【完結まで残り1話】桜の記憶 幼馴染は俺の事が好きらしい。…2番目に。

あさひてまり

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解決編

67.(※エロあり)

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(side 切藤蓮)

泣きじゃくる晴を宥めるのは時間がかかった。

ベッドに腰掛けた俺の膝に向かい合うように座らせて、抱き締めて背中を撫でる。

ポロポロ涙を溢しながらギュッと俺のシャツを握る様子に酷く胸が痛んで。

だけど、どうして突然こうなったのか見当がつかない。



俺達は今日、花火を見るために実家を訪れていた。

陽子が出掛ける前に晴に会いたがった為、少し早めに実家に着いて。

2人が話してる間に、俺は自分の部屋で準備をしていた。

花火鑑賞の…ではなく、晴とスムーズに事に及べるように。

退院してから、俺達は性的な触れ合いは殆どしていなかった。

最後にした時、晴を怖がらせたから。

本人は否定してくれたが、いざそうなったら恐怖心が湧くかもしれない。

だから、軽い触れ合いから数ヶ月かけてゆっくり進めるつもりで。

晴は晴で、俺の体調面を心配していたと思う。

それがまさか、晴の方から誘ってくれるなんて…。

あの時の『イチャイチャしよ…?』なんて可愛すぎるお誘いは俺の心をぶち抜いた。

もしも『可愛い』に殺傷能力があったなら、俺は死んでたと思う。

家に連れ帰って久しぶりの肌を堪能したが、問題もあった。

最後までしたら、半年近くしていなかった晴の身体に負担をかけるのは間違いない。

だから、理性を総動員して抜き合うだけに留めて。

自分が与える快楽に浸る晴を前に、良く堪えたと思う。

疲れて眠ってしまった晴の横で、俺はスマホを操作した。

来たる日に備えて、晴の身体に負担をかけない物を揃えるために。

軽い弛緩作用のあるローションと、擦れない特殊加工のゴム。

届く日の翌日が夏祭りだから丁度いい。

俺達の初めは、夏祭りの日に俺の部屋だったから。

何となく、晴もそれを意識してるんじゃないかと思って。

それで今、届いた物をベッドサイドの引き出しに入れに来た訳だ。

ベッドは暫く使ってないが、ハウスキーパーが定期的にシーツを綺麗にしてるから問題ない。

一連の点検を終えた所で、今しがた陽子に言われた事を思い出した。

『蓮、今度採寸させてね。』

撮影のモデルを引き受けたのは、リハビリにもなるから別にいい。

が、態々採寸の為に陽子の会社まで出向くのはダルい。

クローゼットを開けると、中には高校時代の制服があった。

これとサイズが変わってなければ渡して終わりでいいだろ。

そう考えて2年ぶりの制服に袖を通す。

スラックスはやや短い程度だから、3センチ増しで伝えればいいな。

ブレザーは…胸部と肩周りがかなりキツイ。

マンションに併設のジムで鍛えたせいでおもったより筋肉痛がついてたらしい。

マジかよ…結局採寸必要じゃねぇか…。

観念して制服を脱ごうとした時だった。

静かに開いたドアの向こうに晴が1人で立っている。

陽子はもう出かけたのか?

