121 / 657
冒険者編
宿屋での騒動
しおりを挟む
――宿屋の男性の話によると、建物に火災が起きる数分前に彼はソウシと思われる青空組の制服を纏った少年を見かけたという。男性はこの宿の人間であり、裏庭の清掃を行っていた時にソウシが現れ、ある人物の情報を聞かれたという。
『あんた、この宿の人間だろ?この男を知らないかい?名前は黒兵衛という奴だが……』
『えっ?黒兵衛様……ですか?お知り合いですか?』
『……この宿にまだ居るのか?』
ソウシは男性の言葉に驚いたらしく、彼に事情を教えて黒兵衛が殺人事件の容疑者である事、自分は彼に事情聴取のために訪れたことを話す。最初は男性も戸惑ったが、ソウシの話を聞いて黒兵衛が宿泊している部屋の場所を教えた。
『黒兵衛様は二階の部屋にいますが……あの、本当に事情聴取だけですよね?』
『安心しな、あんたらに迷惑はかけないよ』
男性から黒兵衛の居場所を聞いたソウシは即座に部屋に向かい、そんな彼の態度に不安を覚えながらも男性は他の人間にこの話を伝えようとした。だが、彼が建物に戻った時、唐突に火事が発生したという。
『きゃああっ!?』
『か、火事だっ!!火がぁあああっ!?』
『何だって!?』
建物の様々な場所から悲鳴があがり、廊下や部屋に炎が発生し、瞬く間に建物に広まったらしい。慌てて男性は客の避難を行うが、誘導の最中に唐突に天から大量の水が降り注ぎ、廊下に流れ込んできた水に飲み込まれて彼も外に放り出されたらしい。
「……名前までは聞いてませんが、俺が見た青空組の人が黒兵衛さんの部屋に向かった後に火事が起きたんです」
「そんな事が……という事は二人は建物の中に!?」
ルノは慌てて解放されている人間達に視線を向けるが、ソウシや黒兵衛らしき人物は見つからず、未だに建物の中に残っているのかと視線を向ける。しかし、消火からかなりの時間が経過しており、二人の姿が見えない事から既に抜け出した可能性が高い。
「……ちょっと見てきます」
「おい、止めろ!!この建物はもう持たないぞ!!」
「崩壊したら押し潰されるぞ!!
「でも……」
「俺なら……ここにいますよ」
建物に入り込もうとしたルノを慌てて他の人間が引き留めると、彼の背後から聞き覚えのある声が掛けられ、ルノは振り返ると胸元を抑えた状態のソウシが立っていた。
「ソウシさん!!」
「あんたっ……何でここに来たんですか、ぐふっ!?」
「おい、動くな!!死んじまうぞ!?」
ソウシは胸元に大きな切り傷が存在し、その場に跪く。そんな彼を慌てて他の人間が支えるが、ルノは傷跡を見て違和感を抱く。
「この傷……切られたんですか?」
「油断しましてね……一太刀でこの様ですよ」
「な、なんだこれ……全然血が出てねえぞ?」
「血が固まって……でっかい瘡蓋になってやがる」
斬られたはずの傷跡から血液が一滴も漏れ出ず、ソウシは息も絶え絶えながらに自分の受けた傷を抑え、何が起きたのかを話す。
「あの黒兵衛という男……あいつが持っていた刀に切られた。だが、斬られたのに俺は痛みを感じなかった……その代わりに全身の力が抜けて、真面に動く事も出来ない」
「退いてください!!傷を見せて!!」
リーリスがソウシの前に現れ、彼の胸元の傷跡を確認し、これまでに殺されたクロガネと信也の死体と同じ傷跡である事を確認する。彼等と違う点はソウシはまだ生きており、彼の容態は貧血だと判断した。
