16 / 64
序章 狩人の孫
第16話 赤毛熊
しおりを挟む
「ひぃいいいっ!?」
「ガアアッ!!」
「あの馬鹿……くそっ!!ファイアボール!!」
赤毛熊に追いつかれそうなゴーマンを見てレノは反射的に魔法を発動させ、右手に火球を作り出した状態で走り出す。ゴーマンが赤毛熊に追いつかれる前にレノは火球を投げ放つ。
「喰らえっ!!」
「ガウッ!?」
「うわぁっ!?」
ゴーマンを追いかけていた赤毛熊の顔面に目掛けてレノは火球を投擲し、狙い通りに当てることに成功した。火球は衝突した瞬間に爆発して赤毛熊の動きが止まる。その間にレノはゴーマンに逃げるように告げる。
「早く行け!!」
「レ、レノ!?どうしてお前が……」
「いいから行け!!さっさと山を下りろ!!」
「は、はいっ!!」
レノに怒鳴られたゴーマンは言われた通りに全速力で駆け抜け、それを見届けたレノは赤毛熊へ振り返る。レノの生み出す火球はゴブリン程度の魔物ならば一発で倒す威力はあるはずだが、赤毛熊は顔面に爆発が生じたにも関わらずに頭を振って煙を振り払う。
「グゥウウッ……!!」
「……嘘だろ?」
自分の魔法を顔面に受けてもびくともしない赤毛熊にレノは呆気にとられ、かつてアルが倒したオークをも上回る耐久力を誇る赤毛熊にレノは冷や汗を流す。
「ガァアアアッ!!」
「うわっ!?」
ゴーマンからレノに狙いを切り替えた赤毛熊は鋭い鉤爪を繰り出し、咄嗟にレノは強化術を発動させて後方へ跳躍する。先ほどまでレノが立っていた地面が爪で抉り取られ、それを見たレノは一撃でも攻撃を受ければ致命傷は免れないと判断した。
これまでに遭遇したどんな魔物よりも大きくて恐ろしい力を持つ赤毛熊にレノは冷や汗が止まらず、初めてオークに襲われた時以上の恐怖を味わう。だが、昔と違って今のレノは魔物に対抗する力を持っていた。
(恐れるな!!俺はもう弱い子供じゃない……魔術師なんだ!!)
祖父から受け継いだ魔法の力を信じてレノは右手に意識を集中させ、再び火球を作り出した。
「ファイアボール!!」
「ガアッ!?」
再び火球を作り出したレノは赤毛熊に目掛けて投げ放ち、今度は腹部に爆発が生じた。赤毛熊は爆炎を浴びて体勢が崩れかけるが、即座に持ち直して怒りの咆哮を放つ。
「ガァアアアアッ!!」
「そんな……効いてないのか!?」
二度も火球を喰らわせたにも関わらずに赤毛熊は怯む程度で大した損傷を負っていなかった。レノの魔法は威力だけならばアルよりも上回るはずだが、オークを倒す火力の攻撃を二度も受けて平気な赤毛熊にレノは戸惑う。
(化物め!!だったら倒れるまで撃ちこんでやる!!)
一年前にゴブリンの群れと戦った時とは違い、現在のレノは体力も魔力も十分に温存していた。一度や二度の攻撃が通じないのであれば何度でも攻撃を仕掛けるしかない。
「ファイアボール!!」
「ガアッ!?」
三度目の火球を作り出したレノを見て赤毛熊は両腕で顔面を覆う。流石に二度も攻撃を受けたことで学習したらしく、防御を固めて攻撃に備えた。しかし、レノは敢えて火球を投げ込まずに場所を移動する。
(闇雲に攻撃するだけじゃ倒せない!!こいつの弱点を探すんだ!!)
