512 / 657
巨人国 侵攻編
巨人軍の撤退
しおりを挟む
「これで大丈夫……とは言えるか分からないですけど、帝都へ戻れば公爵を治す事が出来るかもしれません」
「ほ、本当ですか!?」
「だけど、公爵を送り届ける前に巨人国の人達は自分の国へ帰ってもらいます。問題ないですか?」
「いや、それは……」
「ああ、問題ない。我々を国境まで運んでくれれば本隊へ合流し、この国を攻める事を止めるように進言する」
ルノの言葉にギルスは即座に従い、その言葉を聞いた屋敷内の巨人兵は驚いた表情を浮かべるが、彼等に対してギルスは命令を下す。
「街に残った全ての兵士をこの場に呼び集めろ。我々は撤退する……全ての責任は俺が取る」
「ですがギルス将軍!!今更引き返すなんて……」
「これは命令だ!!もう我々は負けたのだ……全員をすぐに呼び集めろ!!」
「は、はい……」
ギルスの命令に巨人兵は戸惑いながらも街の中に残った兵士達を屋敷に呼び集め、その間にコトネもノーズに仕える私兵達に命令を与える。
「……貴方達にもノーズ公爵の代わりに色々と聞きたいことがある。嘘偽りなく答えてもらう」
「は、はい……分かりました」
ノーズをルノ達が抑えている以上、彼に仕える兵士達は逆らう事が出来ず、観念したようにこれまでのノーズの行動を全て話す。彼がどのような方法で巨人国の軍隊を引き寄せ、まるで帝都の異変を見計らったかの様に巨人国の軍隊を動かしたのかを説明を行う。
コトネが聞き込みを行っている間、リディアは街の調査をさせていたガーゴイルを呼び寄せ、ルノに情報を伝える。どうやら無人だと思われていた街中の民衆は大きな建物に匿っている事が発覚した。。
「ねえ、街の住民を発見したわよ。どうやら街の北部に存在する大きな建物に匿っているらしいわ」
「建物?」
「ああ……街の人間達は一時的に公爵が創設した建物の中で隔離している。数日程前から彼等が情報を漏らさぬように街の住民達を外に出さないように隔離する必要があった」
「そうだったのか……なら、とりあえず住民の人達は解放してください。もう隔離する必要もないですし……」
「いや、しかし……」
「師匠、もしも民衆が暴動を起こしたら問題ですぞ。下手をしたら公爵や兵士を殺してしまうかも……」
ルノの言葉に公爵配下の兵士達は顔色を悪くし、デブリが彼等が心配する理由を言い当てる。確かに民衆にしてみればいきなり街を選挙され、自分達を閉じ込めた兵士達に不満を抱いているのは間違いなく、もしも建物を解放すれば怒り狂った民衆が反乱を企てるかもしれない。
だからといって民衆を放置するわけにもいかず、彼等を解放しなければ負担を強いる事になる。だが、解放すれば兵士の身が危うく、かといって解放しなければ何の罪もない民衆が苦労を負う。そう考えたルノはある方法を思い出す。
「じゃあ、公爵の配下の兵士の皆さんも一緒に付いてきてください。そうすれば問題ないでしょ?」
『えっ?』
まさかのルノの発言に兵士達は唖然とした表情を浮かべ、またとんでもない事を言い出したルノにリディアは頭を抑える――
――1時間後、夜が明ける頃には街中に解放された民衆が溢れかえり、代わりに上空には新しい大型飛行機の氷塊が浮上していた。乗組員は公爵配下の兵士達であり、彼等も公爵と共に帝都へ連れて行く事にしたルノは兵士達を先に避難させ、解放した民衆に呼びかける。
「皆さんを隔離した公爵配下の兵士達は既に帝国軍が捕縛しています!!公爵は病に倒れたのでもう皆さんは安全です!!巨人国の軍隊もここに戻る事はないので安心してください!!」
「近日中には帝都から食料が送り込まれる予定よ!!その間、あんた達の街はこの筋肉男とあたしの魔獣が守ってあげるわ!!」
「ふんっ!!安心するがいい、どんな敵が現れようとお前達は僕が守ってやる!!」
「シャアアッ!!」
街の広場に集まった民衆にルノ達は演説を行い、もうノーズ公爵も巨人国の兵士達もこの街から退去した事を話し、代わり街を守る人間が送り込まれるまでの間は冒険者の恰好をした状態でポージングを行うデブリと、彼の隣で同じく力こぶを作るガーゴイルが立っていた。
「お、おい……あれ、森人族なのか?なんか、凄い筋肉してるけど……本当は森人族のふりをした小柄な巨人族じゃねえの?」
「あれってガーゴイルだよな?あんな危険な魔獣を従えているのか?」
「本当にあいつらだけで俺達を守れるのか?」
「でも、街の何処にも公爵の兵士の姿が見えないわ……この人達が嘘を吐いているようにも思えないのよね」
広場に集まった民衆はルノ達の言葉に半信半疑だったが、実際に街の何処にも兵士の姿は見えず、上空に浮かぶ巨大な飛行物体の光景を見て戸惑いを隠せない。そんな彼等を安心させるようにルノは公爵の屋敷に存在した物資と、事前に巨人軍から押収しておいた物資を提供する。
「食料だけは大量にありますので今から配布を行います!!たくさんあるので焦らず、並んで受け取ってください!!」
「人手が足りないからあんた達も手伝いなさいよ!!ほら、あんた達もさっさと運びなさい!!」
「く、くそっ……何でこんな事に」
「いいからさっさと運べ!!」
割烹着を身に着けた巨人兵達が大量の物資を運び込み、配給を開始する。彼等はギルスに命じられてルノ達が戻るまでの間はデブリとガーゴイルと共に街の警備を任せられた兵士達であり、渋々と民衆に配給を行う。
「ほ、本当ですか!?」
「だけど、公爵を送り届ける前に巨人国の人達は自分の国へ帰ってもらいます。問題ないですか?」
「いや、それは……」
「ああ、問題ない。我々を国境まで運んでくれれば本隊へ合流し、この国を攻める事を止めるように進言する」
ルノの言葉にギルスは即座に従い、その言葉を聞いた屋敷内の巨人兵は驚いた表情を浮かべるが、彼等に対してギルスは命令を下す。
「街に残った全ての兵士をこの場に呼び集めろ。我々は撤退する……全ての責任は俺が取る」
「ですがギルス将軍!!今更引き返すなんて……」
「これは命令だ!!もう我々は負けたのだ……全員をすぐに呼び集めろ!!」
「は、はい……」
ギルスの命令に巨人兵は戸惑いながらも街の中に残った兵士達を屋敷に呼び集め、その間にコトネもノーズに仕える私兵達に命令を与える。
「……貴方達にもノーズ公爵の代わりに色々と聞きたいことがある。嘘偽りなく答えてもらう」
「は、はい……分かりました」
ノーズをルノ達が抑えている以上、彼に仕える兵士達は逆らう事が出来ず、観念したようにこれまでのノーズの行動を全て話す。彼がどのような方法で巨人国の軍隊を引き寄せ、まるで帝都の異変を見計らったかの様に巨人国の軍隊を動かしたのかを説明を行う。
コトネが聞き込みを行っている間、リディアは街の調査をさせていたガーゴイルを呼び寄せ、ルノに情報を伝える。どうやら無人だと思われていた街中の民衆は大きな建物に匿っている事が発覚した。。
「ねえ、街の住民を発見したわよ。どうやら街の北部に存在する大きな建物に匿っているらしいわ」
「建物?」
「ああ……街の人間達は一時的に公爵が創設した建物の中で隔離している。数日程前から彼等が情報を漏らさぬように街の住民達を外に出さないように隔離する必要があった」
「そうだったのか……なら、とりあえず住民の人達は解放してください。もう隔離する必要もないですし……」
「いや、しかし……」
「師匠、もしも民衆が暴動を起こしたら問題ですぞ。下手をしたら公爵や兵士を殺してしまうかも……」
ルノの言葉に公爵配下の兵士達は顔色を悪くし、デブリが彼等が心配する理由を言い当てる。確かに民衆にしてみればいきなり街を選挙され、自分達を閉じ込めた兵士達に不満を抱いているのは間違いなく、もしも建物を解放すれば怒り狂った民衆が反乱を企てるかもしれない。
だからといって民衆を放置するわけにもいかず、彼等を解放しなければ負担を強いる事になる。だが、解放すれば兵士の身が危うく、かといって解放しなければ何の罪もない民衆が苦労を負う。そう考えたルノはある方法を思い出す。
「じゃあ、公爵の配下の兵士の皆さんも一緒に付いてきてください。そうすれば問題ないでしょ?」
『えっ?』
まさかのルノの発言に兵士達は唖然とした表情を浮かべ、またとんでもない事を言い出したルノにリディアは頭を抑える――
――1時間後、夜が明ける頃には街中に解放された民衆が溢れかえり、代わりに上空には新しい大型飛行機の氷塊が浮上していた。乗組員は公爵配下の兵士達であり、彼等も公爵と共に帝都へ連れて行く事にしたルノは兵士達を先に避難させ、解放した民衆に呼びかける。
「皆さんを隔離した公爵配下の兵士達は既に帝国軍が捕縛しています!!公爵は病に倒れたのでもう皆さんは安全です!!巨人国の軍隊もここに戻る事はないので安心してください!!」
「近日中には帝都から食料が送り込まれる予定よ!!その間、あんた達の街はこの筋肉男とあたしの魔獣が守ってあげるわ!!」
「ふんっ!!安心するがいい、どんな敵が現れようとお前達は僕が守ってやる!!」
「シャアアッ!!」
街の広場に集まった民衆にルノ達は演説を行い、もうノーズ公爵も巨人国の兵士達もこの街から退去した事を話し、代わり街を守る人間が送り込まれるまでの間は冒険者の恰好をした状態でポージングを行うデブリと、彼の隣で同じく力こぶを作るガーゴイルが立っていた。
「お、おい……あれ、森人族なのか?なんか、凄い筋肉してるけど……本当は森人族のふりをした小柄な巨人族じゃねえの?」
「あれってガーゴイルだよな?あんな危険な魔獣を従えているのか?」
「本当にあいつらだけで俺達を守れるのか?」
「でも、街の何処にも公爵の兵士の姿が見えないわ……この人達が嘘を吐いているようにも思えないのよね」
広場に集まった民衆はルノ達の言葉に半信半疑だったが、実際に街の何処にも兵士の姿は見えず、上空に浮かぶ巨大な飛行物体の光景を見て戸惑いを隠せない。そんな彼等を安心させるようにルノは公爵の屋敷に存在した物資と、事前に巨人軍から押収しておいた物資を提供する。
「食料だけは大量にありますので今から配布を行います!!たくさんあるので焦らず、並んで受け取ってください!!」
「人手が足りないからあんた達も手伝いなさいよ!!ほら、あんた達もさっさと運びなさい!!」
「く、くそっ……何でこんな事に」
「いいからさっさと運べ!!」
割烹着を身に着けた巨人兵達が大量の物資を運び込み、配給を開始する。彼等はギルスに命じられてルノ達が戻るまでの間はデブリとガーゴイルと共に街の警備を任せられた兵士達であり、渋々と民衆に配給を行う。
2
お気に入りに追加
11,318
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
食うために軍人になりました。
KBT
ファンタジー
ヴァランタイン帝国の片田舎ダウスター領に最下階位の平民の次男として生まれたリクト。
しかし、両親は悩んだ。次男であるリクトには成人しても継ぐ土地がない。
このままではこの子の未来は暗いものになってしまうだろう。
そう思った両親は幼少の頃よりリクトにを鍛え上げる事にした。
父は家の蔵にあったボロボロの指南書を元に剣術を、母は露店に売っていた怪しげな魔導書を元に魔法を教えた。
それから10年の時が経ち、リクトは成人となる15歳を迎えた。
両親の危惧した通り、継ぐ土地のないリクトは食い扶持を稼ぐために、地元の領軍に入隊試験を受けると、両親譲りの剣術と魔法のおかげで最下階級の二等兵として無事に入隊する事ができた。
軍と言っても、のどかな田舎の軍。
リクトは退役するまで地元でのんびり過ごそうと考えていたが、入隊2日目の朝に隣領との戦争が勃発してしまう。
おまけに上官から剣の腕を妬まれて、単独任務を任されてしまった。
その任務の最中、リクトは平民に対する貴族の専横を目の当たりにする。
生まれながらの体制に甘える貴族社会に嫌気が差したリクトは軍人として出世して貴族の専横に対抗する力を得ようと立身出世の道を歩むのだった。
剣と魔法のファンタジー世界で軍人という異色作品をお楽しみください。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
捨てられた転生幼女は無自重無双する
紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。
アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。
ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。
アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。
去ろうとしている人物は父と母だった。
ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。
朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。
クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。
しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。
アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。
王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。
アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。
※諸事情によりしばらく連載休止致します。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。