242 / 367
獣人王国編
第240話 矢印
しおりを挟む
「この転移台を使って地上へ抜け出す場合、中央の台座に手を添えた状態で「外界」と叫べばいいそうです。逆に次の階層へ行きたい場合は目的地の階層の名前を告げる必要があります」
「名前?」
「第二階層とか第三階層とかではなく、その階層の特徴を告げる必要があります。また、各転移台には上下の階層の名前が刻まれているそうですが……ほら、ここに書いてあるでしょう」
「あ、本当だ……」
よく調べなければ分からないが、台座の根元の部分には文字が刻まれており、分かりやすいように矢印のマークまで刻まれていた。転移台には『↑荒野』『↓外界』と刻まれ、どうやら目的地へ移動するための合言葉が記されているらしい。
この文章を見る限りだと第一階層よりも下の階層は存在しないので地上への脱出方法が記され、次の第二階層へ移動するには「荒野」と呼ぶ必要がある様子だった。
「次の階層は「荒野」か……」
「あ、駄目!?合言葉を口にしたら……」
「えっ?」
レアは台座にしゃがみこんで刻まれた文字を読んだ瞬間、無意識に台座に手が触れており、リリスは慌てて彼を止めようとした。だが、転移台の側で言葉を口にした影響なのか、水晶玉が唐突ひ借り輝き、魔法陣が発光を始めた。それを見たリリスは慌てて逃げ出すように促す。
「駄目です!!台座の何処に触れても合言葉を告げると勝手に発動するんですよ!!すぐに魔法陣の外へ出てください!!」
「ええっ!?そういう仕様なの!?」
「きゅろっ!?」
「ぷるぷるっ!?」
祭壇の外で待っていたサンとクロミンは異変に気付き、慌てて階段を登ってレア達の元へと急ぐ。レア達も急いで魔法陣から脱出しようとしたが、陣の外に出ようとした瞬間にネコミンが慌てたせいで転んでしまう。
「あうっ!?」
「ネコミン!?」
「ちょっ!?二人とも、早く――」
「すぐに外へ――」
転んでしまったネコミンを見てレアは反射的に彼女の元に駆けつけてしまい、先に魔法陣から抜け出したリリスとハンゾウが二人に声を掛けるが、次の瞬間には二人の身体は光の柱に飲み込まれて消えてしまう――
――次に意識を取り戻すと、レアはネコミンと抱き着くような形で地面に倒れている事に気付き、その際に彼女の豊満な胸元に顔を埋めた状態だと気付く。
「むぐぐっ……!?」
「あん、駄目ぇっ……そういうのはまだ早い」
「ご、ごめん……」
自分の胸元に顔を押し付けるレアにネコミンは頬を赤く染め、どうにか引き剥がす。男の姿の時に女性の身体に触れてしまったレアは慌てふためき、やはり女の姿の時よりもネコミンの事を異性として意識してしまう。
女性時の姿の時は肉体が女性であるせいか、あまり他の女性に関して興味を抱かない節があり、冷静に考えれば白狼騎士団の面子は美少女揃いである。レアは改めてネコミンを見て可愛い女の子だと意識してしまうが、今はそれよりも冷静に周囲の状況を把握する必要があった。
「ここは……」
「多分、第二階層だと思う」
2人は辺りを見渡すと、先ほどまでの広大な草原のような風景とは打って変わり、一切の緑の自然がない荒れ果てた荒野が広がっていた。地面には雑草の1本も生えておらず、無数の岩山がそびえ立っていた。
どうやら本当に第二階層へと移動したらしく、ネコミンに手を貸して起き上がらせながらレアは他の仲間達の姿を探す。だが、2人のほかに人影は存在せず、どうやら転移したのはレアとネコミンだけらしい。
「他の皆は第一階層の残ったのか……ごめん、ネコミン。俺のせいでこんな事になるなんて」
「反省は後……今は皆と合流する方法を探す」
「そうだね、となると……やっぱり、転移台を探すしかないのかな」
とりあえずはこの場所に留まって全員を待つという選択肢は存在せず、リリスから転移台で移動する場所は毎回ランダムであるという話はレアもネコミンも聞いていた。つまり、仮にリリス達がレア達の後を追って転移したとしても都合よく同じ場所に現れるとは限らない。
