463 / 2,090
放浪編
魚人族
しおりを挟む
「おい、そこのガキ共!!その鮫……じゃなくて、魚人を渡しやがれ!!」
「何だお前達は?」
「お、おおう……兄貴、こいつ巨人族ですよ。ちょっと不味いんじゃ……」
「ば、馬鹿野郎!!びびってんじゃねえよ!!」
川原に現れた傭兵の集団に対してゴンゾウが前に出ると彼等は後ずさり、彼の巨体に圧倒される。冒険都市では巨人族は珍しくはないが、獣人国では巨人族は滅多にいないのか傭兵達はゴンゾウの外見を見て怖気つく。そんな彼等を見てレナが代わりに質問する。
「それで、あんた達は誰?俺達に何か用なの?」
「そ、そうだ!!お前等がこの魚人を捕まえたのか?」
「捕まえたといえば捕まえたけど、それがどうかしたの?というか、さっきから魚人って何のことを言って……」
「兄貴!!やっぱりこいつらが盗人ですぜ!!捕まえて警備兵に差し出しましょう!!」
「……はあっ?」
レナの言葉を聞いて下っ端と思われる低身長の痩せ男が騒ぎ出し、警備兵に突き出すという言葉にレナは目つきを鋭くさせ、手に持っていた紅蓮を握り締める。その様子を確認した傭兵は少年とは思えない威圧感を放つレナに怯え、傭兵の頭と思われる大男が慌てて言い繕う。
「ちょ、ちょっと待ちな!!俺達は別にあんたらと争う気はねえ……その、こいつを何処で捕まえたんだ?」
「そこの川で泳いでいたところをこの子が捕まえたんだよ。それで今から調理して食べようとしていたところだよ」
「いぇいっ」
男の質問にレナが答えると何故かコトミンは誇らしげにダブルピースを行い、彼女の容姿を見て人魚族だと判断した傭兵の頭は何かを悟ったように仲間達に頷く。
「そ、そうか……つまり、あんた達は偶然川に泳いでいたこいつを捕まえただけなんだな?なら、別に問題はないんだ。疑って悪かったな」
「それよりもさっきから気になってるんだけど、魚人というのはこいつの事?ただの鮫じゃないのこいつ?」
「馬鹿かお前は!!ただの鮫が街中に居るわけねえだろ!!」
「まあ、それもそうだけど……でも実際に居るじゃん」
レナの言葉に下っ端の痩せ男が言い返すが、実際に街中に鮫が存在するのは間違いなく、抜き身の刀で川原に横たわっている鮫を指差すレナに対して傭兵の頭が説明を行う。
「仕方ねえか……あんた等は魚人族というのを知っているか?人魚族よりも希少な種族だ」
「魚人族……いや、知らないな。コトミンは知ってる?」
「お母さんから聞いたことがある。私達のように水辺で暮らす種族だって……でも、人魚族と違って外見は魚と人間が合わさったような姿をしているはず」
「魚と人間か……でも、こいつは完全に鮫じゃん」
川原に横たわっている大きな鮫には人間としての特徴は見当たらず、人語を理解できるという点を覗けば普通の鮫にしか見えない。しかし、傭兵の頭によるとこちらの鮫が魚人族である証拠があるという。
「生まれたばかりの魚人族は魚の特徴を濃く受け継ぐが、時間が経過すれば人間としての特徴も浮き出るんだよ。そしてこいつはまだ生まれたばかりの魚人だ。あと何年かすれば人間のように手足が生えるんだ」
「じゃあ、俺が前に見た鮫人間も魚人族だったのか……本当に変わった世界だな」
「そんな事よりもその魚人を俺達に引き渡せ!!こいつは元々はこの街の領主様の息子が飼っていたペットなんだよ!!だけど、この間の大雨のせいで屋敷の池が溢れて外に逃げ出したせいで俺達はずっと探してたんだぞ!!」
「なるほど、そういう事ね」
話を聞く限りではレナ達が捕まえた鮫は「魚人族」であり、街の領主の屋敷に飼われていたが大雨の日に逃げ出したらしく、どのような経緯があったのかは不明だが川の中に逃げ込んで今まで生き延びていたらしい。そして偶然にも街に立ち寄っていたコトミンに捕縛され、現在に至るらしい。
レナ達の元に現れた傭兵の集団は屋敷の領主に雇われて魚人の捜索を行っていたらしく、偶然にもレナ達が捕縛した魚人を発見した事になる。事情を知ったレナ達は魚人をどうするべきか考え、とりあえずこのまま引き渡すべきか話し合う。
「レナ、どうする?こいつらにこの鮫を引き渡すか?」
「でも、話を聞く限りだとこの人達は鮫を領主に引き渡す事でお金を貰えるようだし……ここで只で渡すのも納得出来ないな。見つけたのは俺達だし」
「私も折角捕まえた獲物を渡すのは嫌」
「おい、こら!!こそこそと何を話し合ってんだ!?」
不穏な会話を行うレナ達に傭兵の頭が割って入ると、地面の上で横たわっていた鮫が隙を突いて川の中に飛び込もうと身体を跳ねる。
「っ……!!」
「あ、不味い!!兄貴、魚人の奴が……!!」
「しまった!?捕まえろ!!」
あと少しで川の中に飛び込もうとした鮫を傭兵達が慌てて取り抑え、逃げられないように拘束する。必死に鮫は逃げ出そうとするが外見ほど力は強くないのかあっさりと取り抑えられてしまう。
「何だお前達は?」
「お、おおう……兄貴、こいつ巨人族ですよ。ちょっと不味いんじゃ……」
「ば、馬鹿野郎!!びびってんじゃねえよ!!」
川原に現れた傭兵の集団に対してゴンゾウが前に出ると彼等は後ずさり、彼の巨体に圧倒される。冒険都市では巨人族は珍しくはないが、獣人国では巨人族は滅多にいないのか傭兵達はゴンゾウの外見を見て怖気つく。そんな彼等を見てレナが代わりに質問する。
