【R18】俺は変身ヒーローが好きだが、なったのは同級生の女子でした。一方の俺は悪の組織に捕らえられマッドサイエンティストにされた

第三話 新たなギアレンジャー ギアブルー参上

圧倒的ギアブルーの力

「お前達！　あの女を捕まえろ！」

　マダムバタフライは戦闘員に命じてブルーを捕らえるように命じた。

「ふん！　雑魚など束になっても負けはしない！」

　ブルーは小銃から両手にサブマシンガンに切り替えると迫ってくる戦闘員達に向かって放った。

「食らえ！」

　引き金を引くと、無数の弾丸が戦闘員達に横殴りの鉛の雨となって襲いかかる。

「ぎゃああっ」

「ぐあああっっ」

「ぎえええっっ」

　警官の銃撃さえ避けるが、ブルーによって放たれるサブマシンガンの弾幕は拳銃の比ではない。

「私の十の発射速度は毎分三千発だ！　それが二丁もある！　この弾幕の中、やってこれまい」

　毎分六千発の銃弾の嵐、いや鉛暴風を浴びた戦闘員達は次々に倒れてゆき、ブルーに近づけた戦闘員はいなかった。

「役立たずね。いいわ、私が相手をしてあげる」

　ブルーを倒すどころか近づけず倒れていく戦闘員に苛立ったマダムバタフライは極彩色の羽を広げ、飛び立ちブルーに接近する。

「食らいなさい！」

　そして上空から羽をばたつかせ毒鱗粉を放つ。
　細かい粒子が大量に放たれ黄金色の霧となってブルーに向かう。
　しかし、ブルーは素早く後ろに跳躍し、霧を回避する。
　黄金の霧に包まれたのは、ブルーによって倒された戦闘員達だった。