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第三話 新たなギアレンジャー ギアブルー参上
レッドとブルーの仲
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しばしレッドを愛でたブルーは大輝の方に向き直り、嫌々だが、お礼の言葉を述べる。
「レッドを治してくださりありがとうございます。本部に戻そうとしていたら、余計な時間が掛かり、レッドはより苦しんでいたと思います」
大輝の事は嫌いだが礼節を欠くようなブルーではない。
「もう、ブルーは何時も心配性だな」
子供扱いされるレッドは少し反発する。まるで世話焼きの姉を煙たがる妹みたいだ。
「そうよ、心配なのよ。候補生の時から色々教えているのに勝手に動いたりピンチになるから」
「新人の時、指導教官として指導して貰ったのは感謝するけど、僕はもう一人前だよ」
「怪人の攻撃でピンチに陥って倒れていたのを見たら気が気ではないわ」
「あ、あれは、たまたまだよ」
恥ずかしい所を見られてレッドは顔を赤くする。
一方のブルーは揶揄することはなく、本心からレッドの事を心配していた。
レッドへの接し方からブルーの育ちと人格の良さが分かり、大輝は少し好感をもった。
「治ったから今回の事は、……レッドにいやらしいことをした事は不問にします。しかし次回からはあのようなことはしないように」
恨みがましく言う。
「治らなかったら殺していましたが」
ボソリと、だがハッキリと背筋が薄ら寒くなるほど殺意の籠もった声をブルーが漏らし大輝は冷や汗が出る。
レッドの事をブルーが大切に思っていることは分かるが、非常に厄介な人物だと思った。
実際、ブルーは頭の回転が速かった。
「しかし、どうして一般人のあなたがこのような高度な技術を持っているのですか?」
「レッドを治してくださりありがとうございます。本部に戻そうとしていたら、余計な時間が掛かり、レッドはより苦しんでいたと思います」
大輝の事は嫌いだが礼節を欠くようなブルーではない。
「もう、ブルーは何時も心配性だな」
子供扱いされるレッドは少し反発する。まるで世話焼きの姉を煙たがる妹みたいだ。
「そうよ、心配なのよ。候補生の時から色々教えているのに勝手に動いたりピンチになるから」
「新人の時、指導教官として指導して貰ったのは感謝するけど、僕はもう一人前だよ」
「怪人の攻撃でピンチに陥って倒れていたのを見たら気が気ではないわ」
「あ、あれは、たまたまだよ」
恥ずかしい所を見られてレッドは顔を赤くする。
一方のブルーは揶揄することはなく、本心からレッドの事を心配していた。
レッドへの接し方からブルーの育ちと人格の良さが分かり、大輝は少し好感をもった。
「治ったから今回の事は、……レッドにいやらしいことをした事は不問にします。しかし次回からはあのようなことはしないように」
恨みがましく言う。
「治らなかったら殺していましたが」
ボソリと、だがハッキリと背筋が薄ら寒くなるほど殺意の籠もった声をブルーが漏らし大輝は冷や汗が出る。
レッドの事をブルーが大切に思っていることは分かるが、非常に厄介な人物だと思った。
実際、ブルーは頭の回転が速かった。
「しかし、どうして一般人のあなたがこのような高度な技術を持っているのですか?」
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