【完結まで残り1話】桜の記憶 幼馴染は俺の事が好きらしい。…2番目に。

あさひてまり

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高校生編side晴人 たくさんの初めてを君と

108.久しぶりの ※

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「あっ…ふっ、あぁっ…」

「狭くなってんな。後ろ一回も触ってねぇの?」

「…………。」

「晴?」

「いやぁっ、そこグニグニ、しな…で…はぁん…」

「自分でしたのか?」

「やっ、一回、だけ…でも…気持ちいいとこ届かなくて…蓮のじゃないと…あぁぁっ!?」

「晴、俺の欲しかった?」

「うやぁぁ、欲しかっ…た…から、ソレ、も…やめてぇ…イッちゃうから…!あっ…!あぁぁっ!!」

背中に多い被さる蓮からの責め苦に、パタパタとシーツの上に落ちる俺の白濁。

後ろを弄るグチュグチュとした音は鳴り続けてて、逆の手では乳首を捏ね回されてる。

「れん…も…気持ち良すぎて、怖い…!!」

「そうだな。もっとしてやる。」

「やぁぁぁ!あっ…あっん…」

「すげぇ指に吸い付いて来るな。」

「ん…れん…もっと触ってぇ…」

「ぐっ…煽んなっての…!ドコがいいんだ?」

「ンッ…ここ…擦って欲し…ひゃう!」

ピュルッとまた飛び出した白濁を見ながら蓮が囁く。

「もう大分薄くなってる。」

昼間に抜き合って放って、その後暫く寝て。

父さんが用意してくれたお疲れ会の料理に舌鼓を打ってから、また蓮の部屋に移動して来た。

それから、狭くなった俺のソコを蓮が執拗に弄ってくるせいでもう何度も達してしまった。

そりゃ薄くもなるだろって話だ。

「前も後ろも触られて…気持ち良くて腰ふってんの、可愛いな。」

自分の痴態を言葉にされて羞恥が湧き出るのに、もっとして欲しくて堪らない。

「蓮…!も、挿れて…!!」

ズクズクと奥が疼いておかしくなりそうだ。

「コレ、欲しい?」

熱い切っ先を押し当てられて身体が震える。

「あっ、欲しっ…」

「挿れてどうしたいの?」

「んっ、蓮ので、奥…気持ちぃの、ゴリってして…!」

今日は恥ずかしい言葉を沢山言わされる。

「ひゃぁぁぁんっ!熱い…あっ、あっ…」

強請って懇願して、やっと叶えられた望みに、ナカが連を締め付けるのが分かった。

「んっ…締めすぎだ…チョイ緩めろ…」

「ど、したらいいか…分かんな…あっ!ソコ…!」

「ココ好きだなんだよな?」

「あぁんっ、そこ気持ちぃ…れん…!」

ゴチュゴチュと張り出した部分でしこりを押し潰されると頭が真っ白になる。

「あっ、あっ…もっと…して…!」

「バカッ、加減しようと思ってんのに…!」

「あぁぁ!激しッ!アッ、イク!イクぅ!」

「俺も、出る!」

ゴム越しに蓮が弾ける気配が伝わった。

暫くお互い肩で息をして呼吸を整える。

「晴、抜くぞ。」

「あんっ…ダメ…抜いちゃヤダ…」

思わず力を入れると、蓮の眉が苦し気に寄った。

「バカ…マジで理性飛ぶからやめろ…ほら、キスしてやるからこっち向け。」

バックでしてたせいで全然キスができなかった。

身体を捻って後ろを向くと、熱い舌が入ってくる。

「ふっ…ンッ…」

その熱を味わってる間に、蓮の昂りが全部抜かれた。

喪失感が寂しくて腰が揺れてしまう。

「エッロ…!」

唇を離されて、もう終わりなのかと焦った。

やだやだ、もっと欲しい。

蓮とずっと繋がっていたい。

霞がかかったような頭の中では、それしか考えられなくなって。

「蓮、もっとして…!」

抜かれたばかりでまだ柔らかいソコを見せ付けるように開くと、蓮がゴクリと息を呑んだ。

「…ッ、暫くしてない間にこんな技覚えたのか?」

クルッと少し乱暴にひっくり返されて、身体を持ち上げられた。

膝立ちにされて蓮を見ると、ゴムの袋を口で開けてる。

「これ替えるから抜いたんだよ。1回で足りる訳ねぇだろ。」

そう言って、まだ力強く勃ちあがってるそれに装着する。

「ほら、おいで晴。」

胡座をかいた蓮が両腕を広げて俺を呼んで、嬉しくて擦り寄った。

だけど蓮に跨るようにして座ろうとした時、硬いモノが入り口に当たった。

え?と思った時には、それはもう俺の中に入り込んで。

「うっ…あっ、あぁ!?」

「腰持ってるから大丈夫だ。力抜け。」

もうヒザはガクガクして力が入らない。

「ゆっくりするから。」

徐々に蓮の腕からも力が抜けて、それに比例して昂りが奥に入ってくる。

「はっ…はぁん、んんっ…」

「上手に飲み込めてる。」

褒めるようにキスされて、口内を弄られる。

あぁ、気持ちいいーーー。

フニャリと力が抜けたのを見計らったように、腰を持つ蓮の手が離れた。

支えを失った俺の身体はそのまま落ちてーー

「~~~~~ッ!?!?」

蓮の剛直に串刺しにされて、目の前に火花が散った。

キスで塞がれた唇からは悲鳴すら出せず、ただただ、強すぎる刺激に耐える。

「晴、息しろ。ほらっ。」

離れた唇から喘ぐように息を吸うと、背中を撫でられた。

「うっ、ひどい…大丈夫って、言ったのに…」

あまりの事に涙がポロポロ出てくる。

「泣くな、晴。ごめんな?」

涙を指と唇で受け止めながら、蓮が続ける。

「でも、気持ち良かっただろ?」

そう言って指差したのは俺の腹で。

そこはたった今自分が出したもので濡れていた。

「えっ…?」

「ナカだけでイッたな。」

そ、そんな…。

ショックなのと恥ずかしいので真っ赤になる俺を見て、蓮がクスクス笑う。

「晴、下向くな。優しくするから顔見せて。」

腰を少し揺すられると、中から緩い快感が広がった。

「この体位なら乳首も弄れるし。晴好きだろ。」

「違っ、好きじゃな…あぁんっ!」

舐められて吸われて、嬌声が漏れ出る。

「あっ、やっ…んんっ…!」

「めちゃめちゃ感じてんじゃん。」

「んっ…ふぅ…イジワル…言わないで…あっ…」

「好きじゃないならやめるけど?」

「やんっ、ダメ…やめちゃ…だめ…」

「はぁぁ、最高に可愛い。」

「あぁぁっ!」

甘噛みされた快感を、背を弓形にして逃す。

「晴、俺の首に手ェ回せ。」

言われた通りにすると、蓮と目が合った。

「キスしながらシよ。ちゃんと捕まってろよ。」

そうして、ゆるゆると揺さぶられる。

深いキスの気持ち良さと、中からの甘い刺激。

それから、時折乳首を愛撫してくる指に背骨が痺れるようなじんわりした快楽が続く。

激しい時みたいに嬌声が湧き上がる感じじゃない。

なのに、頭の中がフワフワする。

俺の中はピクピクと痙攣し続けてて、蓮のモノに絡みついて離さない。

蓮が時折発する溜息みたいな熱い呼吸が、その快感をこっちにも教えてくれる。

「蓮、気持ちぃ?」

唇を離して聞くと、蓮が頷いた。

「気持ち良すぎる…ずっとお前の中にいたい…。」

「ん…俺も、気持ちぃ……」

「うっ、絡みついてきてヤベェ…」

「ん…ん…」

「っ….、もしかして、甘イキし続けてんのか?」

蓮が何か言ってるけど良く分からなくて。

ただ一緒に気持ち良くなれてる事に満足する。

「マジか…どんだけ素直なんだよお前の身体…。」

呻くような蓮の声に、ほんの少し意識がハッキリした。

「な、に?」

「晴、何があっても俺以外に身体触らせんなよ?」

「え?」

「こんなん他の奴に見られたら、俺ソイツ殺しちゃうわ。」

「ん…そうなの?」

「そうなの。だから俺だけにして。」

「ん、蓮だけだから、ぜったい大丈夫…。」

蓮以外に触られたいなんて微塵も思わない。

だから、もっとーー。

「蓮しか触っちゃダメだから…もっと…」

「……………。」

「あっ、なんかおっきくなった…?」

「……晴、もっと動いていい?」

「うん?」

ボンヤリする頭で曖昧に返事をすると、次の瞬間には背中がシーツに着いてた。

繋がったまま押し倒されたんだと理解した時には、もう激しい抽送が始まってて。

「あっ!あっ!!」

「晴、お前は俺のだ!」

「あぁぁぁっ!!」



その後も、何度も何度も交わって。

翌日羞恥で発狂する事になるのも知らず、俺はただ甘い熱に身を委ねた。

●●●


















晴は最中の記憶がボンヤリ残るタイプ。
しっかりは覚えてなくても、自分が乱れた自覚があるので翌朝は悶える。
蓮はそれを揶揄って晴を怒らせて、めちゃめちゃ機嫌を取る事に。笑








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