と、そこで自分の格好を思い出した。

理由を知らない晴からしたらただのコスプレだ。

説明しようと口を開きかけた所で異変に気付いた。

ボンヤリした様子だった晴の目が、みるみる涙に曇って。

泣きながら座り込んで、叫ぶ。

『俺も一緒に連れて行って…!蓮がいれば何もいらないから…!』

全く話は読めないが、ただならぬものを感じて急いで駆け寄った。

抱き上げて宥めて、涙を拭って。

少し落ち着いた所でまたギャン泣きし出した時には途方に暮れたが、それもようやく落ち着いたらしい。

今は俺の首の後ろに手を回してギュウギュウ抱き付いている。

非常に可愛いし嬉しいが、問題を解決するのが先だ。

「晴、何があった?」

腕を離させて顔を覗き込むと、その目は不安に揺れていた。

「ゆっくりでいいから話して。」

そう言うと、晴は辿々しく説明を始めた。

混乱してるのか要領を得ない部分もあったが、要約すると夢を見たらしい。

ーー未来で俺が死ぬ夢を。

かなり詳細なその夢に、既視感を感じる。

そう、俺が晴と離れてる間に繰り返し見ていた夢だ。


恐らく10年後辺りの未来、晴の結婚式。

そして俺は…自分の命を終わらせる事を決意する。

晴のいない人生なんて意味がないから。

本人にそれを気取られないように計画を進めようとしていた所でいつも目が覚めていた。

ただ…晴の話を聞いて驚いた。

自分が命を断つ為にやりそうな方法だったから。

医師免許や家族の気持ちを利用して、晴が気に病まないように慎重に。

クロ辺りに何か勘付かれるかもと言う予感も的中していて。

それはまんま、あの夢の続きだった。

俺と晴が別れた場合の未来ーー。


あまりにリアルなそれに、晴の中で現実と混ざってしまったらしい。

日付けも場所も同じで、目覚めた状況も同じ。

その類の夢の残酷さは俺も良く知っている。

これだけ晴が怯えるのも無理はない。


「晴、俺はお前と別れないし、死なない。」

言い聞かせながら、自分の身勝手さを反省する。

俺はもし晴と別れたら、夢の通りにしていたと思う。

その考えが晴を…こんなに傷付けるなんて考えもせずに。


退院してからの話し合いで、俺は晴の想いを知った。

晴が何も隠さずぶつけてくれたお陰で、俺は思ったよりも自分が愛されている事を自覚して。

ただ、まだ理解しきれてなかったのかもしれない。

『連れて行って』と叫んださっきの晴。

死んだ俺が連れて行く先なんて、分かってる筈なのに。

それでもいいから共にいたいと、泣きながら叫んで。

俺がいない事が、晴をこんなにも弱らせるのか…。

二度と馬鹿な考えを起こさないように誓うと、晴にそれを約束する。

「俺は絶対にお前を置いていかない。…いつか歳とって死ぬ時が来ても、俺が見送ってやる。」

晴のいない世界に興味の無い俺は、漠然と自分が先に死ぬと思っていた。

確信があったと言っても過言じゃない。

だけど、そうも言っていられなくなった。

この寂しがり屋の恋人の為にも、最期まで傍にいてやらなくては。

「…本当?俺のこと1人にしない?」

「絶対にしない。」

漸く安心したのか、晴の表情が和らぐ。

むしろ、死んでからも1人になんてさせない。

晴を見送ったら俺も直ぐ後を追いかけるから…って言うのは今は黙っておこう。

「蓮、キスして?」

強請られて、柔らかい唇に自分のそれを重ねる。

ゆっくり舌を入れて、絡めて。

生きている温かさを感じ合う。

「蓮…」

見上げて来る瞳の奥に熱を感じて、求められる喜びに胸が震えた。

膝に乗る晴を、ベッドに仰向けに寝かせて覆い被さって。

指を絡めて、息もできないような口付けを交わす。

吐息すら愛おしくて、全てを呑み込んで。

白い首筋に、幾つもの跡を散らした。

「あっ…んっ…」

吸い付く度に甘い声を上げる身体を丁寧になぞって、シャツを脱がせて。

晴の全てを見たくて、ズボンも下着も取り払う。

「や…恥ずかしい…」

夕陽に染まる部屋にはまだ明るさがあって、晴が身を捩る。

「ダメだ、全部見せろ。」

片手で華奢な腕を纏めてしまえば、隠す事を許されない晴は真っ赤になって。

晒された滑らかな肌をじっくり堪能しつつ、晴の悦ぶ所を探す。

「ひぁッ…」

ほんの少し胸の尖りに触れただけでビクンと反応する身体。

「あっ…あぁッ…!」

口に含んで転がしてやれば、直ぐにコリコリと芯を持って俺を誘う。

「晴、気持ちいいの?」

分かってるのに言わせたくなるのは何故なのか。

「んっ、気持ちぃ…それ好き…」

もっと欲しいと言うように胸を突き出しながら言われれば、とことん可愛がってやりたくなる。

力の抜けた腕を離して、両方の乳首を指先で潰すように弄って。

パチンと爪先で弾けば、晴が悦びの声を上げる。

「もっと?どうして欲しい?」

「んッ…舐めて…噛んで…」

「何でもしてやる。」

快楽に弱い晴の素直さに目を細めた。

望み通り舐めしゃぶって、最期に歯を立てて甘噛みする。

「ゃあぁッッ…!」

毎回必ずと言っていい程強請られるこれは、相当感じるらしい。

フルンと勃ち上がった晴のモノから、タラリと先走りが溢れた。

「可愛いな、腰揺れてる。」

囁いて晴の腰に合わせてフルフル揺れるモノに軽く触れれば、先端から溢れた蜜が指を汚した。

身体をずらして、ヌチャヌチャと音を立てながら先端を虐める。

「やっ…蓮…!それ、ダメぇ…ッ!」

根元は舌で裏側を這うように舐め回して、ビクビク震える腰を片手で抑えつけて。

「ッん…アッ…あァッ…!」

逃げ場を失って快楽が膨らんでいく晴の様子を、つぶさに観察する。

辛そうで苦しそうで、泣きそうな表情が堪らない。

普段なら絶対させたく無いその顔が、この時ばかりは興奮材料だ。

俺が与えるものに翻弄されて、気持ち良すぎてどうしていいか分からずに泣く晴は最高に愛おしい。

答えを教えるかのように、手を離して根元まで口に含む。

吸い上げながら何度か扱けば、晴の味が濃くなった。

「も、…イッちゃう…れん…っ…あぁぁ!」

許すように続けると、口の中に白濁が広がった。

粘着くそれをゴクリと飲み込んで、ベッドサイドに用意しておいた水を嚥下する。

これが残ってると、晴はキスするのを嫌がるから。

ってか、晴にも水分取らせた方がいいな。

新たに水を含んでキスすると、ゆっくり水を流し込んでいく。

「蓮、ごめん…口に…」

コクンと飲み込んだ晴が眉を下げる。

「嫌なんて思った事ない。」

安心させるように頭を撫でると、晴がフニャリと笑う。

「ぐっ…」

あんなにエロく善がってたのに、純新無垢なこの笑顔。

ギャップに振り回させる俺のモノは痛いくらいに昂って。

「俺も蓮の触る…」

「嬉しいけどそれはまた今度な。今日は俺が晴を気持ち良くしたい。」

気付いた晴が伸ばしてきた手にキスして、やんわり断る。

今触られたら秒で爆発しそうだ。

ちょっと不服らしい晴の太腿を撫でて宥めてながら、そのまま足をグッと開かせる。

「わっ…!蓮!そこは汚いから…!」

「晴に汚い所なんて無い。」

慌てる晴の蕾に口付けて、舌で愛撫して。

「やっ、ダメ……!」

晴は滅多にここを舐めさせてくれない。

今も頑張って阻止しようとしてるが、これだけ力の差があると戯れつかれてるようなもんだ。

暴れようとする脚を軽く抑え込んで、小さな穴に舌を捻じ込む。

「んっ…あっ…ダメ、だってばぁ…!」

そんな艶っぽい声でダメなんて言われてもなぁ。

晴が恥ずかしがる所ほど舐め回したくなるのはどうしてだろうか。

唾液を使ってグチュグチュと抜き差しを繰り返すと、晴から上がるのは甘い嬌声のみになって。

用意しておいたローションを指に纏わせると、解れてきた晴のそこにゆっくり入れていく。

「晴、痛くねぇ?」

「だいじょぶ…なんか、あったかい…」

温める事で弛緩作用を得られる商品の効果だろう。

「辛かったら直ぐ言えよ。」

そう言って、指を1本増やす。

時間をかけて丹念に解すつもりが、思いの外スムーズに広がってきて。

もしかして、と思い当たった。

「晴、自分でしてた?」

すると晴は顔を真っ赤にして目を彷徨わせる。

「だって…今日最後までするかなって…」

やっぱり晴もそう思ってたらしい。

それで1週間前から風呂で解してた、と。

「その…ナカも、綺麗にして来た…」

俺と繋がる為にだと思うとイジらしすぎる。

「だから、早く挿れて欲しい…」

強請るように腰を揺らされて、俺の理性もグラグラ揺れる。

「お前は…マジで俺を煽る天才だな…。」

それでも直ぐに突っ込む訳にはいかない。

更に指を増やした俺を見て、晴が狼狽える。

「蓮、なんで…あっ!そこは…やぁぁンッ!!」

「ここ、晴が1番感じる所。まずはここで気持ち良くなろうな?」

「アっ…アンっ…あっ、あっ…!!」

前立腺を弄って鳴かせながら、更に解していく。

少しの痛みも与えないように、入念に。

暫くそうして、晴からクタリと力が抜けた所で漸くゴムを取り出した。

と、ポヤンとした晴が手を伸ばしてくる。

「どした?着けてくれんの?」

口で破ろうとしていた1つを渡すと、首を横に振る。

「箱もちょうだい。」

「は?いいけど…」

良く分からないが言われるままに箱ごと渡した。

と、受け取った瞬間、晴がそれをポイッと投げる。

宙を舞ったそれがドア付近にポトリと落ちるのを、俺はあっけに取られて眺めて。

「あれいらないから…そのままシて…?」

「ッッお前なぁ…!」

大胆かつエロい行動に頭をかかえた。

そりゃ、俺だってできる事ならナマでしてぇよ。

だけど、そうしないのは…

「晴の身体に負担かかるんだぞ…」

受け入れる側の方の負担がデカイのは確実だ。

「分かってる…。今日だけだから、お願い…」

譲らない潤んだ瞳を見て、気が付いた。

夢とは言え、俺を喪う経験をした晴は不安なんだ。

きっと、隔たり無しで俺を受け入れたいと思うくらいに。

「…分かった、今日だけな。」

そう言って晴の蕾に先端を押し付けると、そこは俺を誘うように蠢いた。

「ん。蓮、来て…」

さっきから晴の言動に煽られっ放しの俺のモノは、大量に先走りを流していて。

それを潤滑剤にしてゆっくりと晴のナカに沈めていく。

晴が息を詰まらせる度に止まって、落ち着いたらまたゆっくりと進んで。

「蓮…、も、いいから…はやくぅ…」

苦し気な表情なのにもどかしいのか、晴が腰を揺らす。

それでも心を鬼にして慎重に身を沈めていくと、さっき散々弄った晴人のイイ所に到達して。

「んやぁぁ!」

押し潰される刺激が堪らないのか、晴が嬌声を上げた。

そこからはスムーズにほぼ根本まで挿れると、ゆっくりと律動を開始する。

「あっ…!…あぁッ…」

トロリとした表情の晴をもっと甘やかしたくて、優しく溶かすように腰を揺らして。

「んっ…蓮、あぁっ…もっと動いて…」

「ダメ、次は優しくするって言ったろ?…ってコラ!」

腰に巻き付いた晴の脚が更に奥へと俺を押し込もうとする。

「ンッ…もっと2人で気持ち良くなりたい…」

抱き付いて首筋を甘噛みしながらそんな事を言われたら堪らない。

「…いいんだな?」

コクンと頷いた晴の脚を抱え上げる。

グチュンと音をさせて腰を押し付けると、さっきまでとは比べ物にならない速度で腰を振る。

「あぁぁっ、きもちぃ…蓮、きもちぃ…!」

「俺も…はぁ…気持ち良すぎてヤバイ…!」

晴のナカが俺を迎え入れるように絡み付いてくる。

いつの間にか暗くなった部屋に、抱え上げた晴の白い脚がユラユラと揺れて。

「アッ…蓮、れんッ!!」

名前を呼ばれる度にキスして強く抱きしめて。

俺の熱を晴に教え込む。


ドォォンッ


ふいにデカイ音がして部屋に赤や青の色彩が散った。

「花火か…」

本当に初めての時みたいだ。

あの時は花火に気を取られる晴を俺が引き戻したけど…

「ッ蓮、余所見しちゃやだ…俺の事だけ見てて…」

窓に向けた顔を戻されて、気を引くようにキスされて。

可愛いヤキモチについ口許が緩む。

「いつだって晴の事しか見てねぇよ。」

宥めるように律動を再開して。

晴の気持ちいい所を繰り返し擦って、イかせる動きに変えていく。

縋り付いてくる体温が愛おしくて、狂ったように腰を振りたい衝動を押し殺して。

そうやって自分を抑えていたのに。

「蓮…ッ、ンッ…もっと奥まで、シて…?」

喘ぎながら言われた言葉に思考が停止する。

「あれは…もうしない…」

この大切な存在を、犯すように抱いてしまった記憶が甦る。

苦い苦いそれは、きっと消えない。


だけど…忘れていた。

そんなもの軽く乗り越えて来るのが晴だって事を。

「大丈夫、だから…。っ…蓮の事、1番奥で感じさせて…」

薄い腹の上から俺のモノを撫でられて、カッと頭が熱に支配される。

「…怖くないか?」

掠れた声で尋ねると、ギュウと抱き付いてきて。

「うん、前も気持ち良かったって言ったでしょ。
だけど…今日はいっぱい好きって言いながらして欲しい。」

ここまでくると可愛いの暴力だろ。

喉の奥で唸りながら晴の腰を引き寄せる。

「いくぞ」

それだけ言って、猛り狂う自分のモノを更に突き入れた。

グポンと音がした瞬間、開いた最奥が俺を受け入れる。

「あぁぁっ!…あんっ…ァァっ…!」

「晴、好きだ…好きだよ…」

「んっ、アッアッ、ぁあ!」

好きだと言う度にうねって俺の先端に吸い付くのが愛おしくて、頭がバカになりそうに気持ち良くて。

「ンッ、れん…アァッ…奥に…ッだして…」

「~~~ッッ!晴、愛してる…!!」

その瞬間、プシャッと晴が潮を吹いた。

「あぁぁぁぁぁッ!!!」

腰を弓形にそらして、俺のモノを強く締め付けて。

「…うっ…あぁ…!」

堪らず晴のナカに白濁を放つと、凄まじい快楽に脳が湯立つ。

最後の一滴を出し尽くすまで味わって、漸く引き抜いた。

額の汗を払って晴を見ると、今にも寝そうで。

横に並んで抱き寄せると、甘えるように胸に頭を乗せてきた。

「晴、安心した?」

そう尋ねると、晴が微笑む。

「うん。…蓮、俺も愛してる。」

そう告げて、安心しきったように腕の中で眠る最愛。


あぁ、俺は世界で一番幸せだ。


咲き乱れる夏の花で満たされた部屋で、幸福を噛み締めた。



●●●


※補足※
前回の話で晴が最初に覚醒したのは夢の中。
夢の中で「懐かしい夢を見てた」と思ってます。

2度目は現実。
ブランケットは陽子がかけた物です。
ソファで眠る晴に気付いて、風邪を引かないようにしてから出掛けて行きました。


切藤家着→晴と陽子お喋り(蓮は自室へ)→晴うたた寝(ブランケットかけて陽子は外出)→晴1度目の覚醒(夢の中)→蓮の死(夢の中)→晴2度目の覚醒(現実)→蓮と遭遇(現実)→ギャン泣き

蓮が制服姿だったので晴の中で夢と現実が更にごっちゃに…笑


二人がしっかり向き合って本音を話せなかった場合、この夢みたいな未来が待ってたのかもしれません。

























真相は桜守りのみぞ知る?🌸






















































































































































































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