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第一話 変身ヒーロー好きだった俺、マッドサイエンティストにされる
ギアレンジャーレッド VS 女幹部ヴァレリー
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ヴァレリーの声で戦闘員が一斉に襲いかかる。
「はっ」
しかし、変身した小川さん、ギアレンジャーレッドは果敢に勃ち無悪。
戦闘員達のパンチを託医に捌き、的確に蹴りとパンチを浴びせ、はじき返していく。
「ぐへっ!」
「ぐはっ!」
すぐに戦闘員達は半数がやられた。
「中々やるわね。でも私に敵うとでも」
レッドの戦いぶりを見ていたヴァレリーが前に出てきた。
「たあっ」
先手必勝とばかりに大きく振りかぶってレッドはヴァレリーにパンチを繰り出す。
「甘いわ」
だがヴァレリーは片手でレッドの渾身のパンチを受け止めた。
「なっ」
「あはははっ 今までの成果を元に私は作られたのよ。戦闘員とは段違いなんだから」
拳を掴んだ手を軽く振るとレッドの体が浮いた。
「うわっ」
想像以上の怪力にレッドは驚き声を上げる。
「驚くのは、まだ早いわ、よっ」
軽口を言うとヴァレリーは手を素早く振り、レッドを壁に叩き付けた。
「がはっ」
レッドは空気が叩き出された声を上げ、床に倒れた。
「小川さん」
倒れ込むレッドを見て大輝は悲鳴を上げる。
「口ほどにもないわね。その程度力しか出せないあなたに負けるなんて、これまでの怪人は欠陥品だったのかしら」
傲然とレッドを見下しながら、ヴァレリーは言う。
「ま、まだだ」
だが、レッドは立ち上がった。
「この程度で膝を折るなんて正義のヒーローじゃない」
「あら、立ち上がるの、少しはやるようね。見直したし、惚れ直したわ。けど、私に敵うかしら」
「必ず勝つ! だって僕は正義のヒーローなんだから!」
決然として言うと同時にレッドは手を掲げ叫んだ。
「ヴァイオレットソード!」
光が集まり、赤い刀身の剣が現れた。
出てきた剣をレッドは掴み切っ先をヴァレリーに向け構える。
「あら、拳で勝てないから道具に頼るの。安直ね」
「五月蠅い! これは僕の正義の剣だ! これで悪を切り払うんだ!」
レッドは大きく振りかぶると、ヴァレリーに向かって駆け出し、喊声を上げて刀身を拘束で振り下ろした。
「たああああっっっっ」
「遅い」
だがヴァレリーは素早く体を左へ回転させながら右手を振り上げ、刀身の側面に右の手の平を叩き付けた。
振り下ろされる勢いと合わせてヴァレリーは自分の力を叩き付け、ヴァイオレットソードを叩き砕いた。
「なっ!」
自分の愛刀が破壊され、レッドは驚き呆然とする。
「その程度なの」
その隙をヴァレリーは見逃さなかった。
体を捻った時に出来た回転を使い、回し蹴りを繰り出す。
「しまった!」
「遅い!」
伸びてきたヴァレリーの長い足がレッドを襲った。
「はっ」
しかし、変身した小川さん、ギアレンジャーレッドは果敢に勃ち無悪。
戦闘員達のパンチを託医に捌き、的確に蹴りとパンチを浴びせ、はじき返していく。
「ぐへっ!」
「ぐはっ!」
すぐに戦闘員達は半数がやられた。
「中々やるわね。でも私に敵うとでも」
レッドの戦いぶりを見ていたヴァレリーが前に出てきた。
「たあっ」
先手必勝とばかりに大きく振りかぶってレッドはヴァレリーにパンチを繰り出す。
「甘いわ」
だがヴァレリーは片手でレッドの渾身のパンチを受け止めた。
「なっ」
「あはははっ 今までの成果を元に私は作られたのよ。戦闘員とは段違いなんだから」
拳を掴んだ手を軽く振るとレッドの体が浮いた。
「うわっ」
想像以上の怪力にレッドは驚き声を上げる。
「驚くのは、まだ早いわ、よっ」
軽口を言うとヴァレリーは手を素早く振り、レッドを壁に叩き付けた。
「がはっ」
レッドは空気が叩き出された声を上げ、床に倒れた。
「小川さん」
倒れ込むレッドを見て大輝は悲鳴を上げる。
「口ほどにもないわね。その程度力しか出せないあなたに負けるなんて、これまでの怪人は欠陥品だったのかしら」
傲然とレッドを見下しながら、ヴァレリーは言う。
「ま、まだだ」
だが、レッドは立ち上がった。
「この程度で膝を折るなんて正義のヒーローじゃない」
「あら、立ち上がるの、少しはやるようね。見直したし、惚れ直したわ。けど、私に敵うかしら」
「必ず勝つ! だって僕は正義のヒーローなんだから!」
決然として言うと同時にレッドは手を掲げ叫んだ。
「ヴァイオレットソード!」
光が集まり、赤い刀身の剣が現れた。
出てきた剣をレッドは掴み切っ先をヴァレリーに向け構える。
「あら、拳で勝てないから道具に頼るの。安直ね」
「五月蠅い! これは僕の正義の剣だ! これで悪を切り払うんだ!」
レッドは大きく振りかぶると、ヴァレリーに向かって駆け出し、喊声を上げて刀身を拘束で振り下ろした。
「たああああっっっっ」
「遅い」
だがヴァレリーは素早く体を左へ回転させながら右手を振り上げ、刀身の側面に右の手の平を叩き付けた。
振り下ろされる勢いと合わせてヴァレリーは自分の力を叩き付け、ヴァイオレットソードを叩き砕いた。
「なっ!」
自分の愛刀が破壊され、レッドは驚き呆然とする。
「その程度なの」
その隙をヴァレリーは見逃さなかった。
体を捻った時に出来た回転を使い、回し蹴りを繰り出す。
「しまった!」
「遅い!」
伸びてきたヴァレリーの長い足がレッドを襲った。
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