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第三話 新たなギアレンジャー ギアブルー参上

ブルーの説教

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 レッドの軽はずみな行為を、アセンデッドが落としていった装備品を使ったことをブルーは咎めた。

「とにかく今後は、怪我したら戦隊の装備品を使って治すか、本部に戻って治療して貰って。それと鹵獲したものは、直ぐに本部に送って。本部の情報収集に役に立つし、危険もなくなるわ。というより一般人を巻き込んでしまったことはよくないわ」

「ごめんなさい」

 長々としたブルーの説教だったがレッドは素直に聞いた。
 自分の非は分かっているしブルーが自分を思って言っていることは理解している。
 だから素直にブルーの説教を聞いた。

「変な虫がついてしまうのは避けてね」

 余計な一個を言うので台無しだった。
 そして、大輝の方へ振り返り言った。

「レッドを助けて頂きありがとうございました」

 丁寧に頭を下げて大輝にお礼を言う。

「優子、いや、レッドには何度も助けて貰っていますし」

 大輝は少しテレながら言う。
 優子には何度も助けて貰ったので、力になりたいのは本当だ。
 それにブルーのレッドを思う気持ちは本物で、感謝されるのは気分が良かった。

「ですが危険ですので今後がかかわらないようにしてください」

 しかし、同時に釘を刺してくる。

「いや、それは」

 ブルーの言葉に少し反発する。 
 レッドの調整は大輝が行っているので離れるのはダメだ。
 それに優子と離れたくない。

「どうしてだよブルー」

 レッドも抗議の声を上げる。

「どうして山田君と一緒じゃダメなんだよ」

 離れたくないという思いが伝わって大輝は嬉しかった。

「あのねレッド」

 しかしブルーは、優しく咎める。

「大輝さんは一般人なのよ」

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