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第三話 新たなギアレンジャー ギアブルー参上
怪人マダムバタフライ登場
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「あなたがギアレッドなの。意外と可愛いのね」
「むっ」
出てきた美女、いや怪人バタフライにレッドは警戒する。
グラマーな身体をハイレグボディースーツで包み込み身体のラインを妖艶に引き出し魅力を周囲に放っている。
腕と足はそれぞれロングのグローブと、ブーツで包み、表面のテカリが妖しい光を放つ。
顔は蝶の仮面とはめ込まれた黄色いガラスで目元は見えないが、厚い唇を持つ口元が豊かな表情を伝え、より妖艶にしている。
ウェーブの掛かった紫の髪からは二本の触覚がぴょこんと出て、ピクピクと動いているのが小動物ぽくてグラマラスな容姿とのギャップを生みより魅力的にしている。
その妖艶な姿を極彩色を黒で縁取りして区分けした羽が鮮やかに浮かび上がらせている。
「意外と、男の経験があるようね」
「なっ……」
いきなり秘密にしていた事を当てられレッドは、優子は動揺する。
しかしマダムバタフライは続ける。
「しかも開発されて良い具合に香りを放っているわ。蜜が美味しそう」
「ひっ」
思わず舌なめずりをするマダムバタフライにレッドは後ずさる。
はめ込まれたガラスで視線は見えないはずなのに自分の身体を視姦されたような、身体の中を舐められるような、感覚にレッドは陥る。
「ど、どんな相手だろうと正義のため、人々の為に僕は戦うぞ」
「うふふ、可愛いところがあるのね。これはとても甘い蜜が期待出来るわ」
「言っていろ! 僕は勝つ!」
恐怖を振り払うようにレッドはマダムバタフライへ突進した。
「飛び込んでくるなんて元気な子ね。あなたみたいな子好きよ。でも、急ぎすぎはダメよ」
「たあああっっっっ」
マダムバタフライの警告を無視してレッドはマダムバタフライに斬りかかる。
ヴァイオレットソードをマダムバタフライの身体を斜めに切るように振り下ろす。
だが、刀身は空を切った。
「なっ」
「ウフフ、そんなもの私には当たらないわ」
ヒラリと横に躱して避けたマダムバタフライが、妖艶に笑いながらレッドに言う。
「僕は正義の味方だ! この程度で諦めるものか!」
レッドは、切り返してマダムバタフライを攻撃する。
「無駄よ」
しかし、マダムバタフライは、余裕の表情を浮かべながらヒラリヒラリと蝶のように舞い避けていく。
「くそおっっっっ」
自分の攻撃が避けられることにレッドは苛立つ。
「なら、これでどうだ」
レッドは、連続して攻撃を仕掛ける。
いずれも避けられるが、それは想定の範囲内。
むしろ避けさせることによって、身体の向きを誘導する。
そして、マダムバタフライに背中を向けさせることに成功した。
「貰ったあああっっっっ!」
レッドは渾身の突きをマダムバタフライに放つ。
「無駄よ」
だが、マダムバタフライは微笑を浮かべると、刀身が背中に刺さる寸前、そっとジャンプし、空へ舞い上がり、攻撃を避けた。
「むっ」
出てきた美女、いや怪人バタフライにレッドは警戒する。
グラマーな身体をハイレグボディースーツで包み込み身体のラインを妖艶に引き出し魅力を周囲に放っている。
腕と足はそれぞれロングのグローブと、ブーツで包み、表面のテカリが妖しい光を放つ。
顔は蝶の仮面とはめ込まれた黄色いガラスで目元は見えないが、厚い唇を持つ口元が豊かな表情を伝え、より妖艶にしている。
ウェーブの掛かった紫の髪からは二本の触覚がぴょこんと出て、ピクピクと動いているのが小動物ぽくてグラマラスな容姿とのギャップを生みより魅力的にしている。
その妖艶な姿を極彩色を黒で縁取りして区分けした羽が鮮やかに浮かび上がらせている。
「意外と、男の経験があるようね」
「なっ……」
いきなり秘密にしていた事を当てられレッドは、優子は動揺する。
しかしマダムバタフライは続ける。
「しかも開発されて良い具合に香りを放っているわ。蜜が美味しそう」
「ひっ」
思わず舌なめずりをするマダムバタフライにレッドは後ずさる。
はめ込まれたガラスで視線は見えないはずなのに自分の身体を視姦されたような、身体の中を舐められるような、感覚にレッドは陥る。
「ど、どんな相手だろうと正義のため、人々の為に僕は戦うぞ」
「うふふ、可愛いところがあるのね。これはとても甘い蜜が期待出来るわ」
「言っていろ! 僕は勝つ!」
恐怖を振り払うようにレッドはマダムバタフライへ突進した。
「飛び込んでくるなんて元気な子ね。あなたみたいな子好きよ。でも、急ぎすぎはダメよ」
「たあああっっっっ」
マダムバタフライの警告を無視してレッドはマダムバタフライに斬りかかる。
ヴァイオレットソードをマダムバタフライの身体を斜めに切るように振り下ろす。
だが、刀身は空を切った。
「なっ」
「ウフフ、そんなもの私には当たらないわ」
ヒラリと横に躱して避けたマダムバタフライが、妖艶に笑いながらレッドに言う。
「僕は正義の味方だ! この程度で諦めるものか!」
レッドは、切り返してマダムバタフライを攻撃する。
「無駄よ」
しかし、マダムバタフライは、余裕の表情を浮かべながらヒラリヒラリと蝶のように舞い避けていく。
「くそおっっっっ」
自分の攻撃が避けられることにレッドは苛立つ。
「なら、これでどうだ」
レッドは、連続して攻撃を仕掛ける。
いずれも避けられるが、それは想定の範囲内。
むしろ避けさせることによって、身体の向きを誘導する。
そして、マダムバタフライに背中を向けさせることに成功した。
「貰ったあああっっっっ!」
レッドは渾身の突きをマダムバタフライに放つ。
「無駄よ」
だが、マダムバタフライは微笑を浮かべると、刀身が背中に刺さる寸前、そっとジャンプし、空へ舞い上がり、攻撃を避けた。
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