「傷跡はそんなに深くないようですけど、大量の血を失ってますね」
「この世界に輸血の技術はあるの?」
「残念ながら……だけど、増血薬という薬品はあります。これを飲めば楽になりますよ」
「す、すいません……」
アイテムボックスからリーリスは赤色の液体が入った小瓶を取り出し、ソウシに渡す。外見はトマトジュースのようだが、瓶の蓋を開いた瞬間に鼻が曲がるほどの異臭が漂い、ソウシは顔を顰める。
「臭っ!?ちょ、こんな物を飲ませる気か!?」
「飲まないと助かりませんよ」
「畜生……くせぇっ!?」
「うわっ……凄い」
顔に近づけるだけでもきつい異臭を放つ液体にソウシは苦痛の表情を浮かべながらも飲み込み、顔色を青くさせながら必死に吐き出すのを堪えて飲み込む。それを確認したリーリスは傷跡に手を伸ばし、回復魔法を施す。
「本当はもっと調べたいんですけど……治療」
「おおっ!?こ、こいつが魔法……初めて見た」
自分の傷跡が消える光景にソウシは驚愕し、一応は応急処置を負える。しかし、得体の知れない攻撃だっただけに治療を終えても安心はできず、しばらくは様子を見る必要がある。
「それで?黒兵衛はどうしたんですか?その人に切られたんでしょう?」
「……ああ」
「さっさと話してくださいよ。殺人犯は何処に行ったんです?」
「それは……そうだ!!あの野郎も確かここに……!!」
リーリスの言葉にソウシは頭を抑えながら顔を見上げ、治療の効果なのか意識も完全に取り戻し、彼は介抱されている人間達を指さした。
『あんた、この宿の人間だろ?この男を知らないかい?名前は黒兵衛という奴だが……』
『えっ?黒兵衛様……ですか?お知り合いですか?』
『……この宿にまだ居るのか?』
ソウシは男性の言葉に驚いたらしく、彼に事情を教えて黒兵衛が殺人事件の容疑者である事、自分は彼に事情聴取のために訪れたことを話す。最初は男性も戸惑ったが、ソウシの話を聞いて黒兵衛が宿泊している部屋の場所を教えた。
『黒兵衛様は二階の部屋にいますが……あの、本当に事情聴取だけですよね?』
『安心しな、あんたらに迷惑はかけないよ』
男性から黒兵衛の居場所を聞いたソウシは即座に部屋に向かい、そんな彼の態度に不安を覚えながらも男性は他の人間にこの話を伝えようとした。だが、彼が建物に戻った時、唐突に火事が発生したという。
『きゃああっ!?』
『か、火事だっ!!火がぁあああっ!?』
『何だって!?』
建物の様々な場所から悲鳴があがり、廊下や部屋に炎が発生し、瞬く間に建物に広まったらしい。慌てて男性は客の避難を行うが、誘導の最中に唐突に天から大量の水が降り注ぎ、廊下に流れ込んできた水に飲み込まれて彼も外に放り出されたらしい。
「……名前までは聞いてませんが、俺が見た青空組の人が黒兵衛さんの部屋に向かった後に火事が起きたんです」
「そんな事が……という事は二人は建物の中に!?」
ルノは慌てて解放されている人間達に視線を向けるが、ソウシや黒兵衛らしき人物は見つからず、未だに建物の中に残っているのかと視線を向ける。しかし、消火からかなりの時間が経過しており、二人の姿が見えない事から既に抜け出した可能性が高い。
「……ちょっと見てきます」
「おい、止めろ!!この建物はもう持たないぞ!!」
「崩壊したら押し潰されるぞ!!
