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夢に出てきた美少女 現実に現れる
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見間違いではなかった。
自分より少し低い背丈だが、背筋が良く男性かと思うくらいの凛とした容姿。
それでいて青いブレザーの制服の上からでも分かるくらいスリムで出るところは出ている豊満な体。
武術でもやっているのか姿勢がよく、スラリとしていてラインが綺麗だ。
顔は端正で長い金髪を後ろで丸く纏めており活動的な印象を与える。
誰もが視界に入れば二度見するような美少女。
まだ自分が夢を見ているのではないかと一樹は疑って仕舞う。
しか、現実だった。
むしろ、おぼろげな夢の中より現実の方が鮮明でより美しく見える。
それでもやはり人違いではないか、夢の続きではないかと思ってしまうが、否定される。
突如、美少女は駆け出し、一樹に抱きついてきたからだ。
「ようやく見つけた」
女性特有の柔らかい感触と温かな体温がが全身に伝わり、現実である事を一樹に突きつけた。
首の両側から両腕を回して密着するとサラサラとした前髪が顔に掛かり、柑橘系の甘い香りが漂ってきた。
そして軟らかい球体の感触に一樹の興奮は急上昇し、抱きしめたい衝撃が一樹を突き動かす。
しかし、寸前で思いとどまる。
「ひ、人違いでは」
とりあえず間違いを犯す前に一番可能性の高い事を確認する。
「いいえプリンスで間違いありません」
美少女は体をすこし離し、真正面から断言する。
誰なのか思い出そうと顔を見ると、余計に彼女の美しさが目に焼き付く。
長い鼻に小さく薄い唇。
青い切れ長の吊り目は、睨んでいるようで少し怖いが潤んだ瞳を向けられたら、吸い込まれてしまう。
しかし、一樹には全く記憶が無かった。
夢の中で会っただけだ。
だが、何故かもっと前に出会ったような気持ちになり、懐かしさと嬉しさが一樹の中に満ちる。
そして二度と失いたくない、再び抱きしめたいという思いが満ちて一樹を突き動かす。
衝動のままに一樹は夢の時のように彼女に腰に手を回した。
自分より少し低い背丈だが、背筋が良く男性かと思うくらいの凛とした容姿。
それでいて青いブレザーの制服の上からでも分かるくらいスリムで出るところは出ている豊満な体。
武術でもやっているのか姿勢がよく、スラリとしていてラインが綺麗だ。
顔は端正で長い金髪を後ろで丸く纏めており活動的な印象を与える。
誰もが視界に入れば二度見するような美少女。
まだ自分が夢を見ているのではないかと一樹は疑って仕舞う。
しか、現実だった。
むしろ、おぼろげな夢の中より現実の方が鮮明でより美しく見える。
それでもやはり人違いではないか、夢の続きではないかと思ってしまうが、否定される。
突如、美少女は駆け出し、一樹に抱きついてきたからだ。
「ようやく見つけた」
女性特有の柔らかい感触と温かな体温がが全身に伝わり、現実である事を一樹に突きつけた。
首の両側から両腕を回して密着するとサラサラとした前髪が顔に掛かり、柑橘系の甘い香りが漂ってきた。
そして軟らかい球体の感触に一樹の興奮は急上昇し、抱きしめたい衝撃が一樹を突き動かす。
しかし、寸前で思いとどまる。
「ひ、人違いでは」
とりあえず間違いを犯す前に一番可能性の高い事を確認する。
「いいえプリンスで間違いありません」
美少女は体をすこし離し、真正面から断言する。
誰なのか思い出そうと顔を見ると、余計に彼女の美しさが目に焼き付く。
長い鼻に小さく薄い唇。
青い切れ長の吊り目は、睨んでいるようで少し怖いが潤んだ瞳を向けられたら、吸い込まれてしまう。
しかし、一樹には全く記憶が無かった。
夢の中で会っただけだ。
だが、何故かもっと前に出会ったような気持ちになり、懐かしさと嬉しさが一樹の中に満ちる。
そして二度と失いたくない、再び抱きしめたいという思いが満ちて一樹を突き動かす。
衝動のままに一樹は夢の時のように彼女に腰に手を回した。
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