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セーラーブルーの接近
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「逃げ去ったか」
ダークネブラが影の中に沈み、その影も消えていったのを確認したブルーはようやく警戒を解き、レイピアを鞘に収めた。
「プリンス、大丈夫ですか」
レイピアを消し去ると一樹の方に振り返り話しかける。
「うん、大丈夫。勝ったの」
「取り逃がしましたがあれほどの手傷を負わせました。最早来る事はないでしょう」
「そう」
撃退できたことに一樹安堵する。
「ブルーは大丈夫?」
「はい、プリンスに力を頂いたお陰で勝つ事が出来ました」
「そ、そう、良かった」
先ほどのキスの事を思い出して、好きは赤面する。
あのときは無我夢中で何も感じなかったが、改めて思い出すと恥ずかしくて
「プリンス」
気がつくとブルーが至近距離に迫っていた。
先ほどまで戦いに臨んでいた時のような凜々しい顔ではなく、頬をほのかに赤く染め上げ、熱に浮かされたような潤んだ瞳を向けてくる。
「ど、どうかしたの?」
美少女に迫られた事に狼狽えながらも、一樹は尋ねる。
「プリンス、私ブルーは敵を打ち破りプリンスをお守りしました」
「う、うん、ありがとう」
「差し出がましいのですが、褒美を頂きたいのですが」
「褒美?」
「はい」
真剣な眼差しを向けつつも身体をモジモジさせながらブルーは言う。
特に内股を両足で交互に擦り、二の腕で胸を挟み何かを鎮めようとしていた。
「プリンス!」
しかし、堪えきれずブルーは一樹を押し倒した。
ダークネブラが影の中に沈み、その影も消えていったのを確認したブルーはようやく警戒を解き、レイピアを鞘に収めた。
「プリンス、大丈夫ですか」
レイピアを消し去ると一樹の方に振り返り話しかける。
「うん、大丈夫。勝ったの」
「取り逃がしましたがあれほどの手傷を負わせました。最早来る事はないでしょう」
「そう」
撃退できたことに一樹安堵する。
「ブルーは大丈夫?」
「はい、プリンスに力を頂いたお陰で勝つ事が出来ました」
「そ、そう、良かった」
先ほどのキスの事を思い出して、好きは赤面する。
あのときは無我夢中で何も感じなかったが、改めて思い出すと恥ずかしくて
「プリンス」
気がつくとブルーが至近距離に迫っていた。
先ほどまで戦いに臨んでいた時のような凜々しい顔ではなく、頬をほのかに赤く染め上げ、熱に浮かされたような潤んだ瞳を向けてくる。
「ど、どうかしたの?」
美少女に迫られた事に狼狽えながらも、一樹は尋ねる。
「プリンス、私ブルーは敵を打ち破りプリンスをお守りしました」
「う、うん、ありがとう」
「差し出がましいのですが、褒美を頂きたいのですが」
「褒美?」
「はい」
真剣な眼差しを向けつつも身体をモジモジさせながらブルーは言う。
特に内股を両足で交互に擦り、二の腕で胸を挟み何かを鎮めようとしていた。
「プリンス!」
しかし、堪えきれずブルーは一樹を押し倒した。
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