しかし、転移台を探すといっても今回は草原のような見晴らしの良い場所ではなく、複数の岩山が存在するので探索には時間が掛かりそうだった。ネコミンと共にレアは周囲を警戒しながら歩いていく。
「すんすんっ……うっ、臭い」
「えっ!?ご、ごめん……そんなに臭かった?」
「違う、レアが臭いんじゃない。レアの場合はお日様のような良い臭いで好き……だけど、この階層から凄い獣臭が漂う」
「俺、お日様みたいな臭いなんだ……でも、獣臭?」
リリスの言い方にレアは疑問を抱き、ここでリリスから聞いていた第二階層の特徴を思い出す。第一階層はゴブリンが支配する地域に対し、第二階層の荒野は魔獣種の「オーク」と「ボア」と呼ばれる魔物が現れるという。
「そういえばリリスの話だとここの階層にはオークとボアが現れるらしいけど……」
「だと思った……レア、すぐに転移台を見つけ出した方が良い。私達二人だけだと戦闘になったら大変」
「そうだね……」
ゴブリンよりも手強いオークやボアに見つかった場合、戦闘に陥ると苦戦を強いられる可能性がある。いざという時はレアも文字変換の能力を扱う場面が訪れるかもしれず、用心して進む。
「名前?」
「第二階層とか第三階層とかではなく、その階層の特徴を告げる必要があります。また、各転移台には上下の階層の名前が刻まれているそうですが……ほら、ここに書いてあるでしょう」
「あ、本当だ……」
よく調べなければ分からないが、台座の根元の部分には文字が刻まれており、分かりやすいように矢印のマークまで刻まれていた。転移台には『↑荒野』『↓外界』と刻まれ、どうやら目的地へ移動するための合言葉が記されているらしい。
この文章を見る限りだと第一階層よりも下の階層は存在しないので地上への脱出方法が記され、次の第二階層へ移動するには「荒野」と呼ぶ必要がある様子だった。
「次の階層は「荒野」か……」
「あ、駄目!?合言葉を口にしたら……」
「えっ?」
レアは台座にしゃがみこんで刻まれた文字を読んだ瞬間、無意識に台座に手が触れており、リリスは慌てて彼を止めようとした。だが、転移台の側で言葉を口にした影響なのか、水晶玉が唐突ひ借り輝き、魔法陣が発光を始めた。それを見たリリスは慌てて逃げ出すように促す。
「駄目です!!台座の何処に触れても合言葉を告げると勝手に発動するんですよ!!すぐに魔法陣の外へ出てください!!」
「ええっ!?そういう仕様なの!?」
「きゅろっ!?」
「ぷるぷるっ!?」
祭壇の外で待っていたサンとクロミンは異変に気付き、慌てて階段を登ってレア達の元へと急ぐ。レア達も急いで魔法陣から脱出しようとしたが、陣の外に出ようとした瞬間にネコミンが慌てたせいで転んでしまう。
「あうっ!?」
「ネコミン!?」
「ちょっ!?二人とも、早く――」
「すぐに外へ――」
転んでしまったネコミンを見てレアは反射的に彼女の元に駆けつけてしまい、先に魔法陣から抜け出したリリスとハンゾウが二人に声を掛けるが、次の瞬間には二人の身体は光の柱に飲み込まれて消えてしまう――
――次に意識を取り戻すと、レアはネコミンと抱き着くような形で地面に倒れている事に気付き、その際に彼女の豊満な胸元に顔を埋めた状態だと気付く。
「むぐぐっ……!?」
「あん、駄目ぇっ……そういうのはまだ早い」
「ご、ごめん……」
自分の胸元に顔を押し付けるレアにネコミンは頬を赤く染め、どうにか引き剥がす。男の姿の時に女性の身体に触れてしまったレアは慌てふためき、やはり女の姿の時よりもネコミンの事を異性として意識してしまう。
女性時の姿の時は肉体が女性であるせいか、あまり他の女性に関して興味を抱かない節があり、冷静に考えれば白狼騎士団の面子は美少女揃いである。レアは改めてネコミンを見て可愛い女の子だと意識してしまうが、今はそれよりも冷静に周囲の状況を把握する必要があった。
「ここは……」
「多分、第二階層だと思う」
2人は辺りを見渡すと、先ほどまでの広大な草原のような風景とは打って変わり、一切の緑の自然がない荒れ果てた荒野が広がっていた。地面には雑草の1本も生えておらず、無数の岩山がそびえ立っていた。
どうやら本当に第二階層へと移動したらしく、ネコミンに手を貸して起き上がらせながらレアは他の仲間達の姿を探す。だが、2人のほかに人影は存在せず、どうやら転移したのはレアとネコミンだけらしい。
「他の皆は第一階層の残ったのか……ごめん、ネコミン。俺のせいでこんな事になるなんて」
「反省は後……今は皆と合流する方法を探す」
「そうだね、となると……やっぱり、転移台を探すしかないのかな」
とりあえずはこの場所に留まって全員を待つという選択肢は存在せず、リリスから転移台で移動する場所は毎回ランダムであるという話はレアもネコミンも聞いていた。つまり、仮にリリス達がレア達の後を追って転移したとしても都合よく同じ場所に現れるとは限らない。
しかし、転移台を探すといっても今回は草原のような見晴らしの良い場所ではなく、複数の岩山が存在するので探索には時間が掛かりそうだった。ネコミンと共にレアは周囲を警戒しながら歩いていく。
「すんすんっ……うっ、臭い」
「えっ!?ご、ごめん……そんなに臭かった?」
「違う、レアが臭いんじゃない。レアの場合はお日様のような良い臭いで好き……だけど、この階層から凄い獣臭が漂う」
「俺、お日様みたいな臭いなんだ……でも、獣臭?」
リリスの言い方にレアは疑問を抱き、ここでリリスから聞いていた第二階層の特徴を思い出す。第一階層はゴブリンが支配する地域に対し、第二階層の荒野は魔獣種の「オーク」と「ボア」と呼ばれる魔物が現れるという。
「そういえばリリスの話だとここの階層にはオークとボアが現れるらしいけど……」
「だと思った……レア、すぐに転移台を見つけ出した方が良い。私達二人だけだと戦闘になったら大変」
「そうだね……」
ゴブリンよりも手強いオークやボアに見つかった場合、戦闘に陥ると苦戦を強いられる可能性がある。いざという時はレアも文字変換の能力を扱う場面が訪れるかもしれず、用心して進む。
0
お気に入りに追加
975
あなたにおすすめの小説

文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

異世界楽々通販サバイバル
shinko
ファンタジー
最近ハマりだしたソロキャンプ。
近くの山にあるキャンプ場で泊っていたはずの伊田和司 51歳はテントから出た瞬間にとてつもない違和感を感じた。
そう、見上げた空には大きく輝く2つの月。
そして山に居たはずの自分の前に広がっているのはなぜか海。
しばらくボーゼンとしていた和司だったが、軽くストレッチした後にこうつぶやいた。
「ついに俺の番が来たか、ステータスオープン!」

召喚されたら無能力だと追放されたが、俺の力はヘルプ機能とチュートリアルモードだった。世界の全てを事前に予習してイージーモードで活躍します
あけちともあき
ファンタジー
異世界召喚されたコトマエ・マナビ。
異世界パルメディアは、大魔法文明時代。
だが、その時代は崩壊寸前だった。
なのに人類同志は争いをやめず、異世界召喚した特殊能力を持つ人間同士を戦わせて覇を競っている。
マナビは魔力も闘気もゼロということで無能と断じられ、彼を召喚したハーフエルフ巫女のルミイとともに追放される。
追放先は、魔法文明人の娯楽にして公開処刑装置、滅びの塔。
ここで命運尽きるかと思われたが、マナビの能力、ヘルプ機能とチュートリアルシステムが発動する。
世界のすべてを事前に調べ、起こる出来事を予習する。
無理ゲーだって軽々くぐり抜け、デスゲームもヌルゲーに変わる。
化け物だって天変地異だって、事前の予習でサクサククリア。
そして自分を舐めてきた相手を、さんざん煽り倒す。
当座の目的は、ハーフエルフ巫女のルミイを実家に帰すこと。
ディストピアから、ポストアポカリプスへと崩壊していくこの世界で、マナビとルミイのどこか呑気な旅が続く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる