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プロローグ
幼馴染
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「これ、赤毛熊の……」
「誰だ!?そこにいるのは!?」
「うわっ!?」
柵に近付いたレノの耳に大人の声が響き、すぐに掌に「光の球体」を浮揚させた老人が現れる。その顔を見てレノはこの里を管理する族長の「コウ」である事を知る。コウは今年で100才を越えるが、森人族は人間よりも遥かに寿命が長いため、外見は20代後半の男性にしか見えない。
「ぞ、族長……レノ、です……」
「レノ!?お前、どうしてこんな所に……その怪我はどうした?」
「これは……」
族長のコウは相手がレノである事に気付くと眉を顰めたが、彼の格好を見て酷い怪我をしている事を知って驚く。身体のあちこちは汚れ、両腕はどちらも折れているのを見た彼は驚愕の表情を浮かべた。そしてコウの後ろからレノと同世代の少女が現れ、彼を見た瞬間にその少女は勢いよく抱き着く。
少女の外見は金髪の短髪に碧眼、それでいながらまだ幼いながらに非常に可愛らしい顔立ちをしており、首元にはペンダントを掲げていた。彼女は里の森人族の中で唯一のレノの味方であり、ずっと姿が見えていなかった彼を心配していた。
「レノ!?良かった、生きてたんだね!!」
「うわっ!?ひ、ヒカリ……」
「こ、こらヒカリ!!離れるんだ!!」
ヒカリと呼ばれた少女はレノの顔を見て涙目で抱き着き、その際に腕に痛みが走ったレノは苦痛の表情を浮かべる。それを見たコウは慌てて彼女を引き剥がすと、レノの怪我の具合を見て放置すれば危険だと判断した彼はヒカリに命じた。
「ヒカリ、レノを家まで連れていくんだ。すぐに治療する必要がある……お前の母親の部屋に回復薬がある、種類は分かるな?」
「えっ!?レノ、怪我してるの!?」
「う、うん……腕がさっきから動かないんだ」
「両腕が折れている、すぐに治療しないと取り返しがつかないだろう。すぐに屋敷へ連れて治療してやるんだ」
「分かった!!レノ、付いて来て!!」
コウの言葉にヒカリは頷き、彼女はレノを連れて自分の屋敷へと向かう。その様子をコウは黙って見送り、そして彼は柵の傍に落ちている赤毛熊の体毛を拾い上げる。
「……そういう事か」
体毛を手にしたコウは難しい表情を浮かべ、これから自分が行う事に彼は頭を悩ませる。だが、里の長として彼は非情な決断を下さねばならなかった。例え、その行為によって愛する孫娘から嫌われる事になろうと彼は責務を果たす――
――里の中で一番大きな建物にレノは案内されると、すぐにヒカリが緑色の液体が入った硝子瓶を母親の部屋から持ち出す。彼女は腕を机の上に乗せたレノに対して硝子瓶に入っていた液体を注ぐ。
「我慢してね、レノ……お母様が育てた薬草から作った回復薬だからすぐに治るからね」
「うっ……ぐぅうっ!?」
レノは丸めた布で口元を塞ぎ、ヒカリに腕を掴まれた状態で回復薬と呼ばれる液体を腕に注ぎ込まれる。液体が腕に触れた瞬間に皮膚にしみ込み、やがて折れていた腕がくっついて徐々に腕の形が戻っていく。腕が治っていくとレノも激痛が和らぎ、やがて怪我などしていなかったように完璧に完治した。
もう片方の腕も同じように治療すると、ついでに身体中に出来た傷口も回復薬を注いで塞ぐ。完璧に身体が治ったレノは回復薬の性能に驚き、ヒカリに礼を告げる。
「ありがとう、ヒカリ。もう痛くないよ」
「えへへっ……お母さんが作った薬は凄いでしょ?」
「うん、流石はこの里一番の薬師だね……うっ」
「わっ!?大丈夫、レノ?」
傷が治った途端にレノは身体から力が抜け、ヒカリの元に倒れ込む。慌ててヒカリはレノを抱きとめると、安全な場所に戻った事で気が抜けたのかレノが気絶した事を知る。
「すぅっ……すぅっ……」
