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城下町編
第47話 聖剣の資格
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「だあっ!!」
「プギャアアアッ!?」
「プギィッ!?」
背中から突き刺されたオークは心臓を貫かれて断末魔の悲鳴をあげ、やっとガロに意識を向けていた他のオークたちもレイナの存在に気付く。しかし、気付かれたところで既にレイナはアスカロンを引き抜き、ガロを取り囲む他のオークと向き合う。
「プギィイイッ!!」
「盾!?」
オークの中には鉄製の大盾を所有する個体も存在し、身を隠しながらレイナの元へ突っ込む。盾を見代わりにしてレイナを弾き飛ばそうと考えたのだろうが、せまりくるオークに対してレイナは物怖じをもせずにアスカロンを構え、横薙ぎに振り払う。
「はああっ!!」
「プギャアッ!?」
「馬鹿なっ!?」
「鉄の盾を……切り裂いた!?」
鉄で構成された大盾さえもアスカロンは容易く切り裂き、そのままオークの胴体を真っ二つに切断した。その光景を見て他の冒険者達も動揺を隠せず、一方でレイナの方もアスカロンの切れ味に驚きを隠せない。
(凄い切れ味だとは知っていたけど、まさかこんな大きな盾も簡単に切り裂けるなんて……でも、この調子ならいける!!)
アスカロンの切断力ならばオークなど敵ではない事を確信したレイナは最後の1匹に視線を向けると、アスカロンを翳して接近する。仲間たちがやられ、最後に自分が狙われている事に気付いたオークは逃走を行う。
「プギィイイッ!?」
「待て!!」
曲がり角まで逃げたオークに対してレイナは瞬道術を発動させて距離を詰めると、オークが曲がった瞬間に刃を振り翳し、そのまま壁に向けて剣を振り払う。大迷宮を構成する頑丈な壁さえもアスカロンの刃は止める事は出来ず、そのまま通路を曲がって逃げようとしたオークの首を切断した。
最後の1体を倒す事に成功したレイナは額の汗を拭い、アスカロンに付着したオークの血を振り払うと鞘に戻す。この際にレイナはステータス画面を開き、レベルを確認するとオークを倒した事で何時の間にかレベルが「11」にまで上昇していた。
(レベルが上がってる。やっぱり、ゴブリンよりも経験値を持っていたのかな)
額の汗を拭い、唖然とした表情で自分を見つめるガロに気付いたレイナは彼が無事である事を確認すると、安堵した表情を浮かべる。
「大丈夫ですか?怪我はしてませんか?」
「あ、ああっ……まあな」
「いやはや、信じられないな……まさか、ここまで強いとはな」
「すご~い!!」
「……何という切れ味の剣だ」
他の冒険者達もレイナの元へ集まり、オークの集団を殲滅した彼女を褒め称える。だが、冒険者であると同時に一流の鍛冶師でもあるゴイルはレイナの所持しているアスカロンに視線を向け、質問を行う。
「いやいや、大した腕前だ!!しかし、儂の見立てではその武器も素晴らしい性能を誇るな。どれ、ちょっと見せてくれないか?」
「え?それは……」
「ん?儂には見せられないのか?こう見えても鍛冶師だからな、どうしても良い武器を見ると確認せずにはいられないのだ!!頼む、この通りだ!!」
両手を重ねてアスカロンを見せるように促してくるゴイルに対してレイナは困った表情を浮かべ、聖剣を他人が触れた場合、拒否反応を示す。もしもゴイルが聖剣に触れて怪我でもしようものならアスカロンの正体が判明してしまうのではないかと思うが、リルはレイナの肩を掴んで促す。
「レイナ君、貸してやったらどうだ?」