「でも……」
「俺なら……ここにいますよ」
建物に入り込もうとしたルノを慌てて他の人間が引き留めると、彼の背後から聞き覚えのある声が掛けられ、ルノは振り返ると胸元を抑えた状態のソウシが立っていた。
「ソウシさん!!」
「あんたっ……何でここに来たんですか、ぐふっ!?」
「おい、動くな!!死んじまうぞ!?」
ソウシは胸元に大きな切り傷が存在し、その場に跪く。そんな彼を慌てて他の人間が支えるが、ルノは傷跡を見て違和感を抱く。
「この傷……切られたんですか?」
「油断しましてね……一太刀でこの様ですよ」
「な、なんだこれ……全然血が出てねえぞ?」
「血が固まって……でっかい瘡蓋になってやがる」
斬られたはずの傷跡から血液が一滴も漏れ出ず、ソウシは息も絶え絶えながらに自分の受けた傷を抑え、何が起きたのかを話す。
「あの黒兵衛という男……あいつが持っていた刀に切られた。だが、斬られたのに俺は痛みを感じなかった……その代わりに全身の力が抜けて、真面に動く事も出来ない」
「退いてください!!傷を見せて!!」
リーリスがソウシの前に現れ、彼の胸元の傷跡を確認し、これまでに殺されたクロガネと信也の死体と同じ傷跡である事を確認する。彼等と違う点はソウシはまだ生きており、彼の容態は貧血だと判断した。
「傷跡はそんなに深くないようですけど、大量の血を失ってますね」
「この世界に輸血の技術はあるの?」
「残念ながら……だけど、増血薬という薬品はあります。これを飲めば楽になりますよ」
「す、すいません……」
アイテムボックスからリーリスは赤色の液体が入った小瓶を取り出し、ソウシに渡す。外見はトマトジュースのようだが、瓶の蓋を開いた瞬間に鼻が曲がるほどの異臭が漂い、ソウシは顔を顰める。
「臭っ!?ちょ、こんな物を飲ませる気か!?」
「飲まないと助かりませんよ」
「畜生……くせぇっ!?」
「うわっ……凄い」
顔に近づけるだけでもきつい異臭を放つ液体にソウシは苦痛の表情を浮かべながらも飲み込み、顔色を青くさせながら必死に吐き出すのを堪えて飲み込む。それを確認したリーリスは傷跡に手を伸ばし、回復魔法を施す。
「本当はもっと調べたいんですけど……治療」
「おおっ!?こ、こいつが魔法……初めて見た」
自分の傷跡が消える光景にソウシは驚愕し、一応は応急処置を負える。しかし、得体の知れない攻撃だっただけに治療を終えても安心はできず、しばらくは様子を見る必要がある。
「それで?黒兵衛はどうしたんですか?その人に切られたんでしょう?」
「……ああ」
「さっさと話してくださいよ。殺人犯は何処に行ったんです?」
「それは……そうだ!!あの野郎も確かここに……!!」
リーリスの言葉にソウシは頭を抑えながら顔を見上げ、治療の効果なのか意識も完全に取り戻し、彼は介抱されている人間達を指さした。
0
お気に入りに追加
11,318
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
食うために軍人になりました。
KBT
ファンタジー
ヴァランタイン帝国の片田舎ダウスター領に最下階位の平民の次男として生まれたリクト。
しかし、両親は悩んだ。次男であるリクトには成人しても継ぐ土地がない。
このままではこの子の未来は暗いものになってしまうだろう。
そう思った両親は幼少の頃よりリクトにを鍛え上げる事にした。
父は家の蔵にあったボロボロの指南書を元に剣術を、母は露店に売っていた怪しげな魔導書を元に魔法を教えた。
それから10年の時が経ち、リクトは成人となる15歳を迎えた。
両親の危惧した通り、継ぐ土地のないリクトは食い扶持を稼ぐために、地元の領軍に入隊試験を受けると、両親譲りの剣術と魔法のおかげで最下階級の二等兵として無事に入隊する事ができた。
軍と言っても、のどかな田舎の軍。
リクトは退役するまで地元でのんびり過ごそうと考えていたが、入隊2日目の朝に隣領との戦争が勃発してしまう。
おまけに上官から剣の腕を妬まれて、単独任務を任されてしまった。
その任務の最中、リクトは平民に対する貴族の専横を目の当たりにする。
生まれながらの体制に甘える貴族社会に嫌気が差したリクトは軍人として出世して貴族の専横に対抗する力を得ようと立身出世の道を歩むのだった。
剣と魔法のファンタジー世界で軍人という異色作品をお楽しみください。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
捨てられた転生幼女は無自重無双する
紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。
アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。
ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。
アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。
去ろうとしている人物は父と母だった。
ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。
朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。
クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。
しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。
アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。
王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。
アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。
※諸事情によりしばらく連載休止致します。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。