【R18】俺は変身ヒーローが好きだが、なったのは同級生の女子でした。一方の俺は悪の組織に捕らえられマッドサイエンティストにされた

第三話 新たなギアレンジャー ギアブルー参上

滞在する目的

「アセンデッドがこの町で何を企んでいるかを明らかにしなければ、アセンデッドの活動は止まらない。何か恐ろしい企みをしているかもしれないわ。アセンデッドの目標達成を阻止するためにも、連中の目的を明らかにする必要があるわ」

「うっ」

　ブルーの言葉にレッドは固まる。
　実際、このところアセンデッドの襲撃は多い。
　資金や資材、改造用の機材を盗み出したマッドサイエンティストを処罰するべくアセンデッドが捜索している。
　出現回数が増えるのは当然だ。

「アセンデッドがどうして出現する回数が多いのか調べるのも私に与えられたの任務の内よ。だからアセンデッドの目的が何か分かるまで暫く、この町に滞在して捜査するわ」

　ブルーの言葉にレッドと大輝は内心焦った。
　アセンデッドが何故、町に出現を続けるのか調べる。
　逃げ出したマッドサイエンティストを探すためだ。
　そして、そのマッドサイエンティストの知識と密かに作り出した秘密研究所を持っているは大輝であり、レッドはそこで治療されたり、新たな装備を作って貰っている。
　お陰で強くなっているがバレたらアセンデッドの関係者として処罰されてしまう。
　そんなのは、レッドは嫌だった。

「もしかしたら」

　そしてブルーは意味深な態度、目を細めながらレッドの全身を見て言う。
　レッドは思わず身構えた。

「レッドの事が可愛らしくて、誘拐したいから出現しているのかもしれないわね」