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入学試験編
閑話 《大砲とレノ》
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――試験が終了した子供達は王都へ向かう馬車に乗せられ、この時にレノは他の子供達の様子を伺う。ほぼ全員が疲労困憊であり、帰りの馬車では殆どの子供が眠ってしまう。全員が一晩中魔物から逃げ続けて疲れ切っている様子だった。
「う~ん……もう食べれないよ~」
「ううっ……それは僕のだぞ」
「むにゃむにゃ……それはあたしの肉だ」
「三人とも疲れてたんだな……君は元気そうだね」
「ぷるるんっ!!」
帰りの馬車の中でレノの隣に座ったハルナは彼の肩に頭を乗せて眠りにつき、ダインは反対側に座って苦し気な表情を浮かべ、ネココはスラミンを枕代わりに利用して寝ていた。偶然なのか三人とも同じような夢を見ているらしい。
数台の馬車に生徒達は4、5人に分かれて乗り込んでいた。殆どの人間が馬車に乗った途端に眠りにつき、生徒の中で起きているのはレノを除けば2、3人しかいない。レノは山で暮らしていた時は徹夜で過ごす事も何度かあったので慣れているが、やはり普通の子供として暮らしてきた今回の試験は過酷過ぎた。
(入学試験といったけど、実際には落ちた生徒はいないか……それはそうだよな。国としても魔術師の才能を持つ子供をみすみす逃すはずがないか)
今回の試験はそもそも魔物の恐ろしさを体験させるためだけの試験であり、怪我をした人間は何名かいたが死亡者は一人もいない。試験というよりも訓練に近い内容だった。
(子供達に敢えて無理難題を与えることで緊張感を抱かせて、魔物をけしかけて常に警戒を怠らないようにさせる……爺ちゃん並にスパルタだな)
最初に行う訓練としては相当に厳しいと思うが、今回の試験自体はレノにとっては大したことではなかった。普段から魔物が巣食う山の中で暮らしてきたお陰で子供達の中では比較的に落ち着いて行動ができた。
(でも……ミノタウロスには結局勝てなかったな)
自分の右手を見てレノはため息を吐き出す。魔術痕の調子は戻ったが、もしもミノタウロスとまた戦うことになったら自分が勝つ方法が思いつかない。
ホブゴブリンとの戦闘で編み出した「砲火」は強力な攻撃魔法だが、その代償として魔術痕に大きな負荷を与える。ダインによればこんな無茶な真似をし続ければ身体が壊れるらしい。
(今のままのやり方じゃ駄目だ。もっと別の方法で強くならないと……)
祖父のように立派な魔術師になりたいのであればこれまでのような無茶な戦い方はできず、肉体に負担を抱えない戦闘法を身に着ける必要があった。そのためにはやはり「杖」が必要ではないかと考える。
(試験を受けた人間の中で杖を持っていないのは俺だけだ。これから魔法学園に通うなら杖を手に入れないと……でも、どうやって手に入るんだ?)
魔術師が扱う杖が何処で手に入るのか分からず、レノはどうすれば杖を入手できるのかハルナ達が起きたら尋ねてみることにした。そんなことを考えている内に馬車は王都が見える場所にまで辿り着く。
「皆さん、起きてください!!王都が見えてきました!!」
御者が声をかけると馬車で眠っていた生徒達が目を覚ます。王都はレノが過去に訪れたどの街よりも広く、巨大な城壁に囲まれていた。ヒトノ王国の王都は過去に一度たりとも他国から攻め込まれたことがない難攻不落の都市として有名だった。
(あれが王都……初めてきた時は夜だったからよく見てなかったけど、やっぱり凄いな!!)
魔法学園の試験を受ける前にレノは王都に立ち寄ったが、その時は夜に王都に向かう馬車に大人数で乗せてもらっていたのでゆっくりと風景を眺める余裕もなかった。だから明るい時間帯で王都を眺めるのは初めてであり、改めて王都の壮大さに圧倒されう。
王都の城壁には「大砲」が設置されており、戦争があった時代に他国からの侵略に備えて取り付けられた。だが、王都まで攻めこんだ軍隊は不在のため、城壁に設置された大砲が使われた記録は殆どない。
大昔の戦争では大砲も利用されていたが、魔術師が戦争に参加するようになってから大砲は殆ど使われなくなった。理由は魔術師が扱う魔法の方が大砲の砲弾よりも強力であり、そもそも大砲を用意する費用があれば魔術師を雇った方が安上がりだからである。
現在では大砲を利用されるときは王都に魔物が近付いた際、威嚇代わりに大砲を撃ちこむぐらいにしか使われていない。大砲の砲弾を一発撃つよりも魔術師に魔法を撃たせた方が効率良く、砲弾は撃てば使い物にならなくなるが、魔術師は魔法を撃っても休息を挟めばいくらでも撃てる。だから大砲などの兵器は使われなくなった。
(大砲か……なんか俺の魔法と似てる気がする)
城壁に設置された大砲を見てレノは右手を見つめ、何となくだが自分の攻撃魔法が大砲と似ている気がした。大砲の場合は砲弾を発射するが、レノは右手に蓄積させた火属性の魔力を一気に放射する。敵に当てれば絶大な威力を発揮するが、大砲は次の砲弾を装填しなければならず、レノは右腕に負担が掛かって連発すらできない。
(……せめて普通の火球でもあれぐらいの威力が出せたらな)
レノが魔法を覚えてからそれなりの年月は経過したが、魔法の威力は変化はない。魔法を覚えてから色々と新しい攻撃法を生み出したが、火球の火力は全く変わっていない。
(どんなに火球を撃ちこんでも威力は変わらなかった。強い衝撃を与えれば爆発の威力は増すのは分かったけど、火球は何も変わっていないな)
最初に覚えた時から火球自体は何も変化は起きず、火球の規模や威力は全く変わっていない。魔法の練習を続ければ性能が上がるかと期待したが、今日に至るまで進展はない。
火球の性能が上がらない以上は新しい攻撃法を見出す以外に手段はなく、そのお陰でレノは赤毛熊程度の魔物ならば自力で倒せるまでになった。しかし、それは魔術師として成長したと言えるのか分からず、最近は思い悩んでいた。
(俺って本当に成長してるのかな……火球の扱い方は上手くなったと思うけど、それって強くなったと言えるのか?)
火球の性質を利用して色々な攻撃法を身に着けたが、そもそも普通の魔術師ならば素手で戦う真似はしない。キニクやハルナのような杖を必要としない魔術師ならばともかく、レノが覚えている「ファイアボール」は元々は杖を扱う魔術師の攻撃魔法である。
祖父のアルも魔法を使う時は杖を利用しており、彼のような魔術師になりたいのであればレノは自分も杖を扱うべきかと悩む。路銀に余裕はないが王都に辿り着いたら杖を購入しようかと考えていると、キニクから受け取ったミノタウロスの角を思い出す。
「これ、高く売れたりしないかな?」
ミノタウロスは魔人族で獣魔の森の奥地にしか生息しない種であり、そんな魔物の素材ならば高く売れるのではないかと考えた――
「う~ん……もう食べれないよ~」
「ううっ……それは僕のだぞ」
「むにゃむにゃ……それはあたしの肉だ」
「三人とも疲れてたんだな……君は元気そうだね」
「ぷるるんっ!!」
帰りの馬車の中でレノの隣に座ったハルナは彼の肩に頭を乗せて眠りにつき、ダインは反対側に座って苦し気な表情を浮かべ、ネココはスラミンを枕代わりに利用して寝ていた。偶然なのか三人とも同じような夢を見ているらしい。
数台の馬車に生徒達は4、5人に分かれて乗り込んでいた。殆どの人間が馬車に乗った途端に眠りにつき、生徒の中で起きているのはレノを除けば2、3人しかいない。レノは山で暮らしていた時は徹夜で過ごす事も何度かあったので慣れているが、やはり普通の子供として暮らしてきた今回の試験は過酷過ぎた。
(入学試験といったけど、実際には落ちた生徒はいないか……それはそうだよな。国としても魔術師の才能を持つ子供をみすみす逃すはずがないか)
今回の試験はそもそも魔物の恐ろしさを体験させるためだけの試験であり、怪我をした人間は何名かいたが死亡者は一人もいない。試験というよりも訓練に近い内容だった。
(子供達に敢えて無理難題を与えることで緊張感を抱かせて、魔物をけしかけて常に警戒を怠らないようにさせる……爺ちゃん並にスパルタだな)
最初に行う訓練としては相当に厳しいと思うが、今回の試験自体はレノにとっては大したことではなかった。普段から魔物が巣食う山の中で暮らしてきたお陰で子供達の中では比較的に落ち着いて行動ができた。
(でも……ミノタウロスには結局勝てなかったな)
自分の右手を見てレノはため息を吐き出す。魔術痕の調子は戻ったが、もしもミノタウロスとまた戦うことになったら自分が勝つ方法が思いつかない。
ホブゴブリンとの戦闘で編み出した「砲火」は強力な攻撃魔法だが、その代償として魔術痕に大きな負荷を与える。ダインによればこんな無茶な真似をし続ければ身体が壊れるらしい。
(今のままのやり方じゃ駄目だ。もっと別の方法で強くならないと……)
祖父のように立派な魔術師になりたいのであればこれまでのような無茶な戦い方はできず、肉体に負担を抱えない戦闘法を身に着ける必要があった。そのためにはやはり「杖」が必要ではないかと考える。
(試験を受けた人間の中で杖を持っていないのは俺だけだ。これから魔法学園に通うなら杖を手に入れないと……でも、どうやって手に入るんだ?)
魔術師が扱う杖が何処で手に入るのか分からず、レノはどうすれば杖を入手できるのかハルナ達が起きたら尋ねてみることにした。そんなことを考えている内に馬車は王都が見える場所にまで辿り着く。
「皆さん、起きてください!!王都が見えてきました!!」
御者が声をかけると馬車で眠っていた生徒達が目を覚ます。王都はレノが過去に訪れたどの街よりも広く、巨大な城壁に囲まれていた。ヒトノ王国の王都は過去に一度たりとも他国から攻め込まれたことがない難攻不落の都市として有名だった。
(あれが王都……初めてきた時は夜だったからよく見てなかったけど、やっぱり凄いな!!)
魔法学園の試験を受ける前にレノは王都に立ち寄ったが、その時は夜に王都に向かう馬車に大人数で乗せてもらっていたのでゆっくりと風景を眺める余裕もなかった。だから明るい時間帯で王都を眺めるのは初めてであり、改めて王都の壮大さに圧倒されう。
王都の城壁には「大砲」が設置されており、戦争があった時代に他国からの侵略に備えて取り付けられた。だが、王都まで攻めこんだ軍隊は不在のため、城壁に設置された大砲が使われた記録は殆どない。
大昔の戦争では大砲も利用されていたが、魔術師が戦争に参加するようになってから大砲は殆ど使われなくなった。理由は魔術師が扱う魔法の方が大砲の砲弾よりも強力であり、そもそも大砲を用意する費用があれば魔術師を雇った方が安上がりだからである。
現在では大砲を利用されるときは王都に魔物が近付いた際、威嚇代わりに大砲を撃ちこむぐらいにしか使われていない。大砲の砲弾を一発撃つよりも魔術師に魔法を撃たせた方が効率良く、砲弾は撃てば使い物にならなくなるが、魔術師は魔法を撃っても休息を挟めばいくらでも撃てる。だから大砲などの兵器は使われなくなった。
(大砲か……なんか俺の魔法と似てる気がする)
城壁に設置された大砲を見てレノは右手を見つめ、何となくだが自分の攻撃魔法が大砲と似ている気がした。大砲の場合は砲弾を発射するが、レノは右手に蓄積させた火属性の魔力を一気に放射する。敵に当てれば絶大な威力を発揮するが、大砲は次の砲弾を装填しなければならず、レノは右腕に負担が掛かって連発すらできない。
(……せめて普通の火球でもあれぐらいの威力が出せたらな)
レノが魔法を覚えてからそれなりの年月は経過したが、魔法の威力は変化はない。魔法を覚えてから色々と新しい攻撃法を生み出したが、火球の火力は全く変わっていない。
(どんなに火球を撃ちこんでも威力は変わらなかった。強い衝撃を与えれば爆発の威力は増すのは分かったけど、火球は何も変わっていないな)
最初に覚えた時から火球自体は何も変化は起きず、火球の規模や威力は全く変わっていない。魔法の練習を続ければ性能が上がるかと期待したが、今日に至るまで進展はない。
火球の性能が上がらない以上は新しい攻撃法を見出す以外に手段はなく、そのお陰でレノは赤毛熊程度の魔物ならば自力で倒せるまでになった。しかし、それは魔術師として成長したと言えるのか分からず、最近は思い悩んでいた。
(俺って本当に成長してるのかな……火球の扱い方は上手くなったと思うけど、それって強くなったと言えるのか?)
火球の性質を利用して色々な攻撃法を身に着けたが、そもそも普通の魔術師ならば素手で戦う真似はしない。キニクやハルナのような杖を必要としない魔術師ならばともかく、レノが覚えている「ファイアボール」は元々は杖を扱う魔術師の攻撃魔法である。
祖父のアルも魔法を使う時は杖を利用しており、彼のような魔術師になりたいのであればレノは自分も杖を扱うべきかと悩む。路銀に余裕はないが王都に辿り着いたら杖を購入しようかと考えていると、キニクから受け取ったミノタウロスの角を思い出す。
「これ、高く売れたりしないかな?」
ミノタウロスは魔人族で獣魔の森の奥地にしか生息しない種であり、そんな魔物の素材ならば高く売れるのではないかと考えた――
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