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第二話 レッドピンチ 驚異の女幹部レディスコルピオン
毒液噴霧 尻尾の殴打 レッド倒れる
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「な!」
レッドはパンチがレディスコルピオンに届いたと思った。
だが、アーマーの側面にある隙間、つなぎ目と思われた箇所に隠されていたアームが伸びてきてパンチを防がれ、レッドは愕然とする
「サソリはね六本の足を持つの。それを模したアームがあるから、私の側面の防御も完璧よ」
微笑みながらレディスコルピオンは、驚くレッドに説明しつつ、背中に収納したもう一本のアームで攻撃する。
「くっ」
襲い来るアームを避けるべくレッドは慌てて後ろにジャンプして下がり、回避する。
「ううっなんて硬いんだ」
硬くてダメージは通らないし攻撃力は高い。
しかも尻尾の攻撃と防御で背後からの奇襲も無理。
アームが複数あって攻撃を防ぐ。
「もう、魅力的だからって、そんなに見つめないで。自分が魅力的だと分かっていても照れてしまうわ」
と言って身体をくねらせつつ、レディスコルピオンは尻尾を伸ばして攻撃する。
「うっ」
尻尾を直前で避けようとタイミングを計っていたが、迫り来る尻尾の毒針から毒液が噴射された。
「うわっ」
突然の事にレッドは動揺する。
身体に付着した毒はスーツを溶かし、素肌から浸透してレッドの動きを鈍らせる。
「くっ」
迫る毒針は間一髪避けたが、先端がスーツをかすめ破りとられた。
「ううっ」
肌を晒されてレッドは歯がみするが、そんな余裕はない。尻尾の再攻撃を警戒する。
「あら、素敵なお肌ね」
だが、耳元にレディスコルピオンの声が響き、咄嗟に離れる。
それまでいた場所をレディスコルピオンの拳が貫いた。
「はっ」
避けられても、レディスコルピオンは身体の勢いを使って、片足を軸に回転。回し蹴りを毒で動きの鈍ったレッドに放つ。
だが、レッドは先の鋭いヒールをプロテクターで弾き飛ばし、直撃を免れた。
「流石ね。でも、私の武器は脚だけではないのよ」
レディスコルピオンは更にスピードを上げると、背中の尻尾をレッドに叩き付けた。
足より長く、一本の線となって襲ってくる尻尾を避ける事など出来ず、レッドの身体は吹き飛ばされる。
「うわあああっっっっ」
硬く長く質量のある尻尾の攻撃がレッドの身体を捕らえた。
衝撃は重く装着したギアに多数のヒビが入る。それでも衝撃は吸収されず、レッドの身体を痛めつけ、なお有り余るエネルギーがレッドを上空へ放つ。
レッドの身体はバットで打たれたボールの如く、空高く放り上げられた。
長い滞空時間の後、上空から地面に落下し叩き付けられる。
「がはっ」
地面に落ちたレッドは衝撃と痛みで肺から空気が抜け、一瞬気が遠くなる。
レッドはパンチがレディスコルピオンに届いたと思った。
だが、アーマーの側面にある隙間、つなぎ目と思われた箇所に隠されていたアームが伸びてきてパンチを防がれ、レッドは愕然とする
「サソリはね六本の足を持つの。それを模したアームがあるから、私の側面の防御も完璧よ」
微笑みながらレディスコルピオンは、驚くレッドに説明しつつ、背中に収納したもう一本のアームで攻撃する。
「くっ」
襲い来るアームを避けるべくレッドは慌てて後ろにジャンプして下がり、回避する。
「ううっなんて硬いんだ」
硬くてダメージは通らないし攻撃力は高い。
しかも尻尾の攻撃と防御で背後からの奇襲も無理。
アームが複数あって攻撃を防ぐ。
「もう、魅力的だからって、そんなに見つめないで。自分が魅力的だと分かっていても照れてしまうわ」
と言って身体をくねらせつつ、レディスコルピオンは尻尾を伸ばして攻撃する。
「うっ」
尻尾を直前で避けようとタイミングを計っていたが、迫り来る尻尾の毒針から毒液が噴射された。
「うわっ」
突然の事にレッドは動揺する。
身体に付着した毒はスーツを溶かし、素肌から浸透してレッドの動きを鈍らせる。
「くっ」
迫る毒針は間一髪避けたが、先端がスーツをかすめ破りとられた。
「ううっ」
肌を晒されてレッドは歯がみするが、そんな余裕はない。尻尾の再攻撃を警戒する。
「あら、素敵なお肌ね」
だが、耳元にレディスコルピオンの声が響き、咄嗟に離れる。
それまでいた場所をレディスコルピオンの拳が貫いた。
「はっ」
避けられても、レディスコルピオンは身体の勢いを使って、片足を軸に回転。回し蹴りを毒で動きの鈍ったレッドに放つ。
だが、レッドは先の鋭いヒールをプロテクターで弾き飛ばし、直撃を免れた。
「流石ね。でも、私の武器は脚だけではないのよ」
レディスコルピオンは更にスピードを上げると、背中の尻尾をレッドに叩き付けた。
足より長く、一本の線となって襲ってくる尻尾を避ける事など出来ず、レッドの身体は吹き飛ばされる。
「うわあああっっっっ」
硬く長く質量のある尻尾の攻撃がレッドの身体を捕らえた。
衝撃は重く装着したギアに多数のヒビが入る。それでも衝撃は吸収されず、レッドの身体を痛めつけ、なお有り余るエネルギーがレッドを上空へ放つ。
レッドの身体はバットで打たれたボールの如く、空高く放り上げられた。
長い滞空時間の後、上空から地面に落下し叩き付けられる。
「がはっ」
地面に落ちたレッドは衝撃と痛みで肺から空気が抜け、一瞬気が遠くなる。
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