「けど……」
「大丈夫、何も問題はないさ」
リルが安心させるようにレイナに微笑むと、彼女の言葉を信じてレイナはアスカロンを抜いてゴイルに差しだす。ゴイルは差しだされたアスカロンを前にして目を見開き、その見事なまでに研ぎ澄まされた刀身を見て喉を鳴らす。
「これは……なんという素晴らしい剣だ!!しかも、あれほどの激しい使われ方をして刃毀れ一つないとは……いったい何処で入手したのだ?」
「えっと……」
「これは彼女の家に伝わる家宝だよ。昔、彼女の先祖が大迷宮にて発見した代物だ」
「むむ、そうなのか……」
レイナが返答に困ると、リルが代わりに適当に誤魔化し、アスカロンに夢中になっているろくに話も聞かずに納得する。彼は両手をわきわきとしながら聖剣に手を伸ばし、そのままレイナから聖剣を取り上げようとした。
「もう辛抱ならん!!もっとよく見せてくれ!!」
「あっ、ちょっと!?」
無理やりレイナからアスカロンを奪い取ったゴイルだが、片手で柄を握り締めて持ち上げた瞬間、唐突にアスカロンの重量が増加したかのように刃が煉瓦製の地面に突き刺さる。
「ぬおっ!?」
「うわっ、何だ!?」
「こ、これは……!?」
煉瓦製の地面に深々と刀身が突き刺さったアスカロンを見て全員が驚愕の表情を浮かべ、ゴイルは必死に両手で柄を握り締めて引き抜こうとしたが、人間よりも腕力に優れているはずのドワーフである彼でもびくともしなかった。
「ふぎぎぎっ……ひ、引き抜けんっ!?」
「おいおい、嘘だろ?」
「そんなに重いはずがないだろ……うおっ!?何だこれは!?」
他の者が代わりにアスカロンを引き抜こうとしたがぴくりとも動かず、次々と冒険者達がアスカロンに触れて引き抜こうとしたが誰一人として1ミリも動かす事が出来なかった。その様子を見てレイナは何が起きているのかと戸惑うと、即座に聖剣の拒否反応の事を思い出す。
以前にゴブリンが触れた時は灼熱の炎で焼き尽くしたのに対し、今回はどうやら重量を変化させて他の人間が持ち上げられないようになっているらしい。どうやら聖剣の拒否反応にも複数の種類があるらしく、改めて聖剣の資格を持たない人間には聖剣を扱う事も出来ない事が証明された。
「ふんぎぎぎっ……駄目か!!」
「それなら僕が……ふんっ!!ふんっ!!」
「ギルドマスターとダガン殿でも無理なのか!?」
「なんて重さだ……!!」
ゴオンとダガンも聖剣が引き抜けないのか挑戦を行うが、触れた瞬間に重量が変化しているのか二人の腕力を以てしても持ち上がることも出来ず、全員がその場で疲れた表情で突っ伏す。その様子を見てレイナはアスカロンに手を伸ばし、片手で引き抜いて持ち上げる。
「あ、普通に抜けた……良かった」
『…………』
自分達が必死になって引き抜こうとしたアスカロンを片手で軽々と持ち上げるレイナに対して冒険者達は唖然とした表情で見上げ、彼等の中では一件は華奢な女性にしか見えないレイナが実は巨人族の如く、凄まじい怪力を誇るのではないかと考えてしまう。そんな彼等に対し、リルは誇らしげにレイナの肩を掴んで彼女の凄さを思い知らせた。
「どうだい?これがうちの新しい団員だ。十分に君たちも彼女の凄さは理解しただろう?」
「……ああ」
「なんて女だ……」
「ほらほら~さっきは失礼なことを言った人は謝ったら~?」
「いや、別に気にしていないのでいいです。それよりも早く進みましょう!!」
「うむ、そうだな……先を急ぐか」
レイナの実力(?)を見せつける事に成功した後、捜索隊は移動を再開する。結局、目的地である第二階層の安全地帯まで移動の際中に他のオークに見つかることもなく、捜索隊は無事に何事もなく安全地帯へと辿り着く事が出来た――
