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蛇足編
死霊の浄化
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「襲ってくる気配はなさそうだが……」
「ふむ……通常なら死霊は生者の気配に反応して襲い掛かってくるはずなんですが、石像が破壊された魂はどうやら完全な死霊にもなり損ねているようです」
「どういう意味?」
「石化していた間は生きていたのに、石化が解除された途端に肉体から魂だけが引き剥がされたんです。彼等は死んで霊になったというより、無理やりに魂が肉体から引き剥がされた存在……自分達が死霊と化した事も理解していないんですよ」
「……哀れだな」
地下迷宮に存在する全ての死霊は元々は石化されていた存在であり、石化中に肉体が崩壊した事によって魂だけが残されてしまった。死霊にもなり切れていない魂だけの存在と化した彼等を救うには浄化させる以外に方法はない。
「彼等を浄化させましょう。もうこの状態だと助ける事もできませんし……」
「浄化といってもどうするの?」
「レミア大将軍を呼ぶのはどうだ?彼女の力と聖剣ならばこれだけの魂も浄化できるだろう」
「そうですね、それが一番でしょうね」
「ぷるっくりんっ」
バルトロス王国の大将軍であるレミアは聖剣エクスカリバーに認められた存在であり、彼女ならば聖剣無しでも腐敗龍を打ち倒す程の聖属性の魔力を所有する。彼女の力と聖剣ならば地下迷宮に留まる死霊を全て浄化できるはずだった。
幸いにもここは王都なのでレミアも滞在しているはずであり、急いで彼女に連絡を取ってきてもらう事にした。レナ達は一旦地下迷宮から退散しようとしたが、ここでレナはある事に気付く。
「いや、待てよ……今回の依頼は俺達が引き受けてるんだから、これって外部者のレミアに頼んだら問題解決した事になるの?」
「え?あ~……どうですかね。そもそも依頼人はナオさんなんですし、そこら辺はナオさんを説得すればいいんじゃないですか?」
「どの道、我々にこれだけの死霊を浄化する方法は持ち合わせていない。これだけの数の死霊を浄化できるとしたらマリア様ぐらいしかいないだろう。それに今回の依頼は調査だ、討伐は指定されていない」
「それもそうか……」
死霊を浄化させるためにレミアに協力してもらった場合、レナは依頼達成した事になるのか疑問を抱く。だが、そもそも今回の依頼内容は討伐ではなく、あくまでも調査なので死霊の対処は含まれていない。そう納得する事でレナは立ち去ろうとしたが、突如として天井に浮揚していた死霊が一か所に集まり始めた。
「何だ!?」
「これは……嫌な予感がします!!すぐに逃げましょう!!」
「逃げるの!?」
「いいから早く!!」
「ぷるるんっ!?」
死霊が一か所に集まり始めたのを見てホネミンはレナに逃げる様に促し、即座にレナは掌を前に構えて空間魔法を発動させた。実は地下迷宮に入る前にレナは空間魔法を利用し、外に黒渦を作り出していた。
「この中に入ればすぐに外に出られるけど……」
「行きましょう!!ここに残ると大変な事になりそうです!!」
「おい、来たぞ!!」
『オアアアアッ!!』
複数の死霊が集結してやがて大きな黒い塊と化し、下に居るレナ達の元へ向かう。それを見たレナは黒渦に全員を避難させると、自分も中に入り込む――
――外に戻るとレナは即座に空間魔法を解除し、黒渦を閉じる事に成功した。死霊だけが地下迷宮に取り残され、どうにか危機を脱する事ができた。
「ふうっ……さっきのはやばかったですね」
「おい、どうなっている!!奴等は襲ってきたぞ!!」
「どうやら私達の存在を感じ取って自分達が死霊と化した事を自覚したようです。問題なのはあれだけの数の死霊が融合した事ですね」
「融合?」
「極稀に死霊が集結してより凶悪な存在と化す事があります。そもそも死霊自体が滅多に現れないんですけど、ともかく融合した死霊は面倒なんです。実体がないので物理攻撃は通じないし、強い光を放つ魔法しか聞きません」
「聖属性か火属性か雷属性の魔法で対処しろってわけか……」
急に死霊が襲い掛かるとは思わず、逃げ出してしまったがこれ以上はレナ達にはどうする事もできない。依頼人のナオに報告し、大将軍のレミアに対処してもらうのが一番だった。だが、ホネミンは地下迷宮の死霊が大人しく待ってくれるのか不安に思う。
「あの融合した死霊が地下迷宮に大人しく引きこもってくれるといいんですが……」
「どういう事だ?」
「あそこは完全な闇の世界です。死霊にとっては最高の環境なんですよ、闇の精霊を吸収してより凶悪な存在に育つかもしれません」
「じゃあ、早くレミアに知らせに行かないと……」
「間に合うと良いんですけどね……」
