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一樹の正体 コスモ王国プリンスの生まれ変わり
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「つまり、僕はコスモ王国のプリンス、王子の生まれ変わりだというの?」
「はい、プリンス」
学校近くの公園でようやく一樹は落ち着いてセーラーブルーを名乗る美少女から話を聞くことが出来た。
本来ならまだ授業中だが、校内に突然出来た地面の陥没を調査するため、生徒の安全を確保するためという理由で、臨時休校になったのだ。
そして追い出されるように校舎から出て行った一樹は、下校途中の公園でブルーと名乗る美少女と会い、話を聞いた。
「かつて宇宙に平和と繁栄をもたらしたコスモ王国のプリンスです。プリンスは私達に力を、コスモパワーをお与えくださりセーラーナイツにしてくださりました。そして王国の平和を守るためにこのブルーの他、多数のセーラーナイツ達を率いていました。特にプリンスは歴代の中で最高の力と素質を持っておられました」
熱の籠もった声でブルーは話す。
「どのような恐ろしい脅威が来ようとプリンスは決して怯まず、立ち向かっていき、私達を鼓舞し王国を共に守ってきました。そしてコスモ王国に史上最高の反英をもたらし、誰もが不安を感じることなく幸せに暮らしていける国をお作りになられました」
胸を張ってブルーは話す。
自慢ではなく、懐かしむように、気高く栄光に満ちた日々を思い出すように熱意を持って答えた。
「でも、どうしてそのコスモ王国は滅んだの?」
一樹の言葉にブルーは目に見えて表情が昏くなる。
ブルーの口は閉ざされ、重い沈黙が周囲を覆う。
しまった、と思っても一樹は取り返しが付かない。
意を決して、重い口を開いてブルーが語り始めたら尚更とめられない。
「ある日、宇宙の果てから全銀河征服を目論むダークギャラクシー帝国がコスモ王国に攻めてきました」
「はい、プリンス」
学校近くの公園でようやく一樹は落ち着いてセーラーブルーを名乗る美少女から話を聞くことが出来た。
本来ならまだ授業中だが、校内に突然出来た地面の陥没を調査するため、生徒の安全を確保するためという理由で、臨時休校になったのだ。
そして追い出されるように校舎から出て行った一樹は、下校途中の公園でブルーと名乗る美少女と会い、話を聞いた。
「かつて宇宙に平和と繁栄をもたらしたコスモ王国のプリンスです。プリンスは私達に力を、コスモパワーをお与えくださりセーラーナイツにしてくださりました。そして王国の平和を守るためにこのブルーの他、多数のセーラーナイツ達を率いていました。特にプリンスは歴代の中で最高の力と素質を持っておられました」
熱の籠もった声でブルーは話す。
「どのような恐ろしい脅威が来ようとプリンスは決して怯まず、立ち向かっていき、私達を鼓舞し王国を共に守ってきました。そしてコスモ王国に史上最高の反英をもたらし、誰もが不安を感じることなく幸せに暮らしていける国をお作りになられました」
胸を張ってブルーは話す。
自慢ではなく、懐かしむように、気高く栄光に満ちた日々を思い出すように熱意を持って答えた。
「でも、どうしてそのコスモ王国は滅んだの?」
一樹の言葉にブルーは目に見えて表情が昏くなる。
ブルーの口は閉ざされ、重い沈黙が周囲を覆う。
しまった、と思っても一樹は取り返しが付かない。
意を決して、重い口を開いてブルーが語り始めたら尚更とめられない。
「ある日、宇宙の果てから全銀河征服を目論むダークギャラクシー帝国がコスモ王国に攻めてきました」
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