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第三話 新たなギアレンジャー ギアブルー参上

ブルーの疑念

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 ブルーの言葉に大輝とレッドは凍り付いた。
 何とか誤魔化そうと思っても無理だ。
 ブルーは更に追求する。

「どうして一般の方がこのような技術を。卑猥ですが、これほどの技術、私達ギアレンジャーの身体を修復する技術は私達だけが持つはずです」

 その通り、ギアレンジャーの身体は特殊で治療するのはギアレンジャーの組織で行われる。

「まして一瞬で身体の異常を治すなど通常の医療では考えられません。」

 エネルギーの循環など一般医療には普及していない。
 まして、あれほど身体が光りを放ち修復するほどの効果を発揮する器具など無い。

「あとこのような技術を持っているのが考えられるのはアセンデッドですが」

 ブルーの言葉に大輝は凍り付く。
 大輝の知識はアセンデッドの科学者、マッドサイエンティストが持っていた知識だ。
 下手な事を言えばアセンデッドの関係者としてみられ拘束される。
 どうやって切り抜けようか、大輝は頭を回転させるが、じっと見つめてくるブルーの視線に頭が回らない。
 不自然にならないよう、ブルーに怪しまれない答え方は何が良いのか。
 しかもブルーはレッドへの思いから大輝に対して嫉妬心を抱いており、癪に障るような事をいえば大輝に向かって引き金を引きかねない。
 何とか言い訳を大輝は言おうとした。

「どういうことなのです?」

 だがブルーの追及はより厳しくなる。
 機先を制してブルーが尋ねるが、それ以上に向ける視線が更に険しくなり、大輝は、答えらなくなる。
 大輝はピンチに陥った。




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