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第四章
44 〜い、痛い!!
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──────────────
カイは唇を離して、智美の様子を目に映す。
薄暗い部屋の簡素なベッドに、荒い息をしながらくたりと、悦に入った様子で横たわる己の泉侶に、うっとりとカイは魅入る。
魔力酔はしても魔力を引き受けただけで、龍泉の副作用の淫効果はでないのだが、魔力酔の酩酊感と性的興奮で、気持ちが本能に近くなっているのだろう。
下のにのばした手に触れる、智美の下着は既にぐっしょりと濡れている。
薄らと濡れた下着に透ける割れ目に、カイは指をあてがい軽く擦る様に何度か弄ると、そんな軽い愛撫にも感じるのか、智美は身体がビクビクと震え嬌声をもらす。
「あぁ~あっ」
艶やかな声に惹かれて、智美の顔を見ると、口を薄らと開けて、少し苦しそうな息づかいに潤んだ瞳でこちらをぼんやりと見ていた。
その視線にカイはたまらなくなり、顔中に口付けの雨を降らせながら、下を弄っていた指で下着をずらして、智美の熱くぬかるんだ蜜壺に指を一本差し入れた。
おそらく慣れていないその場所は、異物を入れられて不快だったのだろう、智美は少し眉をひそめていた。
不快な様子を浮かれた気分でカイは見詰める。
催淫効果が出ているのに、蜜壺で悦楽を得ることができていないのは慣れていないから、初めてなのだろと思うと、はやる自分の心と身体を戒める。
指一本入れてるだけなのに、ぬかるんだ中はキツそうで、眉をひそめている様子に、自分とのこの行為で悦楽を覚え込ませるように、カイは入れている指をそのままに、蜜壺の上にある悦芽に蜜壺から溢れ出ていた蜜をそっと親指で擦り付けた。
「ひっあっああ」
そっと擦っただけの愛撫で智美は嬌声を上げ、中に入れていた指をギュッと締め付ける。
智美の艶のある声にカイはそのまま、悦芽と蜜壺を同時に擦るように愛撫し続けた。
得易い悦芽の快楽に智美は翻弄される、一緒に擦られている蜜壺の違和感は無くなり、愉悦で溢れる蜜を得て、蜜壺から漏れる卑猥な水音が大きくなる。
その音からも耳を侵されたように感じてしまい、ゾクゾクとした気持ち良さが、智美の身体を痙攣させる。
その時、蜜壺の入り口辺りを弄っていた指が、奥までグッと入れられたと同時に、優しく擦っていた悦芽をぐりっと少し強く弄られて、強い刺激に智美は押し上げられて、目の前がチカチカしたような真っ白な視界になり、掠れた様な一際高い声を上げてイッた。
カイは智美がイッた時息を詰めていたため、今は荒い息をハアハアとつき、指に感じる締め付けが己の肉杭を締め付けるのを想像してしまい、さらにたまらなくなり急いで自分の服を脱ぐ為に、慌てた様に指を引き抜いたためか、その衝撃も悦に触れたのか、智美から声が漏れた。
「あぁっ」
『!』
その声にカイは急いで自分の衣服のみならず、下着も脱ぎ捨て、達した悦楽でうっとりとぼんやりしている智美の脚の間に陣取り、智美のヨレヨレになった下着を外すと、もうすでに涎を垂らしながらいきりたっている己の肉杭を、智美の蜜壺へあてがった。
「い、痛い!!」
グッとそのまま押し込もうとすると、智美から痛がる声が上がった、そこでカイはハッと我にかえるが身体はいきりたったままで、このまま突き入れたい欲求と戦う、あてがった蜜壺は悦楽を与えたがまだ狭く、とてもカイの肉杭を受け入れられそうもない。
カイは処女を相手にしたことがなかった。
だが、最初は痛いモノだと聞いたことがあるので、そこで迷いが生じるが、身体は欲求のまま進めようと、熱く硬い肉杭をぐりっと押しあてるが、智美はやはり痛がるし先すらも全く入らない。
