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大迷宮編 〈前半編〉
新たな技
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「レノのあの一撃を喰らって、まだ立ち上がるのか……⁉」
「ですが、限界が近いのは間違いありません。次で決めましょう‼」
「ポチ子、アルトを任せたぞ」
「え、あ、はい‼」
アルトをポチ子に任せ、レノは近づいてくるアンドロイドを睨み付ける。仲間を傷つけた以上、最早手加減する気はなく、彼は両の掌を重ね合わせ、新たな魔法を発現させる。
「紫電砲‼」
ドォオオオオンッ‼
レノの魔法の中でも「最速」を誇る紫の電流が発生し、今回は雷光と化してアンドロイドに放たれる。従来の紫電との違いは威力と規模であり、レーザーのように射出されてアンドロイドの身体を飲み込む。
バチィイイイッ‼
「っ……⁉」
アンドロイドは身体中に電流が走り、身体の各所の機器が暴発する。先ほどの雷斧の時から限界が迎えており、この隙を逃さずにリノン達も動く。
「火炎剣・連舞‼」
ズバァアアアンッ‼
リノンが刀身に炎を走らせ、アンドロイドの身体に無数の斬撃を繰り出す。その一方、アルトの傍でカノンは魔銃を構え、先ほどとは別の弾丸を装填する。
「ライトニング・シェル‼」
ズドォオオンッ‼
一筋の電光がアンドロイドの頭部を貫通し、アンドロイドは痙攣を行い、それを見たレノが最後の攻撃を仕掛ける。
「身体が頑丈なら、こいつが効果的だろ‼雷撃‼」
バチィイイイッ‼
レノは右腕に電撃を纏わせ、身体の外殻が異常に硬いゴーレムを打ち倒すために開発した技であり、そのままアンドロイドの胸元に叩き込む。
「ぐぎ、あがぁあああっ‼」
悲鳴のような声を上げ、アンドロイドは度重なる雷と炎の攻撃によってショートしたのか、そのまま身体中から煙を巻き上げながら地面に倒れこむ。
「あぐ、ぐぎげっ……え、らぁっ」
「な、なんだこいつは……?」
「人間じゃないっ……」
地面を転がり込み、アンドロイドはそのまま異様な角度まで首を捻じ曲げ、足首が曲がり、両腕が取り外れる。レノ達はその光景を見て唖然とし、明らかに普通ではない。
「しめ、いっ……せんめつ、まもりっ……」
「……使命?」
「はたせなっ……」
ドガァアアンッ‼
アンドロイドの頭部が爆散し、完全に動かなくなる。その光景を見届け、レノは本当にに機能が停止したのを確認する。
「……もう死んでる」
「そ、そうか……」
「こうするしかなかったとはいえ、一体何者なんでしょうか?どうしてこんな場所に……」
「分からない……けど、攻撃を仕掛けてきたことを考えても、この迷宮に住んでいる番人みたいな存在なのかもしれない」
「番人……」
カノンに肩を貸してもらい、アルトはデュランダルを片手に起き上がる。その一方、レノはアンドロイドの腕の部分を調べ、予想通りというべきか「セカンドライフ社」のマークが刻まれていた。間違いなく、旧世界の科学によって造り出された存在であることを確認すると、レノは考え込む。
「……こいつが調査隊の隊員を利用して罠に仕掛けていたのかな?」
「分かりません……ですが、皆さんが転移魔方陣で転移した後に急に姿を現し、私に攻撃を仕掛け的Ⅿした。時期的タイミングから考えたとしても、私達を何らかの方法で監視していたのかもしれません」
「1人になった所を狙ってきたのか……」
このアンドロイドがこれまでに遭遇した2人の生存者を利用してレノ達を罠に嵌めようとしていたのかは不明だが、倒してしまった以上は聞き出す事も出来ない。レノは周囲を確認し、魔力感知を行う。
「……魔物の気配が感じられない。少なくとも、この場所から数百メートルは魔物はいない」
「どういう事なんだ?」
「分かんないよ。けど、こいつの仕業なのか、それともこの場所自体が特別な場所なのか……カノンはなにか知らないの?」
「そう言えば……以前にここを通った覚えがありますが、魔物が出てこないので不思議に思っていました。お蔭で身体を休める事が出来ましたが……」
「という事は、この場所が一種の休憩場所セーフティゾーンみたいな物か……」
地下迷宮に第二階層の大広間も魔物は滅多に寄り付かなかったが、あの場所はゴーレムが誕生する危険地帯であり、魔物が恐れて近づかないだけである。しかし、この場所には地中からゴーレムが誕生するような気配は存在せず、この場所に何か秘密があるのかもしれない。
「例の階段の場所?」
「ここからそれほど離れていません。あの通路を真っ直ぐに進めば辿り着きます」
カノンはある方向の通路を指差し、レノ達が通過した通路とは丁度反対方向の位置に存在した。どうやら何時の間にか迷宮の最深部に進んでいたようであり、この場所の事も気にかかるが先に進むことにする。
「アルトは一旦、戻ったら?」
「馬鹿を言うな……こんな状態の僕を美香が見たら、どんな反応をすると思う?」
「考えるだけで面倒くさい」
「だろう?」
大方、アルトを治療するために自分が疲弊しているにも関わらずに回復魔法を施すだろう。魔力は薬で回復出来ても、精神的な消耗までは回復できないため、現在も彼女は大迷宮の出入口で休憩している事は間違いない。デルタもまだ充電は完全ではないはずであり、レノ達はアルトを抱えて進むことにした。
「そう言えば魔力が足りない人がいたら回復させるけど大丈夫?」
「私は問題ない。というか、あまり戦っていないから平気だ」
「私もです。だから、ここから先は頑張ります‼」
「私の魔銃は事前に魔力を込めた弾丸を発砲するだけなので……」
「ぼ、僕は回復して貰っていいかな……正直に言って、レノに期待していた部分が大きい」
「はいはい」
レノは疲労しているアルトの首元に掌を触れ、魔力を送り込む。彼は自分の魔力が急速に回復していく事を実感し、レノの「魔力供給」の能力に感心する。
「おおっ……凄いな。魔力が元に戻った」
「もういいの?」
「ああっ……それにしても、レノの方こそ大丈夫なのか?ここに入ってからずっと魔法を使いっぱなしじゃないか?」
「別にこれくらいはなんともないかな……少し肩が凝ったかな」
「それは魔力とは関係ないと思う」
「私が揉んであげます~」
「あふぅっ……」
ポチ子が器用にレノの身体に脚を絡ませ、そのまま両手で肩を揉む。彼女に肩を揉まれながらも歩みを止めず、レノ達は通路の行き止まりに存在する階段を見つける。
「ここがその階段です……この階段を下りる途中で転移魔方陣の罠に引っ掛かり、それぞれが別々の場所に飛ばされました」
「ここか……確かに怪しい雰囲気だな」
階段を確認すると、レノは壁際に見た事もない文字が刻まれている事を確認し、アルトも覗き込む。
「これは……何かの術式か?」
「分かんないけど、なんだか嫌な感じがする」
「どうする? ここまで来たが、見つけたのは2人だけ……ここから先に進むのは危険だぞ?」
この迷宮にはまだ8人近くの隊員が残っているはずであり、生きているとしたら救い出したい。しかし、現時点ではこれ以上の調査は危険すぎる。レノは考え込み、一か八かだが本当にこの階段を降りようとした者が転移魔方陣によって転移するのかを確かめるため、ある方法を思いつく。
「……試してみたい事がある。皆はここで待ってて」
レノは自分の考えた作戦を実行するため、地面に転移魔方陣を書き込む準備を行った。
「ですが、限界が近いのは間違いありません。次で決めましょう‼」
「ポチ子、アルトを任せたぞ」
「え、あ、はい‼」
アルトをポチ子に任せ、レノは近づいてくるアンドロイドを睨み付ける。仲間を傷つけた以上、最早手加減する気はなく、彼は両の掌を重ね合わせ、新たな魔法を発現させる。
「紫電砲‼」
ドォオオオオンッ‼
レノの魔法の中でも「最速」を誇る紫の電流が発生し、今回は雷光と化してアンドロイドに放たれる。従来の紫電との違いは威力と規模であり、レーザーのように射出されてアンドロイドの身体を飲み込む。
バチィイイイッ‼
「っ……⁉」
アンドロイドは身体中に電流が走り、身体の各所の機器が暴発する。先ほどの雷斧の時から限界が迎えており、この隙を逃さずにリノン達も動く。
「火炎剣・連舞‼」
ズバァアアアンッ‼
リノンが刀身に炎を走らせ、アンドロイドの身体に無数の斬撃を繰り出す。その一方、アルトの傍でカノンは魔銃を構え、先ほどとは別の弾丸を装填する。
「ライトニング・シェル‼」
ズドォオオンッ‼
一筋の電光がアンドロイドの頭部を貫通し、アンドロイドは痙攣を行い、それを見たレノが最後の攻撃を仕掛ける。
「身体が頑丈なら、こいつが効果的だろ‼雷撃‼」
バチィイイイッ‼
レノは右腕に電撃を纏わせ、身体の外殻が異常に硬いゴーレムを打ち倒すために開発した技であり、そのままアンドロイドの胸元に叩き込む。
「ぐぎ、あがぁあああっ‼」
悲鳴のような声を上げ、アンドロイドは度重なる雷と炎の攻撃によってショートしたのか、そのまま身体中から煙を巻き上げながら地面に倒れこむ。
「あぐ、ぐぎげっ……え、らぁっ」
「な、なんだこいつは……?」
「人間じゃないっ……」
地面を転がり込み、アンドロイドはそのまま異様な角度まで首を捻じ曲げ、足首が曲がり、両腕が取り外れる。レノ達はその光景を見て唖然とし、明らかに普通ではない。
「しめ、いっ……せんめつ、まもりっ……」
「……使命?」
「はたせなっ……」
ドガァアアンッ‼
アンドロイドの頭部が爆散し、完全に動かなくなる。その光景を見届け、レノは本当にに機能が停止したのを確認する。
「……もう死んでる」
「そ、そうか……」
「こうするしかなかったとはいえ、一体何者なんでしょうか?どうしてこんな場所に……」
「分からない……けど、攻撃を仕掛けてきたことを考えても、この迷宮に住んでいる番人みたいな存在なのかもしれない」
「番人……」
カノンに肩を貸してもらい、アルトはデュランダルを片手に起き上がる。その一方、レノはアンドロイドの腕の部分を調べ、予想通りというべきか「セカンドライフ社」のマークが刻まれていた。間違いなく、旧世界の科学によって造り出された存在であることを確認すると、レノは考え込む。
「……こいつが調査隊の隊員を利用して罠に仕掛けていたのかな?」
「分かりません……ですが、皆さんが転移魔方陣で転移した後に急に姿を現し、私に攻撃を仕掛け的Ⅿした。時期的タイミングから考えたとしても、私達を何らかの方法で監視していたのかもしれません」
「1人になった所を狙ってきたのか……」
このアンドロイドがこれまでに遭遇した2人の生存者を利用してレノ達を罠に嵌めようとしていたのかは不明だが、倒してしまった以上は聞き出す事も出来ない。レノは周囲を確認し、魔力感知を行う。
「……魔物の気配が感じられない。少なくとも、この場所から数百メートルは魔物はいない」
「どういう事なんだ?」
「分かんないよ。けど、こいつの仕業なのか、それともこの場所自体が特別な場所なのか……カノンはなにか知らないの?」
「そう言えば……以前にここを通った覚えがありますが、魔物が出てこないので不思議に思っていました。お蔭で身体を休める事が出来ましたが……」
「という事は、この場所が一種の休憩場所セーフティゾーンみたいな物か……」
地下迷宮に第二階層の大広間も魔物は滅多に寄り付かなかったが、あの場所はゴーレムが誕生する危険地帯であり、魔物が恐れて近づかないだけである。しかし、この場所には地中からゴーレムが誕生するような気配は存在せず、この場所に何か秘密があるのかもしれない。
「例の階段の場所?」
「ここからそれほど離れていません。あの通路を真っ直ぐに進めば辿り着きます」
カノンはある方向の通路を指差し、レノ達が通過した通路とは丁度反対方向の位置に存在した。どうやら何時の間にか迷宮の最深部に進んでいたようであり、この場所の事も気にかかるが先に進むことにする。
「アルトは一旦、戻ったら?」
「馬鹿を言うな……こんな状態の僕を美香が見たら、どんな反応をすると思う?」
「考えるだけで面倒くさい」
「だろう?」
大方、アルトを治療するために自分が疲弊しているにも関わらずに回復魔法を施すだろう。魔力は薬で回復出来ても、精神的な消耗までは回復できないため、現在も彼女は大迷宮の出入口で休憩している事は間違いない。デルタもまだ充電は完全ではないはずであり、レノ達はアルトを抱えて進むことにした。
「そう言えば魔力が足りない人がいたら回復させるけど大丈夫?」
「私は問題ない。というか、あまり戦っていないから平気だ」
「私もです。だから、ここから先は頑張ります‼」
「私の魔銃は事前に魔力を込めた弾丸を発砲するだけなので……」
「ぼ、僕は回復して貰っていいかな……正直に言って、レノに期待していた部分が大きい」
「はいはい」
レノは疲労しているアルトの首元に掌を触れ、魔力を送り込む。彼は自分の魔力が急速に回復していく事を実感し、レノの「魔力供給」の能力に感心する。
「おおっ……凄いな。魔力が元に戻った」
「もういいの?」
「ああっ……それにしても、レノの方こそ大丈夫なのか?ここに入ってからずっと魔法を使いっぱなしじゃないか?」
「別にこれくらいはなんともないかな……少し肩が凝ったかな」
「それは魔力とは関係ないと思う」
「私が揉んであげます~」
「あふぅっ……」
ポチ子が器用にレノの身体に脚を絡ませ、そのまま両手で肩を揉む。彼女に肩を揉まれながらも歩みを止めず、レノ達は通路の行き止まりに存在する階段を見つける。
「ここがその階段です……この階段を下りる途中で転移魔方陣の罠に引っ掛かり、それぞれが別々の場所に飛ばされました」
「ここか……確かに怪しい雰囲気だな」
階段を確認すると、レノは壁際に見た事もない文字が刻まれている事を確認し、アルトも覗き込む。
「これは……何かの術式か?」
「分かんないけど、なんだか嫌な感じがする」
「どうする? ここまで来たが、見つけたのは2人だけ……ここから先に進むのは危険だぞ?」
この迷宮にはまだ8人近くの隊員が残っているはずであり、生きているとしたら救い出したい。しかし、現時点ではこれ以上の調査は危険すぎる。レノは考え込み、一か八かだが本当にこの階段を降りようとした者が転移魔方陣によって転移するのかを確かめるため、ある方法を思いつく。
「……試してみたい事がある。皆はここで待ってて」
レノは自分の考えた作戦を実行するため、地面に転移魔方陣を書き込む準備を行った。
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