「プギャアアアッ!?」
「プギィッ!?」
背中から突き刺されたオークは心臓を貫かれて断末魔の悲鳴をあげ、やっとガロに意識を向けていた他のオークたちもレイナの存在に気付く。しかし、気付かれたところで既にレイナはアスカロンを引き抜き、ガロを取り囲む他のオークと向き合う。
「プギィイイッ!!」
「盾!?」
オークの中には鉄製の大盾を所有する個体も存在し、身を隠しながらレイナの元へ突っ込む。盾を見代わりにしてレイナを弾き飛ばそうと考えたのだろうが、せまりくるオークに対してレイナは物怖じをもせずにアスカロンを構え、横薙ぎに振り払う。
「はああっ!!」
「プギャアッ!?」
「馬鹿なっ!?」
「鉄の盾を……切り裂いた!?」
鉄で構成された大盾さえもアスカロンは容易く切り裂き、そのままオークの胴体を真っ二つに切断した。その光景を見て他の冒険者達も動揺を隠せず、一方でレイナの方もアスカロンの切れ味に驚きを隠せない。
(凄い切れ味だとは知っていたけど、まさかこんな大きな盾も簡単に切り裂けるなんて……でも、この調子ならいける!!)
アスカロンの切断力ならばオークなど敵ではない事を確信したレイナは最後の1匹に視線を向けると、アスカロンを翳して接近する。仲間たちがやられ、最後に自分が狙われている事に気付いたオークは逃走を行う。
「プギィイイッ!?」
「待て!!」
曲がり角まで逃げたオークに対してレイナは瞬道術を発動させて距離を詰めると、オークが曲がった瞬間に刃を振り翳し、そのまま壁に向けて剣を振り払う。大迷宮を構成する頑丈な壁さえもアスカロンの刃は止める事は出来ず、そのまま通路を曲がって逃げようとしたオークの首を切断した。
最後の1体を倒す事に成功したレイナは額の汗を拭い、アスカロンに付着したオークの血を振り払うと鞘に戻す。この際にレイナはステータス画面を開き、レベルを確認するとオークを倒した事で何時の間にかレベルが「11」にまで上昇していた。
(レベルが上がってる。やっぱり、ゴブリンよりも経験値を持っていたのかな)
額の汗を拭い、唖然とした表情で自分を見つめるガロに気付いたレイナは彼が無事である事を確認すると、安堵した表情を浮かべる。
「大丈夫ですか?怪我はしてませんか?」
「あ、ああっ……まあな」
「いやはや、信じられないな……まさか、ここまで強いとはな」
「すご~い!!」
「……何という切れ味の剣だ」
他の冒険者達もレイナの元へ集まり、オークの集団を殲滅した彼女を褒め称える。だが、冒険者であると同時に一流の鍛冶師でもあるゴイルはレイナの所持しているアスカロンに視線を向け、質問を行う。
「いやいや、大した腕前だ!!しかし、儂の見立てではその武器も素晴らしい性能を誇るな。どれ、ちょっと見せてくれないか?」
「え?それは……」
「ん?儂には見せられないのか?こう見えても鍛冶師だからな、どうしても良い武器を見ると確認せずにはいられないのだ!!頼む、この通りだ!!」
両手を重ねてアスカロンを見せるように促してくるゴイルに対してレイナは困った表情を浮かべ、聖剣を他人が触れた場合、拒否反応を示す。もしもゴイルが聖剣に触れて怪我でもしようものならアスカロンの正体が判明してしまうのではないかと思うが、リルはレイナの肩を掴んで促す。
「レイナ君、貸してやったらどうだ?」
「けど……」
「大丈夫、何も問題はないさ」
リルが安心させるようにレイナに微笑むと、彼女の言葉を信じてレイナはアスカロンを抜いてゴイルに差しだす。ゴイルは差しだされたアスカロンを前にして目を見開き、その見事なまでに研ぎ澄まされた刀身を見て喉を鳴らす。
「これは……なんという素晴らしい剣だ!!しかも、あれほどの激しい使われ方をして刃毀れ一つないとは……いったい何処で入手したのだ?」
「えっと……」
「これは彼女の家に伝わる家宝だよ。昔、彼女の先祖が大迷宮にて発見した代物だ」
「むむ、そうなのか……」
レイナが返答に困ると、リルが代わりに適当に誤魔化し、アスカロンに夢中になっているろくに話も聞かずに納得する。彼は両手をわきわきとしながら聖剣に手を伸ばし、そのままレイナから聖剣を取り上げようとした。
「もう辛抱ならん!!もっとよく見せてくれ!!」
「あっ、ちょっと!?」
無理やりレイナからアスカロンを奪い取ったゴイルだが、片手で柄を握り締めて持ち上げた瞬間、唐突にアスカロンの重量が増加したかのように刃が煉瓦製の地面に突き刺さる。
「ぬおっ!?」
「うわっ、何だ!?」
「こ、これは……!?」
煉瓦製の地面に深々と刀身が突き刺さったアスカロンを見て全員が驚愕の表情を浮かべ、ゴイルは必死に両手で柄を握り締めて引き抜こうとしたが、人間よりも腕力に優れているはずのドワーフである彼でもびくともしなかった。
「ふぎぎぎっ……ひ、引き抜けんっ!?」
「おいおい、嘘だろ?」
「そんなに重いはずがないだろ……うおっ!?何だこれは!?」
他の者が代わりにアスカロンを引き抜こうとしたがぴくりとも動かず、次々と冒険者達がアスカロンに触れて引き抜こうとしたが誰一人として1ミリも動かす事が出来なかった。その様子を見てレイナは何が起きているのかと戸惑うと、即座に聖剣の拒否反応の事を思い出す。
以前にゴブリンが触れた時は灼熱の炎で焼き尽くしたのに対し、今回はどうやら重量を変化させて他の人間が持ち上げられないようになっているらしい。どうやら聖剣の拒否反応にも複数の種類があるらしく、改めて聖剣の資格を持たない人間には聖剣を扱う事も出来ない事が証明された。
「ふんぎぎぎっ……駄目か!!」
「それなら僕が……ふんっ!!ふんっ!!」
「ギルドマスターとダガン殿でも無理なのか!?」
「なんて重さだ……!!」
ゴオンとダガンも聖剣が引き抜けないのか挑戦を行うが、触れた瞬間に重量が変化しているのか二人の腕力を以てしても持ち上がることも出来ず、全員がその場で疲れた表情で突っ伏す。その様子を見てレイナはアスカロンに手を伸ばし、片手で引き抜いて持ち上げる。
「あ、普通に抜けた……良かった」
『…………』
自分達が必死になって引き抜こうとしたアスカロンを片手で軽々と持ち上げるレイナに対して冒険者達は唖然とした表情で見上げ、彼等の中では一件は華奢な女性にしか見えないレイナが実は巨人族の如く、凄まじい怪力を誇るのではないかと考えてしまう。そんな彼等に対し、リルは誇らしげにレイナの肩を掴んで彼女の凄さを思い知らせた。
「どうだい?これがうちの新しい団員だ。十分に君たちも彼女の凄さは理解しただろう?」
「……ああ」
「なんて女だ……」
「ほらほら~さっきは失礼なことを言った人は謝ったら~?」
「いや、別に気にしていないのでいいです。それよりも早く進みましょう!!」
「うむ、そうだな……先を急ぐか」
レイナの実力(?)を見せつける事に成功した後、捜索隊は移動を再開する。結局、目的地である第二階層の安全地帯まで移動の際中に他のオークに見つかることもなく、捜索隊は無事に何事もなく安全地帯へと辿り着く事が出来た――
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