不用意に攻撃するのではなく敵の動きを観察しながら弱点を捜し、決して焦らずに冷静に戦う。一年前にレノがアルを助けられなかったのは自分が冷静さを欠いて行動していたからだと思っていた。
アルを追いかけてレノが山に登った時、冷静さを欠いていたせいでゴブリンの罠に引っかかり、武器《ボーガン》を奪われてしまった。もしもゴブリンがレノの武器を奪っていなかったらアルは矢を喰らって致命傷を負うこともなかった。だからレノは二度と迂闊な行動を取らないように冷静に考えながら行動する。
(顔面に当てても駄目なら他の箇所を攻撃しても無駄そうだな……けど、攻撃を受けるのを嫌がっているのは確かだ。全く効果がないわけじゃなさそうだ)
赤毛熊が顔面を庇った場面を見てレノは自分の魔法が全く通じていないわけではないと判断し、試しにもう一度だけ攻撃を仕掛けた。
「喰らえっ!!」
「ガウッ!?」
今度は赤毛熊の後方に回り込んで火球を当てると、背中に爆炎を浴びた赤毛熊は怯む。やはり全く攻撃が効いていないわけではないらしく、次の魔法を発動させる前にレノは手持ちの武器を確認する。
(今持っているのは短剣《これ》だけか……こんなのじゃどうしようもないな)
魔法を覚えてからレノは山に登る時は武器の類は殆ど持ち出さず、せいぜい動物を仕留めた時に利用する解体用の短剣しか持ち合わせていない。尤も魔法を通じないような相手にボーガンなどの武器が通用するとは思えず、魔術師ならばやはり一番頼れるのは自分の魔法だと考え直す。
(やっぱりこいつを倒すとしたら狙うのは頭だ……あいつの口の中に火球をぶちまけてやる!!)
先ほど顔面に火球を当てた時は赤毛熊は咄嗟に目元と口を閉じていたからであり、赤毛熊が大口を開いた瞬間に口内に火球を爆発させれば倒せる可能性はあった。いくら化物じみた耐久力を誇ろうと体内に爆炎が送り込まれれば無事で済むはずがない。
「よし、これで仕留めてや……うわっ!?」
「ガアッ!?」
四度目の魔法を発動しようとした瞬間、レノは足元に何かがぶつかって転んでしまう。先ほどゴーマンが逃げ出した際に地面に落とした果物を踏んづけてしまったらしく、レノは最悪のタイミングで転んでしまった。
「いててっ……しまった!?」
「ガアアアッ!!」
転んだレノに目掛けて赤毛熊は突進し、今からでは強化術を発動させても逃げるのは間に合わなかった。レノは迫りくる赤毛熊に目を見開き、このままでは殺されると思って反射的に右手を差し出す。
(駄目だ!!この距離だと魔法を発動させても逃げ切れない!!)
倒れた状態で右手を突き出したレノだが魔法を発動させたとしても赤毛熊の突進は防げないことは分かり切っていた。仮に火球を撃ち込んだとしても赤毛熊の動きを一瞬だけ止めるのがやっとであり、それでは逃げるのは間に合わない。
しかし、魔法の他に対抗手段がないレノは右手に意識を集中させ、魔法を発動させて一か八かの賭けに挑む。
「ファイアボール!!」
「ガアアアッ!!」
レノが火球を生み出しても既に全速力で走ってきた赤毛熊の勢いは止まらず、彼を吹き飛ばす勢いで突っ込む。それに対してレノは右手を前に突き出す。
「このぉおおっ!!」
「ガアッ!?」
火球を投げる暇がないと思ったレノは火球を握りしめた状態で右手を前に出すと、突っ込んできた赤毛熊の額に当たった。その瞬間、レノの掌の火球は凄まじい爆発を引き起こしてレノと赤毛熊は同時に吹き飛ぶ。
「うわぁっ!?」
「アガァッ!?」
レノは数メートルは離れた場所に吹き飛ばされ、赤毛熊は背中から地面に倒れ込んだ。偶然にも赤毛熊の突進の衝撃によって火球が爆発し、運良くレノは爆発の余波で吹き飛ばされて距離を取る。
(し、死んだかと思った……)
普通の人間なら爆発に巻き込まれれば無事では済まないが、魔術師が生み出した魔法は術者を傷つけることはない。但し、爆発に発生した衝撃までは防ぎ切れず、吹き飛ばされた際にレノは身体を痛めて衣服もところどころ焼け焦げてしまう。
再生術を利用して痛みを和らげたレノは立ち上がると、何故かこれまでは魔法受けてもびくともしなかった赤毛熊が中々起き上がらないことに気が付く。先ほどの爆発の影響なのか赤毛熊は明らかに弱っていた。
「ガアアッ!!」
「あの馬鹿……くそっ!!ファイアボール!!」
赤毛熊に追いつかれそうなゴーマンを見てレノは反射的に魔法を発動させ、右手に火球を作り出した状態で走り出す。ゴーマンが赤毛熊に追いつかれる前にレノは火球を投げ放つ。
「喰らえっ!!」
「ガウッ!?」
「うわぁっ!?」
ゴーマンを追いかけていた赤毛熊の顔面に目掛けてレノは火球を投擲し、狙い通りに当てることに成功した。火球は衝突した瞬間に爆発して赤毛熊の動きが止まる。その間にレノはゴーマンに逃げるように告げる。
「早く行け!!」
「レ、レノ!?どうしてお前が……」
「いいから行け!!さっさと山を下りろ!!」
「は、はいっ!!」
レノに怒鳴られたゴーマンは言われた通りに全速力で駆け抜け、それを見届けたレノは赤毛熊へ振り返る。レノの生み出す火球はゴブリン程度の魔物ならば一発で倒す威力はあるはずだが、赤毛熊は顔面に爆発が生じたにも関わらずに頭を振って煙を振り払う。
「グゥウウッ……!!」
「……嘘だろ?」
自分の魔法を顔面に受けてもびくともしない赤毛熊にレノは呆気にとられ、かつてアルが倒したオークをも上回る耐久力を誇る赤毛熊にレノは冷や汗を流す。
「ガァアアアッ!!」
「うわっ!?」
ゴーマンからレノに狙いを切り替えた赤毛熊は鋭い鉤爪を繰り出し、咄嗟にレノは強化術を発動させて後方へ跳躍する。先ほどまでレノが立っていた地面が爪で抉り取られ、それを見たレノは一撃でも攻撃を受ければ致命傷は免れないと判断した。
これまでに遭遇したどんな魔物よりも大きくて恐ろしい力を持つ赤毛熊にレノは冷や汗が止まらず、初めてオークに襲われた時以上の恐怖を味わう。だが、昔と違って今のレノは魔物に対抗する力を持っていた。
(恐れるな!!俺はもう弱い子供じゃない……魔術師なんだ!!)
祖父から受け継いだ魔法の力を信じてレノは右手に意識を集中させ、再び火球を作り出した。
「ファイアボール!!」
「ガアッ!?」
再び火球を作り出したレノは赤毛熊に目掛けて投げ放ち、今度は腹部に爆発が生じた。赤毛熊は爆炎を浴びて体勢が崩れかけるが、即座に持ち直して怒りの咆哮を放つ。
「ガァアアアアッ!!」
「そんな……効いてないのか!?」
二度も火球を喰らわせたにも関わらずに赤毛熊は怯む程度で大した損傷を負っていなかった。レノの魔法は威力だけならばアルよりも上回るはずだが、オークを倒す火力の攻撃を二度も受けて平気な赤毛熊にレノは戸惑う。
(化物め!!だったら倒れるまで撃ちこんでやる!!)
一年前にゴブリンの群れと戦った時とは違い、現在のレノは体力も魔力も十分に温存していた。一度や二度の攻撃が通じないのであれば何度でも攻撃を仕掛けるしかない。
「ファイアボール!!」
「ガアッ!?」
三度目の火球を作り出したレノを見て赤毛熊は両腕で顔面を覆う。流石に二度も攻撃を受けたことで学習したらしく、防御を固めて攻撃に備えた。しかし、レノは敢えて火球を投げ込まずに場所を移動する。
(闇雲に攻撃するだけじゃ倒せない!!こいつの弱点を探すんだ!!)
不用意に攻撃するのではなく敵の動きを観察しながら弱点を捜し、決して焦らずに冷静に戦う。一年前にレノがアルを助けられなかったのは自分が冷静さを欠いて行動していたからだと思っていた。
アルを追いかけてレノが山に登った時、冷静さを欠いていたせいでゴブリンの罠に引っかかり、武器《ボーガン》を奪われてしまった。もしもゴブリンがレノの武器を奪っていなかったらアルは矢を喰らって致命傷を負うこともなかった。だからレノは二度と迂闊な行動を取らないように冷静に考えながら行動する。
(顔面に当てても駄目なら他の箇所を攻撃しても無駄そうだな……けど、攻撃を受けるのを嫌がっているのは確かだ。全く効果がないわけじゃなさそうだ)
赤毛熊が顔面を庇った場面を見てレノは自分の魔法が全く通じていないわけではないと判断し、試しにもう一度だけ攻撃を仕掛けた。
「喰らえっ!!」
「ガウッ!?」
今度は赤毛熊の後方に回り込んで火球を当てると、背中に爆炎を浴びた赤毛熊は怯む。やはり全く攻撃が効いていないわけではないらしく、次の魔法を発動させる前にレノは手持ちの武器を確認する。
(今持っているのは短剣《これ》だけか……こんなのじゃどうしようもないな)
魔法を覚えてからレノは山に登る時は武器の類は殆ど持ち出さず、せいぜい動物を仕留めた時に利用する解体用の短剣しか持ち合わせていない。尤も魔法を通じないような相手にボーガンなどの武器が通用するとは思えず、魔術師ならばやはり一番頼れるのは自分の魔法だと考え直す。
(やっぱりこいつを倒すとしたら狙うのは頭だ……あいつの口の中に火球をぶちまけてやる!!)
先ほど顔面に火球を当てた時は赤毛熊は咄嗟に目元と口を閉じていたからであり、赤毛熊が大口を開いた瞬間に口内に火球を爆発させれば倒せる可能性はあった。いくら化物じみた耐久力を誇ろうと体内に爆炎が送り込まれれば無事で済むはずがない。
「よし、これで仕留めてや……うわっ!?」
「ガアッ!?」
四度目の魔法を発動しようとした瞬間、レノは足元に何かがぶつかって転んでしまう。先ほどゴーマンが逃げ出した際に地面に落とした果物を踏んづけてしまったらしく、レノは最悪のタイミングで転んでしまった。
「いててっ……しまった!?」
「ガアアアッ!!」
転んだレノに目掛けて赤毛熊は突進し、今からでは強化術を発動させても逃げるのは間に合わなかった。レノは迫りくる赤毛熊に目を見開き、このままでは殺されると思って反射的に右手を差し出す。
(駄目だ!!この距離だと魔法を発動させても逃げ切れない!!)
倒れた状態で右手を突き出したレノだが魔法を発動させたとしても赤毛熊の突進は防げないことは分かり切っていた。仮に火球を撃ち込んだとしても赤毛熊の動きを一瞬だけ止めるのがやっとであり、それでは逃げるのは間に合わない。
しかし、魔法の他に対抗手段がないレノは右手に意識を集中させ、魔法を発動させて一か八かの賭けに挑む。
「ファイアボール!!」
「ガアアアッ!!」
レノが火球を生み出しても既に全速力で走ってきた赤毛熊の勢いは止まらず、彼を吹き飛ばす勢いで突っ込む。それに対してレノは右手を前に突き出す。
「このぉおおっ!!」
「ガアッ!?」
火球を投げる暇がないと思ったレノは火球を握りしめた状態で右手を前に出すと、突っ込んできた赤毛熊の額に当たった。その瞬間、レノの掌の火球は凄まじい爆発を引き起こしてレノと赤毛熊は同時に吹き飛ぶ。
「うわぁっ!?」
「アガァッ!?」
レノは数メートルは離れた場所に吹き飛ばされ、赤毛熊は背中から地面に倒れ込んだ。偶然にも赤毛熊の突進の衝撃によって火球が爆発し、運良くレノは爆発の余波で吹き飛ばされて距離を取る。
(し、死んだかと思った……)
普通の人間なら爆発に巻き込まれれば無事では済まないが、魔術師が生み出した魔法は術者を傷つけることはない。但し、爆発に発生した衝撃までは防ぎ切れず、吹き飛ばされた際にレノは身体を痛めて衣服もところどころ焼け焦げてしまう。
再生術を利用して痛みを和らげたレノは立ち上がると、何故かこれまでは魔法受けてもびくともしなかった赤毛熊が中々起き上がらないことに気が付く。先ほどの爆発の影響なのか赤毛熊は明らかに弱っていた。
1
お気に入りに追加
167
あなたにおすすめの小説

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。

元万能技術者の冒険者にして釣り人な日々
於田縫紀
ファンタジー
俺は神殿技術者だったが過労死して転生。そして冒険者となった日の夜に記憶や技能・魔法を取り戻した。しかしかつて持っていた能力や魔法の他に、釣りに必要だと神が判断した様々な技能や魔法がおまけされていた。
今世はこれらを利用してのんびり釣り、最小限に仕事をしようと思ったのだが……
(タイトルは異なりますが、カクヨム投稿中の『何でも作れる元神殿技術者の冒険者にして釣り人な日々』と同じお話です。更新が追いつくまでは毎日更新、追いついた後は隔日更新となります)

元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる