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剣鬼 闘技祭準備編
暴鬼 その3
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「がああっ!!」
「その言葉しか喋れねえのか……うおおっ!?」
「シュンさん!!」
移動速度自体はそれ程早くはないが、ジンの繰り出す攻撃はミサイルの爆撃を想像させる程に凄まじく、空振りするだけでも軽い衝撃派が発生する。真面に喰らえば即死は免れない攻撃に対し、シュンは距離を置きながら風の斬撃を繰り出すしかない。
「いい加減に倒れやがれ!!」
「ふんっ!!」
ジンの肉体に次々と斬撃が衝突するが、傷をつける処か皮膚を切り裂く事も出来ず、損傷は与えられない。自分の攻撃を全く受け付けない相手にシュンは苛立ちを覚えるが、同時に危機感を抱く。
(マジでやばい……こいつはもう人の領域を超えてやがる)
異様なまでの怪力、防御力、耐久力を誇るジンに対し、シュンは直感的に相手が人間を超えた存在、つまりは「英雄」の領域に至った人間だと見抜く。英雄とはこの世界でレベルが「70」を超えた人間の事を差しており、どのような職業であろうと70を超える人間は英雄の力を手に入れると言われている。
冒険都市の中でも最大規模を誇る冒険者ギルドの氷雨でさえも「英雄」の領域に至った人間は殆ど存在しない。ギルドマスターのマリアは別として彼女以外にレベル70を超える人間は最強の剣聖のゴウライしか存在しない。
(英雄に至った人間を相手にするのはいつ以来だ……マリアとアイラの嬢ちゃんと初めて会った時ぐらいか?)
普通の人間よりも長い時を生きているシュンは過去に何人か英雄の領域へと至った人間と邂逅した事があるが、彼等を相手に本気で戦った事は一度もない。しかし、直に英雄と会った事がある彼だからこそ、目の前に存在するジンからは英雄特融の覇気を感じ取る。
レナとの一戦以来、シュンは自分を見つめなおすために師の元で一から剣の修行をやり直した。今まで無我夢中に強くなるために強者と言われている相手と戦い続けたが、そのせいで罅の鍛錬を行ってしまった。だが、闘技場のでの敗戦から自分の力の弱さを実感した。
シュンが得意とする「嵐剣」はハヤテから教わった剣技であり、ハヤテも同様の剣技を扱える。しかし、師匠であるハヤテと比べてシュンの嵐剣は攻撃速度を重視し過ぎたあまりに威力が大きく劣る。だが、この二か月の間でハヤテの元で修業をやり直したシュンは新たな剣技を生み出す。
(悔しいがこいつは俺の手に負える相手じゃねえ……だが、このままやられっぱなしで済むかよ!!)
ジンに弱点があるとすれば「移動速度」だけであり、桁外れの怪力を誇りながらも攻撃自体はそれほど早くはなく、冷静に対処すれば回避は容易い。そのため、シュンは相手が攻撃を仕掛けた隙を狙い、最高の一撃を喰らわせるために長剣を鞘に戻す。
「来やがれ化物っ!!」
「ぐおおっ!!」
「シュンさん!?」
正面から迎え撃つようにシュンが立ち止まった事にジャンヌは驚愕するが、ジンはそんな彼に対して右腕を振り翳し、勢いよく貫く。まるで巨大な金属の拳が接近してくるような感覚にシュンは冷や汗を流すが、彼は鞘に納めた剣を引き抜き、ジンの拳を紙一重で回避しながら刃を放つ。
「抜……刀っ!!」
「ぐがぁっ!?」
鞘から引き抜かれた刃がジンの首元に走り、直後に血飛沫が舞い上がる。どれほど攻撃を与えようと損傷を与えられなかったジンの肉体に傷が走り、その光景に旗目から見ていたジャンヌは目を見開くが、シュンは笑みを浮かべる。
「手応え、有りだな」
「ぎゃあああっ!?」
ジンの首筋から派手に血液が噴出し、それを確認したシュンは額から汗を流しながらもその場を離れる。ジンは必死に首から噴き出す血を止めようとするが、傷口から溢れ出す血液は止まらず、徐々にジンの肉体にも異変が訪れ始めた。
「シュンさん!!これは一体……」
「巨人族の鬼人化の反動だ。俺もそんなに詳しくはないが……こいつらの鬼人化は自分の血液を利用して身体能力を限界以上に上昇させる能力らしい。だが、その血液を大量に失えば自然と解除される」
「血液?ですが、この男はこの姿に陥る前に深手を与えていたはずですが……」
「発動前に怪我を与えても意味がねえんだよ。重要なのは発動後に血液を奪う事だ。原理は俺も知らねえが、これでこいつはもう終わりだ……意外と何とかなったな」
シュンとジャンヌの目の前でジンの肉体が元の肌色へと変色し、鬼人化が解除されようとしていた。それを確認したシュンは剣を鞘に納めようとした瞬間、何処からか声が聞こえてきた。
「――聖属性」
街道に少年のような声が響き渡り、シュンとジャンヌは声の方向に視線を向けると、ジンが崩壊させた建物の残骸の上に緑色のマントを羽織った人物が存在した。まだ子供なのか身長は低く、その手元には弓矢を構えており、そのまま倒れているジンに向けて矢を放つ。
「ぐがぁっ……!?」
「なっ……てめえっ!!」
「一体何をっ!?」
放たれた矢はジンの首筋に的中し、鏃の部分が光り輝く。その光景を目撃したシュンは咄嗟に矢を放った人物に剣を構えるが、既に相手の姿は見えない。移動する時間などなかったはずだが、一瞬にして姿を消してしまう。
「その言葉しか喋れねえのか……うおおっ!?」
「シュンさん!!」
移動速度自体はそれ程早くはないが、ジンの繰り出す攻撃はミサイルの爆撃を想像させる程に凄まじく、空振りするだけでも軽い衝撃派が発生する。真面に喰らえば即死は免れない攻撃に対し、シュンは距離を置きながら風の斬撃を繰り出すしかない。
「いい加減に倒れやがれ!!」
「ふんっ!!」
ジンの肉体に次々と斬撃が衝突するが、傷をつける処か皮膚を切り裂く事も出来ず、損傷は与えられない。自分の攻撃を全く受け付けない相手にシュンは苛立ちを覚えるが、同時に危機感を抱く。
(マジでやばい……こいつはもう人の領域を超えてやがる)
異様なまでの怪力、防御力、耐久力を誇るジンに対し、シュンは直感的に相手が人間を超えた存在、つまりは「英雄」の領域に至った人間だと見抜く。英雄とはこの世界でレベルが「70」を超えた人間の事を差しており、どのような職業であろうと70を超える人間は英雄の力を手に入れると言われている。
冒険都市の中でも最大規模を誇る冒険者ギルドの氷雨でさえも「英雄」の領域に至った人間は殆ど存在しない。ギルドマスターのマリアは別として彼女以外にレベル70を超える人間は最強の剣聖のゴウライしか存在しない。
(英雄に至った人間を相手にするのはいつ以来だ……マリアとアイラの嬢ちゃんと初めて会った時ぐらいか?)
