な程に厳しい。
「暑い……暑すぎる!!」
「まさか、この火山噴火寸前じゃないだろうな……」
「このままだと干からびて死にそうだ……」
「泣き言をいうな!!あんな子供が頑張ってるんだぞ、それでもお前たちは誇り高き白狼騎士団の騎士か!?」
「きゅろろろっ♪」
登山の最中に弱音を吐く団員達に対してチイはサンを指差すと、彼女は鼻歌混じりで楽々とした表情で先頭を歩き、全く汗を掻いていなかった。元々はサンドワームと呼ばれる魔物であるサンはどうやら暑さに耐性があるらしく、他の人間と比べて平気そうな様子だった。
チイの言葉を聞いて子供にも劣ると思われたくない団員達は黙り込み、それ以降は弱音を吐く事もなく黙々と登っていく。やがて全員が汗で衣服が湿ってきた頃、遂にレイナ達は火竜と戦闘を繰り広げた場所へと辿り着く。
「やっとここまで来たか……だが、やはり火竜の死骸は消えているな」
「もう既に吸収されたようですね、残念です」
レイナ達が苦労して倒した火竜の死骸は跡形もなく消え去り、もう一片の肉塊どころか血の痕さえも残っていない。その様子を確認したレイナは本当に死骸を放置すると大迷宮に取り込まれることを理解した。
火竜の素材を回収する余裕がなかったとはいえ、リル達は残念そうに火竜の死骸が存在した場所に移動し、周囲を探索する。だが、その時にレイナはある事に気づき、不自然な程に岩石が散らばっている事に気づく。
0
お気に入りに追加
975
あなたにおすすめの小説

文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

召喚されたら無能力だと追放されたが、俺の力はヘルプ機能とチュートリアルモードだった。世界の全てを事前に予習してイージーモードで活躍します
あけちともあき
ファンタジー
異世界召喚されたコトマエ・マナビ。
異世界パルメディアは、大魔法文明時代。
だが、その時代は崩壊寸前だった。
なのに人類同志は争いをやめず、異世界召喚した特殊能力を持つ人間同士を戦わせて覇を競っている。
マナビは魔力も闘気もゼロということで無能と断じられ、彼を召喚したハーフエルフ巫女のルミイとともに追放される。
追放先は、魔法文明人の娯楽にして公開処刑装置、滅びの塔。
ここで命運尽きるかと思われたが、マナビの能力、ヘルプ機能とチュートリアルシステムが発動する。
世界のすべてを事前に調べ、起こる出来事を予習する。
無理ゲーだって軽々くぐり抜け、デスゲームもヌルゲーに変わる。
化け物だって天変地異だって、事前の予習でサクサククリア。
そして自分を舐めてきた相手を、さんざん煽り倒す。
当座の目的は、ハーフエルフ巫女のルミイを実家に帰すこと。
ディストピアから、ポストアポカリプスへと崩壊していくこの世界で、マナビとルミイのどこか呑気な旅が続く。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる