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高校生編side晴人 守る為に闘う事と事件の決着
67.仲直り ※
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微ですが※です!
●●●
詳しく話しを聞きたいからと連れて来られた理事長室で、俺と蓮は二人きりにされた。
他の三人は別室で聴取中なのに何故だ。
「蓮、何で学校にいたの?」
「クロから連絡あった。」
クロって黒崎君の事か。
蓮の話しによると、黒崎君から『萱島君ピンチ!』って電話があったらしい。
しかもそれがテレビ電話で、橋本先輩と対峙してる俺達が生中継されてたそうな。
「撮影現場から車で帰る途中だったんだよ。
通り道だからギリ間に合った。」
蓮は謹慎中、蓮母の仕事の手伝いをする事になってたらしい。
『母親の仕事の手伝いで絆を深める』って名目で。
アパレル会社社長の蓮母の手伝いは、自社製品のモデルをする事だった。
人がいない時間を狙って早朝から撮影して、丁度帰ってるタイミングで黒崎君からの連絡を受けたそうだ。
黒崎君、あの状況でテレビ電話繋ぐとか冷静だなぁ。
きっと証拠を映像で残す狙いもあったんだと思う。
「おい!聞いてんのか?」
ちょっと前の出来事を思い出してた俺は、蓮の声にハッと我に返った。
ソファで隣り合わせに座ったまま、身体の向きを変えて俺の両肩を掴んでる。
「え?何?」
「何?じゃねーよ。俺が間に合って無かったら殴られてたんだぞ!」
「あ、うん、そうだね!ありがとう!」
違う!と言いながら脱力した蓮が、おれの肩の上に額を乗せて呻く。
「お礼じゃなくて、心配かけないように自衛してくれ。マジで寿命がヤベェから。」
「えぇー?大袈裟だなぁ!」
ハットを取った蓮の髪が頬にあたって擽ったい。
それもあってヘラヘラ笑いながら言ってしまった。
これがいけなかったよね。
「お前なぁ…反省してないだろ…。」
一段低くなった蓮の声に、俺の脳裏に更衣室での事が過ぎった。
あの時も蓮は怒ってて。それで…
「んんっ!」
あっと思った時には遅かった。
ソファの背もたれに俺を押し付けた蓮の唇が俺の唇を塞ぐ。
「…やっ…んっ…!」
最初からベロ入れるやつじゃん!
ちょっと待って!お願いだから待って!
俺を押さえつけてる蓮の腕をタップする。
「な、何ですぐキスすんだよ⁉︎⁉︎」
渋々離れた蓮に抗議すると、蓮はニヤッと笑った。
「その方が素直に言う事聞くだろ?」
「は、はぁ⁉︎何言って…あっ!だからダメ…んうっ…」
顔が真っ赤になってるのが分かる。
そうだけど!
あの時は更衣室でキスされまくって(それ以上もされて)自白しちゃいましたけど!
「晴、もっと舌出して。」
出す訳ないだろ、って頭では思ってるのに。
言われるがままに舌を伸ばして蓮を待ってしまう。
そこに濡れた蓮の舌が絡んで、強く吸われるとゾクゾクした感覚が背骨を駆け上がった。
気持ち良さに、無意識に蓮の背中に手を回してギュッと抱き締める。
「…っ!気持ちいいのか?晴?」
「…ん…気持ちぃ…あっ!」
ぽわぽわする頭で答えると、いつの間にかシャツの下から侵入してた手が俺の脇腹を撫でる。
「わっ!擽った…ふふっ。」
思わず笑ってしまったけど、そんなの一瞬だった。
「っあぁ!!」
蓮の手がソコーーー俺の左胸の尖りに触れるとビクリと身体が震えた。
「…っ感度最高かよ…可愛いすぎだろ。
なぁ、晴?反対も触っていい?」
その間も左胸の乳首は蓮の指で弄ばれてて、俺は必死に首を横に振った。
「あっ、ダメ、ダメ…ビリビリするから触んないで…!!」
蓮の指が動く度に身体に熱い何かが溜まっていくみたいだ。
「ダメなの?じゃあ、こっち側だけ沢山触るな?」
愉し気持に笑った蓮に指先でソコを優しくクリクリと回されて息が詰まった。
「んんっ…やぁん…あっ…!」
優しく撫でたり、指の間に挟まれて捏ねられるのが堪らない。
「優しいのが好き?それとも…強いのがイイ?」
「っあぁぁん!!」
言葉と共に指で強くそこを弾かれて、今までの比じゃないくらい甘い声が出た。
「…あぁ…可愛い、晴。
ヤベェな、我慢効かねぇかも…。」
耳元で囁かれて訳が分からない。
もうやりたい放題やってんじゃん…。
現に俺はもう限界だ。主に、アレが。
「蓮、も、無理…勃っちゃう…」
正確にはもう兆してきちゃってる訳で。
これ以上されたら、理事長室でナニを元気にしてる変態野郎になってしまう。
目を見て懇願すると、蓮の動きがピタリと止まった。
「~~~っ!!お前なぁ!!それは煽ってるだけだからな⁉︎⁉︎」
「えっ⁉︎あっ!!」
ソファに押し倒されたんだって気付いた時には、蓮の身体に組み敷かれてめちゃめちゃにキスされてた。
「ス、ストップ!…蓮、んっ、止まっ…!」
息継ぎの合間に必死で言うと、蓮は荒い息を吐きながら苦し気に言った。
「バカ!乳首弄っただけで勃つなんて言われて、止まれる訳ねーだろ!男子高生なめんな!」
ちょっ!なんか俺がエロいみたいな言い方やめて!
男子高生の性欲が旺盛なのは分かるけど…
あれ、って事はさ、蓮って俺にそう言う欲を感じてるの?
でも蓮が俺の事好きな訳ないし…。
つまり、あれか。
蓮は、男が好き…?
あれ?じゃあ遥は?
あ、男女どっちも恋愛対象って事?
それなら…俺にも少しは可能性がある?
「晴?」
動かなくなった俺に、蓮が訝し気に名前を呼ぶけど頭の中は今の考えでいっぱいだ。
「はっ⁉︎待て!悪い、やり過ぎた…!」
突然オロオロし出す蓮にこっちが困惑する。
え、どうしたの?
こんな蓮初めて見るんですけど。
「俺が悪かったから!な?
もうしない!…したくなっても我慢するから泣くな!」
我慢?泣く?
何言ってんの?
そう思ってると、蓮が俺の身体を起こして向かい合わせに膝に乗せた。
抱きしめられて髪を撫でられて、頬に唇があたる。
あっ
そこで初めて自分が泣いてる事に気付いた。
蓮の体温を感じて、もしかしたら蓮に好きになってもらえる可能性があるかもしれないって思ったら、何か涙が出てきちゃったんだよ。
蓮の唇と指で涙を拭われると、さらに止まらなくなった。
好き。本当に、好き。
「うぅ…蓮、ごめんね…。助けてくれてありがとぉ…ぐすっ。」
「…え、このタイミングでそこに戻る?」
困惑する蓮を置き去りにして俺は続ける。
「いつも助けて貰ってばっかりで…俺、今回は蓮の事守りたかったんだけど…結局助けてもらっちゃったし…グスッ…それに、元はと言えば俺のせいだし…ふぅぅ…。」
情けない。
好きなのに、蓮のために何もしてあげられない自分の無力さが悔しい。
「バカ。俺はいつも晴に助けられてる。」
強く抱きしめられて、蓮の顔が見えなくなった。
「お前は自分が意識してない所でいつも俺を救ってくれる。ガキの頃からずっとだ。
今回みたいに危ないのは心配だから止めて欲しいけど…俺のために頑張ってくれたんだろ?
嬉しかった。ありがとな。」
優しい言葉に、縋るように蓮に抱きつく。
「晴がいないとシンドイ…。
だから、俺から離れて行くな。」
少し掠れた声でそう言われて、もしかして蓮も泣いてるんじゃないかって。
見えないけど、そう思った。
●●●
長くなったので事件のアレコレは次回。
ようやく仲直りできました(*´∀`*)
●●●
詳しく話しを聞きたいからと連れて来られた理事長室で、俺と蓮は二人きりにされた。
他の三人は別室で聴取中なのに何故だ。
「蓮、何で学校にいたの?」
「クロから連絡あった。」
クロって黒崎君の事か。
蓮の話しによると、黒崎君から『萱島君ピンチ!』って電話があったらしい。
しかもそれがテレビ電話で、橋本先輩と対峙してる俺達が生中継されてたそうな。
「撮影現場から車で帰る途中だったんだよ。
通り道だからギリ間に合った。」
蓮は謹慎中、蓮母の仕事の手伝いをする事になってたらしい。
『母親の仕事の手伝いで絆を深める』って名目で。
アパレル会社社長の蓮母の手伝いは、自社製品のモデルをする事だった。
人がいない時間を狙って早朝から撮影して、丁度帰ってるタイミングで黒崎君からの連絡を受けたそうだ。
黒崎君、あの状況でテレビ電話繋ぐとか冷静だなぁ。
きっと証拠を映像で残す狙いもあったんだと思う。
「おい!聞いてんのか?」
ちょっと前の出来事を思い出してた俺は、蓮の声にハッと我に返った。
ソファで隣り合わせに座ったまま、身体の向きを変えて俺の両肩を掴んでる。
「え?何?」
「何?じゃねーよ。俺が間に合って無かったら殴られてたんだぞ!」
「あ、うん、そうだね!ありがとう!」
違う!と言いながら脱力した蓮が、おれの肩の上に額を乗せて呻く。
「お礼じゃなくて、心配かけないように自衛してくれ。マジで寿命がヤベェから。」
「えぇー?大袈裟だなぁ!」
ハットを取った蓮の髪が頬にあたって擽ったい。
それもあってヘラヘラ笑いながら言ってしまった。
これがいけなかったよね。
「お前なぁ…反省してないだろ…。」
一段低くなった蓮の声に、俺の脳裏に更衣室での事が過ぎった。
あの時も蓮は怒ってて。それで…
「んんっ!」
あっと思った時には遅かった。
ソファの背もたれに俺を押し付けた蓮の唇が俺の唇を塞ぐ。
「…やっ…んっ…!」
最初からベロ入れるやつじゃん!
ちょっと待って!お願いだから待って!
俺を押さえつけてる蓮の腕をタップする。
「な、何ですぐキスすんだよ⁉︎⁉︎」
渋々離れた蓮に抗議すると、蓮はニヤッと笑った。
「その方が素直に言う事聞くだろ?」
「は、はぁ⁉︎何言って…あっ!だからダメ…んうっ…」
顔が真っ赤になってるのが分かる。
そうだけど!
あの時は更衣室でキスされまくって(それ以上もされて)自白しちゃいましたけど!
「晴、もっと舌出して。」
出す訳ないだろ、って頭では思ってるのに。
言われるがままに舌を伸ばして蓮を待ってしまう。
そこに濡れた蓮の舌が絡んで、強く吸われるとゾクゾクした感覚が背骨を駆け上がった。
気持ち良さに、無意識に蓮の背中に手を回してギュッと抱き締める。
「…っ!気持ちいいのか?晴?」
「…ん…気持ちぃ…あっ!」
ぽわぽわする頭で答えると、いつの間にかシャツの下から侵入してた手が俺の脇腹を撫でる。
「わっ!擽った…ふふっ。」
思わず笑ってしまったけど、そんなの一瞬だった。
「っあぁ!!」
蓮の手がソコーーー俺の左胸の尖りに触れるとビクリと身体が震えた。
「…っ感度最高かよ…可愛いすぎだろ。
なぁ、晴?反対も触っていい?」
その間も左胸の乳首は蓮の指で弄ばれてて、俺は必死に首を横に振った。
「あっ、ダメ、ダメ…ビリビリするから触んないで…!!」
蓮の指が動く度に身体に熱い何かが溜まっていくみたいだ。
「ダメなの?じゃあ、こっち側だけ沢山触るな?」
愉し気持に笑った蓮に指先でソコを優しくクリクリと回されて息が詰まった。
「んんっ…やぁん…あっ…!」
優しく撫でたり、指の間に挟まれて捏ねられるのが堪らない。
「優しいのが好き?それとも…強いのがイイ?」
「っあぁぁん!!」
言葉と共に指で強くそこを弾かれて、今までの比じゃないくらい甘い声が出た。
「…あぁ…可愛い、晴。
ヤベェな、我慢効かねぇかも…。」
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現に俺はもう限界だ。主に、アレが。
「蓮、も、無理…勃っちゃう…」
正確にはもう兆してきちゃってる訳で。
これ以上されたら、理事長室でナニを元気にしてる変態野郎になってしまう。
目を見て懇願すると、蓮の動きがピタリと止まった。
「~~~っ!!お前なぁ!!それは煽ってるだけだからな⁉︎⁉︎」
「えっ⁉︎あっ!!」
ソファに押し倒されたんだって気付いた時には、蓮の身体に組み敷かれてめちゃめちゃにキスされてた。
「ス、ストップ!…蓮、んっ、止まっ…!」
息継ぎの合間に必死で言うと、蓮は荒い息を吐きながら苦し気に言った。
「バカ!乳首弄っただけで勃つなんて言われて、止まれる訳ねーだろ!男子高生なめんな!」
ちょっ!なんか俺がエロいみたいな言い方やめて!
男子高生の性欲が旺盛なのは分かるけど…
あれ、って事はさ、蓮って俺にそう言う欲を感じてるの?
でも蓮が俺の事好きな訳ないし…。
つまり、あれか。
蓮は、男が好き…?
あれ?じゃあ遥は?
あ、男女どっちも恋愛対象って事?
それなら…俺にも少しは可能性がある?
「晴?」
動かなくなった俺に、蓮が訝し気に名前を呼ぶけど頭の中は今の考えでいっぱいだ。
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え、どうしたの?
こんな蓮初めて見るんですけど。
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もうしない!…したくなっても我慢するから泣くな!」
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何言ってんの?
そう思ってると、蓮が俺の身体を起こして向かい合わせに膝に乗せた。
抱きしめられて髪を撫でられて、頬に唇があたる。
あっ
そこで初めて自分が泣いてる事に気付いた。
蓮の体温を感じて、もしかしたら蓮に好きになってもらえる可能性があるかもしれないって思ったら、何か涙が出てきちゃったんだよ。
蓮の唇と指で涙を拭われると、さらに止まらなくなった。
好き。本当に、好き。
「うぅ…蓮、ごめんね…。助けてくれてありがとぉ…ぐすっ。」
「…え、このタイミングでそこに戻る?」
困惑する蓮を置き去りにして俺は続ける。
「いつも助けて貰ってばっかりで…俺、今回は蓮の事守りたかったんだけど…結局助けてもらっちゃったし…グスッ…それに、元はと言えば俺のせいだし…ふぅぅ…。」
情けない。
好きなのに、蓮のために何もしてあげられない自分の無力さが悔しい。
「バカ。俺はいつも晴に助けられてる。」
強く抱きしめられて、蓮の顔が見えなくなった。
「お前は自分が意識してない所でいつも俺を救ってくれる。ガキの頃からずっとだ。
今回みたいに危ないのは心配だから止めて欲しいけど…俺のために頑張ってくれたんだろ?
嬉しかった。ありがとな。」
優しい言葉に、縋るように蓮に抱きつく。
「晴がいないとシンドイ…。
だから、俺から離れて行くな。」
少し掠れた声でそう言われて、もしかして蓮も泣いてるんじゃないかって。
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