【R18】俺は変身ヒーローが好きだが、なったのは同級生の女子でした。一方の俺は悪の組織に捕らえられマッドサイエンティストにされた

第三話 新たなギアレンジャー ギアブルー参上

言い訳

「……え？」

　大輝の返答にブルーは固まった。
　返答がないためやましい事があると判断し、銃を向けようとしていたがその手が止まってしまうほどに動揺した。

「……それが、どうして治療器具と言えるのです」

　男性器を模した代物を、それも嬲られたばかりの秘所に入れようとするのはおかしい。

「先ほどまでレッドは秘所から膣を」

　ジャキッ

　ブルーは大輝の額に銃口を突きつけた。

「レッドの前で、卑猥な事を言わないで」

「……大事なところから身体の中をいたぶられていました。中に入れて治療する必要が」

「だからってなんでそんな形のものを」

「挿入し易いんです」

　これは嘘ではない。
　狭い膣へ入れるにはこのような形が良い。
　膣の中を治療するための機材も入っているのである程度の大きさが必要だ。
　そして、治癒能力を活発化させるために気持ちよくするための形状、突起や鉤を付けている。
　全て理由があるが、どうみても性具であり、問い詰められても仕方ない。

「これ以上、レッドを虐めるのなら容赦はしませんよ」

　ブルーの指が引き金に掛かった。

「ブルー」

　だがレッドが引き留めた。

「大丈夫、大輝は治してくれるから」

「でも」

「お願い……」

「……分かったわ」

　大事に思っているレッドの言葉に流石のブルーも素直に従った。