「レノ?寝ちゃったの?もう、驚かさないでよ……よしよし」
ヒカリはレノの頭を優しく撫でると、まるで弟を可愛がる姉の様に彼の身体を抱き上げ、自分が使っているベッドに運び出す。まだ8才の子供が同じ年齢の子供を軽々と持ち上げる光景は異様だが、これは彼女が特別な出生である事が関わっており、ヒカリからすればレノの体重など家に置いてある花瓶程度の重さしか感じない。
彼女はレノをベッドに寝かせると笑顔を浮かべ、レノの寝顔を見ていると自分も眠気に襲われ、彼の隣に潜り込む。ヒカリはレノの耳元に口を近づけ、安心させるように呟く。
「もう大丈夫だからね……何があっても僕が守るよ」
「んっ……」
純粋な森人族と比べると少し小ぶりなレノの耳にヒカリは小声で囁きかけると、彼女はレノの身体を抱きしめるようにして自分も眠り始める。目が覚めれば大好きな男の子がいる事を信じて彼女は夢の世界へと旅経つ――
――しかし、そんな二人の元に人影が現れる。その人物は両手に縄を所持し、ベッドで横たわっているレノを確認すると眠っているヒカリを起こさないように彼をベッドから抱き上げた。そのままレノを抱えた者はヒカリに対して一度だけ振り返り、申し訳なさそうに呟く。
「すまぬ、ヒカリ……お前の友達は助けられない事を許してくれ」
人影の正体はヒカリの祖父のコウであり、彼はレノの両手首と両足を締め付けると、彼はレノを連れて屋敷の外へと出る。外には既に数名の森人族が待ち構えており、それぞれが殺気立った表情を浮かべていた。
「……捕まえてきた。ここでは騒ぐと娘が起きる、集会所の方へ行こう」
「ああ、そうしてくれ」
「ちっ、この半端者め……遂に災いを引き起こしやがったか」
「今すぐに殺してやりたい気分だぜ」
「いいから行くぞ」
コウは殺気だった大人達を連れて里に存在する集会所の建物へと向かう。この時、もしもヒカリが目を覚ましていればレノの人生は大きく変化していたかもしれない。しかし、残念ながらヒカリは次の日の朝まで目覚めず、ここからさらにレノは悲劇に襲われる。
「誰だ!?そこにいるのは!?」
「うわっ!?」
柵に近付いたレノの耳に大人の声が響き、すぐに掌に「光の球体」を浮揚させた老人が現れる。その顔を見てレノはこの里を管理する族長の「コウ」である事を知る。コウは今年で100才を越えるが、森人族は人間よりも遥かに寿命が長いため、外見は20代後半の男性にしか見えない。
「ぞ、族長……レノ、です……」
「レノ!?お前、どうしてこんな所に……その怪我はどうした?」
「これは……」
族長のコウは相手がレノである事に気付くと眉を顰めたが、彼の格好を見て酷い怪我をしている事を知って驚く。身体のあちこちは汚れ、両腕はどちらも折れているのを見た彼は驚愕の表情を浮かべた。そしてコウの後ろからレノと同世代の少女が現れ、彼を見た瞬間にその少女は勢いよく抱き着く。
少女の外見は金髪の短髪に碧眼、それでいながらまだ幼いながらに非常に可愛らしい顔立ちをしており、首元にはペンダントを掲げていた。彼女は里の森人族の中で唯一のレノの味方であり、ずっと姿が見えていなかった彼を心配していた。
「レノ!?良かった、生きてたんだね!!」
「うわっ!?ひ、ヒカリ……」
「こ、こらヒカリ!!離れるんだ!!」
ヒカリと呼ばれた少女はレノの顔を見て涙目で抱き着き、その際に腕に痛みが走ったレノは苦痛の表情を浮かべる。それを見たコウは慌てて彼女を引き剥がすと、レノの怪我の具合を見て放置すれば危険だと判断した彼はヒカリに命じた。
「ヒカリ、レノを家まで連れていくんだ。すぐに治療する必要がある……お前の母親の部屋に回復薬がある、種類は分かるな?」
「えっ!?レノ、怪我してるの!?」
「う、うん……腕がさっきから動かないんだ」
「両腕が折れている、すぐに治療しないと取り返しがつかないだろう。すぐに屋敷へ連れて治療してやるんだ」
「分かった!!レノ、付いて来て!!」
