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第三話 新たなギアレンジャー ギアブルー参上

ブルーが来た目的

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 ごねるレッドにブルーはレッドと大輝に言い聞かせる。

「近くに居ては戦闘に巻き込まれてしまいます。大怪我をしてしまう危険もありますし最悪死んでしまうかもしれません。レッドにとって大輝さんが大事なのは分かるけど、そんな事を望んでいるの?」

「そ、それは」

 ブルーの言葉にレッドは黙り込んでしまう。
 しかし、ブルーは言い聞かせるために更に続ける。

「いいえ、怪我で済めば良いです。ですが相手は秘密結社アセンデッド、人々を捕らえ洗脳、改造する」

「「うっ」」

 ブルーの言葉に二人は黙り込んだ。

 実際、大輝は危険な目に遭っているどころか、死にかけたし、身体を乗っ取られそうになった。
 お陰で知識が手に入り、レッドを支える事が出来ているが、運が良かっただけだ。
 最悪死んでいてもおかしくはなかった。
 知らずに例え話として言っているだが、そこを指摘されると反論しにくい。

「こんなにもレッドと親しくして。絶対に許さないんだから」

 なのにブルーの本音が漏れてきて台無しだった。

「もしもアセンデッドだったら問答無用で銃殺ができたのに」

 しかも恐ろしいことを呟くブルーに大輝は反発も出来ず凍りつく。
 ある意味、アセンデッドの関係者と思われる以上に拙い状況だ。
 だがブルーがやって来たのは一時的な救援だと思い今後は、関わらないと大輝は思った。

「ところでブルー。どうしてここに」

「この町で怪人の数が異常に増えているという報告があって、本部からの命令で応援として来たのよ」

「助かったよありがとう」

「いいわよ、お礼なんて私とあなたの仲だし、これから暫く一緒だし」

「……どういうこと」

 一緒という言葉に嫌な予感がした。

「怪人の出現が沈静化するまで暫く私もこの町にいます。だから宜しくねレッド」
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