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第二話 レッドピンチ 驚異の女幹部レディスコルピオン
レディスコルピオン登場
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現れた声の主は、全身を金色のアーマーで覆った女性だった。
しかし、身につけているアーマーは分厚くない。
背中の突起物を除いて豊満で流麗なラインを描く身体にフィットした形であり、彼女の美しさを絞り出し、より引き立てている。
高いヒールによって、背筋が伸び、細い腰とふんわりと広がるヒップ、スラリと伸びる脚が作り出すラインは絶妙で何時までもなぞってしまう。
特徴的な肩の部分には二股に分かれた大きな肩当てがあるが、それすら損害勘を増し美しさを引き立てる様な感じだ。
顔はヘッドギアと色の薄いバイザーで覆われている。
だが、釣り上がった大きな青い瞳がバイザー越しにハッキリ見え、小さい口に厚い唇、高い鼻と白磁のような白く艶のある肌のため美人であることは確かだ。
紫色髪を縦ロールにしてボリュームを増していいるが様になっており余計に綺麗に見える。
ヴァレリーとは別方向で妖艶な美女だった。
「あなたがギアレッドね」
現れた美女は煌びやかなアーマーに包まれた胸を強調するように腕組みをしてポーズをとり尋ねると、自己紹介を始めた。
「私の名前はレディスコルピオン。秘密結社アセンデッドで幹部をしているの。よろしくねお嬢さん」
「あ どうも……何でお辞儀するんだ」
根が素直なレッドは、礼儀正しいレディスコルピオンの挨拶に、つい合わせて返事をしまった。
「あらあら、なんて素直で可愛らしくてお利口な子なのでしょう」
その姿を レディースコルピオンは笑って喜ぶ。
「ヴァレリーと違って、貴方をたっぷりと愛してあげられそうね」
「ひっ」
レディスコルピオンの舐めるような声色と視線に、レッドは思わず悲鳴を上げてしまった。
隣にヴァレリーも、その様子を見てうんざりした顔をする。
しかし、レッドは怯まず要求を伝えた。
「とにかく町の人々を解放するんだ!」
「貴方のためなら聞いてあげたいけど、私はアセンデッドの幹部。実験体を確保するのが命令なの。その願いは叶えられないわね」
レッドの言葉にレディスコルピオンは額に指を当てて困ったような顔をする。
演技では無く本気で困っているようで、余計に色っぽい。
しかし翻すことは無く明確に断った。
「どうしても、とおっしゃるのなら私を倒してみなさい。倒せなかったら私がたっぷりと貴方を愛してあげるわ」
レディスコルピオンはレッドに向き直り両手を広げて構えた。
「い、行くぞ!」
レッドはレディースコルピオンに立ち向かっていった。
しかし、身につけているアーマーは分厚くない。
背中の突起物を除いて豊満で流麗なラインを描く身体にフィットした形であり、彼女の美しさを絞り出し、より引き立てている。
高いヒールによって、背筋が伸び、細い腰とふんわりと広がるヒップ、スラリと伸びる脚が作り出すラインは絶妙で何時までもなぞってしまう。
特徴的な肩の部分には二股に分かれた大きな肩当てがあるが、それすら損害勘を増し美しさを引き立てる様な感じだ。
顔はヘッドギアと色の薄いバイザーで覆われている。
だが、釣り上がった大きな青い瞳がバイザー越しにハッキリ見え、小さい口に厚い唇、高い鼻と白磁のような白く艶のある肌のため美人であることは確かだ。
紫色髪を縦ロールにしてボリュームを増していいるが様になっており余計に綺麗に見える。
ヴァレリーとは別方向で妖艶な美女だった。
「あなたがギアレッドね」
現れた美女は煌びやかなアーマーに包まれた胸を強調するように腕組みをしてポーズをとり尋ねると、自己紹介を始めた。
「私の名前はレディスコルピオン。秘密結社アセンデッドで幹部をしているの。よろしくねお嬢さん」
「あ どうも……何でお辞儀するんだ」
根が素直なレッドは、礼儀正しいレディスコルピオンの挨拶に、つい合わせて返事をしまった。
「あらあら、なんて素直で可愛らしくてお利口な子なのでしょう」
その姿を レディースコルピオンは笑って喜ぶ。
「ヴァレリーと違って、貴方をたっぷりと愛してあげられそうね」
「ひっ」
レディスコルピオンの舐めるような声色と視線に、レッドは思わず悲鳴を上げてしまった。
隣にヴァレリーも、その様子を見てうんざりした顔をする。
しかし、レッドは怯まず要求を伝えた。
「とにかく町の人々を解放するんだ!」
「貴方のためなら聞いてあげたいけど、私はアセンデッドの幹部。実験体を確保するのが命令なの。その願いは叶えられないわね」
レッドの言葉にレディスコルピオンは額に指を当てて困ったような顔をする。
演技では無く本気で困っているようで、余計に色っぽい。
しかし翻すことは無く明確に断った。
「どうしても、とおっしゃるのなら私を倒してみなさい。倒せなかったら私がたっぷりと貴方を愛してあげるわ」
レディスコルピオンはレッドに向き直り両手を広げて構えた。
「い、行くぞ!」
レッドはレディースコルピオンに立ち向かっていった。
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