カイは一瞬考えた後、智美のむっちりとした太腿を撫であげ、開いていた智美の両脚を片腕で纏めて抱え持ち上げる。
軽く逆さに抱え上げられるようにされ、少し放心していた智美は、何をされるのか分からず、少し不安な表情を見せた。
肩はシーツについているのに、背とお尻は宙に浮くその格好は、智美には自分の身体が良く見えてしまっているが、悦に侵されているのか、ぼんやりと不安そうにカイを見るだけで、抗いはしなかった。
智美は、浮いていた腰をがしりとつかまれたと思ったら、熱く太いモノが、智美の蜜壺と悦芽を摩るようにあてがわれ、愛液で濡れた太腿を抜き差しし出した。
「あ、あ、ああっつ、うあん、あ、あっ」
声が自然にこぼれ落ちる。
何度かイッたおかげか、智美の霞んでいた意識が戻ってきていたが、カイから与えられる悦びに身体が引きずられていき、何も考える事が出来ない。
いわゆる素股をされているわけだが、それすらも思いつかず、唯々気持ちいいだけが頭を占めていく。
(きもちいい…いい…きもち…いい…いい…)
薄暗い部屋の中に智美の嬌声とカイの荒い息づかいと、肌と肌がぶつかり合う破裂音と卑猥な水音が響き渡る。
熱く硬いカイの肉杭で、悦芽と蜜壺の口を思いのまま責められ、身体に溜まりゆく悦に智美が昇り詰めようとした時、行為の間中声を出さなかったカイに名を呼ばれた。
『くっ、サトミっ』
「!!!!」
智美はそれを引き金に、背を一際逸らして、息を吐くようにか細い悲鳴を上げて達し、その智美の様子にあてられ、あたかも蜜壺に突き入れるように、智美のむっちりとした髀肉に肉杭を穿ち、腰を打ち付けると、カイも欲望の熱い白濁を智美の上に吐き出した。
智美は悦に入ったまま、熱い物が腹や胸にかかり、飛沫が顎から垂れていくのを感じていた。
──────────────
後書き
なんて言うか、色々すみません。
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カイは唇を離して、智美の様子を目に映す。
薄暗い部屋の簡素なベッドに、荒い息をしながらくたりと、悦に入った様子で横たわる己の泉侶に、うっとりとカイは魅入る。
魔力酔はしても魔力を引き受けただけで、龍泉の副作用の淫効果はでないのだが、魔力酔の酩酊感と性的興奮で、気持ちが本能に近くなっているのだろう。
下のにのばした手に触れる、智美の下着は既にぐっしょりと濡れている。
薄らと濡れた下着に透ける割れ目に、カイは指をあてがい軽く擦る様に何度か弄ると、そんな軽い愛撫にも感じるのか、智美は身体がビクビクと震え嬌声をもらす。
「あぁ~あっ」
艶やかな声に惹かれて、智美の顔を見ると、口を薄らと開けて、少し苦しそうな息づかいに潤んだ瞳でこちらをぼんやりと見ていた。
その視線にカイはたまらなくなり、顔中に口付けの雨を降らせながら、下を弄っていた指で下着をずらして、智美の熱くぬかるんだ蜜壺に指を一本差し入れた。
おそらく慣れていないその場所は、異物を入れられて不快だったのだろう、智美は少し眉をひそめていた。
不快な様子を浮かれた気分でカイは見詰める。
催淫効果が出ているのに、蜜壺で悦楽を得ることができていないのは慣れていないから、初めてなのだろと思うと、はやる自分の心と身体を戒める。
指一本入れてるだけなのに、ぬかるんだ中はキツそうで、眉をひそめている様子に、自分とのこの行為で悦楽を覚え込ませるように、カイは入れている指をそのままに、蜜壺の上にある悦芽に蜜壺から溢れ出ていた蜜をそっと親指で擦り付けた。
「ひっあっああ」
そっと擦っただけの愛撫で智美は嬌声を上げ、中に入れていた指をギュッと締め付ける。
智美の艶のある声にカイはそのまま、悦芽と蜜壺を同時に擦るように愛撫し続けた。
得易い悦芽の快楽に智美は翻弄される、一緒に擦られている蜜壺の違和感は無くなり、愉悦で溢れる蜜を得て、蜜壺から漏れる卑猥な水音が大きくなる。
その音からも耳を侵されたように感じてしまい、ゾクゾクとした気持ち良さが、智美の身体を痙攣させる。
その時、蜜壺の入り口辺りを弄っていた指が、奥までグッと入れられたと同時に、優しく擦っていた悦芽をぐりっと少し強く弄られて、強い刺激に智美は押し上げられて、目の前がチカチカしたような真っ白な視界になり、掠れた様な一際高い声を上げてイッた。
カイは智美がイッた時息を詰めていたため、今は荒い息をハアハアとつき、指に感じる締め付けが己の肉杭を締め付けるのを想像してしまい、さらにたまらなくなり急いで自分の服を脱ぐ為に、慌てた様に指を引き抜いたためか、その衝撃も悦に触れたのか、智美から声が漏れた。
「あぁっ」
『!』
その声にカイは急いで自分の衣服のみならず、下着も脱ぎ捨て、達した悦楽でうっとりとぼんやりしている智美の脚の間に陣取り、智美のヨレヨレになった下着を外すと、もうすでに涎を垂らしながらいきりたっている己の肉杭を、智美の蜜壺へあてがった。
「い、痛い!!」
グッとそのまま押し込もうとすると、智美から痛がる声が上がった、そこでカイはハッと我にかえるが身体はいきりたったままで、このまま突き入れたい欲求と戦う、あてがった蜜壺は悦楽を与えたがまだ狭く、とてもカイの肉杭を受け入れられそうもない。
カイは処女を相手にしたことがなかった。
だが、最初は痛いモノだと聞いたことがあるので、そこで迷いが生じるが、身体は欲求のまま進めようと、熱く硬い肉杭をぐりっと押しあてるが、智美はやはり痛がるし先すらも全く入らない。
カイは一瞬考えた後、智美のむっちりとした太腿を撫であげ、開いていた智美の両脚を片腕で纏めて抱え持ち上げる。
軽く逆さに抱え上げられるようにされ、少し放心していた智美は、何をされるのか分からず、少し不安な表情を見せた。
肩はシーツについているのに、背とお尻は宙に浮くその格好は、智美には自分の身体が良く見えてしまっているが、悦に侵されているのか、ぼんやりと不安そうにカイを見るだけで、抗いはしなかった。
智美は、浮いていた腰をがしりとつかまれたと思ったら、熱く太いモノが、智美の蜜壺と悦芽を摩るようにあてがわれ、愛液で濡れた太腿を抜き差しし出した。
「あ、あ、ああっつ、うあん、あ、あっ」
声が自然にこぼれ落ちる。
何度かイッたおかげか、智美の霞んでいた意識が戻ってきていたが、カイから与えられる悦びに身体が引きずられていき、何も考える事が出来ない。
いわゆる素股をされているわけだが、それすらも思いつかず、唯々気持ちいいだけが頭を占めていく。
(きもちいい…いい…きもち…いい…いい…)
薄暗い部屋の中に智美の嬌声とカイの荒い息づかいと、肌と肌がぶつかり合う破裂音と卑猥な水音が響き渡る。
熱く硬いカイの肉杭で、悦芽と蜜壺の口を思いのまま責められ、身体に溜まりゆく悦に智美が昇り詰めようとした時、行為の間中声を出さなかったカイに名を呼ばれた。
『くっ、サトミっ』
「!!!!」
智美はそれを引き金に、背を一際逸らして、息を吐くようにか細い悲鳴を上げて達し、その智美の様子にあてられ、あたかも蜜壺に突き入れるように、智美のむっちりとした髀肉に肉杭を穿ち、腰を打ち付けると、カイも欲望の熱い白濁を智美の上に吐き出した。
智美は悦に入ったまま、熱い物が腹や胸にかかり、飛沫が顎から垂れていくのを感じていた。
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後書き
なんて言うか、色々すみません。
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