「それで、あんた達は誰?俺達に何か用なの?」
「そ、そうだ!!お前等がこの魚人を捕まえたのか?」
「捕まえたといえば捕まえたけど、それがどうかしたの?というか、さっきから魚人って何のことを言って……」
「兄貴!!やっぱりこいつらが盗人ですぜ!!捕まえて警備兵に差し出しましょう!!」
「……はあっ?」
レナの言葉を聞いて下っ端と思われる低身長の痩せ男が騒ぎ出し、警備兵に突き出すという言葉にレナは目つきを鋭くさせ、手に持っていた紅蓮を握り締める。その様子を確認した傭兵は少年とは思えない威圧感を放つレナに怯え、傭兵の頭と思われる大男が慌てて言い繕う。
「ちょ、ちょっと待ちな!!俺達は別にあんたらと争う気はねえ……その、こいつを何処で捕まえたんだ?」
「そこの川で泳いでいたところをこの子が捕まえたんだよ。それで今から調理して食べようとしていたところだよ」
「いぇいっ」
男の質問にレナが答えると何故かコトミンは誇らしげにダブルピースを行い、彼女の容姿を見て人魚族だと判断した傭兵の頭は何かを悟ったように仲間達に頷く。
「そ、そうか……つまり、あんた達は偶然川に泳いでいたこいつを捕まえただけなんだな?なら、別に問題はないんだ。疑って悪かったな」
「それよりもさっきから気になってるんだけど、魚人というのはこいつの事?ただの鮫じゃないのこいつ?」
「馬鹿かお前は!!ただの鮫が街中に居るわけねえだろ!!」
「まあ、それもそうだけど……でも実際に居るじゃん」
レナの言葉に下っ端の痩せ男が言い返すが、実際に街中に鮫が存在するのは間違いなく、抜き身の刀で川原に横たわっている鮫を指差すレナに対して傭兵の頭が説明を行う。
「仕方ねえか……あんた等は魚人族というのを知っているか?人魚族よりも希少な種族だ」
「魚人族……いや、知らないな。コトミンは知ってる?」
「お母さんから聞いたことがある。私達のように水辺で暮らす種族だって……でも、人魚族と違って外見は魚と人間が合わさったような姿をしているはず」
「魚と人間か……でも、こいつは完全に鮫じゃん」
川原に横たわっている大きな鮫には人間としての特徴は見当たらず、人語を理解できるという点を覗けば普通の鮫にしか見えない。しかし、傭兵の頭によるとこちらの鮫が魚人族である証拠があるという。
「生まれたばかりの魚人族は魚の特徴を濃く受け継ぐが、時間が経過すれば人間としての特徴も浮き出るんだよ。そしてこいつはまだ生まれたばかりの魚人だ。あと何年かすれば人間のように手足が生えるんだ」
「じゃあ、俺が前に見た鮫人間も魚人族だったのか……本当に変わった世界だな」
「そんな事よりもその魚人を俺達に引き渡せ!!こいつは元々はこの街の領主様の息子が飼っていたペットなんだよ!!だけど、この間の大雨のせいで屋敷の池が溢れて外に逃げ出したせいで俺達はずっと探してたんだぞ!!」
「なるほど、そういう事ね」
話を聞く限りではレナ達が捕まえた鮫は「魚人族」であり、街の領主の屋敷に飼われていたが大雨の日に逃げ出したらしく、どのような経緯があったのかは不明だが川の中に逃げ込んで今まで生き延びていたらしい。そして偶然にも街に立ち寄っていたコトミンに捕縛され、現在に至るらしい。
レナ達の元に現れた傭兵の集団は屋敷の領主に雇われて魚人の捜索を行っていたらしく、偶然にもレナ達が捕縛した魚人を発見した事になる。事情を知ったレナ達は魚人をどうするべきか考え、とりあえずこのまま引き渡すべきか話し合う。
「レナ、どうする?こいつらにこの鮫を引き渡すか?」
「でも、話を聞く限りだとこの人達は鮫を領主に引き渡す事でお金を貰えるようだし……ここで只で渡すのも納得出来ないな。見つけたのは俺達だし」
「私も折角捕まえた獲物を渡すのは嫌」
「おい、こら!!こそこそと何を話し合ってんだ!?」
不穏な会話を行うレナ達に傭兵の頭が割って入ると、地面の上で横たわっていた鮫が隙を突いて川の中に飛び込もうと身体を跳ねる。
「っ……!!」
「あ、不味い!!兄貴、魚人の奴が……!!」
「しまった!?捕まえろ!!」
あと少しで川の中に飛び込もうとした鮫を傭兵達が慌てて取り抑え、逃げられないように拘束する。必死に鮫は逃げ出そうとするが外見ほど力は強くないのかあっさりと取り抑えられてしまう。
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
異世界をスキルブックと共に生きていく
大森 万丈
ファンタジー
神様に頼まれてユニークスキル「スキルブック」と「神の幸運」を持ち異世界に転移したのだが転移した先は海辺だった。見渡しても海と森しかない。「最初からサバイバルなんて難易度高すぎだろ・・今着てる服以外何も持ってないし絶対幸運働いてないよこれ、これからどうしよう・・・」これは地球で平凡に暮らしていた佐藤 健吾が死後神様の依頼により異世界に転生し神より授かったユニークスキル「スキルブック」を駆使し、仲間を増やしながら気ままに異世界で暮らしていく話です。神様に貰った幸運は相変わらず仕事をしません。のんびり書いていきます。読んで頂けると幸いです。
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。