レナ達は急いで王城へと向かい、ナオに報告とレミアの派遣を願うために急ぐ。しかし、自体はホネミンの予想通りに面倒な展開へ発展した。
「ふむ……通常なら死霊は生者の気配に反応して襲い掛かってくるはずなんですが、石像が破壊された魂はどうやら完全な死霊にもなり損ねているようです」
「どういう意味?」
「石化していた間は生きていたのに、石化が解除された途端に肉体から魂だけが引き剥がされたんです。彼等は死んで霊になったというより、無理やりに魂が肉体から引き剥がされた存在……自分達が死霊と化した事も理解していないんですよ」
「……哀れだな」
地下迷宮に存在する全ての死霊は元々は石化されていた存在であり、石化中に肉体が崩壊した事によって魂だけが残されてしまった。死霊にもなり切れていない魂だけの存在と化した彼等を救うには浄化させる以外に方法はない。
「彼等を浄化させましょう。もうこの状態だと助ける事もできませんし……」
「浄化といってもどうするの?」
「レミア大将軍を呼ぶのはどうだ?彼女の力と聖剣ならばこれだけの魂も浄化できるだろう」
「そうですね、それが一番でしょうね」
「ぷるっくりんっ」
バルトロス王国の大将軍であるレミアは聖剣エクスカリバーに認められた存在であり、彼女ならば聖剣無しでも腐敗龍を打ち倒す程の聖属性の魔力を所有する。彼女の力と聖剣ならば地下迷宮に留まる死霊を全て浄化できるはずだった。
幸いにもここは王都なのでレミアも滞在しているはずであり、急いで彼女に連絡を取ってきてもらう事にした。レナ達は一旦地下迷宮から退散しようとしたが、ここでレナはある事に気付く。
「いや、待てよ……今回の依頼は俺達が引き受けてるんだから、これって外部者のレミアに頼んだら問題解決した事になるの?」
「え?あ~……どうですかね。そもそも依頼人はナオさんなんですし、そこら辺はナオさんを説得すればいいんじゃないですか?」
「どの道、我々にこれだけの死霊を浄化する方法は持ち合わせていない。これだけの数の死霊を浄化できるとしたらマリア様ぐらいしかいないだろう。それに今回の依頼は調査だ、討伐は指定されていない」
「それもそうか……」
死霊を浄化させるためにレミアに協力してもらった場合、レナは依頼達成した事になるのか疑問を抱く。だが、そもそも今回の依頼内容は討伐ではなく、あくまでも調査なので死霊の対処は含まれていない。そう納得する事でレナは立ち去ろうとしたが、突如として天井に浮揚していた死霊が一か所に集まり始めた。
「何だ!?」
「これは……嫌な予感がします!!すぐに逃げましょう!!」
「逃げるの!?」
「いいから早く!!」
「ぷるるんっ!?」
死霊が一か所に集まり始めたのを見てホネミンはレナに逃げる様に促し、即座にレナは掌を前に構えて空間魔法を発動させた。実は地下迷宮に入る前にレナは空間魔法を利用し、外に黒渦を作り出していた。
「この中に入ればすぐに外に出られるけど……」
「行きましょう!!ここに残ると大変な事になりそうです!!」
「おい、来たぞ!!」
『オアアアアッ!!』
複数の死霊が集結してやがて大きな黒い塊と化し、下に居るレナ達の元へ向かう。それを見たレナは黒渦に全員を避難させると、自分も中に入り込む――
――外に戻るとレナは即座に空間魔法を解除し、黒渦を閉じる事に成功した。死霊だけが地下迷宮に取り残され、どうにか危機を脱する事ができた。
「ふうっ……さっきのはやばかったですね」
「おい、どうなっている!!奴等は襲ってきたぞ!!」
「どうやら私達の存在を感じ取って自分達が死霊と化した事を自覚したようです。問題なのはあれだけの数の死霊が融合した事ですね」
「融合?」
「極稀に死霊が集結してより凶悪な存在と化す事があります。そもそも死霊自体が滅多に現れないんですけど、ともかく融合した死霊は面倒なんです。実体がないので物理攻撃は通じないし、強い光を放つ魔法しか聞きません」
「聖属性か火属性か雷属性の魔法で対処しろってわけか……」
急に死霊が襲い掛かるとは思わず、逃げ出してしまったがこれ以上はレナ達にはどうする事もできない。依頼人のナオに報告し、大将軍のレミアに対処してもらうのが一番だった。だが、ホネミンは地下迷宮の死霊が大人しく待ってくれるのか不安に思う。
「あの融合した死霊が地下迷宮に大人しく引きこもってくれるといいんですが……」
「どういう事だ?」
「あそこは完全な闇の世界です。死霊にとっては最高の環境なんですよ、闇の精霊を吸収してより凶悪な存在に育つかもしれません」
「じゃあ、早くレミアに知らせに行かないと……」
「間に合うと良いんですけどね……」
レナ達は急いで王城へと向かい、ナオに報告とレミアの派遣を願うために急ぐ。しかし、自体はホネミンの予想通りに面倒な展開へ発展した。
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