コウの言葉にヒカリは頷き、彼女はレノを連れて自分の屋敷へと向かう。その様子をコウは黙って見送り、そして彼は柵の傍に落ちている赤毛熊の体毛を拾い上げる。
「……そういう事か」
体毛を手にしたコウは難しい表情を浮かべ、これから自分が行う事に彼は頭を悩ませる。だが、里の長として彼は非情な決断を下さねばならなかった。例え、その行為によって愛する孫娘から嫌われる事になろうと彼は責務を果たす――
――里の中で一番大きな建物にレノは案内されると、すぐにヒカリが緑色の液体が入った硝子瓶を母親の部屋から持ち出す。彼女は腕を机の上に乗せたレノに対して硝子瓶に入っていた液体を注ぐ。
「我慢してね、レノ……お母様が育てた薬草から作った回復薬だからすぐに治るからね」
「うっ……ぐぅうっ!?」
レノは丸めた布で口元を塞ぎ、ヒカリに腕を掴まれた状態で回復薬と呼ばれる液体を腕に注ぎ込まれる。液体が腕に触れた瞬間に皮膚にしみ込み、やがて折れていた腕がくっついて徐々に腕の形が戻っていく。腕が治っていくとレノも激痛が和らぎ、やがて怪我などしていなかったように完璧に完治した。
もう片方の腕も同じように治療すると、ついでに身体中に出来た傷口も回復薬を注いで塞ぐ。完璧に身体が治ったレノは回復薬の性能に驚き、ヒカリに礼を告げる。
「ありがとう、ヒカリ。もう痛くないよ」
「えへへっ……お母さんが作った薬は凄いでしょ?」
「うん、流石はこの里一番の薬師だね……うっ」
「わっ!?大丈夫、レノ?」
傷が治った途端にレノは身体から力が抜け、ヒカリの元に倒れ込む。慌ててヒカリはレノを抱きとめると、安全な場所に戻った事で気が抜けたのかレノが気絶した事を知る。
「すぅっ……すぅっ……」
「レノ?寝ちゃったの?もう、驚かさないでよ……よしよし」
ヒカリはレノの頭を優しく撫でると、まるで弟を可愛がる姉の様に彼の身体を抱き上げ、自分が使っているベッドに運び出す。まだ8才の子供が同じ年齢の子供を軽々と持ち上げる光景は異様だが、これは彼女が特別な出生である事が関わっており、ヒカリからすればレノの体重など家に置いてある花瓶程度の重さしか感じない。
彼女はレノをベッドに寝かせると笑顔を浮かべ、レノの寝顔を見ていると自分も眠気に襲われ、彼の隣に潜り込む。ヒカリはレノの耳元に口を近づけ、安心させるように呟く。
「もう大丈夫だからね……何があっても僕が守るよ」
「んっ……」
純粋な森人族と比べると少し小ぶりなレノの耳にヒカリは小声で囁きかけると、彼女はレノの身体を抱きしめるようにして自分も眠り始める。目が覚めれば大好きな男の子がいる事を信じて彼女は夢の世界へと旅経つ――
――しかし、そんな二人の元に人影が現れる。その人物は両手に縄を所持し、ベッドで横たわっているレノを確認すると眠っているヒカリを起こさないように彼をベッドから抱き上げた。そのままレノを抱えた者はヒカリに対して一度だけ振り返り、申し訳なさそうに呟く。
「すまぬ、ヒカリ……お前の友達は助けられない事を許してくれ」
人影の正体はヒカリの祖父のコウであり、彼はレノの両手首と両足を締め付けると、彼はレノを連れて屋敷の外へと出る。外には既に数名の森人族が待ち構えており、それぞれが殺気立った表情を浮かべていた。
「……捕まえてきた。ここでは騒ぐと娘が起きる、集会所の方へ行こう」
「ああ、そうしてくれ」
「ちっ、この半端者め……遂に災いを引き起こしやがったか」
「今すぐに殺してやりたい気分だぜ」
「いいから行くぞ」
コウは殺気だった大人達を連れて里に存在する集会所の建物へと向かう。この時、もしもヒカリが目を覚ましていればレノの人生は大きく変化していたかもしれない。しかし、残念ながらヒカリは次の日の朝まで目覚めず、ここからさらにレノは悲劇に襲われる。
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