【R18】俺は変身ヒーローが好きだが、なったのは同級生の女子でした。一方の俺は悪の組織に捕らえられマッドサイエンティストにされた

第四話

ブルー捕らえられる

「なっ」

　目の前に現れたレパードウーマンにブルーは驚く。だが咄嗟に銃口を向けるが既にレパードウーマンは懐に飛び込んでいた。
  レパードウーマンは腕を振り上げブルーに鋭い爪が襲いかかる。

「きゃあっっ」

　スーツが切り裂かれ、ブルーの身体は下から上まで素肌を露わにされてしまう。
　更に攻撃の衝撃で弾き飛ばされブルーは地面に倒れてしまう。

「くっ、油断したわ」

　ブルーは自分の油断を悔いると共に、立ち上がろうとする。
　だが、レパードウーマンがその上に乗りかかってくる。

「きゃう」

　胴体の上に跨がられ、ブルーは身動きがとれない。
　振りほどこうとしても戦闘のダメージとスーツが切り裂かれたことで、パワーが出ず、逃げられない。

「は、離れなさい！」

「断る」

　ブルーは睨み付けるがレパードウーマンは酷薄な視線を浴びせ返し、拒絶した。
　だが、レパードウーマンの瞳はブルーの身体を回り、徐々に輝きを、獲物を見つけた肉食獣のような光りを放ち始める。

「あなた、美味しそうね」

「ひっ」

　舌なめずりするレパードウーマンに恐怖を抱いたブルーが悲鳴をもらす。
　何をされるか本能的に理解し、嫌悪感を抱いた。

「や、止めなさい！」

  ブルーは強く拒む。
　レッドならともかく、他の同性、それも敵であるアセンデッドの怪人に身体を奪われるなどまっぴらごめんだ。

「何かしたら許さない、わうっっ！」

　ブルーは口でまくし立てたが、レパードウーマンに、その唇によって塞がれ黙らされた。