普通の人間よりも長い時を生きているシュンは過去に何人か英雄の領域へと至った人間と邂逅した事があるが、彼等を相手に本気で戦った事は一度もない。しかし、直に英雄と会った事がある彼だからこそ、目の前に存在するジンからは英雄特融の覇気を感じ取る。
レナとの一戦以来、シュンは自分を見つめなおすために師の元で一から剣の修行をやり直した。今まで無我夢中に強くなるために強者と言われている相手と戦い続けたが、そのせいで罅の鍛錬を行ってしまった。だが、闘技場のでの敗戦から自分の力の弱さを実感した。
シュンが得意とする「嵐剣」はハヤテから教わった剣技であり、ハヤテも同様の剣技を扱える。しかし、師匠であるハヤテと比べてシュンの嵐剣は攻撃速度を重視し過ぎたあまりに威力が大きく劣る。だが、この二か月の間でハヤテの元で修業をやり直したシュンは新たな剣技を生み出す。
(悔しいがこいつは俺の手に負える相手じゃねえ……だが、このままやられっぱなしで済むかよ!!)
ジンに弱点があるとすれば「移動速度」だけであり、桁外れの怪力を誇りながらも攻撃自体はそれほど早くはなく、冷静に対処すれば回避は容易い。そのため、シュンは相手が攻撃を仕掛けた隙を狙い、最高の一撃を喰らわせるために長剣を鞘に戻す。
「来やがれ化物っ!!」
「ぐおおっ!!」
「シュンさん!?」
正面から迎え撃つようにシュンが立ち止まった事にジャンヌは驚愕するが、ジンはそんな彼に対して右腕を振り翳し、勢いよく貫く。まるで巨大な金属の拳が接近してくるような感覚にシュンは冷や汗を流すが、彼は鞘に納めた剣を引き抜き、ジンの拳を紙一重で回避しながら刃を放つ。
「抜……刀っ!!」
「ぐがぁっ!?」
鞘から引き抜かれた刃がジンの首元に走り、直後に血飛沫が舞い上がる。どれほど攻撃を与えようと損傷を与えられなかったジンの肉体に傷が走り、その光景に旗目から見ていたジャンヌは目を見開くが、シュンは笑みを浮かべる。
「手応え、有りだな」
「ぎゃあああっ!?」
ジンの首筋から派手に血液が噴出し、それを確認したシュンは額から汗を流しながらもその場を離れる。ジンは必死に首から噴き出す血を止めようとするが、傷口から溢れ出す血液は止まらず、徐々にジンの肉体にも異変が訪れ始めた。
「シュンさん!!これは一体……」
「巨人族の鬼人化の反動だ。俺もそんなに詳しくはないが……こいつらの鬼人化は自分の血液を利用して身体能力を限界以上に上昇させる能力らしい。だが、その血液を大量に失えば自然と解除される」
「血液?ですが、この男はこの姿に陥る前に深手を与えていたはずですが……」
「発動前に怪我を与えても意味がねえんだよ。重要なのは発動後に血液を奪う事だ。原理は俺も知らねえが、これでこいつはもう終わりだ……意外と何とかなったな」
シュンとジャンヌの目の前でジンの肉体が元の肌色へと変色し、鬼人化が解除されようとしていた。それを確認したシュンは剣を鞘に納めようとした瞬間、何処からか声が聞こえてきた。
「――聖属性」
街道に少年のような声が響き渡り、シュンとジャンヌは声の方向に視線を向けると、ジンが崩壊させた建物の残骸の上に緑色のマントを羽織った人物が存在した。まだ子供なのか身長は低く、その手元には弓矢を構えており、そのまま倒れているジンに向けて矢を放つ。
「ぐがぁっ……!?」
「なっ……てめえっ!!」
「一体何をっ!?」
放たれた矢はジンの首筋に的中し、鏃の部分が光り輝く。その光景を目撃したシュンは咄嗟に矢を放った人物に剣を構えるが、既に相手の姿は見えない。移動する時間などなかったはずだが、一瞬にして姿を消してしまう。
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